奈井江町 まちのわだい web版

北海道 奈井江町役場の公式ブログ
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がんタウンミーティング

2011年09月13日 | まちのわだい


 9月10日、文化ホールで滝川保健所と中空知がん対策関係者連絡会が主催する「平成23年度 がんタウンミーティング『がん医療と地域ケアづくり ~私たちにできること~』」が開催されました。

 この催しは、今年で4回目。いままでは砂川や滝川で開催されてきましたが、今年は始めて、滝川・砂川以外の開催地として、奈井江町が選ばれました。
 中空知管内の医療・介護関係者や住民など、130名もの人が集まりました。

 タウンミーティングは、北海道新聞の連載『いのちのメッセージ』の著者でもある方波見康雄医師を座長に、方波見先生の講演と、がん患者のケアに関わる医療関係者、そしてがん患者の方をパネリストに迎えて、シンポジウム形式で行われました。

 方波見先生は、最近がんでなくなった身近な方の実話を基に、がんにより生と死に向き合い考えることを、聴衆に投げかけていました。

 シンポジウムでは、砂川市立病院でがんの診療相談を担当する森佳子看護師長から緩和ケアについて紹介があり、奈井江町立国保病院で訪問看護を担当する鈴木博美看護師から在宅療養について実例を踏まえて報告が行われました。
 また、奈井江町地域包括支援センターの渡辺秀樹主査から患者やその家族を支える社会サービスについて紹介がありました。

 そして、最後の報告者は、実際にがんと闘っている当事者の方でした。
 検診で精密検査となったという、闘いのきっかけから、苦しい闘病での身体的・精神的な苦しみ、セカンドオピニオン、迷い、悩み、患者同士の支え合いなど、当事者しか語ることのできない内容に、会場の皆さんは神妙な面持ちで聴き入っていました。

 そして最後に、方波見先生は、「がんは、日本人の死因の3分の1。そして、日本人の2人に1人がかかるといわれる病気です。何よりも早期発見が大事です。そしてもし、がんが見つかったら、信頼できる医師や友人に相談してください」と訴えていました。

「芸術鑑賞は参加型から体感型へ…」 ~体で感じる命の再生

2011年09月13日 | まちのわだい


 9月9日、奈井江町教育振興会(会長 土屋政希・奈井江中学校長)が開催する小学校芸術鑑賞会で、ミュージカルシアター「笑う猫」によるミュージカル・パフォーマンス「SCRAP(スクラップ)」が行われ、公民館に元気な子供たちが訪れるなか、ミュージカルが披露されました。
 午前中にかけて行われた「SCRAP」は、宇宙船コスモ号に地球上の五大陸を代表する個性豊かな乗組員たちを乗せて旅をするストーリで、環境問題をテーマにした体感型ミュージカル。

「ひとつひとつのモノ、生命、そして地球の大切さ」をミュージカルを通して表現されています。
 ミュージカルを見ていた子供たちは、歌ったり踊ったりしていてとても楽しそうでした。見ている私も楽しい気分になりました。
 この本作品を通して、楽しく笑いながらこのような環境問題を考えるきっかけになればいいなと思います。


*奈井江商業高校では、今年も2年生を対象に9月8~9日の2日間、町内の26の企業でインターンシップ実習を実施しています。
 このうち町では、町立国保病院など5つの施設で9人の受入を行い、役場では2年A組の布村光さんが実習を行っています。
 布村さんには、保健センターやまちづくり課などで、いろいろな実習をしていただきましたが、2日目には奈井江小学校と江南小学校の全校生徒約300人が参加する小学校芸術鑑賞会が行われましたので、その取材、写真撮影、そして上記の記事を執筆していただきました。