長生き日記

長生きを強く目指すのでなく良い加減に楽しむ日記

284   暑気払いあるいはCAM植物

2016-08-23 23:26:07 | 日記
 今日は短歌の会とその暑気払い宴会。出詠された歌の中にスベリヒユがあった。そのことをFBに書いたら、ある歌人Mさんがその植物の歌をいくつも教えてくださった。ご厚意に甘えて、いくつかを印刷し評と共に同じ題材でもいろいろな詠み方ができるのですよ、などと説明できた。その歌人さんはすごい人で、パソコン内か手書きのノートか脳内か雲(クラウド)内か知らないが膨大なデータベースを持っていらっしゃる。ただ、それに甘えていては男が廃るので、近所の空き地からスベリヒユを採ってきてお浸しにして皆さんにふるまった。美味しいと大好評。上杉鷹山公が推奨しただけのことはあるなあ、お浸しの味加減が良いなどと盛り上がった。
 それだけでは、僕の個性が出てないので、おまけにその植物について薀蓄。スベリヒユは多肉植物で、もちろん光合成で生育するのだが、その代謝経路が大多数の植物と違って、夜に二酸化炭素を吸い込んで(ふつうは昼に吸い込む)有機酸として細胞内に溜めておき、光にあてると、つまり朝から昼になると光エネルギーを利用して糖分・でんぷんを作る特徴を持っている。なぜ昼にCO2を吸い込まないかと言うと吸い込むために気孔を開けると水分が逃げてしまうのでもともとの生息地である乾燥地域では苦しむからであるらしい。このタイプの植物はCAM(カム)植物と総称される、なんてことを織り交ぜた。見学に来られた地元の女性二人も今後参加すると言ってくれてめでたしめでたし。終わってから暑気払い宴会で、皆さんと楽しく飲み、飲みすぎ、帰りのバスでケイタイを落としたようだ。シュンとしたが、バス内で妻に連絡したのが確かで、寝込んで降りたらなかったので、バス内にちがいないと、路線の営業所に見つかったら連絡くださいと頼んでおいたら、二時間後にありました、と返事があり(^^♪。めでたしめでたし。バス会社さんありがとう。