長生き日記

長生きを強く目指すのでなく良い加減に楽しむ日記

275  メモリアル

2016-08-14 22:07:45 | 日記
 今日墓参りに行く途中、ペチュニアの植え込み上でぶらぶらしている蛹を見つけた。タテハチョウ、おそらくツマグロヒョウモン、のだろう。脱皮殻ではなく、寄生蜂にやられたのか、何らかの病気だったのか、羽化前に無念の死を迎えたらしい。触ると軽くて落ちてしまい、路上の枯葉にまぎれて見つけるのに少時を要した。
 昨夜、海外派遣の問題をテレビでやっていて、文民警察官としてカンボジアで活動されポルポト一派?に襲撃され亡くなった若い熱意ある方の死の様子を知った。当時のニュースでは見ていたのだろうが忘れてしまっていた。無念だったろう、お気の毒に。救われたのは、彼の遺族が(と報じていたが、おそらくその他の機関、ボランティアも加わって)寄付し設立した現地の学校が、彼メモリアルの学校として続いていることだった。
 これから、自衛隊や公的機関、あるいは民間組織の危険地派遣で命を落とす方の例が増えると(残念ながら)予想される。そういうことに派遣反対と騒ぐだけの人たちがいるが(それも一つの見解だとは思うが)、そういう時代になったのだ、そしてそれに行って貢献したいと思う人がいてその気持ちも大切なのだと思う。派遣にあたっての状況の吟味はもちろんだが、本人の意思を確認尊重すること、その活動の意義と安全を出来るだけ配慮すること(現地に入ってしまうとなかなか難しくなると昨日の報道にあったが)、それなりの派遣手当を支払うこと、事故があった場合のケアおよび無念の死の場合にメモリアル事業(なるべくその活動支援と関係した)を行うこと、などを法律で決めておくのが必要であろう。