3次元CADを使いこなせ

3次元CADを使った日々の業務と、CSAJ攻略について、3次元CADを活用するためのヒントになればと思います。

釣りと3次元CAD技術力UP

2007-04-07 14:38:27 | Weblog
私の趣味は釣りであり、月に何回か釣りに出かける。
釣りは、日によって釣果が大きく変化するが、その釣果を左右するのが潮と言われている。
今日は潮が悪いとか、良いとか言って、釣果を潮に結びつけてはいるが本当のところ潮については誰もよく分からない。
大潮の時に良く釣れるとか言ってはいるが、釣れないときもあるし、中潮が釣れるという人もいる。

私には釣りの事についていろいろなことを教えてくれる一人の師匠(勝手に弟子にされた)がおり、その師匠がよく言う言葉に「釣れている人に聞け」がある。
ある魚を釣るのに、前回良く釣れた場所、及び仕掛けは当日有効とは限らない。
日によって、魚の泳いでいる場所、食べている餌、海の状態等が変わっているからだ。
そのため、前回釣れたからといって同じ仕掛けで釣っていては釣果を上げることは出来ない。
また、釣りには「まずめ」という言葉があり、魚が多く釣れる時間帯(数十分)がある。
このまずめを逃さぬためには、たな(海面から餌までの距離)や針の大きさ、ハリス(針を結んでいる釣り糸)の太さ等をまずめ前に的確に合わす必要がある。
そのためには、自分で1からたな、ハリス、針、餌を順番に変えていては時間がいくらあっても足りない。
そこで、その釣り場で沢山釣っている人に聞く事が釣果を上げるポイントとなる。
聞くのは一時の恥。聞かぬのは一生の恥である。

このことは、業務においても同じ事が言える。
特に、3次元CADのようなものでは、人に聞かず時間を掛け強引にモデルを作成することは可能だ。
しかし、作成したモデルが流用出来るかどうかが業務効率の改善に大きく左右する。
使えないモデルを一生懸命作っても、無駄に終わるケースが多い。
そこで、その職場で最もよく知っている人に聞くことが重要となる。
ここでのポイントは、最もよく知っている人であり、多少知っている人ではない。
よく見かける光景だが、よく分かっていない人が、全然分からない人に教えている。
これでは、この職場の技術者は低いレベルの人に統一されてしまう。
人の好き嫌いでモノを聞くのではなく、そこで良く知っている人に聞くことが自分のレベルを早くUPするこつであり、職場全体のレベルUPに繋がる。
「よく知っている人に聞け」
これが、技術力UPの第一歩となる。