必殺シリーズ 備忘録

主に各回の名シーンまとめ
※『新仕舞人』『仕置屋稼業』をまとめ中!

第18作 新・必殺仕舞人 第04話「八木節は悲しい村の恨み節」

2016年11月20日 | 第18作 新・必殺仕舞人



【ストーリー】
鉱山による河川汚染によって下流の渡川村では作物が取れなくなってしまったが、代官は知らん顔。
そこで村人たちは集会を開き、江戸に直訴に向かうことが決まるが、これを察知した代官は彼らを虐殺。
亥の吉と彼の身重の妻・おれん、居酒屋を営む女・およしだけが辛うじて逃げ延びる。
およしはこの件を駆け込み寺に訴え出て、それを受け取った京山一行が渡川村にやって来た。
晋松はおよしと親しくなり、「江戸に直訴に向かう亥の吉を助けてほしい」という彼女に願いを引き受けるが、亥の吉は役人に見つかり斬り殺されてしまう。
おれんはショックから流産し、ボロボロの体で代官の元に仇討ちに向かうが、彼女もまた斬り殺された。
およしは自ら江戸に向かうと決意するが、その頃仕舞人たちも無法な代官一味を消すために動き出す。

【知ってるゲスト】
本阿弥周子、田中弘史

【名シーン】
①珍しい善人役の本阿弥周子さん

↑晋松との大人の恋も描かれる一本。
 悪役でも善人でも、どっちの役をやらせてもかわいい。

②仕舞人殺しシーン
京山「渡川の女に代わってお礼に来ましたのさ!」


③ラスト
およし「夕べ代官と悪い手下三人が殺されたんだよ~!」
 晋松「誰に?」
およし「分かんないけど、みんなあんたのおかげだよ~!ありがと~!」

↑晋松の正体がバレているような気がするけど、めでたしめでたし。
 あ、でも河川の汚染は続くわけで村人さんたちどうするんだろう^^;


第18作 新・必殺仕舞人 第03話「三界節 娘恋し父恋し」

2016年11月20日 | 第18作 新・必殺仕舞人



【ストーリー】
とある駆け込み寺…そこに駆け込もうとした娘が追手らしい男に刺され、「庄屋…彦兵衛…」と言い残し命を落とした。
その頃、越後の村にやってきた京山一行であったが、村は凶作でひどい有様。
しかも、食うに困って江戸に奉公に出した娘たちからは一年経っても何の便りもないと、親たちは嘆き悲しんでいる。
娘たちを江戸の口入屋に紹介したのは清廉な村の住職・丈寛であったが、彼もまた口入屋や娘たちと連絡が取れないようだ。
そんな哀れな村人たちのために、お代を安くしてでも踊りで楽しんでもらおうとする京山一行であったが、京山はなぜかあらぬ罪を被せられ役人に捕らえられてしまった。
しかし、役人たちの真の目的は京山ではなく、六人の踊り子たち。
村の庄屋・彦兵衛は、村の娘たちを騙して連れて来ては、監禁同様に酷使して反物を織らせていたのだ。
六人の踊り子たちも(織子にするために)役人に捕まりそうになるが、丈寛は彼女たちを匿う。
その頃、ひょんなことから庄屋の屋敷に滞在していた権太は、六人の踊り子が屋敷に連れて来られるのを目撃。
彼女たちを連れて来たのはなんと丈寛!…彼も実は庄屋とグルであったのだ。

逃げ出した権太は、牢屋から助け出された京山と会い、これまで自分が見てきた悪事を報告した。
そして、本然時からの文箱には庄屋一味の悪事が書かれたこよりと、ほんの少しの金子が…。
哀れな娘たちの恨みを晴らすため、京山は自ら庄屋の元に乗り込む。

一方、六人の踊り子や織子たちは庄屋の息子ながら善人の彦太郎に助け出されるが、そのため彦太郎は役人に斬られてしまう。

【知ってるゲスト】
米村喜洋(國村隼)、日高久

【名シーン】
①愛すべきバカ・権太
権太「この旗のご利益で、わてが口きいたらどんな娘もイチコロだぁ!」

↑この頭の悪い説明のせいで、後から大変なことに。
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   庄屋の屋敷から逃げ出した権太はようやく京山に文箱を渡す。

京山「もう二度と道草を食ったりするんじゃないよ!」

↑どうやら反省したようですが…。
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   平和が戻った村で三界節を踊る京山一座。
権太「ようよう!京山!」
   道草を食ってそれを鑑賞している権太に京山もあきれ顔。


↑依頼を届ける愛すべきバカ・権太はこれからも様々なトラブルを招く。
 もちろんストーリー的には面白くなるんだけどね^^

②女の恨み晴らします
    本然時からの依頼を読む京山。
    そして紙に包まれていた依頼料はほんの少しの小銭であった。
直次郎「貧しい娘らなんだ…」

↑依頼料の少なさに文句を言わない仕舞人たち。
 えらいぞ、種なしかぼちゃなら文句を言っているところだ^^;


第18作 新・必殺仕舞人 第02話「大黒舞は殺しの舞」

2016年11月20日 | 第18作 新・必殺仕舞人



【ストーリー】
次の標的である紅花問屋・雁木屋弥平を求めて出羽山形へ向かう京山一行は、とある宿場で男たちに追われていた娘・千代を匿って山形へ入った。
ところが山形に着いてみると、雁木屋は小作人をいじめ運上金をごまかした罪で既に死罪に。
雁木屋に代わり庄屋になった枡屋辰蔵に挨拶に行った京山は、辰蔵の長男・辰吉にも出会うが、彼が先日千代を追っていた男の一人であったことに気付く。
一方、一座の小屋に隠れていた千代は辰蔵を刺し殺そうとするが失敗し、そのまま行方不明になった。
咎人として追われていた千代は、実は雁木屋弥平の一人娘で、彼女は父の敵討ちとして辰蔵を狙ったのだ
行方が杳として知れない千代であったが、辰蔵の次男・辰次は千代の許嫁であったため、二人の秘密の逢引小屋で千代を発見した。
千代が辰蔵を狙った理由を聞いて辰次はたいそう驚く-なんと運上金をごまかしたのは辰蔵で、彼はその罪を雁木屋に被せて庄屋の地位を奪ったというのだ。
苦悩する二人に対し、話を立ち聞きしてしまった直次郎とおはなは「悪事の証拠を握って辰蔵を脅迫し、真っ当な雁木屋を二人で立て直せ」と提案する。
翌日、辰次は辰蔵と辰吉を脅迫し、折しも枡屋を訪ねていた目付の口添えもありその願いは聞き入れられた。
目付を千代に会わせるため、喜んで逢引小屋に向かった辰次であったが、実は目付も辰蔵たちの仲間だとは知らない辰次と千代には悲劇が待ち受けていた。

【知ってるゲスト】
永野達雄

【名シーン】
①直次郎とおはなの作戦
直次郎「おめえが親父の悪事の証拠を握って脅せばいいんだよ!」
 辰次「脅す!?」
直次郎「そうだよ、脅すんだよ。
    これはおめえ、いいことのためにだよ…」
おはな「血を流さずに何もかも上手くいく敵討ちよ」

↑作戦は良かったけど、結果これが裏目に出て二人は最悪の結末に。
 本然寺からの依頼がもう少し早く届いておけばなぁ。