8月1日、坂下翔太さん(24歳)が北良治町長を訪れ、10月9日に行われる山口国体(長門市)・空手成年男子形(かた)の部での出場決定とその意気込みを報告しました。
6歳から空手を始めた坂下さん。厳しい稽古を積んでメキメキと頭角を現し、5年生の頃からは全国大会の常勝チャンピオンに成長していき、中学3年生のときにはポーランドで開かれた世界大会でも優勝を納めます。
昨年一年間は、就活のために大会出場を控えていましたが、今年は自分を追い込む競技生活に戻り、7月24日、18名が参加する国体の北海道代表を決める予選に出場し優勝。見事、北海道代表を勝ち取りました。
そして、目指すは国体での日本チャンピオンです。
国体の成年の部は、少年期の大会出場者からは格段に多い選手たちが参加する予選を勝ち抜きいてきた、様々な流派の猛者が集まる大会で、今まで以上に厳しい戦いになること必須です。
当日は、朝から始まり夕方までかかる中、1日で5試合を行います。
始めは大会の指定形を競いますが、準決勝からは自由形。坂下さんの一番得意な形は雲手(うんすー)ですが、単に得意な形を行うのではなく、互いに相手の得手不得手を読んで、行う形を変えるなどの駆け引きもあるそうです。
坂下さんは、今までの経験と実績から言葉に自信を漂わせながらも、「今は、国体に出られることだけでも最高という気持ちですが、当日は1回戦から緊張ある戦いになると思っています。北海道代表に恥じない試合をし、そして試合を楽しむことができればいいと感じています」と驕ることなく話してくれました。