気温が春めいてくると、たまにさっぱりと白いご飯を食べたくなる。そんなとき妻はアミの佃煮が好物らしく買い込んできた。アミは甲殻類でエビに似ているがちょっと違うグループ。佃煮にするのは海産が多いようだが、汽水や淡水にもいて、例えば霞ケ浦ではイサザ（アミ）として獲っていて、佃煮とか干して売っている。純淡水の種は大陸の深い湖にいることが多い。タホ湖にいた時に同室だった大学院生のピーターがテーマとしており、大きなプランクトンネットを船からウインチで引き上げてとっておいた。日周的に遊泳する深さが変化していたようだ。体長Ⅰセンチくらいで透明な体をしている。これも動物プランクトンだが、ミジンコなどの小型動物プランクトンを食するので、植物プランクトンにとっては、敵の敵みたいな関係だ。ピーターは高校の先生になったらしいがどうしているだろうか、もう退職しただろうか。
