和庵

土佐に和庵あり!土佐弁に癒されに?来とうせよ。友達というもんは、まっことありがたいもんぜよ。

2012年7月の運勢

2012-07-05 | 九星気学

【全体の運勢】

 

主流派から反対勢力が見えないところで伸びていく……という今月、反対勢力を潰すなら今のうちであり、逆に自分が反対勢力として伸びていきたいなら、どんなに抵抗を受けても絶対倒れないという姿。そうやって草木は根を張っていくし、その苦労は人を大きくする。だから自分がもし伸びる側だとしたら、あきらめる理由はまったくないし、天の気は7月、あきらめなくていいと言っている。一方、前に出れば出るほど反対勢力は強くなる。自分が主流なら、潰そうとする側がなかなか潰れないという問題があるから、7月は政局を迎える可能性はある。民・自・公の三党で消費税の合意をするのか、自民党・公明党の要請を民主党が今から受け入れるのか、社会保障のことなどを民主党が受け入れるのか……など。受け入れなければ消費税は通らない。という事は、小沢氏は間違いなく反対に回る可能性がある。小沢氏が主流なのか反対勢力なのか……どちらでとらえるかで随分と変わる。今月、離党の「含み」は持っていても、天の気に乗って離党しないという選択が賢明。今は物別れせず、巻かれていくこと。それが責任だととらえれば吉。つまり波風を立てず出しゃばらず、含みだけを持って影に回る事ができれば吉なのだ。

現状を終わらせることが凶の今月、強い決心を以てゆっくり進めなければいけないものはゆっくり進め、早く決断しなきゃいけないものは早く決断するという、陰に回って「見えないところでの準備」を貫いた者だけ、必ず喜びがやってくるし、きっとそれは人生の扉を大きく開いて行くだろう。個人では、ビジョンを強く持つことが重要だから、もう一度ビジョンを見直したい。7月にビジョンがない人はいろんなことを言い訳にして逃げていくか、人と争って大切な人間関係を壊していくから要注意。

一方、じっと辛抱して準備する者は、どんなことがあっても種(目標)は枯れない。そういう意味では今月、目標に向かって突き進むために必要な「不屈の力」を身につけるには絶好のチャンス。

 

【各星の運勢】

ラッキーカラー/ラッキーフード

 

◆一白水星

(S20、29、38、47、56、H2、11、20年の2/4~翌年2/3生まれの人)

50点。

 今月の一白は人間関係が重要で、人を軽く、ぞんざいに扱うとうまくない。とくに目下の人間に対するぞんざいさが出る可能性があるから注意しよう。母親が赤ちゃんを抱いてあやすような気持ちで、またおなかに宿った赤ちゃんに語りかけるような気持ちで人と関わりたい。一白は妄想族虫科と呼ばれるように、一つ目的ができるとそこに向かって驚くほどエネルギッシュに進んでいく力がある。しかしその一方で、そんな一白の勢いについていけない人も大勢いる。下から目標を見上げて突っ走るのではなく、目標の立場から全体を俯瞰して見ることで、自分の立ち位置を確認したい。また今月、自分が世話をしている人、もしくは自分が育てている人が何か問題を起こしたときには相手を責めず、「何があっても、すべて私の責任」ととらえて、自ら頭を下げることが大事。この場合、心は伴っていなくても構わないのだが、それでも軽く見えるお詫びではいけない。気持ちは伴ってなくてもいいから、形としては深々と頭を下げて「申し訳ありませんでした」とお詫びしたい。今月はそうやって「すべて自分の責任」ととらえて詫びていくうちに見えてくる世界がある。それはおそらく責任をとる力であったり、けじめをつける力であったり、己のだらしのなさを修正するきっかけになるはずで、それが人生の喜びや楽しみ、臨時収入といったご利益につながっていく。

ベビーピンク/焼き鳥

 ◆二黒土星

(S19、28、37、46、55、H1、10、19年の2/4~翌年2/3生まれの人)

80点。

 二黒は先月まで忙しかったぶん、今月はずいぶん楽だが、それでも何かしら面倒な役割は回ってくる。嫌々やっていると苦しみの1ヶ月となるので、やるべきことは積極的にこなしていこう。先送りせず、自分にノルマを与えて、前倒しで物事を進めていくことが大切で、自分のペースで物事を進めないようにしたい。宿題やレポートなど、面倒くさいと思うことは全部前倒しで片付けること。二黒は基本的に物事をきちんとやりたがるのだが、きちんとやるのは面倒なので、なかなか手をつけようとしない。いったん動き始めると電池が続く限りずっと動くのだが、柔軟性がないし、アドリブも利かない。だからそんな二黒には役割が必要で、役があるから面倒なことにも手をつけられるし、機敏に動くことができる。そうやって物事を前倒しにすることによって、二黒には見えてくるものがある。たとえば朝起きる時間を前倒しして、いつもより早起きするというのも効果的で、とくに日の出前に起きるのがいいから、今の時期だと4時過ぎくらい。群青色の世界に朝日が昇り、空と地面が2色に分かれていく様を見ることが大切で、このときにメンタルが一番安定し、これまで見えなかったものが見えてきたり、いろいろな考えが浮かんできたりする。あと、今月は収入を貯蓄に回すこともおすすめだから、ボーナスは全額貯蓄を目指そう。

ベージュ/プルコギ 

◆三碧木星

(S18、27、36、45、54、63、H9、18年の2/4~翌年2/3生まれの人)

40点。

 点数のわりに過ごしやすい今月の三碧木星。今月のテーマは「止まる」であり、現在進めていること、取り組んでいることをいったん止めてみたい。具体的には仕事で有給休暇を取ってみる、もしくは目標を一段上げ、不協和を起こしてみるのもいいだろう。そうすることで、自分に足りているものと足りていないものが見えてくるし、行き詰っている問題の打開策も見えてくる。止めようとして不安や焦りが生じたならば、それはいい方向に向かっているとはいえない。そもそも心に不安がなければ、止めても不安や焦りを感じることはない。「止める」という条件を与えられて不安が起こるということは、もともと不安を抱えながらやってきたということなのだから、何が不安なのかをメンターに吐き、処理してもらうことが大切となる。そして、止めることで冷静になる。冷静になるから謙虚になれる。図に乗って話していなかっただろうか? 調子に乗っていなかっただろうか? それらのせいで大風呂敷を広げてしまい、引くに引けない状況になっていないだろうか? 焦りを感じたときはいったん止まって「これでいいのだろうか?」と自分に問いかけてみれば、突然不協和が起きて冷静になれる。するとできることだけやっていた間は見えなかった、己の傲慢さに気づけるはず。

すみれ色/トマトサラダ

 ◆四緑木星

(S17、26、35、44、53、H8、17年の2/4~翌年2/3生まれの人)

30点。

 四緑は今月、これまでの歩みが明らかになる。キーワードは「責任を持つ(人のせいにしない)(逃げない)」で、ここまで逃げずに責任を持ってやってきた四緑は、不必要なものが勝手に止まり、新しいことが始まってゆく。恵みの雨が降り、大地が潤い、草木が育って実がなっていくということが起こり、新しいスタートを切ることになるだろう。逆に、人の期待を裏切ってきた四緑はこれまでやってきたことが止まり、たくさんの人と別れることになる。苦にとらわれて出口が見えなくなり、出口が見えないがゆえに「何かいい方法はないだろうか」と安易な考え方を持ち始める。そして敵も味方もなく周囲を責め、周囲のせいにすることで人間関係がさらに減っていく。とくに今月は人の粗がよく見える。そのため、つい人のせいにしてしまう。いま、出口の見えない地獄を感じているなら、四緑にとってそれは恵みを得るチャンスなのだととらえたい。それがわからない四緑はきっと、自分の利害だけを考え、平気で人を裏切るだろう。四緑は外から来る変化には弱いが、自分から(内から)変化できるという強みを持つ。ならば、自ら進んで変化することを選択したい。自分の利益のためだけに止まったり始めたりするのはNG。

ロイヤルブルー/ゆずジュース 

◆五黄土星

(S16、25、34、43、52、H7、16年の2/4~翌年2/3生まれの人)

70点。

動いてはいけない今月の五黄土星。これまでのことを終わらせて、新しいことを始めるときだが、何を終わらせるのか明確にしないまま、五黄は焦りから、急に新しいことに手をつけてしまう傾向がある。そんな7月の五黄はチャンスめいた話しにたくさん出会うが、1カ月待ち、来月になってもその話が残っているようなら、やってみても構わない。本当に良いものなら何ヶ月放っておいても残るもので、それが「縁」というものなのだ。焦って乗りたくなるなら焦って乗りたくなる「縁」。条件が高額で悩むなら、不都合という「縁」。そういう不都合な縁をチャンスとは言わない。「難しいかもしれない、大変な仕事かもしれないけれど、どうしてもあなたでないとだめなのです」と言われたものだけがチャンスであり、それをわかっている人だけが「ご縁」という言葉を使っていいのだ。だからチャンスの来る人は毎日来るし、今しかないチャンスはチャンスではなく、双方の準備ができたとき、こちらの準備が整った時に、そこにあるものと出会うことがチャンスだと知っておきたい。今月の五黄はチャンスに縁がないのだから、本当に必要な事は1カ月待てばいい。今しかないものに未来はない。焦らない、冷静に理性でもって見ることができれば、目標と責任を持ち始めた証拠である。

シルバー/かき氷

◆六白金星

(S15、24、33、42、51、60、H6、15年の2/4~翌年2/3生まれの人)

90点。

 先月まではかなりしんどかったが、今月から高運期に入り、突然調子が良くなったように感じる今月の六白金星。ただ昼なのか夜なのか良くわからない、まだ寝起きでぼやけた感じであって、本調子ではない。運気の強さから引く手あまたになりがちな今月、重要なのは来たものにほいほい乗らず、しっかりウォーミングアップしてからスタートを切りたい。運気が上昇すると六白は増長しやすいからこそ、準備もせずにスタート切ると必ず転んでしまうのだ。だからまずはじっくり吟味することを心がけよう。1ヶ月前に思っていたことや、設定した自分の目標などを振り返ってみて、「ちゃんと形になっているかどうか」「矛盾がないかどうか」と、目標の見直しをすることで、しっかり準備を整えよう。目標を具体的に、正確に書き直してみることが重要。文章にして書き出した目標の中に、漢字の間違いがあれば、それはもう目標としては頭に刷り込まれない。何にせよ、曖昧に見えているものを、そのまま見切り発車させてはいけないのだ。高運期で、声にも力があり、気も膨らんでくるから、周りから注目されることも多い。だがいろいろと声はかかっても、すぐには乗らず、行先を吟味した行動を心がけることが大事。

イエロー/ステーキ

◆七赤金星

(S14、23、32、41、50、59、H5、14年の2/4~翌年2/3生まれの人)

70点。

 勢いがある今月。七赤というのは、七転び八起きではなく八転び九起きというくらいしぶといし、基本的に努力の人だから、棚からぼた餅のようなことがあると勢いが増して加速する。それはまるで電動式自転車のようで、ペダルを踏んでやらないと走らないのだが、本人が努力しているからこそ、電動にすることでもっと良く走るというわけ。ただ、強引な言葉だけは気をつけたい。七赤は「大風呂敷」といって、話を大きくするのは得意だが、その大風呂敷の上に強引な言葉を使い始めると敵だらけになってしまう。七赤の特徴であるその柔らかさで相手の心を開けさせるのがうまいし、七赤の褒め言葉は人を開放させる力がある。相手が心を開きたくなるように触れ合うのだ。もう一つ、基本的に地味で、陰に隠れた努力は七赤の右に出るものはいないが、気が焦ると地味なことを嫌う。裏で努力する地味(地道さ)が大事。派手さや華かさより、しっかりした感じに見えることが大事なのだ。その地道にやることを嫌ってはいけない。「そんなのやっていられない」なんて上ずったことを言っていてはうまくない。地味に、地道に、ものごとをしっかり見て、人間関係上の苦労を惜しまないことがカギ。

オフホワイト/南蛮漬け

◆八白土星

(S13、22、31、40、49、58、H4、13年の2/4~翌年2/3生まれの人)

50点。

 いつになく過ごしやすい今月。前に出て話すことや声を出すことなど、比較的八白の得意なことをすればいい月だから、イケイケどんどんのムードがある。ポイントは強引に人をまとめようとしないこと。強引にまとめようと言葉をかけたり、強引にまとめに行こうとすると凶。それよりも周囲が喜べるように、周囲が楽しめるように、周囲が安心できるように触れ合うことが大事。今月はもともと周囲がまとまっている。もともとまとまっているものを束ねようとすることが凶なのだ。まとまっているのだから、あとはまとまっている人たちを喜ばせることが大事。それに必要なのは知性。知性があるということは謙虚であるということ。知性がない人は傲慢になる。そこが今月、50点とマイナス50点の分岐点となる。意のままにならなくても、まとめる必要はないのだ。集まってきている「その状態」でよいのだから、それぞれを活かし、楽しませ、喜ばせ、安心させることが重要。自分という山に人が登り始めているのだから、このルートから登れと言わず、どこから登っても頂上に着くからそのままでいいと登らせること。そういう明るい言葉かけができるかどうかが大事。

レッド/海草

◆九紫火星

(S12、21、30、39、48、57、H3、12年の2/4~翌年2/3生まれの人)

90点。

 高運気に位置し、調子がいいだけに傲慢ぶりを炸裂させないよう注意が必要な今月の九紫火星。運気の強さが自分の感情をコントロールしづらくなってしまう今月、とくに努力をしなくても全体に影響力を与えるので、ここは衰運の入り口であると思って、引き気味に全体と関わっていくことが大事。それでも十分過ぎる影響力がある。けん引するのではなく、まとめ役に回ることを始めるのだ。けん引する気分をやめて、係わる一人ひとりの状態をちゃんと把握していく。引っ張ることより、まとめることを意識すればずいぶん楽になる。運気の強さを「まとめること」に使えば、とてもいいリーダーシップが取れる。一人ひとりとつながっていくことで、自分が安心できることが大事。地味で時間がかかることだが、それができれば吉。そうするとごう慢さがなくなってくる。九紫は人のお世話をしているときがいい状態なのだから、それさえできれば言葉でのトラブルは回避できる。九紫はもともと安定感をあまり感じられず、激しさがあるように感じられることが多いが、そんな九紫自身が人に安心感を持てるようになることが今月のテーマ。オブザーバー的なリーダーシップを取るようになると安定感が出て、運気のよさがさらに光る。

ブラック/お新香


2012年6月の運勢

2012-06-04 | 九星気学

【全体の運勢】

政治は今月「分裂」「盛んになる」がテーマとなり、自民党と民主党の間、民主党と野田と小澤の間など、今の政局のゴタゴタした問題が報道や紙面を賑わすだろう。原発の問題も巨大なデモが起こる可能性あり。いろんなことが盛んになる6月、世界情勢・国内情勢共に、毎日の新聞の一面を注目しておきたい。景気はアメリカのドルとユーロが下がっていることで円高が起きてきている。それにあおられ輸出業が低迷したことにより株価が下がっているが、困っているのはこれまで日本を引っ張ってきた自動車や造船などの輸出業で、国内は復興事業もありこれからどんどんよくなる。自分達で改革できなかったところは切り捨てられ、改革したところは伸びていく。個人レベルに落としたとき、「自分達が変化する」と腹を決めなければいけない時。タイミングは線路の年か線路の月(※進展の法則)を狙うとよい。やろうとしていることに対して本腰を入れたい。シフトはゆっくりでいいから、まずは腹を決めること。ビジネスは技術力があるところだけ生き残る。心を立ち上げる技術力があり、心の世界を獲得した人はこの月生き残るということ。一方、今月は宗教関係や精神論、スピリチュアルなどの話がたくさん出てくるので、目標のない者、自分にとらわれている者はその世界にはまり込んでいく。また今年の梅雨は暑く、空梅雨になる可能性が高い。降りそうで降らないから暑く、さらに電気代が高いこともあり、精神的に滅入りやすい。そうした折、私たちは「目標への執着」と「目標の見直し」が重要となる。またこういうときこそ人の中に身を置き、人を大事にし、人に関わることで心を養う月にしたい。自
分にとらわれて悩んでいると損をしたり、人間関係を崩したりしてしまうから要注意。目標をきっちり見直しながら、太陽のように仲間に触れ、自分が関わっている人たちをいつも道に戻すように心配りする。そのために苦労したい。どんな状況であろうと、明るく生きている人は勝ち残っていく。


【各星の運勢】
ラッキーカラー/ラッキーフード

◆一白水星(S20、29、38、47、56、H2、11、20年の2/4~翌年2/3生まれの人)
60点。
中宮で最大高運期であり、八方広がりでもあるが、同時に衰運期の入り口でもあるから注意が必要な一白水星。一白はもともと糸が切れたタコ2のようなところがあるし、何か一つうまく行くとすぐ調子に乗るところがあるだけに、今月は意識して自重しよう。一白の唯一の弱点はけじめのつけ方が甘いことであり、「時間がきたらきちっと終わる」「悪いものは悪い」と、何事もきちんとするということを身につけたい。さらに重要なのは「もっとできる」と思って良いということ。ちょっと疲れ気味だが勢いがあり過ぎて、止まりたくてもどうにも止まらない感じがする。だからブレーキをかけながらも自分にはノルマをかけて、今まで後回しにしてきたことに手をつけることで、本来の一白の能力……優しさや軽やかさ、柔らかさといった魅力を開花させることができる。
その柔らかさの中にきちっとしたものを持つことで、巨大な人間関係と信用を得ていく。
いつもそこで失敗しているから、過去に乗り越えられなかった事ことを乗り越えるチャンスがやってきたといえる。また苦労星の一白にとって施しをするのは「らしい」姿でもあることから、今月は回収する人と周囲に施す人の二通りが出てくる。回収はまとまったお金が入ってくる人と臨時収入しか入ってこない人がいるが、どちらも気には合っている。

プラチナ/天ぷら


◆二黒土星(S19、28、37、46、55、H1、10、19年の2/4~翌年2/3生まれの人)
90点。
運気が下り坂に入り、矢面に立つ場面が少なくなった分だけ過ごしやすい今月の二黒土星。願いが叶うところまであと一歩なのだが、その一歩がなかなか踏み出せない。それを乗り越える力は、「平等さ」「公平さ」「永遠運動」がテーマで、「えこひいきをせず公平さを保つこと」そして「人を喜ばせること」を意識して過ごしたい。それらを「テーマとして持つ」ということは、二黒は今月、人を喜ばせられないような状況に置かれる可能性がある。原因は自分自身への「とらわれ」で、そうなると公平さを欠いてしまうから要注意。そもそも人間関係をあまり持ちたがらない二黒は、その弱点をそぎ落とす絶好のチャンスが来ている。
率先して人と関係を持ち、人に関わり、喜ばせることで人がたくさん集まり、笑いが絶えないような状況が周囲に起きていれば、6月の修行は合格だ。一番難しいことだと思うが、だからこそ修行になるし、目標に手が届くようになる。「今、乗り越えてもいい」と二黒にチャンスが来ているから思いっきりやってみよう。乗り越えたら実りは大きい。今まさに「目標まであと一歩」なのだから。

ピンク/ハンバーガー


◆三碧木星(S18、27、36、45、54、63、H9、18年の2/4~翌年2/3生まれの人)
40点。
5月までの調子の良さとは打って変わり、点数はダウンしたものの、わりと過ごしやすい今月の三碧木星。それは「いい加減な三碧」が「あてにならない七赤」の星の上に座り、どちらも口八丁・手八丁で方向性が似ていて、考えずに喋ってしまうところがよく似ている。ただ、気をつけなければならないのは「不足」や「悪口」まで口から出てしまう可能性があること。不足や悪口を言うと「なんだかダルいなぁ」「やりたくないなぁ」とグズグズ言い始めてしまう。緊張し過ぎず、まずは自分が楽しむこと。仕事は山場を迎えるが、そこからフィードバックする可能性がある三碧は、人を喜ばせることでその変化に対応したい。運の悪い三碧は、5月の後半から政治家や世の中、会社の上司など、周囲の悪口や不満ばかり言っているが、するとその人生そのものが止まってしまう。三碧は「不足は言わない」「悪口は言わない」「人のうわさはしない」を徹底して心がけよう。まずは褒めて、人を悦ばせることが大事。力みすぎずに「お願いしますね」「助けてくださいね」と軽く言うことができれば乗り越えられる。「自分で全部やらなければ」という自分を捨ててお願いすることで人脈を増やしていく。すると不景気のさなかに三碧だけは実入りに繋がるかもしれない。

オフホワイト/塩麹


◆四録木星(S17、26、35、44、53、H8、17年の2/4~翌年2/3生まれの人)
70点。
なかなか変化できない四緑木星だが、今月はそんな四緑を誰かが動かし導いてくれるから、それに乗ろうという気持が大事。しかし、うまそうな話には乗るが、うまそうでない話には乗らないのが四緑の特徴でもある。先々を考えて、いいと思って目上の人は引き揚げてくれるのだが、本人にとって都合がいいかどうかは解らないのだ。そこが四緑の瀬戸際で、とくに今月は問答無用で「動く・やる・乗る」が大事なのだ。また今月はわがままな自分を止めていきたい。わがままで傲慢で高飛車な自分から離れて、終わらせたい。そうすると「離合集散」といって、離れたぶんだけ新しいものと出会えるし、新しい扉が開いていく。右を向いていたものが、右と離(り)をして左と合(ごう)する。自分の今までのわがままを捨てれば、捨てた分だけの集(しゅう)合(ごう)がある。運気が強いから、素直に従ってそれをつかめる四緑と、運気が強いからわがままを通してしまう四緑の二通りいるのだ。止まる・離れる・終わらせる。今まで何度も言っていることだが、四録にそれだけのことができれば人生が変わる。自分の考えを押し通している間は無理。ビジョンのない四緑は行き当たりばったりでわがままを通し、ビジョンのある四録なら、その離が集合を生む。四録にはいつも自分のわがままを抑える・高飛車を抑えるというテーマがある。それは過去に失敗したことを乗り越えるチャンスでもあるから、ぜひ取り組んでもらいたい。。

真紅/韓国海苔


◆五黄土星(S16、25、34、43、52、H7、16年の2/4~翌年2/3生まれの人)
40点。
この40点よりも-60点が五黄にとっては危険がある。今月、いろんな物を直感的に言い当て、いろんな物を見つけることで調子に乗り、自分が何かでき上がったかのように勘違いしてしまうのだ。その勘違いが-60点となる。7月に向けて、ひたすら謙虚に務めることが重要なのだから、今月は目立たず影に隠れたい。もしくは人の世話だけをひたすらやる。さらに、これまでの自分を捨てる。後ろに回って前方を見ながら心を配る。五黄は自分で思っているほど力もないのに振り向いてしゃべる、だから後ろにつんのめって倒れる。本来は横に立って行列を眺めながら管理するのが五黄の役割なのだが、今月は一番後ろにいて全体を見て学ぶ姿勢が大事。発言権無しで、花形役(リーダー役)から離れること。もっというと「花形にいたかった」を捨てることが大事。後ろに回り、気配を消している五黄。朝一番、鳥が鳴く前に道のゴミを拾っている雰囲気の五黄。そういう五黄だと運が強い。
だから実行動を起こすのもいい。そういう活動する事がいい修行になる。地道さが吉とでる。評価されない事が大事。そうやって自分が苦手な苦を取り込み、それがそのまま身に付き、評価されない自分の中でものが正しく見え始めたら合格。

マットブラック/おぼろ豆腐


◆六白金星(S15、24、33、42、51、60、H6、15年の2/4~翌年2/3生まれの人)
60点。
北は六白には比較的過ごしやすく実力を発揮できる時期だが、目立ちたがりでリーダーシップをとりたがる六白や無理をしている運の弱い六白にとってはきつい1ヶ月。年盤では中宮(最高運期)にあって謙虚さが求められる六白が、月盤では最衰運期にあり、ここで気をつけるのはまず無理をしないということ。ところが望まれたら乗らないといけない、お願いされたら受けなければならない。北のしんどいときに、引っ込もうと謙虚に努めるのに求められるのは運の強い証拠。そんな時期に、一方では望まれていないのに動きたがる六白、やたらとやる気のある六白は運が弱いのだ。どちらにせよ金銭的にも肉体的にも精神的にもきついけれど、運の強い六白は舞台を用意され、状況が把握できている分け、黙って地道にやっているはず。
北は自分の底力と、人からどれだけ求められるかを量る絶好のチャンス。運の弱い六白は不満ばかり言って人の期待を裏切り、人を傷つける言葉を吐き、積み上げたものを破壊して人間関係が切れていく。そんな人間関係の持ち方を終わらせて、新しい自分を始めることで学びの多い衰運期にできれば、生まれ変わることができるし、臨時収入もあるけれど、それよりもお酒を飲んだりお付き合いが楽しくなるはず。

オレンジ/チキン南蛮


◆七赤金星(S14、23、32、41、50、59、H5、14年の2/4~翌年2/3生まれの人)
60点。
だいぶ調子が上向いてきた七赤金星。何か始めるなら今月スタートを切っていいが、ただしそれは行動を起こすという意味ではなく、先月から暖めてきたことに対して準備を始めたいのだ。衰運を抜けたばかりでまだ本調子ではないけれど、ダッシュしなければいけないようなことが起きてくるが、無理をしてはいけない。今月は思うように全体が動かないことに苛立ちを覚えるとごう慢な発言が口から出てしまう。今は自分の準備をするべき時期なのに、その準備を怠っていると、人が動かないことに不満を言ってしまう。準備は黙ってやらなければいけない。そこに
明るさと行動の早さが求められるときに、口を開いて余計なことを言うのはNG。口を開くなら絶対に明るい言葉、元気な挨拶と掛け声がいい。「何でやらないんだ」ではなく、「元気にやっているか? がんばれよ!」と明るく声をかけてやる。そうやって玉に紐を通して数珠をつなぐように、人間関係の基盤をキッチリ作る。七赤は周囲から「七赤をもり立ててやろう、暖めてやろう」と思ってもらえる自分作りをする必要がある。そのためにはまず、布施することで周囲に火をつけてやればいい。焦らず、面倒くさがらず、自分はしっかりビジョンを見て、人を褒めて励ます。そうすれば周囲は必ず「この人のためにがんばろう」と思ってくれるようになる。

ダークブラウン/明太子


◆八白土星(S13、22、31、40、49、58、H4、13年の2/4~翌年2/3生まれの人)
40点。
東に出ると調子が悪い八白土星。一白、六白と並んで有頂天の星である八白が、動いてはいけないのにソワソワしてしまう。「山」の意味を持つ八白が動くと「地震」になるため、準備もせずに動き出してはいけないのだが、今月は全体が動くことで否応もなく動かされてしまうし、動かなくてはいけなくなる。何が言いたいのかといえば、動いてもダメ、動かなくてもダメということ。だったら動いたほうが得なのだ。動いて調和を取る。土星の中でもとくにえこひいきの強い八白は、「山」の意味だけに無意識にえこひいきになってしまい、陰に回る者が出てくることを知らない。八白は自分の存在そのものが日陰を生むということを知っておかなければならない。その日陰に光を入れたい。日陰は雪が残り、実がならない。また山は頂上ほど冷えていて、空気も薄く、自分に近い存在ほど心を見落とすことが多い。目標を目指して上り始めた者ほど元気だが、途中でだんだん嫌になってくる。えこひいきしたにもかかわらず、側近の心は冷えている場合が多い。だから山が意識してほどよく熱を与えてやる。山は熱を持っている(噴火する)。だから自ら熱を持って周囲を暖めてやる。これは八白の人生上の問題でもある。全体を調整しながら、熱を持って人の世話をすることで、日陰と日向の差別を見つける力が身につく。

バイオレット/えびフライ


◆九紫火星(S12、21、30、39、48、57、H3、12年の2/4~翌年2/3生まれの人)
80%。
九紫の高運気がやってきた。年盤上は高運気ではないので、以前ほどのパワーはないが、今月は過ごしやすいと思う。過ごしやすいと問題となるのは九紫の暴君ぶりである。独断というか、傲慢というか高飛車になりやすい。そこで重要なのは「何があっても自分のせい」ととらえて受け止めること。受け止められないと「お前が悪い」と言われるから、最初から腹をくくっておこう。今月は調和を保つことが大切だから、話をこじらせないように全体を整えることがポイントだが、整わず自分に火の粉が降りかかる。それを「自分の責任」ととらえられるようになると、九紫は人付き合いがうまくなり、誰でも導いていくことができるし、明るさが身について軽快なトークで人を喜ばせることができるようになる。自分より権威ある人、目上と付き合うのは非常にうまいが、基本的に人付き合いは下手な九紫だが、それを乗り越えるチャンス。思いが伝わらないとイラっとして舌打ちしたくなるが、どこまでも柔らかく、分からないところはどこか聞き出すような対応していくと、自分の傲慢さが見えてくるし、謙虚になれる。九紫がこれを手に入れたら鬼に金棒。「おーい元気か」と周りに声をかけられるようになれば合格。飛行機に乗って遠くに行くのもお勧めだ。

アクアブルー/シーザーサラダ


2012年5月の運勢

2012-04-28 | 九星気学

5月5日~6月6日まで  気学上 乙巳 五月 旧四月


全体運
天の気(宇宙のエネルギー)は【乙(きのと)/木性・陰】で、種を割って出た芽が右往左往する姿を現している。これを「軋み(きしみ)」といい、今月、天は軋んでいる。ということは、5月は政界再編に向けての軋みが起こる可能性がある。消費税が決まるのか、いよいよ大連立に向けて動くのか、それとも大阪維新の会が国政に出るための準備を始めるのか。4月の動向もあるけれど、5月が一つの山場となり政局を迎える可能性がある。軋みとは摩擦だから、反対勢力があるなどさまざまなことが予想される。もう一つ、軋みには「地震」の意味もあるから、軋んでいた復興事業がこのあたりからスタートする可能性もある。また「軋む」と同時に、「軌(き/軌道・道筋)」が明らかになってくる・出口が見えてくるとしたら、復興事業がスタートすることで株価が上昇するが、その上昇は一時的なものになるだろう。
今月の恵方は【庚(かのえ)】で「さらに」という意味がある。4月の【甲(きのえ)】が「更に」となるので、何か反対勢力を押し破って出てきたものが、さらに力をつけてドンと前に出てくる可能性がある。また甲(きのえ)は「検閲」という意味がるので、十分民衆にさらされて、民衆の評価を得ていく。だからなお、5月は世の中の動きが面白い。首相に指名されそうな人は、総裁選前の批判を避けて一瞬姿を隠すから、石原新太郎あたりは表に出なくなるかもしれない。検閲されるとか、民衆の是非を問われる状況に置かれる……そういう意味では選挙の声は上がるだろう。個人の人生においては、スタートしたものが軋みながら動いていく。だから4月中に何かを始めたかが重要になる。もし4月中に始めたものがあるなら、もう一発踏ん張るといい。始めたことで安心するのでなく、始めたものは伸びていくけれど、「さらに」と力を加えたものは【恵方】となり、ツキとチャンスに恵まれるから、4月に強引に出たもの・パキっと音を出して割って出てきたものについては、もうひと踏ん張りしてみること。

地の気(地球のエネルギー)は【巳(み)】で、止まるという意味がある。【辰(たつ)】は伸びる、【巳(み)】は止まる。止まるというよりも溜まるという意味合いがあり、ぎゅっとつぼみになるように栄養がたまる。伸びたものがぐっと集約されるから、これまで皆が負けずにやってきた経済活動がここで一つ実を結んでいくかもしれない。逆に、今月丸まらないものは花は咲かないし、何もやってこなかった人につぼみは付かない。何か継続的にやってきた人、目標を持って歩いてきた人ならつぼみになるし、それは花が咲く一歩手前だから、その歩み方は正しかったということ。さらにこのつぼみは、いずれ実質的な金銭的ゆとりにつながっていく。
【丑(うし)・巳(み)・酉(とり)】は【金局三合(きんきょくさんごう)】といい、つぼみをつけたものは全部お金につながる。今は見えないけれど、天に道がつながっている。またこの5月、あきらめずに歩き続けている人は、今は「苦しい」が見えているかもしれないが、もうすぐ「宝=欲しかったもの」が見えてくるから、とにかく歩き続けよう。また何かを束ねて歩いている人、何かを集約しようとしている人も、全部お金につながっていく。だから5月は事業の拡大ではなく、縮小するなど「まとめること」は賛成。「集める・束ねる・溜まる・集約する」がキーワードとなる。
【酉(とり)】は「酒壷の中で熟成した酒」の意味があり、熟成しているもの、束ねていくもの、まとまっていくものなどは、実は非常にお金に縁がある。それを5月にやっているかどうかが重要。宝までの道のりは遠いが、近づけば近づくほど匂いは強く上がってくる。だから諦めずに歩こう。その道は間違いなく上り坂で、暗い上り坂ならその道は正解ということ。そのときに事業を縮小したり仲間をまとめたり束ねることができれば、必ずこれまでやってきたことがつぼみとなり、全部まとまってくるし、道筋が見えるようになる。一方、今月楽をしたい人はハズレ。


人の気は【二黒土星(じこくどせい)】で、二黒には「古い・大地・育成する」という意味がある。今月は古いものに吉。それから、育成ということに携わってきた人には吉で一つの結果が出る。一方、今月はじっくり準備してきたものを変化させてはいけない。こうやりますと言っていたのに、全然違うことになっているのはまずいから、準備してきたものは変えずにスタートを待つこと。同時に、今月は何か変化できなければ五黄殺。何かやろうと準備してきたのに、途中で自信がなくなって止めてしまう人、変えてしまう人がたくさんいるが、それはつぼみをつける前なのだから、今月は「そういう自分を変化させろ」「そういう自分を止めろ」と【丑】は言っている。止めることができれば今月は合格で、【寅】は「始まる」という意味から、「止まると始まる」。逆に止められないのはワガママでしかなく、その者は間違いなく準備してきたものを変化させてしまい、事件・事故・トラブルに発展していく。継続してやってきたけれど不協和によって行き詰まり、「これは本当に私のやりたいことじゃない」「私のやりたかったことはこれだ」と、また勝手に理由をつけて変化していく。だからそれはつぼみ(お金)にならず、また貧乏クジを引いていく。日蓮の言葉に「汝早く信仰の寸心改めて実乗の一膳に帰せよ」という言葉があるが、人間が幸せになるのは「寸心」だと言っている。ほんのちょっとしたことなんだと教えている。「私にはできない」「もう無理」というその心は「気のせい」であり、準備してきたことに間違いはないのだ。また今月、新しい話に飛びつくと痛い目を見るが、なぜそうなるのかというと、いつも最後までやり通さない尻の軽さがあるからだ。そういう自分を4月に捨てる予定だったのに捨てられずに来た人は、今月その種が発芽する。二黒中宮のときは、対中相性で向かい合わせた星同士が皆仲がいい。だから古いものに着手して整理・処理してきた人、または地道に自己改革してきた人……とくに心の中の問題をきちんと処理してきた人は、万象繰り合わせてオールクリアになる。まとまるぞという姿なのだ。その結果がつぼみになっていったり、暗闇の中で坂道だと思って歩いていたけれど目標に繋がっていく。きっとその道のりは長かったはずだが、全部報われるからしっかり歩こう。



一白水星
(S20、29、38、47、56、H2、11、20年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 90点。運気のいい今月の一白水星。これまでやってきたことがつぼみ化していくから、ここはひとつ焦らないこと。つぼみ化してもドンと発射せずに、つぼんだまま大事にしておかなければいけない。発射は6月、中宮で花を咲かせればいいから、今月はじっくり行こう。一白は高運期に限らず、何でも気軽に引き受けて忙しく過ぎてしまうし、ダブルブッキングも多い。それでは信用を落とすから、ここはじっくり、仕事を減らすぐらいでいい。無理に減らすことはないから「減らすぐらいの気持ち」で、つぼみ化していくこと。花がきれいに咲くには、温度差や起伏、緩急があることこが大事。温度差とは、起伏を作ること。高運期で、大股でドンドン歩いていてもちゃんと休憩する。休憩しても嫌でも上昇するので、ブレーキを自分でかけること。それがぎゅっと凝縮するつぼみとなる。ここで温度差を与えれば、バッと咲くときに綺麗なピンクの桜になる。上手に休みを取れるように調整することが今月は大事なのだ。全部自分で引き受けず、人に任せてみるといい。そうすれば人も育って一石二鳥。



二黒土星
(S19、28、37、46、55、H1、10、19年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 90点。高運期だが、「不変運」の二黒は高運期ほど衰運に感じるので、気分的にはあまりよくない。また「裏(裏方)の星」であり、目立ちたくない二黒が表に立たなければならないから、余計に具合が悪い。そういう時はどうするかというと、二黒中宮(中心)ということは対中相生(向い合せた星が全部吉)になるから、二黒が中宮にいる時は周囲をまとめることに心を砕くことが大事。そんな「二黒らしさ」とは何かというと、「見えないところでの心遣いや努力」なのだから、周囲をまとめることに心を遣ってみるといい。揉めている親族がいたら仲良くなるよう触れてみたり、離婚で揉めているなら仲良りするか、もしくは協議がスムーズに進むように触れるなど、何かしら周囲を整えまとめていくことが重要。ところが、それは「嫌だ、嫌だ」という心があれば暗剣殺で、後ろから何か事件、事故に追われる姿となるから、何か責任に追われて、次から次へと忙しいという状況になる。一方、積極的に全体を取りまとめている、積極的に裏方に回る、積極的に地味なことをこなしている二黒は、きっと多くの仲間や友人・知人、またお金や物、知識情報が集まってきて、想定外の喜びとなるだろう。



三碧木星
(S18、27、36、45、54、63、H9、18年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 50点。月破でなければ60点の今月、気分的にはかなり楽だが、「種」を意味する【亥(い)】の【破壊殺】が-10点で、その「種」は物の見え方が間違っていることを表している。もし冷めかけている人間関係があれば、我慢せず早急に対処したい。それはきっと【六白(乾)】の「相手に施す」気持ち(させていただくという感謝の心)が枯れ始めていたり、施すことに疑問を感じ始めているのだ。「乾は大志なり」といって、六白は与え続けて見返りを求めないが、今月の三碧は主人や妻、子ども、友人、上司、部下などに対して見返りがないことで不満を抱き、そこから心が離れようとしている。だからここで、もう一回与えてみたらどうだろう。なぜなら三碧にとって、これまではそれが生きがいだったはず。相当距離が近くて、その人に施すことが喜びだったのに、冷めてきたぶん見返りを求めてしまう。今月は衰運の入り口だから、黙っているとどんどん冷めていくし、自分では止められない。そこで太陽の意味を持つ六白の気を借りれば温まる。すると「雨降って地固まる」「地固まって水湛(たた)える」というように、豊富な水で潤い万事うまくいく。三碧のすごいところは、飽きもせず人に親切にできるところで、沈むことのない「朝日」なのだだから、自分らしく、どこまでも懲りずに親切に、布施し続ければいい。



四緑木星
(S17、26、35、44、53、62、H8、17年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 80点。調子に乗りやすい今月の四緑木星。恵方と天道がなければ70%だが、無責任な時ほどパワーが炸裂する。「楽しければいい」というような感覚で、周りから見るとどこかいい加減に見えてしまう。準備しない・片付けしないというような印象がある。役割が違い、そもそも盛り上げ役なのだが、その四緑が西に廻座して、いい加減さが炸裂してしまう。自分の都合のいい時だけ人の世話をし、不都合が生じると人のせい、何かのせいになるのが四緑の特徴。この四緑が80%という運気にのって調子に乗り、言葉のミスが多くなる。一番は「私がやってあげている」という思いから不足不満が出てしまう。「やってあげている」ではなく、「させていただいている」になってくるといいが、とにかく今月は不満を言わないこと。人の世話をするということは「自分が苦労をする」ということなのに、「自分だけ苦労している」「してあげているのに誰も協力しない」と思っていたら、それは「世話」とはいえなくなる。その思いを止めるためには、ここはぐっと堪えて「させていただく」という気持ちでいきたい。そうすれば恵方で、天への道が開く。それができれば、ついてくる人がなかなかいない四緑に、今月はついてくる人が出てくるはず。



五黄土星
(S16、25、34、43、52、61、H7、16年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 90点。五黄は何かしら過去に失敗したことがあり、今月はそれを補填し、クリアしなければいけない。五黄が北東に廻座した時は非常に過ごしやすいが、この時、五黄がしなければいけないのは何といっても「変化」である。それは「地道さ」が必要でで、五黄が地道になったら鬼に金棒なのだ。要は「名参謀」「名番頭」「縁の下の力持ち」と言われる五黄が、汚れ役を買って出ることができたら最高なのだ。それを嫌って目立ちたい、目立つことだけしたいという思いがあるならば、その心が後々、衰運(北)で苦しみとなる。だからこの運気の強い時期に、自制心でもってその月の心構えに従い、自分を作り変えることに五黄は力を注ぎたい。ひたすら地道なことの反復で、自らを省みることだ。「止まる」ことに三合だから、とりあえずこれまでのことを止めてみよう。衰運の中での運気の強さゆえに、勘違いが増幅する。気の高ぶりでいろんなものに出会う から、全部チャンスに見えてしまい、次から次に手を出して、結局お金だけ失くしていく……そういうことが五黄にはある。だからここは一つ「止まる」ということが大事で、止まれば溜まっていき、止まるから束ねられる。つまり止めて束ねたら変化できるということ。



六白金星
(S15、24、33、42、51、60、H6、15年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 30点。後天上位の南・九紫に廻座して、今月は非常に過ごしやすいけれど要注意でもある。それは「太陽」と言われる六白が、自分の後ろにもう一つ太陽を背負っている姿で、太陽が太陽に照らされている姿となる。その背後の火が強過ぎて……世の中が明る過ぎて、自分が陰になっていること分からない状態なのだ。実はその後ろにある太陽のお陰で物事がうまくいっているのだが、そこを見落とすから翌月北で苦労する。だから今月、六白は勘に頼ってはいけないし、うまくいっても自分の実力だと勘違いしないこと。また明るく前向きなのはいいけれど、調子に乗った言葉や無責任な発言は避けたい。人が「あなたのために頑張りたい」と思えるような言葉を使うためには知識・智慧が必要だから、今月は表に立つよりも、一線を退いて読書や勉強をしよう。すると声がかかり、「これを育ててほしい」と頼まれて出ていくような役割……町内会や学校、組織、団体のまとめ役が来るはず。お願いされたら快く引き受けて、優しく触れ合うだけでいい。また選ばれたら地道にやること。自分から発言せず、聞かれたときだけ答えること。つい口が出てしまう六白だけに、今月はそこをぐっとこらえることがポイント。



七赤金星
(S14、23、32、41、50、59、H5、14年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 70点。七赤は北(最衰運期)に落ちても、一白(同類の星)の上に乗るため、非常に過ごしやすい。ただこの時に問題なのは、利口な七赤なら動かないところを、運の悪い七赤は動いてしまう。運気は下火なのに70点の気の強さで、新しいことに手を付けてしまう。そんな七赤が今月すべきことは、自分の心を調整すること。物を頼まれてもその人との間合いをちゃんと図り、距離をとること。そうやって調整・調和をとることが、5月の七赤の心構えなのだ。そうすることで大きな希望が見えてくる。「あんなことをしてみたいな」「これはこうしてみようかな」と夢をたくさん語ることで調和がとれていく。とくに過去に諦めたことならなお「やってみようかな」と言葉にしてみるのはいい。始めるかどうかは別にして、いい加減でいいから次々と夢を語ってみよう。その調子よく話している感じがいいのだ。ただし、今は動かないことが大事。大風呂敷の七赤が夢や希望を語ると周囲がワクワクするし、何となくほのぼのとしたものを与えることができる。そうすることで、自分の行き先に少し希望が見えてくるし、生きがいが見つかる場合もある。見つかったらそれは重要度が高いから、周囲にはあまり言わず、メンターにだけ話して大事に温めたい。準備を始めるのは6月、スタートは7月がベスト。



八白土星
(S13、22、31、40、49、58、H4、13年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 90点。点数の高い時の八白は、そんなに調子は良くない。今月は、二黒の上に八白が廻座していて、それはだだっ広い大地の上にドンと山が立っている姿。だから四方から見える富士山みたいなもので、そこにいるだけでいいのに、この富士山は調子がいいとしょっちゅう動きまわってしまうが、山(目標物)が動くと邪魔でしょうがない。だから、じっと皆が登ってくるのを待たなければならない。それが八白の山の姿で、そうなるためにはこまめにメールしたり、連絡を取ってみるといった関わりが必要になる。山が動くのは地震や地角変動する時だから、地面が動いてくれないと山は動けない。地面が動くということは、大衆が動いてくれないと八白が動けないのに、八白だけが動いてしまうとついていけない。八白が1人で動いてもそれは形にならず、皆に動いてもらえるように、普段の関わりが重要となる。中でも「悪いことは私のせい、いいことは皆のおかげ」と言える心が大事。「なんで私ばっかり」という心に問題がある。だから準備が整っていない(普段から、そうした人との関わりができていない、動いてくれる人がいない)八白は、今月動かないこと。準備不足で動けば想定外の問題や弊害が出てしまう。高運気でも動けないということは、今まで何をしていたのかと問われてしまう。八白が目標を達成するには、いかに動かずに周囲に心を配り気遣いするかである。



九紫火星 
(S12、21、30、39、48、57、H3、12年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 80点。どれをとってもいい感じだから大股で歩いていいが、唯一の弱点は横柄な態度と言葉遣いだから、ここさえ気をつければ後はOK。もともと器用な九紫は何でもこなすが、今月は自らノルマをかけ、もっと高いところ(できる以上のこと)を目指してやってみるといい。5できるなら10やる、2日かかるなら1日でやってみる、10人集められるなら100人集めてみる。そうすると、九紫は自分ができることをやってきただけで、自分の能力を超えようとはしていなかったことに気づくはず。九紫はいつも勝算のあることにしか絶対に手を出さない。負け戦を勝ち戦に作り直そうとはしない。六白はあきらめが悪く、どうにかならないかと考えるが、九紫はあっさりあきらめてしまう。今月はその軽さがと出やすいから、「軽くできること」だけをやらずにノルマをかけていこう。そうやって自分の心を育て、我慢強さを身につけたい。もともとスタンドプレーの九紫が、多くの人の協力を得て何か形にできるようになったらいい。九紫は何でも自分でやるから「お陰さまで」と言えない。それが言えるようになり、全体と調和が取れるようになってきたら大したもの。九紫が大人しくなり、全体を見渡せるようになったら本命を生かしているといえるだろう。



2012年4月の運勢

2012-04-03 | 九星気学

4月4日~5月4日まで  気学上の辰四月 旧三月

全体運
 天の気・十干(宇宙全体のエネルギー)は【甲・木の兄(木性/陽)】で、「種が硬い殻をバキッと割って芽を出す」という意味から、何かから割って出てくるものがある。地の気・十二支(地球のエネルギー)は【辰・しん(土性/陽)】で「震えながら伸びる・茂る」という意味があるから、軋轢(あつれき)は相当強まっていく。消費税引き上げを受けて、維新の会が強引に伸びていくだろう。とにかく4月はポイントとなる月で、東の【卯】に暗剣殺がかかっているからマスコミの論調は正しい情報を出しづらいし、一体どの声(意見)を聞いたらいいのかわからない。そんな中で今月は反対を押し破って一歩前に出た者、また苦労の多い道をあえて選択している者は正しい道を歩んでいると思って良い。何より人間関係はいつも以上に大事にしたい。景気は悪く、3月決算の苦労が4月に及ぶが、この時期に利益優先はうまくない。とくに調子のよい話には必ず裏があるから、縁故関係や信頼する人間からビジネス性のある話が来ても乗らないこと。また今月は小さなこだわり(見栄・体裁・プライド・不満)を捨てられずにいると、将来的な行き先に向けて調整したり変化したりすることができない。ビジョンを貫き、色々なしがらみを捨てて、これまでを終わらせて新しく始める人は目標に手が届くようになるし、ビジョンを声に出していく人は割れない殻を割っていく。これまでのものを止めたり、止めて変化したりすること、改革することは苦しいが、それを覚悟でやれば巨大な人脈を形成してくことになる。人の気・九星(生命のエネルギー)は【三碧木星・さんぺきもくせい(木性/陽)】で、明るさのある人はツキとチャンスに恵まれる。一方、触られたくないものは隠しても言葉に出るから、そういう意味では心の処理をするにはとても良い月といえる。心は誠実に、積極的に変革していくこと。先が見えず苦を感じるが、人生の基盤作りだと考えて、明るく積極的に地固め・反復をしながら心を磨こう。地味なこと、裏方のこと、面倒なことはとくに一所懸命にやりたい。ここへ来て、東電は一つ区切りを迎えそう。地震はもし日本で起きるなら千葉沖で、水害も。三碧には「震える」という意味から、軋(きし)み方、軋轢が激しくなる。倒産件数は増加傾向にある中、中国もロシアも経済的な局面を迎える。いろんな意味で緊張感のある1ヶ月だ。今月遊び歩くのはうまくないし、油断は禁物。



一白水星
(S20、29、38、47、56、H2、11、20年の2/4~翌年2/3生まれの人)
 70点。東で必ず暗剣を背負う一白。元々持っている調子の良さが問題となり、この時期は相手の言葉や思いをくみ取れず、誤解を生んだり冤罪になったりする。しかしそうなるだけの理由があり、自分の世界に浸ってしまうと周りが見えず、横柄な感を与えてしまう。軽い調子で出た言葉がトラブルにつながってしまったり、孤独星ゆえに人との触れ方が面倒そうな印象を相手に与えてしまったり、一白本人に悪気はないからこそ、今月は意識して人の思いをくみ取りたい。そのためには今月、3呼吸置いてから話し始めると良い。来たものにすぐ反応せず、間を置いて返事をすると恵方【甲】となり、これまでの自分の殻を割る難儀はあっても、トラブルは避けることができる。誠意を持っていても言いがかりをつけられることがある一白だから、ここはゆっくり歩くことでミスを避けたい。一白が本来持っている、ふれあいの優しさや人を元気にする力を発揮するためには、一旦間を置いてみること。その間があることで、相手を本当に喜ばせることができるし、調和が保たれる。


ニ黒土星
(S19、28、37、46、55、H1、10、19年の2/4~翌年2/3生まれの人)
80点。不変運の二黒は高運期ゆえに3・4・5月は何となく悶々とするが、今月は二黒の持っている潜在能力「ボソッと言ったひと言で相手に理解させる力」を引き出すのに良い月となる。そのためには反復と、先を読んで物事を考えることが重要で、いつも苦手で逃げてしまうその2つを、今月は何とかクリアしたい。そのためには赤や紫のグッズをそばに置くこと。課題は人によって違うが、全体の意見のまとめ役として全員に連絡を取ったり、声をかけていったりするようなことかもしれない。幹事を頼まれたり、町内会費の徴収に回ったり…苦手なことを何度もやらざるを得ない立場に置かれてしまう。できれば引きこもり、やるべきことも後回しにしたい二黒だが、面倒な役割をいくつも抱えたときには新しい人脈ができており、その人脈は表現の下手な二黒の気持ちを上手く代弁し、理解してくれる人物なのだ。年上なら男性、年下なら女性。また自分自身で改善したいものがあれば、4月はそれを変えるチャンスとなる。


三碧木星
(S18、27、36、45、54、63、H9、18年の2/4~翌年2/3生まれの人)
80点。三碧は南東という高運期の時に実はあまり良くないのだが、今月は恵方のおかげでいつもより過ごしやすいし、ちょうど良い感じ。最大の特徴は中宮(中央)に位置して「八方塞がり」なのだが、本当は「八方広がり」の意味がある。この運期の強い時に調子を出し過ぎると八方塞がりになってしまい、人間関係上のトラブル……とくに金銭にまつわる事でだまされる事があるかもしれない。それはすべて三碧が上ずっていることに原因がある。周りが見えておらず、思慮深さに欠けてしまう。それを回避する唯一の手は何かというと、率先して能動的に建設的に他人の面倒を見るということ。中宮にいて勢いがあるから、どうしても人に関わることが面倒くさいと感じてしまう。しかし本来三碧は世話が上手いから、面倒くさがらずにやってみる。そこに三碧の三碧らしさが生まれ、窮地に陥ったとしても打開策が見えてくる。そのときは1つではなく、いくつも道筋が見えるのだが、正解の道筋は「華やかさ」がキーワード。つまり普段から華やかな物・世界に触れておくことが重要。


四緑木星
(S17、26、35、44、53、H8、17年の2/4~翌年2/3生まれの人)
60点。年の運勢(今年の運勢)上は全般的に強い四緑だが、月の運勢で衰運期を乗り切れるかどうかがカギとなる。責任から逃げない心を身に付けて、最後の一枚余分なものを取り切ることができれば争いは避けられるし、誰かに導いてもらえる。経営者であれば足元が固まるし 事業をしてない人であれば家庭の中が安定する。未婚の人であれば人生の軸が固まってくる。 四緑は地味なことができる星だが、それが気分によるから困るのであって、もしその気分に左右されずに地道なことができれば、きっとそれは苦労の道だろうけれど 大きく脱皮できる。できなければまた、争いの中に身を置くことになる。四緑の橋下徹がここで脱皮できるかどうか。 彼は運が強いので、全面的対決という道を取るというよりも、これまでの過激な発言を捨てて、どこかで話し合って折り合いをつけるかもしれない。やっていることは正しいのだから言い方を変えれば・・・と思うが、しかしあの物の言い方だから衆望を集めるわけだ。ただ人の気は集めたのだからわざわざ敵を作らず、ちょっと落ち着いてもいいかもしれない。


五黄土星
(S16、25、34、43、52、H7、16年の2/4~翌年2/3生まれの人)
20点。今月は五黄にとって少々痛い月で、身ぐるみはがされる感じがするかもしれない。高運期に調子に乗ってしまうと、衰運の入り口で本当にきつくなってしまうから、いかに高運期を調子に乗らず、謙虚に過ごすかがカギとなる。そのために、いかに衰運期で心を作り直したか。 直していないと高運期の陽気に触れて上ずってしまうのだ。自分の心をコントロールできる五黄は高運期を上手く抜けられるし、できない五黄は調子に乗り過ぎて、とくに言葉のミスがすべての根源となって、全部失くしてしまう。また勘違いで「これはいいものだ」ととらえている自分に気づくまで時間がかかるから、スタートを切り、不安から焦る五黄はなかなか自分の価値観を変えることができない。そうした悪い癖が今月、火を噴く可能性がある。五黄は器用だから重宝されるのだが 重宝されるのと上手く使われるのは違うし、運の強い五黄は自分を理解する人が多い。また西にいるときは、どんなに忙しくても、家族と食事を一緒にとりたい。


六白金星
(S15、24、33、42、51、60、H6、15年の2/4~翌年2/3生まれの人
20点。衰運で六白の体が重くなり、体力が落ちて「気」が出にくい。なのに頭が凝り固まっているから、変化したがらない。「剛」(動かない)の意味を持つ六白が動くから、余計にくたびれる。休めばよいのに素直に聞けず、つい無理をする。高運期では気を抜くことができても、衰運気では本来の臆病さが出てしまい、気を抜くことは危険に感じてしまうのだ。今はなるべく自分の意見を通さない。自分が頑張ってしまうのは体裁や不安があるからで、不安からくる主観を通そうとするから疲れてしまうし、「やってあげている」と不満が出る。今月は心の調和が取りづらく、変化しなければならないことがたくさん出てくるから、休めといわれたら休めばよい。そんなに結果は変わらないし、届く距離は同じだから、休んでから歩いたほうが楽なのだ。自分の主観を一度捨てて合わせてみる。合わせられない心を止める。無理に動かず、こじ開けず、裏に引っ込み不満を抑える。休むことを受け入れられない心に問題がある。ズレのひどい六白になると、そうした状況すら現れない。リーダーは表に立たず、ゆっくり花見でもしたい。


七赤金星
(S14、23、32、41、50、59、H5、14年の2/4~翌年2/3生まれの人)
30点。南に廻座するため、「直感」や「パワースポット」など見えない世界やスピリチュアルの世界に傾倒する七赤はちょっとまずいことになるかもしれない。世の中は政局を迎えるかもしれないという時勢において、そうしたものに依存するということは現実を見ることができていないし、人生の軌道から脱線していることに気づきたい。自身の人生に後悔が多いのか、はたまた親に対する恨みが強いのか。どちらにせよ目が曇っているので、理性的になるためには本を読み、学びに行くことを始めたい。一方、学ぶことのできない七赤は仮想敵を作るなどして争いに身を投じていく。どちらにせよ、じっくり自分の心を省みるチャンスなのだ。ビジョンのある人は本を読みたい。経済書や成功本、啓発本ではなく、文学を読んでいる人は豊かな心と表現力を身につけていく。サスペンスやファンタジーもおすすめだ。


八白土星
(S13、22、31、40、49、58、H4、13年の2/4~翌年2/3生まれの人)
60点。北に落ちて八白は、鉄砲水で山がどんどん崩されていく感じ。雨の中で、泥のブロックを積んでいる感じ。体は重いし、仕事は寝られないような内容の事が多いため、日中眠くなり仕事の効率も悪い。今月は同じ過ちを繰り返さないことが大事。八白は、ビビリ癖から周辺状況を整えることだけして、本分と違うことに逃げる。物事をちゃんと直視せず、他の要因を引っ張ってきて、あたかもやっているようにみえるが、重要度が高ければ高いほど、ズレているので結果も出ない。しかも、本分とちがうことをやっているにも関わらず、今を保身するために、論理的言い訳をする。今月は北に天道を背負っているから、この八白の最も弱い部分を作り直すチャンスがきている。だから、ズレてしまうことのないよう、やらなければいけないことをきちんとやること。冒険をするなら、もっと従順に律儀に正確にすることがポイントとなる。


九紫火星
(S12、21、30、39、48、57、H3、12年の2/4~翌年2/3生まれの人)
60点(70点)。三合がかかっているため70点と言ってもよくて、運気は少し上がり始める。ただ年盤上は衰運なので、差し引くと-20点だから、実質は40点程度と思っておいたほうがいい。なぜなら今月の運気の強さに乗って、また横暴ぶりを炸裂してしまうからであり、九紫の一番気をつけないといけないところなのだ。だから今は、裏方に回って人を喜ばせよう。しかし九紫はそこが苦手で、裏方にはなんとか回れるが、裏に回って言葉の問題から毒を吐き、暴君になってしまう。だからここが九紫の正念場、裏方に回って、人の褒めるところをじーっと探すこと。もしくは、歯が浮くような褒め言葉で良いから言ってみることが大事。ここ最近やりたいと思ったことや、これまでやってみようかなと思いつつ諦めていた事を、今月は始めると良い。そうすると、高運気に花開く可能性がある。1つだけでなく、いくつもあると思われるから、それを全部やってみるといい。


2012年3月の運勢

2012-03-04 | 九星気学

3月5日~4月3日 気学上 卯月三月   旧二月

天の気・十干(宇宙全体のエネルギー)は【癸・みずのと(水性/陰)】で、「揆・き」は「一揆・いっき」という意味から、政治は荒れる可能性あり。消費税の問題などもここで噴出し、政局を迎えるかもしれない。場合によっては解散の前に総理辞任などの可能性もある。また辞めないまでも、大臣の失言問題などを背負う可能性あり。それより、TPPや消費税問題などでリーダーシップを発揮すれば「癸一・きいち(貫く・リーダーシップ)」となり、取ることができなければ「一揆(クーデター)」となる。今の流れから行けば、TPPと消費税問題は3月に押し切ることになる。だから消費税をかけての解散総選挙ならまだしも、消費税を決めてからの選挙とはどういうことだと、ひと山起きるかもしれない。同時に補正予算が通るか、3次予算が通るかも揉めるが、それは通る可能性あり。そのため3月以降の土建業が復興事業で一気に始まると、国内はわりと潤うだろう。ところが年の運勢からすると、昨年・今年と「ダメなもの・改革しなかったところは潰れていく」ので、復興事業が始まり、なんとなく乗数指数が高まっていくかたわらで、それ以外の業種は乗り切るのが困難となる。例えばトヨタはマイクロソフトと組んだが、そうした異業種とのコラボレーションは2011年の気である。【癸】には見えないという意味があるので、何となく消費者心理としては、景気が上がったようには感じられない。しかし成長率はこのときに上がり、3月決算期では経済成長率は高くなるだろう。


地の気・十二支(地球のエネルギー)は【卯・ぼう(木性/陰)】の気に乗って「強引に開いていく」というのだから、ダメなところはダメで一気に倒れていく。それにより国内は失業率が少し上がるかもしれない。だが復興事業で拾う受け皿があるので、消費税を決めることで不景気感が漂うのか、補正予算が決まって復興事業が始まり国内が潤うのか、二極化となる。ということは、儲かっている側はどこまででも儲かり、儲かっていない側はどこまででも儲からない。これまで信じていたものが無くなる、とあり、それは「強引に進めることで信用をなくす」ことなので、民主党内から割れて新党が結成される可能性もある。また巨人と言われる人が倒れたり、大企業も3月決算を乗り切れず、倒れるところが出る可能性がある。東電にも、何かしらの変化があるかもしれない。今月は目標を持っていることが大事なので、ぜひ目標を書き直したい。同じ内容でも構わないので書き出してみて、文章や内容に整合性を持たせるように書き直していくと、気づきがあるだろう。それによって見えなかったものが見え始めるし、これが次の目標を生んでくる。また目標を掲げることによって古い問題が明らかになり、処理することができれば大吉。一方、明らかになるがゆえに、また癖で逃げようとするとそれは凶だから、逃げずに乗り越えたい。


人の気・九星(生命のエネルギー)は【四緑木星・しろくもくせい(木性/陰)】で、中宮四緑の本宮に三碧が暗剣を背負って同会するので、「暗闇に信頼を利用した声あって姿なし」から、詐欺やこれまでの人間関係を壊すことになる。2月後半以降に出た話に関しては凶とみていいし、スカウトの話にも乗る必要なし。また3月は蓄えのないところは苦しい。この蓄えのないときに詐欺がやってくるのは普通で、ないのに借金までして何かを始めるのは間違い。企業がもし生き残りをかけるとするならば、社内にあるあきらめや後悔、人を嫌い、人のせいにする心を今月は処理したい。今月は問題を解決しやすい最後の月となるなので、決算期で膿は全部出し切ること。



一白水星
(S20、29、38、47、56、H2、11、20年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 60点。一白は衰運といえども、先月は過ごしやすかった。しかし今月は気持ちが焦りやすいので、いまひとつ落ち着いて準備を整えていくこと。目標が明確に見えていないので、ここでちゃんと目標を見直そう。【未】は「味わう」なので、味わうように目標を吟味していくとよい。義務や思いつきで目標を立ててはいないか、目標全体の調和が取れているのかを吟味し、整えよう。今月、生じてくる問題は矛盾が多く、一白には一番乗り越えにくい。指摘される内容は過去からずっと言われてきたことで、それが結構こたえる。一白は心に淡い小さい火(希望)が灯っているから、それに気づきたい。それは心の中にふっと生まれたもので、今月はその思いに薪を注ぐことをせず、小さくぽっとついたまま大事に持っておきたい。要は調子にのってはいけないということ。古い問題と併せて見ていけば、何をどうすれば自分の弱点が補えるのかが見つかる。それが見つかるから、このともし火は何ヶ月か後、何年か後に大きな利益になる。



ニ黒土星
(S19、28、37、46、55、H1、10、19年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 70点。普遍運(フラット)の二黒にとって、高運期は調子がイマイチ。ただ今月は「表に出る」「動く」「発言する」ことで発展とあるので、自治体やPTAの役員など役割を頼まれて忙しくなり、気持ちが落ち着かない状況が起きてくる。「気持ちが落ち着かない」というのは二黒が一番嫌う状況なのだが、ここは思い切って出てみることが大事。一方、役を受けずに下がると流れに逆らうことになり、逆に大変になる。来る役割はほとんど人のお世話ばかりで苦労を伴うから、余計面倒くさい。ぶつぶつ言いながらやってもいいが、ぶつぶつ言うのをやめてみると、ぶつぶつ言うほどの問題ではないことがわかる。不満が多く消極的な自分から離れるためにも、動くことが大事。二黒は基本的に積極性がないが、なんとなくやっているのに、なすべきことがわかる。だから、やるべきことは割り振って「お願い」をしてはどうだろう。「自分はこれをやるので、あなたはこれをお願いします」と、指示することを明確にして人にお願いする。「自分がやりたくてやっている」ということを意識するのも大切。



三碧木星
(S18、27、36、45、54、63、H9、18年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 60点。三碧は今月が一番厳しいかもしれない。多くの三碧は、過去に抱えた問題を処理できないまま生涯を閉じる人が多いし、処理されない問題が溜まってくると、突発的に事件・事故が起きてくる。そんな三碧は「説明すること」が大事。間違っていることをしているわけではないのに、わずらわしさが原因で説明不足となり、「また?」と言われることが多い。また今月、過去の古い問題が出てきて処理しづらく、無視して思い切り行くと足元をすくわれる。それを回避する唯一の方法は、自分のことは置いて人を「育成」するか、言われたことを「ひたすら黙ってやる」しかない。しかも右を向いても左を向いても怒られることを覚悟してやること。変な気の回し方をして、本人は極めたつもりでも、足りていなかったり、やり過ぎたりして怒られる。どちらにせよ、噛み合わない相手にどこまでも合わせていくことが、自分の過去の過ちを清算する唯一の方法となる。怒られることで腐らず、投げ出さず、最後までとことんやってみよう。どこまでも「望まれた通り」に、ちょうどいいところで調和できるがポイント。



四緑木星
(S17、26、35、44、53、H8、17年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 70点。中宮で最高運気だが、衰運気のとば口で注意が必要な今月の四緑木星。四緑は「都合がいいと世話好きの善人」だが、最後まで責任をとる覚悟がないため、不利益がおきてくると犯人探しが始まって、敵と味方の区別がつかなくなる。だから今月は最後まで逃げずに「責任をとる」と腹を決めよう。すると今月、最も四緑らしい「世話好き」を身に付けられる。気分のいいときだけ、お節介と言われるほどの世話好きで、それが四緑の「らしさ」なのだが、なぜそれが潰れるかというと自分に囚われるからだ。だから責任を最後まで持つと腹を決め、余分なことを言わず、もともと暗いから明るく振る舞うようにすること。都合に関わらずコンスタントに、逃げずにお世話できるようになればキラキラ感がキープできるし、四緑の「信用」は安定する。基本的に大柄で太っている四緑は運が強いが、痩せて見られたい四緑は本音と建前が異なり、虚栄心が強く、疑心暗鬼で感情が激しいから、いつも条件に左右されることになる。それから、どうしても今月は言葉の失敗が増えるから、それでまた信用をなくさないようにしたい。



五黄土星
(S16、25、34、43、52、H7、16年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 40点。五黄はこれまでのあり方がここで試される。調子に乗っていれば、高運気でありながらも物事が思い通りに進まず、随分と悩むことになる(とくに金銭的な問題で)。その第一の原因は、親分がいないこと。これまで自分の考えを押し通してきて、人から教わることは無いと思っている五黄は難しい。それを改めて目上の人やうまくいっている人の意見、親分、お師匠さんという存在に、助言をもらいに行けるか……要は、柔軟になれるかどうかだ。五黄の周囲にはいつも応援してくれる人がたくさんいるが、結局聞けるか聞けないかに尽きる。また五黄はピンチで責任から逃げるところがあり、五黄の経営者は自分の財産を守るために会社を倒産させることができる。また経営者でなくても、組織の中で自分の逃げ場所を先に見つけておいて、知らぬふりをしていられる。そんな五黄は多くの信用を無くすし、どんどん人間関係が狭まっていく。今月は周囲の事を考え、周囲の意見をちゃんと聞いて、利己的にならないこと。もし親分が見つかってヘッドハントされたら、それが一生涯の自分の人生を開く出会いとなる。



六白金星
(S15、24、33、42、51、60、H6、15年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 50点。高運気の歩き方によって差が出る今月の六白金星。中宮(最高運期)で理性を失い、過去を省みず、不足不満から暴君ぶりをさく裂させてしまった六白は、何かしらその場から撤退しなければならず、一気に闇に落ちる可能性がある。今月そうなると光は見えず、抜け出ることは不可能で、恨む相手がいて、誰かのせいにしながら地獄に落ちていく。一方、高運気でも理性を保ち、すべて自分の責任だと受け止めて頭を下げられる六白なら、周囲に仲間はたくさんいる。だから3月は用心が必要。12月、1月、2月の3か月をどう謙虚に過ごしたか、どう理性的に過ごしたか。この3か月の間に運勢に従い、自分のごう慢に陥る原因をつかんで処理することができたかどうか。六白が六白たる所以は、「乾は大始(大志)なり」だから、大きな目標があり、その目標から一度もぶれずに歩いてきたかどうかが重要。そして「乾は施すなり」だから、周囲に施してきたかどうか。それらがこの瀬戸際で、+50となるか-50マイナスとなるか、すべて結果となって現れてくる。



七赤金星
(S14、23、32、41、50、59、H5、14年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 60点。これまで調子の良すぎた七赤だが、ここへきて下降線となる。こういう時に重要なのは、勘に頼らないことだ。勘に頼ると全部はずれる。反発されると理が飛び感情的になるが、今月は自分を出さずにどこまでも理で押すこと。衰運は自分を出さない訓練が必要で、それが高運期に入った時の自分の精度に繋がっていく。カチンとくる時はすでに自分が出ているから、理をもって自分を省みること。今月は過去からの自分を全部清算するビッグチャンス。さらに、自分にノルマをかけること。今、手いっぱいでも、さらに自分に建設的なノルマをかけ、あきらめすにやり通すこと。すると余分なものが整理され、人生のバランスが取れてくる。逆らうものでも争うものでもなく、人生上のバランスがとれて整ってくる。例えば、人を通して自分を知ることができるが、その人のおかげでと感謝ができたなら、生まれてきて良かったと思える。だから母に本当に感謝できる。その心がつかめるかどうかが今月のポイントだ。



八白土星
(S13、22、31、40、49、58、H4、13年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 70点。そもそも理論派の星である八白には「山」という特徴があり、実行動よりも、動かず理論的に、来るものには与える力がある。その八白が今月は過ごしやすく、ひらめきは的を射ているのだが、そのひらめきを論理的にきっちり固めて整えていく必要がある。そもそも、そのひらめきは不満を埋めるために生じているから、それを万民に理解できるよう論理的に話をする必要がある。ところが、八白は筋道を立てるとぎこちなくなる。とくに個人の都合を満たす欲でひらめくと、うまく伝わらない。一方、人のためになるひらめきなら、それを論理的に話すと喜ばれる。自分がたくさん愛情をもらっていることが理解でき、不満の裏にある満足に気づけたら、八白(特に女性)の中にある強い嫉妬心がなくなる。勘やひらめきに頼らず、論理的に思考を組み立てることで、実は満たされていることに気づけるし、嫉妬心が薄れていく。八白の女性はひいきされていることが多いが、本人は全く気づいていない。また心地よさから特定の人だけひいきしてしまうが、視点を上げ、目標の視点でいつもものを見ることを意識したい。



九紫火星
(S12、21、30、39、48、57、H3、12年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 60点。ここへ来て運気は上昇し始めたが、「矛盾」が生じて二極化するため、高運期で心作りを怠った九紫は衰運で孤独に陥り、きつくなる。権力者など、目上の一人に認められたらそれで良い九紫は、人に物を任せても気に入らないから自分でやってしまい、その部分は上に評価されるため、自分は出来ているように感じて、自分以外はダメと見る。それゆえ九紫は傲慢になり、余計に孤独を生んでしまう。その傲慢さをそぎ落としたい。九紫は人のお世話がうまいし、頼まれたらよく動く。しかし、動いた分だけ「やってやった」という気になり、無意識に傲慢な言葉を吐いてしまう。そんな九紫から柔らかい言葉が発せられるようになると、「世話をしている」ではなく「させていただく(謙虚)」ということが理解できた証拠。傲慢で仲間ができにくいが、もともと能力もパフォーマンスも高いので、今月は「人から愛される」ということがテーマになる。親分の前だけでなく、普段から言葉の使い方・素振りを注意する。そんな九紫を戒めてくれる仲間がいることも大事。真摯に人に関わり、謙虚にやるぞと本気で、身を切るような思いでやれば、もともと持っている九紫の優しさが必ず表に出てくる。


2012年2月の運勢

2012-02-01 | 九星気学

2月4日から 気学上の2月 : 暦では 寅月正月が 始まります。

   新しい一年、、、 一念発起ですよ

 

天の気(宇宙のエネルギー)は【壬(みずのえ)/水性・陽】で、「責任・孕(はら)む・宿す・蓄える」を意味するから、今月は何かを孕む月である。だがそれはすぐ形には表れない。【壬】には「蔵」という意味もあり、収穫物がたまっている姿を表す。蓄える、集まる、たまる。人間関係上の苦労を孕む。そこに恵方がかかっているから、人を集めて人の世話をし、苦労している者には必ずツキとチャンスがやってくる。

地の気・十二支は【寅(とら)/木性・陽】で、今月は止まることではなく「始まる」ことで人生が発展する。未完成、不完全でも構わないから、とにかくスタートを切れば、必ず引き出してくれる人がいるはず。【寅(イン)】は「引」の意味があり、固い殻を割って出た芽は上から引っ張り上げてもらえるのだ。だから「こうしたい」という思いがあるなら、迷わず行動に移そう。歩いていくうちに「ああ、これか!」と見えてくるはずだし、最初はアバウトでも、だんだん形になっていく。何をやったらいいのかわからない者は、まず目標年収を決めるといい。するとそれに従って、ちゃんと脳が動き出す。そうやって見切り発車でもいいから、とにかく目標を設定し、行き先を決めて歩き出せば、最後の余分なものがとれて生きがいが見つかる。その余分なものとは、古くからの心の問題だからなかなか手ごわい。過去の自分を貫くか、目標に向けて新しい自分を貫くか。それは12~1月の歩み方で差が出る。2012年の気も【壬】で、2月の時点ではまったくわからない。そのくらい世の中がズタズタに壊れていく。出口のないトンネルでも、信じて進めば光が見えてくる。

人の気は【五黄土星(ごおうどせい)/土性・陰陽なし】で「集める・集まる」の意味があるから、これまでやるべきことをやってきた者は必要なものが集まってくる。また今月は全員が本宮(拠点)に戻り、これは実家に帰るようなものだから比較的過ごしやすい。大切なのは、それぞれの役割をきちんと果たすことと、「らしく」生きること。『天数系列(三碧木星・六白金星・九紫火星)』は明るく元気に声を出していく。『地数系列(二黒土星・五黄土星・八白土星)』は目立たず地道にコツコツやりたい。『人数系列(一白水星・四緑木星・七赤金星)』は人に優しく、柔らかな関わりを心がけること。そうしているうちに物事があきらかになるし、いろいろなものが見えてくる。


一白水星 
50点。一白は本宮で北(最衰運期)に廻座するのだが、お里だからそんなに大変ではないはず。少し希望が出てきていろいろ企んでいると思われるが、それは今はやらない方がいい。今は能動的に動く時ではなく、地固めをする時なのだ。高い目標に向けて飛びたければ、まずは射台を安定させなくてはいけない。行きたいところに自由に行ってもいいのだが、2月に関しては地固めをしたい。周囲に若者が集まり、年齢層が下がる分だけ活気付いて騒がしい今月、一白のやりたいことはなぜかうまくいかないが、やらなければいけないことには出合ってしまう、という矛盾が生じる。だから最初から新しいものには手を出さず、現在進行形のものをきちんと処理して地固め、足固めをしたいのだ。もしかしたらそれは0からやり直さなければならない規模のものかもしれない。それを無視して地道にやらなければ、物事は形にならずに壊れていく。地道にやればやったで、必ず自分の周囲が軋んでくるはずだが、軋むことは進んでいる証である。その軋みの中で、一白は身内の中でどれだけ信用を獲得するか。その信用を確固たるものにしていくか。これが一白の北における生活の心構えとなる。だがそれはそんなに難しい課題ではないから、そういう意味ではゆったりと過ごせる2月になる。


二黒土星
80点。マイペースな二黒土星は衰運~高運期の入り口まで(南・北・北西)が過ごしやすいため、本格的な高運期(東~)に入ると自分のペースで進まないことを嫌って全部投げ出しそうになる。今月本宮(南西)に戻った二黒は過ごしやすいが、先祖・親、そして一番は過去から持ち得てきたもの(=記憶)の処理が重要となる。何が問題だったのかを明らかにする時で、それはおそらく惑いからくる遅さにある。惑いには常に成長が伴うから、戸惑ったら躊躇せずに「前に出る」と決めておくといい。考えても答えは出ないから、戸惑ったら前に出ること。過去でも決断の遅さが問題となっているから、すべては自分の決断の遅さのせいだと自覚しなければならない。「もっと早い段階でやっていれば……」ということがたくさんあったはず。過ぎたことはしょうがないが、しょうがないまま来て、今の人生なのだから、どこかで処理しなければいけない。だから早く処理しよう。やるべきことも後回しにしているから、やりたくないことはもっと後回しになっている。そういう自分を悔い改めよう。そのことが生きがいを見つけることに繋がっていく。今月は本来の自分とは真逆のこと……人を喜ばせること、楽しませることを意識していきたい。そうすることで世話をする力が身につき、組織のリーダーとして確立していく。やりたくない事ばかりだろうが、自分らしくとはそういうことなのだ。


三碧木星
60点。三碧は先月、先々月といい感じだったが、東(本格的な高運期)に出てきたのでちょっとセーブをかけてみる。三碧は調和を取るタイプではなく、どちらかというと責任を取らずに「やろう、やろう」と声を出すタイプだから、調和を取ることが大変難しい。ところが今月は、落ち着いて全体を見回して調和を取りたい。自分の仕事が終わると気が抜けてしまうが、そこで全体を見回して調和を取る。それはそのまま人を育成することに繋がっていく。調和を意識することによって、三碧がやりたかったことが表れてくるし、それは育成している中で見つかるはず。意外と世話好きな三碧だから、物事を早く終わらせることよりもじっくり時間をかけて教えることが大事。じっくりやるのが面倒で、つい手を出してしまいがちだが、育成を意識することで全体を見る力が身についてくる。信頼されやすい三碧はたくさんの人に重宝にされるから、全てに応えることができず、そこがいい加減に見えたりする。今月は信頼確保を意識して、暗い人も不満の人もみんな合わせて連れて行くこと。三碧は伝わらないと見ると早々に断念する癖があるが、それでは育成にならない。今月はとことんやり抜くことで気長に待てるようになるし、信頼が増していく。

四緑木星 
40点。今月のテーマは「もっと前に出て声を出す」こと。リーダーシップをとり、前に出て声を出すと指摘されるから、四緑は基本的に前に出たがらない。とくに今月は「全部あなたのせい」と言われるから、いいことをしても褒められないけれど、ミスをしたら責任を問われ責められることを覚悟したい。四緑は責められないように、いつも責任をかわすのだが、今月は「すべて私の責任だ」と受け止めることが課題なのである。それができるかどうか、四緑がリーダーになれるかどうかの瀬戸際。 責任は取りたくないのに、自分の意見で人を使い回したいという、ちょっとずるいところがあり、本人は人を立てているつもりでいるのだが、立てられた方はたまったものではない。だから今月、四緑は前に立って声を出して、批判・攻撃されることが大事。また自分の意見を通したいなら、責任をとることが大事なのだ。調子がいいときは人のことを思いやり、心配してかばってくれるが、調子が悪くなったら全部が敵になる。今月はそんな自分を乗り越えたい。自分の都合に合わない相手や、感情的に認められない相手を傍に置けるようになったら、今月は合格。かなり難しいし、それができたら四緑とは言わないが、できたら「達人」といえるだろう。 四緑らしさというのは、そういうところにあるから、まずは心構えとして意識して生きてみよう。

五黄土星 
男女ともに40点。今月の五黄土星は男女ともに、周囲からの忠告を聞けるだけの心のゆとりと平常心があるかどうかが勝負となる。そもそも女性の五黄は男性の五黄よりもアクが強く、強情を張りやすい。強情だと、物理的にも精神的にも変化に弱くなるから、この忠告を聞かないと大変なことになる。男性の五黄は雷が落ちるように徹底的に言ってもらえるが、女性はなかなか言ってもらえない。嫌味な感じでチクっと言われるので、アクの強い五黄が反発せずに素直に受け取れるかどうか。今月は必ず忠告者がいることを知っておきたいし、それを聞いて改められるかどうかが、今後の進展にかかっている。心を鍛えてきた五黄ならば問題はないから、しっかり意識して過ごしたい。

六白金星
90%。運気は強く、ごう慢・横柄な暴君になりやすいから、徹底して謙虚を意識したい。謙虚というのは、まずは態度、言葉から意識しなければならないが、身についてくると態度以上に優しさがにじみ出てくる。多少ワガママで横柄な部分があっても、なんとなく可愛げがあって周囲から愛してもらえるのは、「謙虚」という言葉の意味が理解できて身についた証拠。それは自分が活かされていること、人に育ててもらったことへの感謝や、一人で生きているわけではないことが身に沁みている証でもある。だから多少表現が横柄でも、本音(心の中)が謙虚であれば、それはちゃんと周囲に伝わるのだ。本音で謙虚になれない六白は、運気の強さと好調ぶりから、ごう慢さを露にしてしまい、そのごう慢によって全部無くしていく。この危険な高運期をどうしのぐか。もともと「天」を意味する六白だけに、そのごう慢さも甚だしいから、調子に乗っていると大ナタでバッサリ切られるような痛い目に合う。そうしなければ謙虚さが身に付かないくらいごう慢なのだ、ということを、ここ北西に廻座したときにいつも自覚させてもらえる。とことん人に関わり、正しい物の見方を身につけよう。それがブレーキとなり、悦びが見えてくる。自分を制御できる理性の力と、楽しむ力、悦びの力。不足・不満があることが悦びであると理解できれば、またさらに謙虚が身につくはず。

七赤金星
 70%。ここへきてちょっとクールダウンだが、それでもまだ勢いはある七赤金星。今月はその勢いを外に向けるのではなく、家庭や実家、身内、仲間に向けてみよう。衰運に入り、ここまで走り続けてきた分の疲れがどっと出るため、何かしらやめたい、引退したい、休みたいという思いがわいてくるのだが、休むくらいなら家族と楽しむために時間を費やしたい。家の中で涙ぐむような思い出がたくさんできるように、何か計画を立ててほしいし、今月は家族を悦ばせるために自分にノルマをかけたいのだ。そうやって家族との信頼をはじめ、家庭内、親族内の調和を図ることによって、次のステップへの準備としたい。七赤は「八転び九起き」という言われるくらい、いつも世の中と戦っている感じがする。「いったい誰と喧嘩しているのだろう?」「どうしてもう少し、歯に衣を着せて物を言わないのか?」と思うことがある。もう少し謙虚な言葉を使えばいいのだけれど、どうも世の中と喧嘩している感があるが、それが七赤なのだ。それはそれで構わないのだが、2月はその戦いに向けて、チャージする時間に充てたい。節分を迎え、新たなサイクルに向けてワクワクしているだろうが、「まずは家族と楽しもう!」という思いを持つことが大事なのだ。

 八白土星
80点。自分のやりたいことだけをやってしまうのが弱点である八白土星。今月は幸せになると書いてあるのに、苦手なものは選ばず、幸せになるかどうかもわからない、自分の得意なことを取ってしまう。いま高運気にあることがクセモノで、これまでは全部不足に感じていた人生の中でちょっとした兆しが見えてくる。好きなもの、得意なものが見えてくるが、そこだけを見るのではなくて、「不足」「苦手」もちゃんと見る。2度見することが大事。1回逃したものは2度目で必ずクリアさせること。自分が決めたことやり通すことが大事。負けん気が強くて、やると決めたらやり通す人が多い八白だが、できることしかやらない。幸せへの道が与えられているのに、それとは違う別のものを選ぼうとする癖があるため、与えられたものが残ってしまう。与えられたものをやらないと、だんだん与えられなくなってくる。八白は、全部おいしくちょうだいするというのが「らしさ」なのだから、ワガママを言わず、選別(好き嫌い)」をせず、与えられたことを全てやること。運期がいい分だけワガママが通り、好きなことだけをやるから、周りからはできる人のように見えてしまうが、それでは条件変わった時に痛い目をみる。本来はやり通す力があることを自覚して、なさねばならぬことに向き合い、それを達成するというノルマをかけて今月は過ごしたい。

九紫火星 
70点。基本的に楽に過ごせる今月の九紫だが、矛盾が生じる。1つ目は人間関係上の問題で、とくに感情的対立からなる人間関係の損失の可能性が大きい。だから2月は感情的にならないこと。2つ目は思慮深く生活すること。行動を起こす前に考えることが大事で、うかがいを立て、確認を取りながら、自分の行動を抑制したい。ただしそれは、やると決めたことに不協和を感じて一歩も動かないこととは違う。やろうと思ったときに一呼吸おいてちょっと吟味するということが大事。さらに言うならば、やろうと思ったことに不協和を感じて止めてしまっていることを止めなくてはいけない。だからしっかり自分の心を整理してもらうことが大事。そうやって内面の調和をとっていくことが外部との調和に繋がっていく。八正道で話すと「正見」というのは「見えた智慧を確認する」という意味がある。心を止めて見る、摩訶止観と同じ。止まらなければ、ありのままは見えない。画像が流れていれば細部は見えない。止まって、心を正しく見る。見えたものを確認する。だから思考も正しくなる。そうやって心の調和を図るようにしていかなければ、また自分を見失ってしまう。心の調和がとれたら明るくなり、周囲に人が集まってくる。明るい空間に、ぎゅうぎゅうになるくらい人が集まって騒がしいだろう。


2012年1月の運勢

2012-01-05 | 九星気学

1/6は、24節気の「小寒」で、気学上の1月のスタートとなり2月3日までが気学上の1月となります。

寒の入りになり、全国的に本格的な寒さの始まりです。体調管理に気をつけて風邪などひかぬよう元気に過ごしましょう!


天の気(宇宙のエネルギー)は【辛(かのと)/金性・陰】。「辛(シン)=新」で、新しくなるには苦が伴うことを表している。物事は辛で始まるといわれるが、それは古いものを切り捨てて、終わることから始まっていく。2012年の気が顕著に現れる今月1月は重要月で、この1ヶ月が2012年2月~2013年1月までを象徴するから、意識して1ヶ月を過ごしたい。昨年3月に起きた震災の影響を受けて倒産した企業は多いが、辛うじて生き残った企業が、今月は最後のふるいにかけられていく。実入りの少ない12月を何とか乗り切ったとしても、1月~3月までは油断できない。基本的に景気は上がってきているが、欧州・米国はまだまだ困難な状態が続き、円高・デフレは解消されない。焦りは厳禁で、資本体力のあるところは生き残ることができる。障害をスルっと抜ける人・企業と、問題続出の人・企業がいて2極に分かれるが、今月の状態を見れば、2012年の1年間がどうなるか予測できる。昨年4月の不調は今月の不調につながりやすいので、昨年4月に苦しかった者は早く問題点を見つけて挽回したい。腐っている人(後悔の多い人、あきらめの心が強い人、誰かのせい・何かのせいにしている人、将来に対する不安の強い人)はトラブル続出となる。

地の気・十二支は【丑(うし)/土性・陰】で、西の【酉(とり)】に「天道」がかかり、大きな変化にご祝儀、実入りあり。【酉】は「酒壺」を表していて、壺の底からは熟成された酒(宝物・目標)が匂いわき立っているが、口から手を伸ばしても酒には手が遠く、なかなか届かない。匂いを頼りに、右往左往しながら信じて手を伸ばすしかないが、その道は決して安易ではない。それは何を意味するのか。自分を磨き、余分なものをそぎ落として新しい自分に変革した者、または変革しようとする者は【辛】で、そぎ落とす作業をする中で必ず希望や喜びが見えてくるはず。人の心の中の不安や淋しさはなかなかぬぐえないが、人の不安や淋しさをぬぐうことができる人はご利益を得られるようになる。恵方【丙(ひのえ)】は「あきらめずにぐっと(目標に)手を伸ばせ」とある。ご利益まで「あと1歩!」ではなく、「あと9歩!」という気分だが、ぐっと手を延ばし、背伸びをしたい。目標が見えているか。ビジョンを持っているか。目標・ビジョンへの執着があきらめない力となり、自分の余分なものをそぎ落とす力となる。乗り越えるのは難しいが、あきらめずに乗り越えたい。【丑】は薪を束ねた姿で、事業は拡大するよりも、3月決算目指して広げていたものを束ねて切る……内需縮小できるかどうかがカギとなる。業績不振のため苦肉の策として海外進出したり、国の行く末に希望が持てずに本社海外移転したりするのはうまくない。内需縮小と地固め。未来を見越して、今は止めること、止まること、蓄えることが発展につながる。同業者同士の結託、仲間との結託が大事で、新年会などで絆を深めるのは大吉。家族との外食も大吉で、12月の鬱憤を一気に晴らすことができる。12月に倒産を免れた一部の外食産業(ファーストフード、回転寿司など)は調子のいいところもある。

人の気は【六白土星(ろっぱくきんせい)/金性・陽】で物価は高く、給与は下降傾向にあるが、外食産業は盛り上がるし、繁華街は久々に華やぎそうだ。今月は元気で明るいことが絶対大事。今月は先を焦らず、とにかく止まって、ゆっくり自分の心を振り返ること。腐りと焦りを取れば将来の収入増につながる。目先の利益や儲けに走らず、果報は寝て待て。自分を律して心を整え、足場を固めて待てるかどうかがカギ。ばたばたせず、スタイルを変えない企業は生き残る。また利潤追求よりも、周囲の信頼・信用を得るべく、経営努力をしたい。そのためにお金を使うのは問題ない。

一白水星(S20、29、38、47、56、H2、11、20年の2/4~翌年2/3生まれの人)
50点。チャンス到来。争いの心、人を嫌う心、思い通りにならないことにとらわれる心など矛盾を排除し、どこまでスッキリ未来を見通せるかが重要な1ヶ月だが、コツは地道にやること。余分なものがとれて未来がハッキリ見えれば、天につながることができるから、今月は自分を超えた大きなものをつかみにいこうとすることが大事。たとえばこの世に産み出してもらったことや、地球が回ってくれていることに対する感謝の心が持てるかどうか。今月の一白は、両極端に分かれる。地道にできなければ、矛盾を抱えたまま、すべてが無に帰してしまう。人の思いを汲み取ろう。家族を通して、生まれてきてよかったと思えるようになろう。何か足かせとなるものが出てくるが、矛盾の中にあるメリットを見つけよう。気分は明るく声を出し、周囲と手をつないでいくことがカギとなる。

ニ黒土星(S19、28、37、46、55、H1、10、19年の2/4~翌年2/3生まれの人)
80点。なかなか自分のペースで進まないことを嫌って全部投げ出しそうになる今月の二黒土星。基本的には過ごしやすいが、先祖や親、記憶に関する問題の処理が重要課題となる。「何が問題だったのか」を明らかにできる時期で、それはおそらく惑いからくる遅さにある。惑いには常に成長が伴うから、戸惑ったら躊躇せずに「前に出る」と決めておくといい。考えても答えは出ないから、戸惑ったら前に出ること。また今月は何か生きがいが見つかる可能性も出てくる。「もっと早い段階でやっていればこうまでにはならなかった……」ということが過去にたくさんあったはず。だから処理することを早くやらないといけない。やるべきことも後回しにしているから、やりたくないことはもっと後回しになっている。そういう自分を悔い改めないといけない。そして今月は人を喜ばせること、楽しませること。すると世話をする力が身につき、組織のリーダーとして確立していく。やりたくない事ばかりだろうが、ぜひ乗り越えてほしい。

三碧木星(S18、27、36、45、54、63、H9、18年の2/4~翌年2/3生まれの人)
60点。南西に廻座(かいざ)して、いよいよ高運期に入ってきたから、これからはずいぶん楽になる。三碧は北(最衰運期)にいる時はさほど悪くないし、逆に意外と忙しい人が多かったはず。12月の北で30点だったのが、今月1月は60点となり、少しずつ楽になってきているし、目が回るほどたくさんの案件を抱えることも少なくなるが、余裕ができたときこそビジョンを見直す必要があるのだ。「しんどい」「面倒くさい」と気持ちが逃げているし、継続に疲れを感じているが、今抱えているものを減らそうとすると最後はゼロになってしまう。だからこそ自分の心の中をちゃんと見て、整理すること。体力的にしんどいと、未来が見えなくなってくる。忙しさに翻弄されて、くたくたになった2011年だったが、2012年はちょっと楽になるのだから、この時期に目標の見直しをしっかりやろう。

四緑木星(S17、26、35、44、53、H8、17年の2/4~翌年2/3生まれの人)
40点。四緑は高運期に入り勢いはあるが、まだ気の膨らみはそれほど強くない。不平・不満や過去の問題、仕事、実家の両親との関係、舅・姑との関係など、人生の基本となる部分が腐っていて、そこから常に問題が生じている。だからその中で何に対して恨みがあるのか、腐っているのかを探る必要がある。今月は三合で太陽の光が一番当たっているけれど、腐りを取ることに「凝縮」したり「つぼみ」となったりしている(抱えている不満が爆発寸前ということ)。これを放っておくと、いずれ恨みの花をさかせることになる。本人も「ここは修復すべき」と知っていながら、勢いがあるから止めなれない可能性が高い。全部自分の責任と受け取って、どこまで過去の清算ができるかどうか。よっぽどギャフンと言わされないと、なかなか四緑はそこまで運んでやれない。そこをやれるかどうか。わがままを通してきた四緑はとくに整理されてない。一方、きちっと従ってきた四緑なら、1月にもう一回整理してもうことで問題が処理され、人生が開けていくはず。

五黄土星(S16、25、34、43、52、H7、16年の2/4~翌年2/3生まれの人)
90点。調子に乗るか、乗らないかの瀬戸際に立つ今月の五黄土星。今はイケイケどんどんでいいのだが、調子に乗って浮かれ過ぎると場面の見切りが悪くなる(いわゆるKY)。「イケイケどんどんでいい」というのは決してやりたい放題ではなく、自らにノルマをかけてきちんと達成すること。そうすると場面を見切る目が養われる。とくに親分や師匠がいる五黄はそうなっていくはずで、なぜならズレても親分や師匠からちゃんと注意してもらえるからだ。しかし親分・師匠を持たない五黄はちょっと難しい。独りよがりではダメで「上司のために」「この人のために」と思う心や、「ここを目指そうと思っています」と確認する相手が必要になる。確認もせず、功績を浮かれて喋っているからKYになるのだ。一方、口数の少ない五黄は強い。1月にリーダー(親分・師匠)が何か目標を立てるはずだから、それに対しての五黄の役割が大きくなってくる。そこにエネルギーを投入できるかどうか、使ってもらえるかどうか。喋る五黄を使うと全体がコケるから、凄みのある寡黙な五黄を使いたい。

六白金星(S15、24、33、42、51、60、H6、15年の2/4~翌年2/3生まれの人)
90点。もう完全に引き際の六白金星。放っておいても物事は全部進んでいくから、あとは引く。だからここでリーダーシップなんか発揮してはいけない。なぜなら黙っていても、動かなくても、止まっていてもリーダーシップであり、【六白】そのものが「リーダーシップ」の意味を持つから、この運気の強さでリーダーシップを発揮しようとすると指摘にしかならない。だからここは止まってみて、衰運に入っていく準備を始めたい。とくに意識したいのは、ゆとりをもって人と触れること。とくに1月中は人のいいところを探し、人を褒めたい。何かをする事や、何かをさせる事ではなくて、触れるものをすべて褒めてやる、それが今月の六白のあるべき姿。六白は今月収入を取れなかったら来年は厳しい。幸い1月は「御祝儀」というものがあるから、御祝儀相場で利益は上がるだろうけれど、にもかかわらず上がらないと来年1年は苦しい見込みとなる。企業努力としてイベント企画や新聞広告などアイディアを駆使して人を集め、コストをかけてみるといい。

七赤金星(S14、23、32、41、50、59、H5、14年の2/4~翌年2/3生まれの人)
90点。3つの星が90点で、1月は全体としては非常にいい月なのだが、同時に五黄殺・暗剣殺という凶も背負うので両極端。プラスの流れの上に、マイナスの流れが乗っている感じだから、焦る者ほど表面に浮いているゴミをすくってしまう。一方、運の強い者はジタバタせず、アクが抜けるのをじっと待っていられる。だから、元々資本体力ある者・企業は生き残れるし、資本体力のない者・企業は焦って詐欺にひっかかったりする。だから焦らないこと。基本的に物事はスムーズに流れるし勢いもあるが、心の調和が取れない者や人間関係の問題を抱えて腐っている者は問題がどんどん出てくる。運の強い者は、じっとしているだけでどんどん問題が解決するし、それはそのまま2012年の姿となる。だから儲けを取りに行くのではなく、待っていればいいから、何が起きてもばたばたしないこと。いい話が来ても慌てないことが大事。これまで生きてきた中で暴君ぶりを通してきた七赤はちょっとしんどいし、問題はさらにこじれていく。自分を律して焦りを取り、じっと待っていれば実入りが期待できる。

八白土星(S13、22、31、40、49、58、H4、13年の2/4~翌年2/3生まれの人)
90点。八白は久々の高運期。今まで心を育ててきた者、不満を捨てて人をほめる力を身につけたもの、育成に力を注いできた者、または不足・不満の反対にあるメリットを見つける力をちゃんと身につけてきた者は、天に道が開いているぶん、プラス10パーセントのおいしさがある。とくに金銭的に苦労してきた者は、それがここでようやく止まる。酉に天道で、ごほうびが匂いたっている。入ってくる金額は半端でないし、誰から見てもうまくいっている八白と、そうでない八白に振り分けることができる。前者は地道で責任を持って人を引っ張っていける者(女性なら、お母さんのような存在でありながら責任も取れる人であり、男性ならは他を育成している者)。後者は1つの不満にとらわれて、全部を不満に感じているはずで、これは巨大な差となる。

九紫火星(S12、21、30、39、48、57、H3、12年の2/4~翌年2/3生まれの人)
50点。まあまあ良いといえる今月の九紫火星。しかし困ったことが1つだけある。それは九紫が苦手とする「人のお世話」をしないといけないことだ。それも恐らく、嫌いな人・苦手な人の面倒を見ないといけない。その苦手を乗り越えたければ、決心して、黙ってやること。恵方は、そういう九紫をずっとみているから、ぜひ真摯に取り組もう。できなければ自分の悪しき習慣は止まらず、実践する者には自分の悪しき習慣を切り替えるチャンスとなる。とくに自分の周囲にいる、人生がわりと上手く行っている、キラリと光る中年男の面倒を見る役割が回ってきそうだ。だから九紫は余計にやきもちを焼く。そんな自分を乗り越えられるかどうか。そういう変革ができるように意識して過ごしたい。自分の習慣を止める。止めるためには、黙ってやる。そうすることで、何かが見えてくるか、やってくる。きっと九紫にとっては一番難しい課題だろうが、ぜひ乗り越えたい。


2011年12月の運勢

2011-12-08 | 九星気学


天の気・十干(宇宙全体のエネルギー)は【庚・かのえ(金星/陽)】で「改める」「健やか」「更(さら)に」という意味から、12月は政治が改まっていく。しかも「政治」「繰り返し」の意味を持つ【九紫火星(きゅうしかせい)】が西で【暗剣殺】を背負い、さらに本宮である南は【破壊殺】を背負うことから、「繰り返すこと」には破壊・暗剣となる。つまり政治は「改められることで破壊されていく」という意味と、「破壊されることで改まっていく」の2つの意味を含むことになる。12月は選挙があるかもしれない。もし選挙があるとすれば、ここで出てくる総理が来年の【壬(みずのえ)】の気を受けたリーダーだし、今年の【辛(かのと)】の気をうけて大連立の可能性も出てくる。12月は3月と同じ星の並びであるため震災の可能性もあるが、わが国で起こる可能性は低いし、12月は津波の心配はないと見ていい。経済は「さらに」という意味から、全体の景気は冷え込んでいくが、西【庚(かのえ)】に恵方がかかるため、みんながみんな悪くなるというわけではない。新しい時代に向かって世の中が動いている中で、ビジョンがしっかり見えている約3割の者は、不景気のあおりをまったく受けずに儲かっているはずだし、その中から次の時代を担うリーダーがどんどん決まっていく。とくに納音(なっちん)で【天河水(てんかすい)】と【大駅土(だいえきど)】(昭和41年2月4日~昭和45年2月3日生まれ)の人は優れたリーダーシップを発揮し、新しい時代の中核となっていく。だから12月をしのぎ、年明けもこれまで通り事業を継続していて、12月中に組織改革をしたり、事業内容を変更するなど、変化をもたらすような商売の仕方・政治の仕方をするリーダーのいるところは強いということ。そうした良いリーダーの側にいることは、他の者にとってメリットが大きい。

地の気・十二支(地球のエネルギー)は【子・ね(水性/陽)】で、役割を全うしようとしているもの、人の世話をしている者、何かを終わらせて何かを始めている者、広い範囲で頼感を得ている者、育成し人を集めている者は、常にツキとチャンスをつかんでいく。またそういう者は、いつも自分を省みて改めているし、いいと思われることは何度もやっている。これまで変化に対応しながら自分を作り上げてきて信頼感を得ているタイプか、責任を持つことによって周囲をまとめているタイプか。この2通りのリーダーの下には、ちょっと疲れたような雰囲気だが、とにかく良くしゃべる元気な中年男(26~53歳未満)が必ず集まってくる。そういったフレッシュな中年男が「元気にやりましょう」と声を出して雰囲気を作ることが組織運営には大事。政界でも「あいつ、どうしていたの?」というような人物がリフレッシュして声を出すかもしれない。【子】は「万初」(すべてのはじまり)の意味から、これまでの人生を終わらせて、新しく始めようと心がけている人にとって、12月は良い月となる。ビジョンはなかなか見えないが、見えないなら作ればいい。どうであれ、一旦終わらせることが大事。組織であればこれまでの方向性を終わらせること。それから、12月は旅行するといい。風に乗るという意味から、飛行機に乗るのがいい。お金はかかるが、それをクリア出来るように心がけること。またこれまで人の世話をしてきた人は「元気?」と、全員に連絡をしてみるといい。

人の気・九星(生命のエネルギー)は【七赤金星・しちせききんせい(金性/陰)】。12月は総論から言うと、稼ぐということよりも人間関係が重要で、基本は自分が楽しむこと、軽い感じで人に声をかけてみることだ。「今」がきつい者にとって、この12月をどう乗り越えるかだが、目算を誤りやすく、トレードは期待できない。七赤は金性で景気は含みとしては強いが、それを実感できる者は少ない。不足と不安を見る者の心はどこまでも暗く、倒産件数は増加する。一方、不満もあるけれど、声を出して楽しんでやる者は強い。



◇一白水星
(S20、29、38、47、56、H2、11、20年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 60点。今月の一白は「変化」を意味する【八白】の上に廻座しているため、変化することがテーマとなるから、何かを止めてみることだ。止めることで終わるものもあるけれど、一方では全然予想もしなかったことが、ものすごいスピードで始まる。もっと言うと、これまでなかなか変えられなかったものに光が差すことになる。それは内面的なことだけでなく、社内の問題や家庭の問題などにも光が射してくる。外からはあまりわからないし、自分もあまり気にしていなかったことで、そんなに困っていたわけではないけれど、何かの折に浮かび上がっては、「これは変えなければならない」と感じることがあると思うが、それを変えるチャンス。一白自身にとっては納得できないことかもしれないが、そこで不満にとらわれるか、メリットを見つける心が身につくかどうか。金銭的には恵まれるが、疲れやすいから気をつけたい。日ごろ負担をかけている家族の体を労ることも重要。



◇ニ黒土星
(S19、28、37、46、55、H1、10、19年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 60点。基本的に浮き沈みがなくフラットな二黒は、他の星と違って衰運に向かうほど調子が良いと感じる。ゆえに12月は波に乗っている感はあるが、調子に乗っていると争いが生じてしまう。もしくは自分のやりたいことが阻害されるか、人のやりたいことを阻害するような場面に出合うかもしれない。これまで育成を心がけてきた二黒であれば協力者が多いから、何かを始めるというときにワッと人が集まりやすい。ただし、二黒は率先して人の中に入っていくことを好まない。けれども今月は人を集めなければならないし、人に愛想をふりまきながら調和を取らないといけない。そのためには、それができる役割と場面に立つのが一番いい。二黒土星はこの12月、忘年会やイベントの幹事をしたい。とくに気遣いが面倒な二黒土星だが、今はノリがいいのだから不満に思わず、自己の拡大に繋がると考えて取り組もう。それが変化に繋がっていく。自分の手足に使うなら、若い女性。満27歳未満の若い女性を束ねられるかどうかがカギとなるから、育てるつもりで若い女性を使ってみよう。趣味を持つのもいい。



◇三碧木星
(S18、27、36、45、54、63、H9、18年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 30点。南東(高運期)よりも北(最衰運期)が過ごしやすい三碧木星。北に落ちると収入面は楽ではないが、基本的に目立ちたがらない三碧にとって、衰運期は心地いいし過ごしやすいはず。ただし、生活が楽かどうかは別の問題で、これまでの人との関わり次第では、生活がきつくなる三碧と、それほどでもない三碧とに分かれると思う。とはいえ、今の不景気のあおりで、三碧の多くは経済的にしんどい。打算的で軽い雰囲気を持つ三碧に、「打算的で軽々しいのはやめろ」と言っても、それでこそ三碧なのだから、やめることはできない。けれども今月は、自分の中で何か大きな脱皮というか大きな蘇生というか、生まれ変わることを決意したい。そのためには何かを終わらせて、何か役割をしっかり果たすといい。「これをやってみようかな」と決意を持つのもいい。そしてその決意には「責任」という条件がついてくる。だから、責任がないものではなく、責任が付随してくるものにトライしてほしい。三碧はもともとフットワークが軽く人から恨みを持たれないし、信用がある星。責任を持つことでその信用が増し、遠くまで届くようになる。



◇四緑木星
(S17、26、35、44、53、H8、17年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 60点。衰運の11月が過ぎて12月に入ると調子は上向きで浮かれがちだが、金銭面は楽ではない。だからここで浮かれずに、地道に古い問題を処理してほしい。それと同時に、もともと四緑は色々なことを気安く引き受けてしまうので、その分ノルマがかかるが、それをこれまでのように途中で投げ出したり、言い訳して逃げたりせずに、最後までやろうと責任持つことが大事。そうすることで四緑に対する信用が増していく。四緑は価値観がガラっと変わることがあり、周りがそれについて行けなくなることがある。四緑は「風」を意味し、風は形を成さないし、つかみどころがない。運気がふくらみ、その場しのぎで思いつくまま、調子のいいことを言ってしまう。落ち込んでいるのかと思って慰めると、逆に説教をされたりするが、これも四緑の特徴。一方、運の強い四緑は軽口をたたかないし安定感がある。困っている人がいても知らないふりをするが、こういう四緑は運が強い。ずるいのではなく、頼まれないことはやらないだけなのだ。風は一人では動けず、扇いでくれる人が要る。これまで責任を持って人を育成してきた四緑は、新しく立ち上げるための準備をしてもいいが、四緑は不思議なくらいビジョンがない。思い込み(妄想)は強いから、その妄想は現実化することもあるが、適当ではなく、しっかり目標を持ってほしい。



◇五黄土星
(S16、25、34、43、52、H7、16年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 80点。五黄も12月は調子が良い分、勘違いから落とし穴にはまりやすい。周囲が五黄のためを思ってするアドバイスに従えず、目標を度外視して自分の都合や目先のやりたいことを通そうとするがゆえに、貧乏くじを引いてしまう。または怒られたくないので、ごまかそうとする。だから、運の悪い五黄はいつまでたっても儲からない。今月は東に出て、こういう悪い癖が出やすい。七赤暗剣殺なので、儲けにはつながらない。五黄の前に来た黄金の船は泥の船だから、メッキが剥がれた瞬間に沈んでいく。「声あって姿なし」なので、根拠のない良い話には乗らないこと。不足の人生から逃げるのではなく、不足を乗り越えた後ろに満足があることを見つけたい。ここに自分の人生を改善点があると知ること……それが智慧なのだ。だから焦ってはダメ。ごまかしたりせず、真面目にまっすぐ正直に歩くこと。これは全員に言えることだが、「新しい自分を作るには五黄を捨てろ」とある。捨てられない者は儲けなし。新しく軋む中で腐りを取っていく者はツキとチャンスに恵まれる。五黄は絶好調だけに、自分の芥(腐る心)を取り除くチャンス。どんな芥かというと、金儲けにつながるうまい話に乗ろうとしたり、自分を変えずに外にあるものを変えようとすること。七赤は「腐敗」の意味があるから、そこを腐らせるチャンスであることに気づき、謙虚に地道に歩きたい。



◇六白金星
(S15、24、33、42、51、60、H6、15年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 60点。運気は強く、言っていることがドンピシャと的を射て結果が出るので、ことさら傲慢になりやすい今月の六白金星。こういうときは危険で、とにかく調和を心がけたい。ものがよく見えるだけに、周囲を見ているとつい欠点を指摘したくなったり、「転ばぬ先の杖」で助言したくなったりするが、ここは苦しくても黙っておく。六白には「公平」という意味があるので基本的に全員に等しく触れるし、えこひいきはしないのが特徴だから、言うならあちこちで指摘をしなければいけない羽目になる。それよりも、こういう運気の強い時は自分のことをきちんとやりたい。それは内面を見つめ直し、作り直すという作業。それは六白にとって苦労なことだと思うが、その苦労は実ると書いてある。「過保護を止めたら人が勝手に育つから、心配しなくていい」と書いてある。「大丈夫。ちょっとくらい転ぶことだってある。完璧な人間なんていないのだから」という大らかさを身につけられるかどうか。六白はどうしても五体満足で歩かせたいけれど、それは本人の経験ですることだから、見守る勇気を身につけたい。だから今月、よく注意したり、ずっと喋ったりしている六白は運が悪い。口を出し、手を出すことが人の世話ではないことを学びたい。そこで動く自分の心を見つめたい。言わないことで溢れてくる心の中に、自分の改善する場所が見えるはず。



◇七赤金星
(S14、23、32、41、50、59、H5、14年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 60点。七赤は中宮に廻座して最大高運気。ただしここが山の頂上で、これから下り坂に向かうため、そろそろ地道に落ち着きたい。ところが山のてっぺんにいるものだから、よく物が見えるし、見えたらどうしても指摘したくなる。この3年間、実績を積んできた分、自分のところに必要なものが集まってくるし鬼に金棒なのだが、疲れもあり、油断していると突然足元をすくわれるので、注意が必要。とはいえ七赤は、無くしたビジョンを取り戻すことが必要な時期でもある。例えば、親が突然亡くなって、大学に行きたかったのに行けなかった、とか、過去に執筆活動をしたかったのに、そんなことはするなと親に止められた、とか。過去において強制的にあきらめざるを得なかった目標がある七赤は、それを思い出すことがツキとチャンスにつながっていく。それは思い出して必ずやれということではなく、思い出してみて、物理的・生理的に無理でなく、できそうな事ならぜひトライしてみたい。



◇八白土星
(S13、22、31、40、49、58、H4、13年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 60点。八白は山の頂上から下りにさしかかり、まだ高運気にあるから、今までの中では一番過ごしやすいと思う。何といっても八白は六白上に廻座するから、ノルマがかかる。必要以上に仕事を請け負うことが多いし、12月はやたら忙しくなるはず。しかも、その請け負う仕事のほとんどが自分の事ではなく、人のためだったり、主人のためだったり、子どもや社員、仲間、地域のためだったりと、役割上のノルマがかかってくる。こまごましたことばかりだが、自分ではない誰のため、何かのためにノルマがかかる。だから、どこまでも主観を捨てて、人の都合に合わせることが大切。土性の星は不満が多いが、もともと八白は山なので、二黒や五黄ほど不満を言わない。やる前は不満を言っても、いざやり始めたら不満をいわずに黙ってやる。そんな八白が、今月は周囲の期待に応えて有言実行することが大事。一方、自分の枠の中で裁断し、確認しない八白、場面の見切りが悪い(空気が読めない)八白は運が弱いがら、周囲の思いを汲み、確認することを心がけよう。



◇九紫火星
(S12、21、30、39、48、57、H3、12年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 30点。九紫にはつらい時代がやってきた。九紫は孤独星だから、パフォーマンスがいいからといって、生活全般がいいとは言えない。運気が下がってもスタンドプレイヤーだから結果は出すが、家庭内がいいかどうかは別になってくるし、この衰運気にそれが顕著に表れる。家庭の影響が仕事にまで波及してダメージを受ける九紫がいる一方で、影響を受けない運の強い九紫は役割をきっちり分けて、家庭に仕事を持ち込まず、仕事に家庭を持ち込まず、見事な仕事をする。だから今月、家庭の問題で仕事に影響が出るようなら、それは普段から家庭内のことをおざなりにしている証拠。仕事のミス、子供の不良化、妻・夫の浮気、家族への八つ当たりなど、衰運でしんどくなってきているところに、思いがけない問題が次々とやってくる。そのピンチを乗り切る最大の方法は、家族で外食したり、カラオケしたり、バーベキューをしたりすることが一番大事。とくに男性は、実家や妻がキーワードになる。女性なら、実家または自分の妻という立場、母という立場、役割がキーワードだ。母行を徹底するか、妻行を徹底するか、または、実家の母、嫁ぎ先の姑との関わりを密にする。きっと、実母か姑のどちらかの過去の願い、期待をつぶしたことがあるはず。それを、九紫は気づいてやるか、聞いてやるか、満たしてやるか、12 月は何かしてやることが大事。


2011年11月【己亥八白土星】の運勢

2011-10-14 | 九星気学

天の気(宇宙のエネルギー)は【己(つちのと)/土性・陰】で「起きあがる」の意味から、何かが立ち上がってくる。3月の震災が、ここへきてやっと復興に向けた具体案が出てくる可能性は大きいし、他にも何か新しいものが起き上がってくる。恵方は【甲(きのえ)】で、バキッと強引に種を割って出る必要がある。種とは何か? それは自分の心の中にある不安だったり、周囲から聞こえてくる反対の声、否定の声だったりするが、その不安の壁や心の悲鳴、周囲の反対を押し切って、強引に出ることができればツキとチャンスに恵まれる。また、立ち上がる者は強引に出てくる。国会でも、もめながら強引に法案を押し通していくことになるだろう。そうした中で、来年2012年の天の気【壬(みずのえ)】を受けて、そろそろ新しいリーダーが出てくるし、反対を押し切ってビジョンへと進む者は、きしみながらも全体を巻き込んでいく。

地の気・十二支は【亥(い)/水性・陰】で、「核=種」を宿していることを表している。天の気を受けて立ち上がり、押し通していくと同時に、今月は種・孕み(はらみ)を持ちたい。それは時が来たら表に出せる目標・ビジョンで、1つではなく2つくらいあるといい。今月は【巳(み)】に破壊がかかっていて、不満が募っていることを表している。不満にとらわれてビジョンをあきらめるのか、それともビジョンに向かって乗り越えていくのか。変革するためにリーダーは大決断を迫られている。未来に不安を抱き、変革を拒む者は調和が欠けたり、思いがけないトラブルに巻き込まれたりしていくから、ここはひとつ、思い切って断行するしかない。これまでコツコツ準備してきた者、協力者が多い者には吉あり。一方、準備してこなかった者は全部止められる。周囲は不満だらけだが、ビジョンがあり強引に押し通す者は2段構え、3段構えで突き進もう。自分の心の迷いや、変革に対する恐怖心との戦いで、誰しも変化したら窮地に陥るかもしれないという不安を抱えている。ビジョンまで「必ず行く」と「決心」できているかどうか。決心できないものは、まず行き先(ビジョン)を決めよう。組織の中は個人で継続してきたことや古いものを捨てようとすると、長年やってきた者や古株がそれを嫌うが、今月古いものに執着するということは過去に後悔が多く、あきらめが強く、未来に対しても不安が強い証拠。そんな反対を押し切り、未来(ビジョン)を見通した上で、古くなったものを捨てたい。

人の気は【八白土星(はっぱくどせい)/土性・陽】で、今月は止まるがテーマとなる。今までの停滞感・ダラダラ感が止まり、12月以降の案や方向性が明確になるが、まだ何となく動かない気がする。具体的に動くのは12月以降。土性は「集める」という意味があるので、人によっては種を蒔いた分だけ回収できる場合もあるが、それもこれまでのあり方次第。八白の「貯まる」という意味から、今月収入があれば貯蓄に回すことができる。


◆一白水星
 60点。わりと過ごしやすい今月の一白水星。一白らしく優しくソフトに人に触れながら調和を心がけたいし、それはもともと一白にとっては得意分野だから、そんなに難しい修行ではない。気をつけたいのは、調和を取っているようで取れていない状態になっているのではないか、ということ。「自分らしく」で良いから協調性を意識しつつ、飲んで食べて騒いだり、夕飯を家族と楽しんだりする1ヶ月にしよう。忙しいが回収や臨時収入による実入りもあり、それほど疲れも感じない。9月~10月の過ごし方によってはしんどい一白も中にはいるが、基本的に「気」は強くて言うことなしの1ヶ月。周囲が一白を気遣ってくれる。だからなるべくゆったり過ごそう。また、自分がこれまでやってきたことを表に出しやすい月だから、何か計画があれば酒の席などで話してみるといい。

◆二黒土星
 70点。衰運ほど調子が良いと感じる二黒土星。基本的には過ごしやすいが、今月は二黒の複雑な精神が波立ちやすい。想定外の出来事に対して、運気が強い分だけ「何で私ばかり」と不満の言葉が止まらなくなる。二黒の特徴上、不満がつのると家族に当たってしまうから、ガマンするのはやめて、早い段階でメンターに処理してもらおう。今月のように本命星が鬼門線上に並ぶとき、二黒・五黄・八白はとくに腐らないことが大切だし、腐ったら早めの処理が必要で、放っておくと収拾がつかなくなる。二黒の場合、不満が噴出して人を傷つけると自己嫌悪に陥り、後になって落ち着いても素直に謝れず、さらに自己嫌悪に陥る。だからそういう時は自分から素直にスッと謝ろう。その課題を乗り越えるには、まず意識的に止まること。そして始める。いま自分がやっていることを全部止めて、見えていない未来(行き先・目標)を自分で決める。止まれば必ず見えてくるし、新しい始まりがある。

◆三碧木星
 40点。元気が良く、やる気十分の三碧木星。先天定位に廻座しているので、40点でもけっこう楽に感じるし、意外と誰かが助けてくれる。活動的にどこかへ出かけたり、派手にきらびやかに振舞っていたりするうちに、色々な問題が解決していく。三碧はもともと、お金を稼ぐことに積極的になりにくい星だから、損得勘定抜きで、お金にならない地道なことをやろう。身軽に動くことで今までの人間関係が深まり、信頼が増していく。なんとなく急かされるようで落ち着きがなく、焦りが生じるが、その焦りに便乗して表へ出ることで新しい出会いがある。誰かが扉を開けてくれることで、新しいコネクションができる。出かけるとよくしゃべるが、今月は知性が必要とされるので、学んだことを伝えてみるといい(法施)。また新聞のコラムなどにも目を通し、時勢に合わせて話してみるのもいいだろう。

◆四緑木星
 30点。6~9月にかけて仕事も忙しく、勘違いの調子の良さでここまできた四緑だが、北で衰運となる今月はしんどい。9月に改善し、10月でビジョンをきっちり持つ必要があったのに、改善してこなかった四緑は、立てた計画が少しずつ立ち消えていく。最悪の場合、出資したお金を持ち逃げされたり、バテ気味になったりする。だからこそ今月は自分をいったん捨てて「新しい自分」になると決心したい。四緑ほど不満が多く、条件に振り回される星はない。都合のいいことだけがメリットではなく、不都合の中にある救いを探すことがメリットなのだが、どうもピンとこない。わかったといいながら、ぜんぜん違うところで一人合点してしまう。そうかと思えば、1を聞いて10気づくこともあるが、それで油断していたらまったくとんちんかんになる。今月はもがいて何かに手を出さず、捨てる、やめるが大事。一番捨てたいのは無責任さだ。気分のいいときはやる、悪くなったらスルっとかわすのはやめて、最後まで遣り通せるよう自分を変えていこう。一方、逃げず、人のせいにしない四緑や、責任を負うと決めた四緑は無敵。

◆五黄土星
 100点。今月のテーマは1つだけ。勢いがあっても調子に乗らず、遊び歩かず、いったん変化する。「よし、変わるぞ!」と準備を始める。どういう自分になりたいか明確に決めて変わるには、今月はビッグチャス。ファッションを変えてもいいし、家計簿をつけて貯蓄していこうと決めてもいい。ビジネスをやってみようと決めてもいいし、何かイベントで人を喜ばせて一時的にお金を稼ごうとしてもいい。何をやってもいい。五黄にとってはチャンスの1ヶ月。もともと五黄は自分の考え方に対する同調者が意外と多いため、「自分が変化する」ということをもっとも苦手とする。付き合いは浅いが、「そうだよね」と自分を評価し支えてくれる人が多いし、そのままで許されるタイプ。だから何となく変えにくいし、自分の雰囲気を自分で勝手に固定し、これでいいと突っ張ってしまう。その五黄が、今月は「今までと違うことをやってみよう!」と決めて、慌てずきちんと準備したい。金銭的に苦しんでいる五黄土星ほどトライしてみるべき。 蓄えを始めて、人生を切り替えるチャンスがきている。 

◆六白金星 
 80点。高運期ゆえに自制できず、傲慢さが出てしまう今月の六白金星。きしみが多く、思い通りにいかないことにイライラするし、調子に乗って前に出たら叩かれる。そんな六白に何が重要かというと、自分の『心の扉』を強引に開くことだ。自分の中で処理しきれないものや、こだわりを乗り越えたい。たとえば苦手なスピーチを引き受けてみる、嫌いな人に声をかけてみるなど、不得意だからいい訳ばかりして逃げていることにトライすることで、心から影を打ち消したい。それは華やかで人前に出るようなことが多い。存在は目立つ六白だが、実は華やかなこと、アクティブなことは苦手で、「地味」は六白のためにあるような言葉である。地味ゆえに目的を持たない六白は本当につまらないし面白みもない。その六白が殻を割れば新しい世界に扉が開く。「そういう人だったのね」といわれたら合格で、これまでとは違う人間関係が生まれる。六白は意外と自分の得意な人種を傍に置きたがる。それが伝わって距離を置いていた人たちが、親近感を覚えてアクセスしてくる。

◆七赤金星
 80点。今月の七赤は調子がいいので、行け行けどんどんで目標に向かって進みたい。ただし一番問題なのは、調子に乗り過ぎてつい軽口を叩いてしまうことだ。七赤は人のいじり方が下手で、そのことで人を傷つけて誤解を生んでしまうし、そのせいで自分の目的が破壊されてしまうこともある。とくに相手のやる気を損なわせたり、相手の目的をつぶしたりせぬよう要注意。いつも言葉の失敗で金銭的な損失をこうむるから、今月はそこさえ気をつければいい。七赤のすごさは、苦労を乗り越えてきた力。そのぶん、人の苦労がわかるのが七赤のすごいところなのに、それを忘れて毒を吐くからいけない。天狗になれば、必ず足元をすくわれるのだ。絶好調の時ほど暴言を吐きやすいし、しんどいときは比較的謙虚だが、またすぐ調子に乗ってしまう。そこに気づいて改めれば、七赤にも良い人材が見つかる。今月は過去に失敗したことを乗り越えるチャンス。七赤は過去、言葉の失敗で失った信用や名誉を、ぜひとも挽回しよう。

◆八白土星
 90点。今月の八白は久々にいいが、弱点が一つある。八白は「山」を意味する星で、運の悪い八白ほど目立ちたいし、地道にできないし、人を育てること、人に関わることを嫌う。また好きなことなら寝ずにでもやるのに、地道に歩いて自分の限界を超えるのが下手で、周りから押し上げてもらうしかないが(隆起)、高運期でつい調子に乗ってしまいやすい。今月はとにかく謙虚に人のために尽くし、地道さを徹底的に意識すること。そうすると周囲に八白を目指す人が集まってくる。今月はそのコツをつかめるかどうかがカギとなる。これに失敗すると計画していたことが止まったり邪魔が入ったり、当てにしていた収入は入らなかったりする。本当は調子がいいはずなのに、周囲のために生きてこなかった八白は誰も守ってくれないし、やることが山積みで忙しく、自分だけがグダグダな状態に陥っていく。それは要(かなめ)がきいていない証拠。チャンスは今なので、どこまで人のために働き、人のために心を遣い、人の世話ができるかだ。

◆九紫火星
 100点。絶好調で何をやってもうまく行くときだから、スタンドプレーにならないように、また人を人とも思わない傲慢さを出さないように歩きたい。心に何か種(希望・目標)を宿したいが、それはこれからの衰運期が終わって高運期に入ったときに『こうしよう』と行き先を決めること。そうやって目標を心がけても、火花が飛び、争いが生じる。それはすべて、自分の傲慢さとスタンドプレーから来ると自覚しよう。だからこそ、運気が強いときは頭を下げる。しかし九紫は運気が良くても悪くても、常に頭を下げないといけない。リーダーや親分をどれくらい立てられるかが重要。自分の手柄ではなく、親分の評価を上げられるだけの手柄を立てる九紫は良いサブリーダーになるし、大きな責任を任せられるはず。本当に前に立てる時が来るかどうか。だから、前に立つためには謙虚でないとどうにもならない。あとは思いっきりやる。人に頼むときには顔から作る。セリフの棒読みは厳禁。情緒を高めるためには人に触れ、人を通して自分の心をたくさん見たい。今月「面倒くさい」はナシ。

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2011年10月の運勢

2011-09-26 | 九星気学

天の気(宇宙のエネルギー)は【戊(つちのえ/土性・陽】、地の気(地球のエネルギー)は【戌(いぬ/土性/陽)】で、どちらも「茂」と「滅」につながり、心の問題で余分なものが取れなければ滅していくことを表している。

人の気(生命のエネルギー)は【九紫火星(きゅうしかせい/火性/陰)】で「くり返し」「2度」を表しているので、9月に夢や目標をあきらめなかった人は、夢や目標が茂っていくし、あきらめた人はあきらめが茂っていく。目標が見えているか、もしくは自分の人生の先行きが見通せている人は、闇(影・マイナス・不足不満・不安・あきらめを見る心の癖)から自力で這い出てくるし、自分を変化させるために、何か具体的な行動を起こしているはずで、そうやって気持ちが前向きな人は周囲から引き立ててもらえるなどチャンスは多い。一方、これまでの自分を終わらせることができず、毎日陰ばかり見ている人や、自分の人生をいつも誰かのせい、何かのせいにしている人は争いが多く、大切な人が離れていくし、願いが形になるまでには時間がかかることを知っておきたい。今月、目標がある者はよく人の世話をするが、逆に目標のない者が人の世話をすることで生きがいが見つかる場合もある。ここはひとつ自分のこだわりやわがまま、都合を捨てて、家族のため、周囲のために苦労を選び、世話をしてみたい。そうすることで人生が発展していく。


一白水星 (S20、29、38、47、56、H2、11、20年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 40点。これまで好調に歩いてきたが、運気が弱くなっているときに少しペースを落とすのが運の強さだから、ここで少し休みたい。物を作り上げていくことは大切だが、これから何かを成し遂げなければいけないと思うなら、あえてペースダウンしておくこと。それと同時に、すべのトラブルや不始末の責任は自分にあると受け止めよう。結果が出ても評価されないけれど、責任は全て負うと腹をくくっておくこと。ペースダウンしたくても、一白に対する期待感が周囲にあるから、かえって忙しくなる。その中でブレーキをかけるような気分で、何でも引き受けずに整理しよう。意外と先を見るのが下手で、出たとこ勝負になりがちな一白だが、自分で決めた目標には必ず到達できるし、決めたらルートが見えるはず。自分が目標としていることに光がさしてくることもある。基本的に楽しい1ヶ月となるから、食事会や飲み会でワイワイさわぐのもいいだろう。


ニ黒土星 (S19、28、37、46、55、H1、10、19年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 80点。今月は周囲から期待されて役割が回ってきたり、ノルマがかかったりする。元々「やらねばならない」という気持ちが強い二黒は、自分で自分の首を絞める可能性があるが、それはこれまでも通ってきた道だし、運気も強いのだから、ブツブツ文句を言いながらもやってみたらいい。金銭的にも恵まれている。ただ、どうしても不満が出てしまうから、不満が多い分だけ支払いが増えたり、歯痛や口内炎に悩まされたりする。役がつくということは、二黒の堅実さが評価されているということなのだから、不満を見ずに「評価されている」を見たい。今月、外のことにしっかり取り組めば家の問題は消えていく。また他人を喜ばせるために自分の身を使っていくことで個人的に抱えていた問題は消えていく。二黒は遠く(目標)を見て歩くのが苦手だから、意識して「ここへ行こう」と出口(目標)を決めて行くといい。それができないから、その日暮らし的になる。遠くを見るから楽になるし、元気と地道さが出てくる。これは二黒の永遠のテーマでもあるから、ぜひ今月身につけよう。


三碧木星 (S18、27、36、45、54、63、H9、18年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 40点。過ごしやすいし、自分のやりたいことが表に出せる今月の三碧木星。やりたいと思っていたことが、知恵の輪のはずし方がわかったように「こうすればいいんだ」とわかってくる。曖昧だったり、ブレやすかった目標がハッキリ見えるし、自分の中で確たるものになる。それが見えたら即、手をつけてスタートしたい。その「やりたいこと」は楽しみの中から見つかるが、何となく楽しむことが上手くない三碧は、楽しみの場で積極性を求められると意外と積極的になれないし、自分の気に入った人にだけ気遣いしてしまう。が、ここはひとつ積極的に前に出てほしい。積極的に飲んだり騒いだりしているときに、何をどう表に出していくかが明らかになってくる。これまでやってこなかったことを乗り越え、クリアにするチャンスだし、今月見えてくるものは人生に直結していく。それでも、どう表に出したらいいかわからない三碧は、ファッションをお洒落なものに変えてみるといい。それで出し方がわかってくる場合もある。


四緑木星 (S17、26、35、44、53、62、H8、17年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 40点。調子が良くカンも冴える今月の四緑。これまで地道に自己改革を進めてきた四緑であれば、道が開けて先が見えてくるしチャンスにも恵まれる。一方、自分を変えてこなかった四緑は、これまでわがままで人を傷つけてきた分だけ、思いがけないトラブルに巻き込まれるし、そのトラブルは長引くことになる。今月、予定していたものが止まり始めたら、それは間違いなく、これまでに人の期待や信用を裏切り、人と争ってきたことが原因である。逆に、人の信頼を裏切らず、自分が責任を持って表に立つということをしてきた四緑には道が開ける。それはこれまでの争いや人の信頼を裏切ってきたことを悔い改めてきた四緑に関してのみ言える。変化の苦手な四緑が、どこまで自分を省みることが出来るか。 それとも自分は間違っていないと言い張り、カンを突き通すのか。これが四緑の分かれ道である。また恵方に天道まで背負っているのに40点ということは 謙虚になれということ。調子がいい上にカンが冴えるものだから、ごうまんになりやすいし、ごうまんになると出てくる言葉は人を軋ませてしまうから、どこまでも謙虚に歩きたい。


五黄土星 (S16、25、34、43、52、61、H7、16年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 60点。衰運にもかかわらず60%の強さがあるのに、なぜか調子がよくない今月の五黄。その原因は過去の実績(これまでやってきたこと)をなかなか捨てられず、人を立てられず、つい自分が前に出てしまうからだ。そんな自分を捨てられるか捨てられないか、のり超えられるかのり超えられないかの瀬戸際であるが、すべてはビジョンにかかっている。 今月は衰運に落ちているから意外と知性が役に立たない。どこまで立場を捨て、過去を捨て、とらわれを捨てることができるか、そこにかかってくる。伸びている五黄でも、次のステップにあがるために、あえて全部捨てたい。北(衰運)にいるときは全部捨てること。9月に調子よくカンが冴えているから、余計に捨てにくい。南のカンと調子のよさを捨てられるかどうかが、将来稼げるか稼げないかの瀬戸際であると知っておきたい。自分を捨てられるか捨てられないかにかかっている。9月にやりたい放題だった五黄は、とくに今月はしんどい。余分なものを捨てて謙虚になるから茂っていくことを、手づかみにしたい1ヶ月である。


六白金星 (S15、24、33、42、51、60、H6、15年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 90点。六白は久しぶりの高い運気だが、調子のいい六白と、そうでない六白の二極に分かれる。前者は北東→南→北と衰運期を抜ける間に弱点をそぎ落とし、心作りをして自己改革してきたので、きっちり準備が整って新しいスタートを切ることができるし、その心に焦りは一切ない。急に動くには体が冷えているため、ウォーミングアップみたいな感じでゆっくりやるのがちょうどいい。調子に乗ってガンガンいくと周囲がついて来られないから、極力抑え気味でいいし、周囲から見たら動いていることがまったく見えないくらいだと、非常に運が強い六白といえる。一方、後者は衰運の間、高運期が来るのを待ち構えていて、衰運期から早く抜けたくて、それに一途だった。きっと我慢してきた思いや焦りが強く、改革が遅れてしまったので、準備が整わず始めることができない。さらに運気の強さからはやる心を抑えられずにいると、大雑把に動くから目立つし、後で転ぶことになる。どれだけ自分をセーブし待てるかどうか。待てば見えてくるものがあるし、待っている間に目標に近づいていくはず。


七赤金星 (S14、23、32、41、50、59、H5、14年の2/4~翌年2/3生まれの人)
 60点。東に出てきてよく喋る今月の七赤。本宮の対中に廻座し、「ここさえ埋まれば」という不足分を、全部自分で埋めることができるし、そのためによく動いているはず。そのスピードは人がついて行けないくらい早くて、どこに行ったのかわからないくらいの状況がいい。ただ、七赤の一番の弱点は地味なことができないこと。 ハイパフォーマンスを見せる力は持っているけども、細かい地味なことをやらない七赤は、何か不都合から逃げている可能性がある。だから七赤のほうから「今、何をしているのか、どこに向かっているのか」ということを言い始めると地道にできていることがわかるし、やっていない七赤は適当なことを言っているはず。それからこの10月、七赤は実入りが期待できる。ひょっとしたら新規事業の話が出るかもしれないが、すぐにお金を都合つけずにちょっと待ちたい。七赤はメリットを見つけるのがうまくて人をほめ、やる気にさせるのもうまいから、地味なことさえやれば強いことに気づきたい。とくに今月は人に振らず、自分で処理すること。自分で処理できるなら、それは目標がきちんと見えている証拠。


八白土星 (S13、22、31、40、49、58、H4、13年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 60点。本来「山」の意味を持つ八白が、今月は動きたくなるが、それはうまくない。山が動くことはないし、動いてはいけない山が動くと、周囲に迷惑をかけてしまう。 だから自分から動くのではなく「あの山に登りたい、あんな風になりたい」と周囲から憧れられる存在にならないといけない。 評価されたい思いが強いうちは、心が幼いことを自覚したい。これまでどんな下積みをしてきたのか。これまで人を押し上げ、立てることをしてきたのかどうかを評価される。それが周囲から押し上げられるかどうかにつながるのだ。信頼を勝ち取るには、止まるしかない。圧縮するしかない。それができなければ、ないものを追い求めていることになるし、最後には全部壊れてしまう。一方、止まることができれば堅実性を得て、中へ中へとエネルギーを溜められる。メリットを見つける力が増す。とにかく人と良く関わること。地道にコツコツは苦手だが、すぐ結果を欲しがることをせず、今やったことが次に繋がるように、じわりじわりと時間をかけて自分作りをしていこう。


九紫火星 (S12、21、30、39、48、57、H3、12年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 100点。調子が良い分だけ、どうしても暴君になりやすい今月の九紫火星。今月は調和を取ろうと意識するより、余計なことを喋らずに、言われた事は「わかりました」と即答し、身を挺してやり続けることが大事。そうやって、地道に準備を整えていく必要がある。運気が強い分だけ影響力は強く、仕事はスムーズに進むが、スムーズであるがゆえに暴君にならないよう気をつけよう。ついつい言葉で失敗して、周囲から傲慢だと言われると腐ってしまう。だからこそ、謙虚に勤め、やるべきことを黙ってやろう。本来九紫はフットワークが軽く、スタンドプレーがうまい。能力も高いから、自分で踏ん張り、一人で結果を出していく。そんな九紫だが、今月はき上げてもらうことが大切。みんなに先に歩いてもらうためには、沢山の人に関わっていくこと。そうすることで周りから引き上げてもらえる。 とにかく関わる数を増やしていこう。

 

 

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2011年9月の運勢

2011-08-21 | 九星気学

天の気(宇宙のエネルギー)は【丁(ひのと/火性・陰】で、ひょろひょろっと伸びたばかりの若い芽を表している。これはスタートしたばかり、始まったばかりのもので、条件ひとつでいつ倒れるか、つぶされるかわからないくらい脆くて弱い。また「丁」は釘を意味し、打ち付けた釘の先が折れ曲がってしまって、いま進めていることがなかなか難儀であることを表している。その「丁」の意味から、今月は困難にぶつかっても、あきらめずに歩いていく者は困難を乗り越えて、欲しかったもの(目標・利潤)に手が届くようになる。一方、あきらめた者や腐っている者は実入りが期待できない。まだ来てもいない未来にあきらめを持つ人は、人間関係のあきらめが生じて争いや離別に発展するから要注意。

地の気・十二支は【酉(とり)/金性・陰】で、元気に明るく声を出している者は実入りがいい月。金銭的な問題を抱えていて、手法や抜け道を探している者は心の問題が大きい。暗い心に暗いもの(金銭に対する不安や問題)がやってくるし、心を処理できていない者は基本的に暗い。だからしっかり稼いでいこうと思うなら、これまでの自分(暗い自分)を止める力を身につけたい。そのためにはまず、楽を選ぼうとか、抜け道を探そうというような安易な考えを止めること。今月はきっちり縛られなければいけない。まとまる、束ねる、組織力。寄れる組織がある人は強いし、組織があるからこそ、弱い自分や甘い自分を止めてもらえる。逆に今の状況を抜けたい、縛るものから逃げたいと思っているなら、その逃げたい心に合わせて逃げたくなるような問題(トラブル)が生じてくる。今月の恵方は【壬(みずのえ)】で、何か役割が回ってきた人はツキとチャンスに恵まれるから、喜んで引き受けたい。またすでにリーダーなら、2人の人生に責任を持つことを意識しよう。サポートしてくれる補佐・補助を持つことが大事で、すでに補佐がいるなら、今日までの関わりが正しかったことを物語っている。どちらにせよ、育成することで自分を学び、自分を成長させたい1ヶ月だ。「酉」は酒壺で、においが沸き立つ姿を表す。宝(目標)に手が届くまでは時間がかかるが、目指してあきらめずに進んでいる人は必ず到達できる。また今月は良くも悪くも止まる。悪いことは強引に進んでいくから、止めたければ、調和をとってまとまること。リーダーを持つ、補佐を持つ。実を結ぼうとする。結託していくことが大事。企業は圧縮していきたい。束ねて、凝縮していくことで利益を上げていけるから、今月は必然的にリストラが多くなる。過去の実績がどんなに良くても、今月は調子に乗らない、あぐらをかかないこと。家庭や組織での意見の対立が深まるが、強引に物事を進めると壊れていくから要注意。

人の気は【一白水星(いっぱくすいせい)/水性・陽】で、人間関係を表している。その気を受けて、今月は人間関係を大事にしたいし、しっかり人の面倒を見ていきたい。今月はやわらかさや温かさよりも、実のある厳しさを、勢いよりも確実性を重要とするから、いい加減で甘い関わりではダメなのだ。本命が天数系列(三碧・六白・九紫)の人は、人間関係において厳しさを意識したい。地数系列(二黒・五黄・八白)は普段、どちらかというと暗いのだが、今月はカラ元気ではなく、明るく元気に声を出していきたい。日照量が大切だから、早寝早起きを心がけること。人数系列(一白・四緑・七赤)は自分を変化させたい。普段は軽い人数だが、運気が良いのだから、ここは腰をすえてじっくりいくこと。特にリーダーは足を踏みしめて、堅実・実直・誠実に全体をまとめていこう。


 一白水星  
(S20、29、38、47、56、H2、11、20年の2/4~翌年2/3生まれの人)
 80点。今月は過去に乗り越えられなかったものを乗り越えるチャンス。絶好調なのだが、自分の出方ひとつで結果や評価が決まるから、調子を出さずに3歩下がってみること。一白はマゾっ気があるのか、ノルマがかかるとがぜん元気になる面白い星だが、今月は先頭に立って全体を引っ張るのではなく、ノルマがかかったらいったん止まり、遠慮して下がってみよう。突っ走るのではなく、リーダーシップとることにノルマかけたいのだ。そうすることで、人がついて来られるような「私」になりたい。玉止めは、固くて大きいと崩れにくい。責任感と行動力は一致するが、今月はでしゃばらず動かず、人に任せてみよう。ときには浪花節で情に訴えてみるのもいい。人材はすでにいるから、役がつくほど下がって、任せてみること。すると人も自分も大きく成長できるし、それが金銭的な潤いにもつながっていく。


二黒土星
(S19、28、37、46、55、H1、10、19年の2/4~翌年2/3生まれの人)
 90点。今月は役割がついて何かと忙しい二黒だが、そのことに不満轟々だとうまくない。どうせ世話しなければならないし、どうせやらなければならないのだから、だったら最初から不満を言わないこと。もともと二黒は信頼できる人にしか不満を言わないから、言われるほうはたまったものではない。だから今月はメリットを見つけることで、その不満を処理していきたい。今月は人を褒めることよりも、メリットを見つけることのほうが大事。また人材はすでに周りにいるから、一人で全部を背負うのではなく、役割を振り分けたい。不満顔をせず明るい自分を作っていこう。金銭的なことに直接つながるものではない、ボランティアのお誘いやスカウトがかかるから、乗ってみよう。これまで地道に育ててきたものがある二黒には、実入りが期待できるから楽しみだ。


三碧木星
(S18、27、36、45、54、63、H9、18年の2/4~翌年2/3生まれの人)
 40点。お疲れモードではあるが、過ごしやすい今月の三碧。同じ木星の四緑とともに責任感は苦手だから、先頭に立ってバリバリやるよりも、第一線から退いたほうが心地いいと感じるのが特徴だ。今月は何となくだるいが、趣味に関するお誘いが増えるから、習い事をはじめ、部屋の掃除や模様替えなど、生産性がないことに没頭してみるといい。すると気になっていることが処理されて、身が軽くなっていく。庭木の剪定、草むしり、洗車、墓掃除など、普段手をつけられないことに手をつけてみる。そうやって、縁遠くなって気になっているものに手をかけてみることで、宝(目標)に手が届く。やっていくうちに、最近見えなかった行き先が見えてくる。達成したものがあり、満足してしまうと、疲れだけがのこってしまい、目標があるのに忘れてしまう。だから今月は家にいる時間を増やしたい。家に人を招くのも大変喜ばれる。


四緑木星
(S17、26、35、44、53、62、H8、17年の2/4~翌年2/3生まれの人)
 70点。何かを止めることで道が開ける今月の四緑木星。何を止めるかといえば、責任逃れをやめたい。責任から逃れたい心があり、言い訳ばかりしている四緑は、きっと自分が願うような大きな人生になっていないはず。もともと気分が変わりやすく仲間意識が希薄なだけに責任は苦手だが、逃げたい心がある間は感情的になって人と争ったり、継続して学ぶことが難しい。逆に、責任を負うと決めた四緑には、周囲に必ず支えてくれる人がいるし、その気になれば結束できる。変化に弱く、すぐに右往左往する自分を変えるには智慧・学びが必要だから、今月は学ぶこと、本を読むことを意識したい。気乗りしないお誘いやパーティーにも足を運んでみる。行くと決めて、高価なドレスを買うのもいい。必ずいい気分転換になるはず。メガネやファッションを変えてみるのもOK。責任感を持ち、周囲から支えてもらえる自分、自信の持てる自分作りを目指すと吉。


五黄土星
(S16、25、34、43、52、61、H7、16年の2/4~翌年2/3生まれの人)
 20点。点数ほど調子が悪いわけではないが、そのせいで逆に、絶好調なくらい五黄節が炸裂してしまう。よくものが見えるだけに、自分の言っていることが的中してしまうと周囲は逆らえなくなるが、それは運気の強さから見えたものであって、決して実力ではないことを自覚したい。あごで人を使わず、指摘せず、できるだけ人の話を聞こう。いつもの調子で「あなたのため」「お前のため」と言いがら、指摘したり説教したりすると、必ずもめるし、いい人材が離れていくことになる。見えても言わないこと、聞いてもらえるまで待つこと。それができた五黄は大したもの。新しい自分を作りたかったら、苦しくても面倒くさくても、これまでの自分(説教したい、指摘したい自分)に逆らうこと。


六白金星
(S15、24、33、42、51、60、H6、15年の2/4~翌年2/3生まれの人)
 80点。8月に勘が冴えて、それに頼って突っ走ってしまった六白は、今月は一転してかなりきつくなる。一方、調子の良かった8月にブレーキをかけて、冷静に対応して安定感を身につけてきた六白は、しっかり止まって一歩引くことができる。今年勢いのある六白に、周囲は無理して合わせてくれているが、運気が強いだけに、そこがなかなか見えない。周囲の真心が見えないのは自分の心に陰があるからで、今月は止まることにエネルギーを使って、自分の心をじっくり吟味したい。ゆっくりすることで忙しくて忘れていることや問題を整理しよう。たとえば家のこと、家族のこと、子どものこと、自分を支えてくれている人のこと。陰に隠れた人の思いを汲み取ること。また地味なこと、陰役をやると器が広がる。前に出ずに、止まって下がりきれるかどうかで、今後の発展が決まるから、心してしっかり生活したい。


七赤金星
(S14、23、32、41、50、59、H5、14年の2/4~翌年2/3生まれの人)
 70点。衰運を抜けて高運期に出たが、今月は地道に準備をしたい。年盤でも運気の良さはピークなので、そろそろ衰運に入る準備をしなければならない。今月は何か新しいスタートがあると思うが、「もうこれまでのことはいいじゃないか」と、新しい準備を始めよう。とくに、これまで取りこぼしてきた、人材に関する問題を処理するには良い月となる。年末に向けて運気が上がっていくことで高運期の余韻はあるから、衰運に入るための準備を始めても人生がストンと落ちるほど悪くはならない。とにかくやることはいっぱいある。とくに言葉の失敗については、七赤は歯に衣着せぬものの言い方をするところがあるから、一つ一つ改めていくのもいいだろう。「なんでそんなことをやらなきゃいけないのだろう」という調子でいると、衰運に入ってからがきつくなる。言われたことに対して、素直に「そうだな」と思えるようになってくると 大きな収入につながっていく。


八白土星
(S13、22、31、40、49、58、H4、13年の2/4~翌年2/3生まれの人)
 30点。高運期ながら、調子が良いときほど毒を吐きやすい今月の八白土星。地道なことは意外と苦手で、やりたいことしかやらない八白は、いつまでたっても心が大きく成長しない。今月はできないことに取り組んで、しっかり心を作りたい。弱点を埋めるためには、調子を出さずにいくこと。自分を掘り下げて潜在能力を発掘するにはいい時期で、苦手なことに取り組むことで強引に扉を開けば人生は大きく飛躍する。が、気分は盛り上がらず暗いので、とにかく声を出すこと。毎日カラオケに行ってもいいから、声を出していくことが大事。今月の八白は、朝が来たのに日の出のない姿を表している。ずっと夜の気分で楽しんでみる。来た状況に合わせて、調和するよう意識してみる。多少無理してもいいから、苦手なことがきたら、やってみる。必ずできるはず。目標の見直しがカギ。


九紫火星
(S12、21、30、39、48、57、H3、12年の2/4~翌年2/3生まれの人)
 70点。ちょっと腐りやすい今月の九紫。九紫がハマっていくパターンは大概スタンドプレーになっているときで、人を馬鹿にしたり、あなどったり 傲慢になっているときだから、ここは一つ、全体のためにどうするかを考えないといけない。みんなのためになることを考える。九紫は人に使い回されていることに気付かないほど忙しくしている時はいいが、それがなくなって暇になるとスタンドプレーが始まって、孤立することで孤独に陥っていく。もともと九紫は孤独星だから、絶対スタンドプレーはいけない。使い回されて重宝されるものだから、つい「自分がやらなきゃいけない」と勘違いをして孤立が始まる。だから、自分の定位置をちょっと下げて、後ろから全体を押し出していく感じがいい。前に出るから後ろが見えなくなる。写真撮影で、ほとんど見えなくてもいいから後ろに立つくらい。九紫は認めてほしいと思う心を捨てて、後人のお世話で苦労しようと決心すること。

 

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2011年7月の運勢

2011-06-28 | 九星気学

(7月7日~8月7日)

●天の気(宇宙のエネルギー)は【乙(きのと)/木性・陰】で、種を割って出た芽が土の間を屈曲しながら地上を目指す姿を表している。
7月はそんな「天の気」を受けて全体的に軋(きし)みが生じやすく、経済面は大変厳しい。 思いもよらない企業が倒れ、そのあおりを受けて連鎖倒産する可能性があるし、軋みの中で思いがけず相手を傷つけるようなことをして、重要な人物が離れていく場合もある。
またこれまで人間関係において強引にやってきたことが原因で、思いがけないトラブルや金銭問題に巻き込まれていく場合もある。
今月はこれまでのあり方が全部出る月なので、これまで地味に地道にやってきた人、ビジョンを持って前向きに歩いてきた人は人生に日が射して収入が増えていく。


●地の気・十二支は 【未(ひつじ)/土性・陰】で、葉が生い茂って先が見通せない状態を表している。
対中の【丑】に破壊がかかっているので、決心が弱く変化できない人は「紐」で縛りつけられていくような思いをすることになるし、あきらめてしまうと全てが終わっていく。
一方、未来が見えなくてもあきらめず、目標を目指そうとする人、未来を自分で作っていこうとする人、未来のビジョンが具体的にある人は、建設的な人生となって発展する。
また今月、そうした準備を始める人は、そのビジョンがそのまま人生の種となり、やがて花が咲くことになる。
いま現在苦しい状況でも、強い決心で奇跡的な突破口が見つかる人もいるから、あきらめずにまずは行き先を決めたい。 リーダーの中にはこれまでの責任を問われて、交代を余儀なくされる人も出てくる。


●人の気は【三碧木星(さんぺきもくせい)/木性・陽】で 「進む」「発展」「発見」「打開」の意味があるから、天の気と地の気に従い、心が元気に明るく前向きなら進めたいものが進み、障害や問題を打開することができる。
一方、心が暗ければ新しい出会いや新しい話に問題が出る。 良い人物かと思えばパラサイトだったり、詐欺だったりするから注意したい。
なかなか目標が見えず気持ちも前向きにならないという人は、本を読んだり、人に優しく触れてみたり、仲間意識を持ってみよう。 これまで見えなかったものが見えたり、色々なことが明確になるなど、 未来に手を伸ばすヒントを得られる。


◆ 一白水星  
(S20、29、38、47、56、H2、11、20年の2/4~翌年2/3生まれの人)

60点。調子はまずまずなのだが、悪いクセが出やすい今月の一白水星。目標が見えなくなると焦りを感じて周囲が見えなくなり、思いがけないトラブルに発展するから要注意。とくに言葉での失敗は後に大きな痛手となるから、軽口を叩かず、調子の良いことを言わず、「気のせい」で流すことなくじっくりいきたい。また面倒くさいと感じるなら目標からずれている証拠だから、早めにメンターに相談すること。今月は飛び回らずに止まってみる冷静さが欲しい。しっかり目標が見えていれば、問題が生じて一旦止められても、軋んで揺れ動く心を処理することで成長し、心の調和がとれて物事もどんどん整っていく。


◆二黒土星
(S19、28、37、46、55、H1、10、19年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 90点。高運期で気の高ぶりが落ち着かない今月の二黒土星。不調に感じてしまうが、こんな時ほどしっかり学び、物事を正しく見ていきたい。いったん争いが生じたら止められないが、相手に触れて動く心、反応する心をしっかり観察して、自分の心の中で生じた怒りや悲しみ、不満を観察したい。また相手に言いたいことを言うのもいいが、とどめを刺すようなことはやめること。「ここまで」と状況判断して、相手を最後まで追い詰めないのは智慧がある証拠。また今月は現場を離れて旅をしてみるのもいい。寺めぐりや仏像めぐり、カフェめぐり、ショッピング……なんでもいいが、少し離れてみることで正しくものを見る力を身につけ、智慧を身につけることができる。また物事をきちっとできず、油断して気を抜いてしまうという二黒の欠点を乗り越えることができる。


◆三碧木星
(S18、27、36、45、54、63、H9、18年の2/4~翌年2/3生まれの人)

80点。運気が強く、自分の中から湧き立つ(スポルタ)ものがあり、陽気な今月の三碧木星。しかしなぜかコントロールがきかず、周囲との調和が上手くいかないし、なかなか自分の人生の上昇につなげることができない。そうした自分を抑える意味も含めて、今月はしっかり人の世話をしたい。苦と楽があれば、迷わず苦労選ぶ。人を喜ばせる。そうしようと決心すれば、本来三碧が持っている「フットワークの軽さ」という能力が引き出されて、現状を打破できるし、金銭的ゆとりも出てくる。未婚の人は良縁に恵まれたり、趣味や生きがいが見つかる人もいる。そうやって苦手なことにトライした人は8月過ごしやすいし、スカウトがかかる場合もあるから、7月を上手く乗り切りたい。一方、調子に乗って言葉で人を傷つけることはくれぐれもないよう心がけること。


◆四緑木星
(S17、26、35、44、53、62、H8、17年の2/4~翌年2/3生まれの人)

70点。今月の四緑木星はクリアな感じで楽に過ごせるが、そのぶんカン違いしやすいから気をつけたい。何でも思いつきでパッとやろうとするが、じっくり時間をかけて進めること。今月は自分にノルマをかけようとする傾向があり、評価を得たくて気軽に「やります」と言ってしまうが、そのオーバートークが自分の首を絞めることになる。四緑はもともと地道な作業が苦手だが、その割には周囲の評価を気にするし、結果をすぐに求めたがる傾向がある。また自分の思いつきに賛同者がいないと、それらの人を悪く言う癖がある。今月の思いつき(心に芽生えた種)は大事にしたいが、焦らず、陰での根回しや準備に取り組むことが前進するコツ。地道にやればいいブレーンが集まってくる。一方、地道を嫌うと予想外の変化が起きて精神的なダメージを受けたり、あてにしていた人がついてこないといった問題が生じてくる。


◆五黄土星
(S16、25、34、43、52、61、H7、16年の2/4~翌年2/3生まれの人)

20点。今日までの歩き方がどうだったか、心の持ち方がどうであったかによって差が出る今月の五黄土星。これまで地道にやってきた五黄ならツキとチャンスに恵まれるし、金銭的な恩恵も大きいから、さらに自分を吟味し、継続して自分を磨こうと決心すれば未来が見えてくる。一方、これまで常に不安を見て焦り、場当たり的に生きてきた五黄なら、だるいしやめたいし金銭的にも苦しいが、それはどこまでも自分のせいであって、人のせいにして人を恨むのはもうやめること。そんな五黄はいつも周囲に不満を吐いてきたと思うが、まずはその言葉から変えていきたい。明るい前向きな言葉や元気なあいさつを心がければ状況は変わっていく。仲間や助けてくれる人は相変わらずたくさんいるから、お願いできるところはお願いして、ゆずるところはゆずる。そうやって頭を下げながら自分を省みることで、7月を上手く乗り切ろう。だるいときは飲みに行って楽しむこと。ただし不満や説教モードは厳禁。


◆六白金星
(S15、24、33、42、51、60、H6、15年の2/4~翌年2/3生まれの人)

20点。わりとリラックスして過ごせる今月の六白金星だが、変化や切り替わりに難がある。変化を求められるような状況が次々にやってくるが、人間的しがらみや義理が絡むことで六白に悩みが生じてしまう。だが今月は調和を重視するよりも、自分の決断に責任を取りに行きたい。その決断がなかなかできなくて悶々としてしまうが、どうやって切り捨てたらいいのか、どうやって止めたらいいのかがわからない。今月、決断できなければ心に闇を抱えてしまうから、ここは責任を取ると決めて強引に行くしかない。それができれば新しい種、人生を切り替える種を心に宿すことができるし、徐々に楽しくなってくる。


◆七赤金星
(S14、23、32、41、50、59、H5、14年の2/4~翌年2/3生まれの人)

40点。基本的に調子は良く、ものが良く見える今月の七赤金星。そのぶん調子に乗りやすく、無意識のうちに歯に衣着せぬもの言い方をしてしまい、問題や争いにつながってしまう。けんかをするなと言ってもけんかになってしまうが、何かあれば「自分の責任」と思うことができれば、ムダな争いを止めることができる。七赤はないがしろにされたと感じるとすぐに拗ねてしまうが、ないがしろにされたということは、これまでに人をないがしろにしたか、もしくはないがしろにされるような触れ方をしてきたはず。今までの自分の態度は、調子に乗っていなかったか、傲慢になっていなかったか、省みなければいけない。今まで見えなかったところ、見てこなかったところに光を当てて、自分の対応の仕方を反省することで智慧を身につけたら、今月は合格といえる。


◆八白土星
(S13、22、31、40、49、58、H4、13年の2/4~翌年2/3生まれの人)

40点。衰運でなかなかしんどい今月の八白土星。
季節で言うと真冬に当たるので、大人しくコタツから出てこないのが一番なのだが、なぜかノルマはしっかりかかってくる。
気持ちは動かないのにやることがいっぱいあるのできついが、ここは過去をやり直し、乗り越えるチャンスと心得て、しっかり歩きたい。ポイントは気を抜かないこと。
昔、気を抜いてしまったことで目標に手が届かなかったことがあるはずだから、今月は気が乗らないけれど、気になることから取り組んでみよう。早く進めた者が勝つから、つべこべ言わずにやってみよう。
八白は動かないで軋むことが多いが、今月は動いて軋みを感じてみることが大事。やるしかないから、やってみよう。するとその結果は金銭面に明確に表れるし、コンスタントな収入につながっていく。
またリーダーシップを発揮できるから、人がついてきてくれるようになる。取りこぼしてきたと感じることは、とくに早めにやることがカギ。


◆九紫火星
(S12、21、30、39、48、57、H3、12年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 60点。衰運を抜けて少し元気になってくるが、不思議なことに運気が強いほど空回りしてしまうのが九紫火星の特徴といえる。九紫の性質である「火」はいつ必要かといわれると夜であり、夜になってはじめて表に立っていいのであって、昼間は火種の状態で目立たず(謙虚に、控えめに)燃え続けることで、ひたすら出番を待ちたいのだ。夜……つまり、人に元気がないときこそが九紫の出番であり、それまでは目立とうとせず、いわれたこと、やるべきことを黙ってやりたい。するとなかなか人を褒められない九紫が人を褒められるようになるし、嫉妬せずに相手と一緒に喜べるようになるし、メリットを見せられるようになってくる。九紫にとって大きく変化できるチャンスだから、そのためには動く本音をメンターに吐き、見えたメリットをしっかり人に示していくこと。


2011年6月の運勢

2011-05-24 | 九星気学

(6月6日~7月6日)

●天の気(宇宙のエネルギー)は【甲(きのえ)/木性・陽(+)】で、種子が堅い殻をバキっと割って芽を出した姿を現している。なので6月は周囲の反対を押し切って、もしくは自分自身の中にある不安という殻をバキっと割って、何か新しいことをスタートしたい。震災の影響もあって景気は全体的に低迷しているが、ここ数年の間に自分の心と人生を建て直し、しっかり準備してきた者は5~6月にステップアップのチャンスをつかむ者も出てくる。何か始めようとすれば、資金やスケジュールなど物理的な問題や困難が浮上してくるが、それを強引に打ち破っていきたい。そのためには派手でないこと……地味なことを数多く、コツコツと素早くやっていくこと。一方、これまで準備してこなかった者には突破していく力はないから、まずは地道に歩けるよう、しっかり心作りしようと決心することから始めよう。

●地の気(地球のエネルギー)は 【午(うま)/火性・陽(+)】で、【午】は「忤(さから)う」に通じる。何に忤うかといえば「変化に忤う」とあるので、今月は「こうする!」という強い決心を持って、今の弱い自分に忤い、変化していきたい。そのためにはしっかりビジョン(目標・行き先)が定まっているかどうかが重要になるので、1年の折り返し地点に立つ今月、もう一度しっかり自分自身やグループ、組織の目標・行き先を確認しよう。【戌(いぬ)】に「三合」とあるから、枝についた余分な葉っぱ(自分の弱点・欠点・不足・不満・不安・焦り・矛盾)をうまくとることができたら「茂」(変化・発展)となるが、取り除くことができなければ「滅」(失敗・滅亡)となるから、まずは「自分を変化させよう」と決心し、できない心を強引に打ち破っていきたい。何かから離れたくなったり、やめたくなったときは要注意。なぜそれ(人や組織)から離れたいのか。そこに自分の弱点を知るためのカギがあるから、早めにメンターに相談しよう。

●人の気は【四緑木星(しろくもくせい)/木性・陰(-)】で、今月は信用を勝ち取る人と、信用を失う人が出てくる。信用を勝ち取るのは、変化することを楽しみ、自分の中の腐り(あきらめ・不安)をきちんと処理している人。ただし、その処理は目上の人やメンターにしてもらう必要があり、自分で処理するのはどこまでも主観や我(欲)を強めて目標から遠ざかってしまうので注意したい。また今月は地道にやることが大事で、遅く見えるその歩みが実は一番近道で、地道を嫌って近道しようとすればするほどトラブルや問題が起きてくる。焦りがあるときに来たうまい話は詐欺の可能性があるから、5月後半~6月に来た話なら断って正解。6月の争いは勝ち負けがなく、勝利者はいないから避けること。新しい出会いは、できれば7月のアポイントをとりたい。



◆一白水星 (S20、29、38、47、56、H2、11、20年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 50点。5月は比較的に穏やかに過ごせたし、6月からは高運期に入っていくので、これまた過ごしやすいが、油断していると足元をすくわれるので注意したい。過ごしやすいからといって惰性になってしまうと周囲の願いや希望が見えず、行き違いが生じて責められるようなことが起きてくる。6月は比較的心に余裕があるから、周囲の人たちがいったいどこに向かおうとしているのか、どういう状態なのかをうまくとらえて対応しよう。もし周囲に自分を合わせて調和させることができれば即、収入増につながっていくし、どんどん楽しくなっていく。


◆ニ黒土星 (S19、28、37、46、55、H1、10、19年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 90点。先月から高運期に入っているが、高運期ほど衰運に感じてしまうのが二黒土星の特徴であり、今月は苦労が多く、そのために不満が増大する可能性がある。何らかの役割……会長などリーダー的な役割が回ってきて、断り切れずに責任を負うことになるが、そのせいでついつい不満が口を突いて出たり、嫌な顔をしてしまう。とくに自分よりも年下の世話をする機会が増えるから軋(きし)みも多いが、面倒でもガマンして世話をしてやること。そうすることで割れなかったカラを割り、高運期の気と自分自身を調和させることができるし、自分の手足となって動いてくれる者が現れてくる。


◆三碧木星 (S18、27、36、45、54、63、H9、18年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 60点。高運期で勢いがあるが、それと同時に不安定さもあり、そんなに強いとは言えない今月の三碧木星。片足で橋の欄干に立つような不安定さが、人間関係や信頼関係にいつもついて回ってしまう。坂道を登ろうとしても、うまくいかず悶々とするが、そんなときは焦らず地道にやること。もともと三碧は地道にコツコツできるタイプなのだから、そういう風に自分を調整し、目の前の状況に合わせていこう。すると上下に人材が現れて協力してくれる。上にいる者は頼り甲斐があるし、下の者は後からしっかり支えてくれる。一方、くれぐれも無責任なことはしないよう心がけること。


◆四緑木星 (S17、26、35、44、53、62、H8、17年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 70点。何か新しいことに取り組もうとしている四緑木星。それは決して好きなことではないが、意外と自分に向いている。本来、四緑に足りないのは責任感なのだが、何か大きなメリットがあって、今回は責任を持つようなことを始めているはず。ただ四緑はもともと責任を嫌うし、責任を負わされて、これまで同様また逃げ出す可能性がある。口八丁手八丁で責任を回避しようとして、「嘘をついているのでは?」とか、「だまされた」などと言われることのないようにしたい。今はメリットが見えているから、さほど重責とは感じないが、矢面に立たされたときにどう反応するか。近年まれにみる高運期だけに、責任を回避することなく受けることができれば、これまで乗り越えられなかったものを乗り越えることができる。


◆五黄土星 (S16、25、34、43、52、61、H7、16年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 40点。うまく物事が運ばず停滞感が募るが、ここが五黄土星の正念場。現時点で信頼のおける仲間や後輩が周囲にどれだけ残っているかがポイントになる。今まではアクの強い五黄がトップダウン的にやってきたが、押さえつけてしまうと信頼関係は築けないし、もし周囲の気持ちをうまく汲み取ることができれば、それがそのまま能力として身についていき、協力者や応援者が山ほど現れてくるようになる。まさに6月は勝負どころで、とくに五黄はそういうポジションに座るよう声(スカウト・お誘い)がかかる。それは天の導きであり、幸せへのエスカレーターに乗るようなもので、人によっては収入的に一発逆転する内容に出会うことになる。


◆六白金星 (S15、24、33、42、51、60、H6、15年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 50点。今月は衰運の入り口に立ち、六白が一番苦手な状況がやってくる。体がだるくて今やっていることをやめたくなったり、全部自分の責任とわかっていても、その責任を持つのが面倒に感じてしまったり。感謝されるべきシチュエーションで感謝されないと、ついつい不満を感じてしまうこともある。そんなときは無理をせずに遊んで発散するのがいい。アウトドアはとくにオススメで、出不肖の六白は今月をしのぐのは大変だろう。カラオケに行くもよし、家族とディナーや旅行に行くもよし。仲間とワイワイしてもいいから、とにかく人から離れないこと。すると徐々に楽になっていく。自分の中の腐り(あきらめ・不足・不満)を取り、これまでの自分を乗り越えられたら、目標に向かって大きく前進できる。


◆七赤金星 (S14、23、32、41、50、59、H5、14年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 80点。北東に廻座して、今月の七赤金星はずいぶん調子がいい。心作りしながら一所懸命に歩いてきた七赤は、その歩みが正しければ誰かに見い出してもらえる。七赤は四緑のように逃げることはないが、何せ責任の負い方が下手だし、そんな七赤に今月は大きなノルマがかかってくる。その昔、自分を見出してくれた人なのか家族なのかは不明だが、誰かの期待がかかったとき、十分に責任を果たせなかった記憶があるはず。今回こそは、そのノルマをしっかり果たそう。すると新しい舞台が用意され、変化していくことができる。自分の過去と決別し、作り直したい人には、今月は大きなチャンスとなる。


◆八白土星 (S13、22、31、40、49、58、H4、13年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 70点。強い光を受けてカンが冴え渡る今月の八白土星。運気が強いだけに傲慢になったり調子に乗ったりしやすいから、そこだけしっかり心がけよう。今月は相手を喜ばせることだけを意識したい。気をつけ過ぎるくらい気をつけて謙虚に振舞いたい。そもそも八白の男は軽く見られやすいし、女は生意気に見られてしまう。今月はものがよく見えるから、メンタリングも鑑定も的を外さない。一方、相手を小ばかにするような言葉が口から出てしまったら止められない。普段から抱えている自分への不足。相手を自分の思い通りにしたい心。社員やスタッフが動かないことへの不満。その心が、無意識にさからう言葉を使ってしまう。今月は陰に回って縁の下の力持ちを実践しよう。


◆九紫火星 (S12、21、30、39、48、57、H3、12年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 60点。北に廻座して、今月はやる気がいま一つ出ない九紫火星。あがけばあがくほど状況は悪くなっていくから、ここは焦らずに行きたい。ゆっくりすごしてみることで、これまでの自分を終わらせて新しい自分を始めることができる(【子】)。チェンジ(変化)がテーマとなっているから、今月アファはもちろん、思考の組み立て方を片端から全部書き出してみて、何か違和感があったら修正しよう。2ヶ月続けてチャンスだから、5月・6月とゆっくりやること。そうした中で、きっと新しい始まりと新しい信頼が生まれる。来月のアポを取る。1ヶ月間延びさせることが必要。


2011年5月の運勢

2011-04-28 | 九星気学

(5月6日~6月5日)

●天の気(宇宙のエネルギー)は【癸(みずのと)/水性・陰】で、農作機具が立てかけてある姿を表している。百姓一揆の「揆」にも通じ、「一揆」は暴徒を意味するし、「揆一」と書くとリーダーシップを意味することから、5月は物事をつらぬけばリーダーシップを発揮して目標達成へと向かうことができるし、あいまいになると潰されてしまうことになる。リーダーはある程度強引さが必要な時期で、あいまいなら空中分解する。天の気【癸】に従って、貫き通せるか、通せないか。恵方は【丙(ひのえ)】なので、現状がどうであれ決してあきらめず、目標(行き先)がちゃんと見えていることが重要。しっかりビジョンが見えていて、「あそこへ行く」と目標を目指して歩く人は「揆一」となり、困難を乗り越えていく。

●地の気・十二支は 【巳(み)/火性・陰】で、【巳】は「実(つぼみ)」を表している。今月、勢いはあるのに、まだまだ「未完成」の状態であることが重要で、結果を急ぐあまり、焦って無理に形を整えようとしないことがカギとなる。今はつぼみのままで構わないし、それは蒔くべきときに種を蒔いて育ててきた結果であり、その歩みは正しかったことを示している。目標を持って歩いてきたら必ずこの形になるはずで、いずれ宝(目標・利益)に手が届くから、事業なら将来的に実利につながっていくし、そのためにすでに新しいパートナーとタッグを組んでいる場合もある。一方、頭で考えるばかりで何も行動を起こしてこなかった者は、今はどうすることもできない。しっかり心の処理をしながら、次に種を蒔く時期を待ちたい。

●人の気は【五黄土星(ごおうどせい)/土性・陰陽なし】で、「物事を集めていく」という意味があり、金銭的な動きに注目が集まる月といえる。明確なビジョンを持ち、人とタッグを組み、確固たる「信」がありながら未完成である者・企業は、今なすべきことや役割が明確になってきているはず。また、それを実行動に移すための環境が整っているはずだから、自分たちの役割やなすべきことをしっかり果たしていきたい。一方、4月のテーマであった「与える力」「布施(感謝の心で出す)」を実践できなかった者は「不足・不満」の種を取り除くことができなかったわけだから、今月もう一度、なすべきことや役割をしっかり果たすことで、その種を取り除いていくこと。



◆一白水星
(S20、29、38、47、56、H2、11、20年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 50点。今月、自分の本拠地に戻った一白水星。衰運ながら穏やかで過ごしやすいが、天の気【癸】の影響受けて矛盾も生じやすい。その矛盾を乗り越えるためには、苦手に感じながらも育成に力を入れることが重要で、リーダーシップを発揮して明るく優しく触れてやれば、周囲には若い男女がたくさん集まってくる。若いだけに焦りがあるが、それにあおられて焦らないこと。一緒になってハッスルしてしまうと、依存と期待で若い者がつぶれていくから、まずは落ち着かせて、慌てずゆったり関わってみよう。リーダーシップとは責任を取るということ。やらせてみて、責任は自分で取ると腹を決めよう。任せたはものの、なかなか上手くいかずに軋みが生じたら、その歩みは正しいと見ていい。



◆二黒土星
(S19、28、37、46、55、H1、10、19年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 90点。今月から衰運を抜けて高運期に入る二黒土星。だが衰運期に調子が良いと感じ、高運期は不調に感じる二黒だけに、調子はイマイチでむしろきつく感じるし、そのため体調を壊す可能性もある。二黒はグズグズ言いながらもやるし、苦労に飛び込む力もあるが、たった一つの不足・不満が原因で、全部が不足・不満に感じてしまい、なかなか闇から抜け出せない。これまで目標を持ってしっかり歩いてきた二黒なら、不足の裏にあるメリットを見つけてトンネルを抜け、これまでの人生に区切りをつけて新しいスタートを切ることができるし、だんだん楽しくなってくる。また今月、やってみたかったことに手をつけるための準備を始めるには最適。



◆三碧木星
(S18、27、36、45、54、63、H9、18年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 80点。先月に引き続き、元気の良い三碧木星。今月元気な三碧はこれまで心を鍛えてきた証拠で、その元気は本物と言っていい。これまでの人生を終わらせて、新しい人生をスタートさせると決心した三碧には、先々月あたりから諸問題が生じているが、調子に乗らず地道に乗り越えよう。もともと長いスパンでものを見ることが苦手な三碧が、謙虚に地道に歩くことができれば「あなたについていく」と言ってくれる人物が出てくるし、それは目標が明確になってきた証拠でもある。過去に矢面に立たされて恥をかいたり、痛い目を見たことのある三碧にはとても勇気のいることだが、今月は責任を取る覚悟で地道にやって信用を勝ち取りたい。



◆四緑木星
(S17、26、35、44、53、62、H8、17年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 60点。調子は良いが、その調子に乗って宇宙人ぶりを炸裂し、言葉の問題が生じやすい今月の四緑木星。責任を背負わされて「何で私ばかり」と不満や愚痴をこぼしたくなるような状況になれば、それは自分を変化させる大きなチャンスなのだが、そうなると四緑は逃げたがるし、そのためにわざと信用を失うようなことをしてしまう。今月は「責任を取るぞ」「最後までやりぬくぞ」と決心したいし、その腹さえ決まってしまえば見栄えはよくなり、それに惹かれてたくさんの人が集まり、巨大な人脈を作り上げていく。高をくくると損なので、きっちり道理を踏まえて物事に対応すること。



◆五黄土星
(S16、25、34、43、52、61、H7、16年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 90点。中宮で運気は強いが、逃げ腰で腐りやすい五黄土星。自分が暗い分、道連れを作ろうとするとうまくない。明るいことと喋ることは違う。とくに男の五黄はあまり喋らなくていいから、誠意を持って人に関わること。よくしゃべって咀嚼(そしゃく)しすぎる五黄はズレているが、誠実にやっているなら結果も出ているし口数も少なく、たくさんの仲間の応援がもらえているはず。また儲け話や臨時収入の話がきたら要注意。自分の中に焦りがあれば騙される可能性があるし、焦りがなければそのような話は来ないから、儲け話には乗らないこと。もし儲け話に乗ったり、強引に金に絡むことをしたりすると、安定収入や信用を失うことにもなるので気をつけること。



◆六白金星
(S15、24、33、42、51、60、H6、15年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 80点。北西に廻座し、スカウトの声がかかる可能性のある今月の六白金星。やらなければいけないことやリーダーシップを発揮しなければならない状況が多く、そのことでストレスや矛盾が生じやすいが、それを苦に感じて逃げてしまうとうまくない。方法論を求めてセミナーや書籍に依存してみても、そこに自分の欲しい答えはないことを知っておこう。乗り越えたかったら方法は一つ。それは逃げずに苦に立ち向かうこと。高運気にありながらイマイチなのは、変化を嫌って逃げたい心があるからだと認知し、変化しようと決心するしかない。また人の良いところ見つけて褒め、喜ばせることも今月の開運ポイントである。



◆七赤金星
(S14、23、32、41、50、59、H5、14年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 80点。持ち前の調子の良さで走ってきたが、若干疲れが出てくる今月の七赤金星。ここは急がず焦らず、いったん止まってゆっくり休みたい。何でもかんでもがんばって動き回ればいいというものではないし、今月は休むことで健やかさを取り戻したい。しかし七赤は「自分がやらなきゃ」とノルマを感じるために立ち止まることができない。そのノルマを感じたままでいいから、とにかく休んで心身のバランスを取ろう。とくに時計が壊れたり、遅れたりするのは赤信号で、以前のように無理をして体を壊す一歩手前なのだ。立ち止まれば陰に隠れた人の思いが見えたり、生きがいに感じてきたものを再確認することができる。疲れたら止まって、食べたり飲んだり騒いだりして乗り切ろう。



◆八白土星
(S13、22、31、40、49、58、H4、13年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 90点。運気は強く、本領を発揮できる今月の八白土星。今月、土星の星はみんなそうだが、周囲を見回せばいつもたくさんの仲間に囲まれている。支えてくれる仲間、ついてきてくれる仲間がたくさんいるのだから、今月は和合こそ大事にしたい。そのためには人を褒めること。1回ではだめで、2回以上繰り返して褒めよう。つい人を回そうとしてしまい、人を褒めたりその気にさせたりするのは下手な八白だが、今月はメリットを示して人を喜ばせよう。苦手に感じても、何度でも繰り返してやってみることが大切だし、繰り返すうちにだんだんできるようになってくる。また八白は人に対して公平に接しているつもりでも、どうしても好き嫌いが出て不平等になってしまうから、そこは要注意。



◆九紫火星
(S12、21、30、39、48、57、H3、12年の2/4~翌年2/3生まれの人)

 70点。衰運期にありながら一時的に日が当たり、ホッとひと息つける今月の九紫火星。安心感があるせいか、油断するとつい悪い癖が出て人間関係が雑になってしまうから気をつけたい。調子よく行きたいという思いや結果を出したいという焦りがあればなかなか止まれないが、つんのめりながらでもいいから止まること。5月こそ、止まることで目標をもう一度見直したいのだ。もし今月こらえることができたら、持ち前の頭の良さで調和を取ることができる。それから5月は飲み歩くのを控えたいし、とくに肉体関係には注意が必要。羽を伸ばしたいのはわかるが、それを止めてみる。陰の問題……淋しさや孤独を止めてみたい。止めることで、進めたかったことがスッと進むようになる。仕事や信用面で新しいことがスタートするし、全体を俯瞰する力が身につく。


2011年4月の運勢

2011-03-25 | 九星気学

(4月5日~5月5日)

●天の気(宇宙のエネルギー)は【壬(みずのえ)/水性・陽】で、糸巻棒に糸がぐるぐる巻きついた形を表している。【壬】は「任」「妊」に通じ、「任せる」「持つ」「担う(になう)」から、「任せる」と「任せられる」両面の意味があり、自分の受け持つ役割にはどこまでも責任があり、それに必ず人が絡んでくることを示している。自分が役を任せる側(任命者)であれば、何が巻きついてくるのかを見定めて、余分なものが巻きついてきた場合は止めてでも切る必要があるし、責任を担う側であれば言われた通り、ひたすら従順に地道に役割を全うする決心が必要である。責任を担っておいて、できることだけをやっているのは責任を放棄しているのに等しいから、引き受けた以上はしっかり役に徹したい。3月後半~4月にかけて任せる、もしくは任せられるような状況が起きていれば、天(宇宙のルール)に従って生きているということになる。それが【子/恵方・天道】につながり、これまでの人生を捨てて新しい自分をはじめることになるし、ツキとチャンスに恵まれる。また4月は、目立たないけれど人の世話をしている人、苦労を選び、苦労に飛び込む覚悟のある人は天に応援し活かしてもらえる。3月~4月は大黒字となる企業がある一方で連結倒産も増え、企業のM&A(吸収合併)が加速する。

●地の気・十二支は 【辰(たつ)/土性・陽】で、役を担っている人、または誰かに役を担ってもらえた人(同時に必ず自分も別に何かしらの役割を担っている)は今月、信用が伸びていく。また自分の人生そのものが伸びているし、信用が伸びて完成間近まできている。さらに三合は【申(さる)】で、「雷」の意味があり、その人の思い、信用、人間性が天と地をつらぬき、とどろかせ、必ず役を通して何か悪しき習慣を捨て、これまでの自分を終わらせることができるはず。それは古い問題だと書いてある。古くからの悪しき習慣を捨てる作業は責任を負うことによって脱ぎ捨てることができる。一方、役が来ない人や、来た役を受けられない人は、過去に人から任されたにもかかわらず、途中で投げ出したり、人の信用を裏切った経験があるはず。そうした人は物事を建設し生産する力がないし、見るからに暗い。そしていつも愚痴や不平不満、信用を落とすようなことを言っているはず。その原因は過去への恨みで、過去に自分を越える大きな存在……親や会社や先輩などによって生きがいが潰されたという思いが拭えず、わかっているけれど許せないという気持ちが根っこにあって、不平不満を言う。

●人の気は【六白金星(ろっぱくきんせい)/金性・陽】で、六白には「太陽」の意味がある。自分が生まれ変わるチャンスは、太陽からもらう恵みのようなもの。また「公平」という意味から、これまでやってきた人は歩いた分だけの結果が現れ、やってこなかった人には、それだけの結果しか表れない。今月、人をうらやましがっている者は心に腐りがあるし、逆に元気にやっている者は発展していく。だから「良い気」を引っ張り出したかったら、元気にやるしかない。すべてを担うと決心し、声がかかったら「ありがとうございます」と元気よく受けたい。「え~っ」と言った時点でタイムラグが発生して、生まれ変わるチャンスは消える。三元(天の気・地の気・人の気)は全て【陽】だから、人間が明るくなかったらダメ。潰れていく会社は暗いし、ずっとグズグズ言いながら、不都合を見ないようにして、不満を抱えながら歩いてきた証拠。一方、きつくても持ちこたえている会社は、表からは見えないだけで、陰でずっと地道にやってきたはず。4月にビジネスがうまくいっている人や企業は信用があり、ずっと蓄えてきたし、逆に信用のないところは、景気が良いにもかかわらずダメになっていく。そういう自分を作り替えて生まれ変わりたければ、まずは明るく振舞い、そして役を担えるようになりたい。ただし、いざ人の面倒を見ようとすると離れていく者が出ることもあるが、そのことで腐ったりあきらめたりすることなく、地道に人に関わり続けること。また、自分で「こうしてみよう」と行先を決めた人は人生が変化していく。連結倒産とか連鎖倒産、内需縮小に伴い、部署変換させられることもあるだろうが、部署変換されて不満やあきらめを持てば凶。逆にその変化は自分にとって必要で、世の中が与えてくれたと思えたら部署変換してでもそこに自分が必要あって世の中が定めてくれたと感謝の心で受け取れたら大吉。4月は人の信頼を落とすようなことをすると残念ながら信頼取り戻すのにずいぶん長くかかる。信頼なくす者は自分にとらわれている。とらわれているから、人の思い(真心)を汲み取れていないことに早く気づきたい。今までに、人を裏切ったり、だましたりしてきた会社は潰れていくし、4月・5月・6月は詐欺の発覚が多いとみてよい。


◆一白水星
50点。今月の一白は衰運期だが意外と過ごしやすいし不安がない。古い問題を処理し、母親と早い段階で和解している一白は表に立って活躍するなど、人生揚々とやりたいことがやれている。その一方、過去の問題や母親との問題を抱えて、矛盾が生じ人と揉め、何か大事なものから離れようとする一白もいる。すべてはわかっているのに、古くからのこだわりが自分の矛盾を生んで衝突し、争いによる離縁もあるかもしれない。運気は強いのに、それでも争いが生じる一白は深く自身を省みたい。とくに30歳近くまで親元にいて、自分の人生は母親のせいでこうなったという恨みがどこかにある。そんな一白にとって今月のテーマは責任を担うことであり、一白こそ、母が苦労して育ててくれた思いを汲み取りたい。その古い問題が、実は今の自分の最大の支えだったと自覚できれば大吉。古い問題が生じたら公平に見て、早く着手すること。全ての責任は私にあるし、「今度は逃げないぞ」と決心すれば乗り越えていける。また育成は苦手な一白だが、今の自分があるのは周囲のお蔭と自覚したい。そのためには上(目標)目指して前進しつつも、後ろを振り返り、自分が関わり育成すべき人材にきちんと目を向け、声をかけること。そうすれば自分の周りで新しい命や新しいエネルギー、新しい人材が伸びていることに気づく。


◆二黒土星
50点。二黒土星は普遍運と言われており、通常の星が高運気のときは調子が悪いように感じ、衰運期ほど運気が良いと感じる変わった星。だからどこか天邪鬼でもある。まず今月の二黒は北(最衰運期)に位置しているから、北の生活が必要。北は「冬」「真夜中」の意味を持っているが、暗い二黒にはそれがちょうど心地いい。そんな二黒が人前に押し出されるのは、太陽のもとにさらされるようで嫌がるし、大勢で旅行なんてもってのほかである。その二黒が4月は影に隠れられず、何かと役割が回って表に立たされるが、本人はそれが非常に面倒くさい。しかし今は「私がやらなくては」と思える。通常、最衰運期に役はつかないが、今月の二黒には役がつくし、人によっては妊娠の可能性もある。何か新しい人間関係の中で、新しい内容や企画が生まれる可能性もある。ただしそれは即実行せず、もっと吟味したい。こだわりを捨て、リスクを考えずにどこまでもビジョンを広げてみよう。また役が回ってきたら全体の運気に合わせて、不満を言わずに乗ってみること。二黒は文句を言いながらもやるべきことはやる。なかなか黙って受けられないが、今月は黙って受けたい。表に立てと言われたら、「はい」と受けて立つ。すると自分が確実に目標に向かって歩いていることに気づくし、文句を言いたい気持ちがスパッと切れて、やがて稼げるようになる。「やるぞ」という強い決心がカギとなる。


◆三碧木星
70点。三碧は久しぶりに調子が良い。今月の三碧は育成がテーマとなるが、もともと三碧は育成があまり上手くない。自分なりに育成を心がけるが、なすべきことをひと通りやったらもうやり抜いた気になり、相手が実際にできているかどうかは関係ない。目標の指標の立て方がちょっとおかしくて、幸せになるためにやれと言われたら、現実は別にして、やったことで幸せな気分になる。実際、あまり人生は変わらなくても本人は満足で、無くても、無いことをまた忘れる。次を見せてやると、またコロコロと転がるのは一白とよく似ている。一白も三碧も「進取(物事の始まり)」という意味を持つため、過ぎたことにいつまでもとらわれない。とくに三碧は先祖星が九紫(「離」の意味)だから、過去からどんどん離れていく。だから三碧はよっぽどのことがないと怒らないのに、その三碧が怒るときは本当に怒っている。また三碧は癖がなく、遺恨を残さない。スッキリしているので人から好かれるが、何かを残すわけではないので、自分を明らかにするもの、信用を取れるものがない。事業など後に残すものが無く、その場限りの楽しみが多いので、ここ一番の勝負の時に困る。今月はその「信用」を身につけたいし、コツコツと積み重ねて実績を作りたい。そこに吉あり。実績を作れば充実する。もともと三碧は信用されているのだから、内実が伴うようにすればいい。すると日暮ししていた三碧に未来が見えてくる。


◆四緑木星
50点。軽やかで発想豊かな四緑だが、ときどき宇宙人と言われるくらい、周囲には理解不能なことがある。そんな四緑が高運気に乗ってウキウキしているものだから、今月は勘違いから炸裂してしまう可能性がある。私の人生は「絶対ハッピー☆」と思い込んでしまうが、現実はさほどではない。そんな四緑の宇宙人ぶりに、実は周囲は迷惑していたりもする。四緑が一番困るのが今月のパターンで、言葉遣いが原因で、これまでに築いた信用を自ら壊してしまう。また四緑は問題が起きたときに「お前のせい」と言われるのを一番嫌う。何かあったら「誰だ!?」と犯人を探したい四緑だが、自分のせいでトラブルが起こると、それを見ないようにグダグダと言い訳の羅列が始まる。そうやって責任を回避したい四緑と、「見えたものはすべて自分を教えてくれるもの」と受け止められる四緑の二通りに分かれる。今月、四緑に一番求められるのは、「全部自分が引き受けよう」「自分の責任」という強い決心だ。すると「苦労」の意味が理解できるし、正しくものを見ることができるようになる。もともと人の世話が上手い四緑だが、それが自己満足なうちはまだまだ。してやっていることに満足するのではなく、最後まで責任をとる姿勢が◎。


◆五黄土星
90点。これだけ運気が強いと止まらないし、「謙虚に」と言われても、どうしても調子に乗ってしまう五黄だけに、今月はダース・ベーダーのように我が物顔になりやすいから要注意。苦手なことを処理すればリーダーになると書いてある。高運気にあって、これまでの歩き方に関係なく、その場しのぎの口八丁・手八丁でいくらでも信用を取っていける。その場で空間をつくる力がある。そもそも五黄は名番頭役が得意で親分肌だから、必要とあらば借金してでも金を撒く。そんな五黄がリーダーシップを発揮するのだが、まだ力のついていない五黄が中途半端にリーダーシップを発揮しようとする。それは大きな勘違いだと気づきたい。それはリーダーシップではなく、単に浪花節の炸裂で、実のない五黄が懸命に人情話をしても、聞いている方はしらけてしょうがない。権限や金銭的余裕があると誰も反論しないから、勘違いを続けてしまう。周囲の不満顔に気づかず、自らの言葉に酔い、よく物が見えるために指摘も的を得てしまい、自分がリーダーであるという大きな間違いを犯しやすいから、気をつけよう。余計なことは言わず、反論せず、「そうだね」「いいんじゃない」と言えるかどうか。自分が表に立つのではなく、調整役に徹することを心がけると◎。


◆六白金星
80点。六白はそろそろブレーキをかけたい。運気が強く、「気」の勢いで人がついてきているのに、まるで自分の力で集めたかのような錯覚に陥るし、気づかないうちに人の心を傷つけてしまう。ちょっとした不満や指摘が人を傷つけているが、なぜそうなるかというと、「あの時のあれが」という恨みの思いを、いま目の前にいる相手にぶつけてしまう。その恨みが不満となって毒を吐く。運気が強いだけに、それが相手には深い傷となって残るが、傷つけた方は忘れて残らない。自分では正しいつもりでも、それは恨みでしかないことに気づきたい。4月だけでなく、こうしたことは来年1年間起きやすい。六白はエネルギーが有り余っているので、心を作り、自分の感情をコントロールする作業をしていない人は、なかなか自制が難しい。鞘に収めない刀を持って歩いているようなものだから、今年~来年の六白はなるべく発言しないほうがいい。不満の心があればメリットを見つけていこう。これまで学んできた者ならば、一爻不足の裏には9の満足(メリット)があることを知っているし、それを見つける力がある。六白は太陽であり、自分が照らしているからこそ影ができるのだ。ちゃんと仲間はいる。放っておいてもついてくるのだから、言わずに安心して任せてみよう。そこに六白らしさが出てくる。「責任は取るからやってごらん」と言えるかどうか。運気がいい時ほど見えなくなり、傲慢で横暴になり、周囲は止められない。自分の見えないところで起こっている自分の噂も、全部自分の横暴さゆえと心したい。


◆七赤金星
80点。年の運勢でもそうだが、そろそろクールダウンしたい。とくに七赤のトラブルの原因になるのは「言葉」で、歯に衣着せぬその物言いが人の心を逆なでするし、今月はそれが顕著に出やすい。とくに目上に対する言葉遣いは大きな損失につながるから気をつけよう。傍で見ていると「そんなことを言わなければいいのに」「うまくやればいいのに」と思うのだけれど、七赤には許せない。だから今月は表現方法や言葉の使い方に気をつけたいし、そこを変化させたい。言葉の使い方を上手く切り替えることができた七赤は目上の人に引き立ててもらえるし、上を立てることでその姿を下に見せていくこともできる。だから絶対に上とは揉めたくない。揉めてしまえば、それを下が見て真似てしまうことになる。この修行課題は「自己流」の七赤にとってかなりハードルが高いが、意識して身につけたい。七赤が「真のリーダーシップをとる」というのは少し雰囲気が違っているが、そんな七赤が強いリーダーシップを発揮したければ、「自らを変化させていく」ことが大切。


◆八白土星
80点。今月の八白はやや過ごしやすい。高運気はぱっとしない八白だが、高運気の後半から衰運期にかけて徐々に元気を取り戻してくる。なぜなら土星の特徴は「仲間を増やしていく」という発想がやや弱い。だから八白の組織も拡大するより、コンパクトにまとまっていく。八白は二黒土星ほど考えが狭くはないが、えこひいきが強い。本当に気心が知れてる、普段から仲のいい人、安心できる人を傍に置き過ぎて、空間の広がりがない。それがえこひいきとなるが、自分ではまったく気づかない。それを今回は広げてみたいのだ。「新もえ岳」ではないが、山(八白の持つ意味)が大きくなるためには噴火するか隆起するしかない。隆起するには、噴火して土地を広げなければいけない。山は周囲から押し上げてもらって、大きくなる。八白の弱点は、与える事(布施)が弱いとえこひいきが強くなること。大きく与える事(布施)ができるようになると支える力も大きくなる。八白(山)は勝手に人を集めるが、自分は動かずに周りがやってくれて、なんとなく確立されたように見えるだけ。だから自分から意識して窓を空けて、ドアを開けて招き入れない限り、人は増えない。人は集まってくるのだが、険しいうちは登ってもらえない。心を練って柔らかくし、与え、誰にでも目指してもらえる自分を作っていけば、自ずと仲間は増えていく。それが「もてなす心」「おもてなし」となる。いつも言われていることだけに、今月こそは乗り越えたい。ビシッと自分の門を開いて、決心しよう。すると育成力とリーダーシップが身についていく。


◆九紫火星
30点。 なかなかつらい時期で、九紫本来が持つ弱点が浮き彫りになりやすい。人の欠点が目につくし、人が馬鹿に見えてスタンドプレーに走ってしまう。一人でやっても結果を出す力があるだけに、スタンドプレーになってしまうのだが、そのことで余計に孤独感が増していく。それを今月は変化させたい。まず止まる。人の欠点が見えたら、「見えた」と本音を吐こう。単独で動きたくなったら止めて「一緒に行ってみない?」と声をかけよう。止まらないと変われないし、止まるからこそ、これまでを終わらせることができると自覚したい。孤立することをやめて、連帯を組んで協調性を持って歩く人生に切り替えてはどうだろう。それは九紫にとって非常に地味で苦手なことだが、我慢とは違う。スタンドプレーをしているうちは欠点を指摘されにくいから周囲の評価は派手なものとなるが、それでは孤独は一生埋まらない。その孤独が、チャンスで足を引っ張っていることに、そろそろ気づきたい。現在衰運期に入っているから、今年・来年に地味なことがどれだけできるか。この2~3年は生まれ変わるための準備なのだから、その予行演習と思って、しっかり上記のことを実践していこう。