波づき@下丸子 ★★★★★

この世の森羅万象は大体相場が決まってます。例えば、マスク。このご時世、マスクを着けてない奴の相場は決まってます。

即ち

マスクをしていない女は気が強いか（本当に美しいかは別として）自分の顔に自信がある奴

即ち

マスクをしていない男は様子のおかしい奴

街で観察してる限り、マスクについてはこの相場でまず間違いないでしょう。しかし、本日ご紹介しますお店は寿司の相場感を完全に破壊してくれちゃいます。

波づき

前回予約して、やーっとやって来れたのであります。現在緊急事態宣言中にて20時まで営業のため20時半の回の予約は全て逆キャンセルだそう。17時半の予約取っておいて良かった〜

そんな安堵のため息をつきつつ、ビールで幸せを吸い込みます。

その場でおろされたワサビが供され

本日のネタをご披露いただきましたら、劇的相場破壊ショーのはじまりはじまり

まずは蓮根ミルク豆腐。口の中で吸い付くようなこちら。〜ミルク豆腐はお店のど定番らしく前回はさつま芋のミルク豆腐だったな。優しい味わいですが、ちょっと塩を振っていただくと酒呑みとして嬉しいです。

赤身と中トロ。いきなり味の強いものを出すなぁ、なんて思いましたが食べてみると良い意味でサッパリとした鮪でこれなら立ち上がりとして上々★★★★☆

追いのどぐろ。美味い！★★★★★ けど、こりゃビールじゃ勿体ない！ってコトでビールを飲み干し

お酒を召喚。こちらはコルクボードにあったオススメ。圧倒的な凄みがあってのどぐろでさえも食われ気味でした。

ちなみにこの後から一々面倒臭くて撮りませんでしたが、通常のお酒は上から順に全て横断させていただきました。

ホッキ貝。シコシコで噛むたびに旨みと貝特有の甘みが滲み出ます★★★★☆

半生からすみ。コレ、ちぎりちぎり舐めてると酒が進む進む★★★★★

子持ちヤリイカ。遠目で見てイカ飯だと思ってましたが、ご飯だと思っていた部分は卵でした。何層にもなった分厚い旨みです★★★★☆

筍の自家製胡麻味噌。ああ春だじゃなあ（by一戸謙三）★★★★★ 甘みたっぷりの中にちょっとしたほろ苦みがあって春を喜べる一皿。

海老しんじょの蕪蒸し。コレ驚きました。いや、正月に自分で作ったヤツとほぼ同じクオリティ。この場合は自分の料理の腕の向上に星★★★★★５つ。


白子丼。クッソ美味い★★★★★ 今でも目を閉じればその濃厚な美味さを脳内で反芻できる程に衝撃的でした。

山葵のシャーベット。いよいよ、握りに突入！

と思わせておいて、菜の花の鮪脂サラダ。鮪の脂カスをふりかけたこちらはおツレが痛く気に入ってました★★★☆☆

砂ずり。あはーん、美味しんぼのヤーツ。そしてめちゃくちゃ美味いヤーツ★★★★★ 脂っぽいようでちっとも脂っぽくなく、但し旨みは濃厚という鮪の希少部位をいただけて感激。

鯛。皮目の旨さといったらないです。最近鯛を食う楽しみは皮目にあると思っているのでコレまた嬉しいです★★★★★


握りに挟んで太刀魚のホイル焼き。トマトを効かせてちょっとイタリアンぽいのが面白いです★★★☆☆

ホウボウ。シコやわな食感★★★★☆

小肌。大好きな光物は大好きな小肌。ちょっと酢の〆方がキツい気がしなくもないけど、小肌自体が美味いから問題なし★★★★☆

ここで赤だしカットイン。激熱です。

車海老★★★★☆ もちろん美味いですが、寿司屋で車海老が出てくると悲しくなるんですよね。何故なら終わりが近づいている証拠だから。。

と、思ったら全然終わらなーい！！！スミイカ。ねっちりとして甘み抜群★★★★★ イカってあんまり好きじゃないだけに、このイカの美味さはよく分かります。

本ミルガイ。磯の香りが堪らんですなぁ★★★★☆


サヨリ。サヨリのフォルム同様にガラスの様なデリケートな美味さ★★★★★ 辱さに涙こぼるる美味さです。

雲丹。鼻から抜け出る雲丹の香りで酒を3合飲める自信があります★★★★☆

穴子。うわー、こりゃ今度こそ終わりが近づいとるー。悲しみと裏腹に美味いものは美味い★★★★☆

鮪オールスター太巻、って大将自身がおっしゃっていました。その名の通り、鮪は色々な部位を叩いてあって一口で食べても所々で味が違うのが分かります★★★★★ 鮪ってスゴイ！

デザートはコーヒープリン。甘さ控えめ。コレならいただけます。

最後は焼きたて作りたての玉。フレンチトーストみたいふわふわです。

鯖寿司は食べきれないのでお土産に。んで食べて飲んで飲んで締めて1人12,000円也。他の寿司屋行けませんわよ、こりゃ。

ってコトで次回を予約。って、次に空いてる土曜日17時半の回は10月！（つかほぼほぼ11月）。しかし、それも納得だわ。今から一日千秋の思いです。