【ストーリー】
加納一平は、盗賊を追跡中に殉職した父・頼母の跡を継ぎ同心となった。
父譲りの強い正義感を持つ一平は、奉行を叔父に持つ与力・平田玄一郎が出入りする賭場の主・勘八を捕らえるが、勘八は平田の手ですぐに解き放しに。
この処置に憤慨する一平であったが、主水は「長いものには巻かれろ」と一平をなだめる。
腐敗がはびこる奉行所では頼母や一平のような正義感の強い者は邪魔者でしかなく、現に頼母は平田に殺された疑いがあった-そのため、主水は一平を守ろうと思い彼をなだめたのだ。
一平の叔父・笠井新兵衛も心ならずも汚い金を受け取っていたが一平を守るために改心し、影腹を切って奉行に訴え出ようとするが、平田に妨害されて命を落とした。
一平もまた平田に煽られ奉行所内で刃物沙汰を起こし、乱心者として結局斬られてしまう。
【知ってるゲスト】
小林昭二
【名シーン】
①種なしかぼちゃ初登場!
せん「昼行燈無駄飯食い、本当に情けないムコ殿…
ゴマすりくらい真面目におやりなさい!種なしかぼちゃ…!」
主水「種なし!?りつ、じゃあお前子供ができたと言うのは…」
りつ「種なしかぼちゃのあなたに、子供が作れるわけないでしょ!」
主水「あ~あ、今日は三隣亡だなぁ…」
↑有名な「種なしかぼちゃ」は今回が最初だそうです。
②主水の思い
主水「俺はな、あのクソ真面目な野郎がなんとなく可愛くてな。
俺がとっくの昔に失くしちまった物を、まざまざと見せつけられたような気がするんだ」
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奉行所内で平田を殺そうと刀を振り回す一平。
主水は止めようとするが、平田の部下により一平は斬り殺される。
↑人の死など見慣れている主水が、一平の死を目の当たりにして深い悲しみに襲われる。