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タイのスラム街での感動秘話を 二つ ・・・・

2014年06月29日 | タイの出来ごと、あれこれ
  
 オタライさんというタイの外交官として活躍する女性の話が、メディアに取り上げられていました。

今月初めにクロントイ・スラムで行なわれたシーカー・アジア財団主宰のスラムの子供たちに
対する奨学金の贈呈式に、オタライさんが出席してスピーチして話題になりました。 

 

外交官としてプーチン大統領とチュラポン王女・シリキット王妃やタイのロシア外務大臣などの
通訳を 務めるロシア語が堪能なオタライさん。 実は彼女はスラム街で育ち、小学校から両親が

商うスラム街のソンタム屋台を 手伝いながら、図書館と奨学金でタイ最難関のチュラロンコン
大学に入り、外交官になったのでした。 いわゆる スラム街の模範的な先輩にあたるわけですネ。

 

オタライさんが育ったスラム街は、ドブの臭いが充満する狭い路地が続くスアンブルー・スラムと
いう所でした。 毎日4時に起き 10時の就寝時間まで、手伝いと勉強に明け暮れながらも、努力を

怠らなかったといいます。 教室はスラム街の図書館で、教科書を 買う余裕はなく、図書館から
借りて学んだそうです。 図書館の本は全て読んだという話も、後輩たちには感動ものです。

 彼女は 後輩たちの前で、「スラムという壁を 乗り越えてほしい。 夢を 持ち続ける努力を
続けてほしい。 奨学金という与えられた恩を 返す人になって下さい」 話していました。

 

また 「図書館でタイの伝統舞踊を 習得したことも外交官となった今、大いに役立っているので、
何か一つ、得意なものを 身に着けてほしい」 と熱く語ったそうです。

 自分が出来ないようなことを やった人や、やっている人を 見たり聞いたりすると、感動しますよネ。
スラム街の図書館と言えば、こんな話もありました。

バンコクのスラム街にある古い図書館が、東京に住むAさんという日本人男性の寄付により、全面
改修されたというのです。 実は 東日本大震災のすぐ後に、被災地へ スラム街の住民らが貴重な

 

お金を 寄付したと聞いたAさんは、「十倍のお返しがしたい」 と約1,100万円の寄付を 思い立ち、
日タイの善意のキャッチボールで、両国の暖かい交流が実現していました。

自分たちの生活も大変なのに、「日本が震災で大変だ」 とスラム街の人達が、すぐに呼び合って
なけなしのお金を 寄付してくれたのは、金額はともかく その行為に感動・感激・感謝ですよネ。

このことを 新聞記事で知り、寄付を 思い立ったAさん。 東京都練馬区に住む会社顧問の
男性 64歳 で、「退職金でお返しがしたいとずっと考えていた」 そうですから、この方も立派です。

 
  <講演を しているプラティープウンソンタム・秦さん…>

 震災の翌日に 寄付を 呼びかけたのは、タイでスラム街の改善運動に長年取り組み 「アジアの
ノーベル賞」 と言われるマグサイサイ賞を 受賞したプラティープ・ウンソンタム・秦(はた)さんです。

日本人の夫を 持つプラティープさんは、「これまで多くの日本人に支援して貰ったので、恩返しが
したかった」 と、約40万バーツ (当時で約110万円) を 被災地に寄付してくれました。

「十倍のお返しがしたい」 とは、この金額からきているんですネ。 
 今日の話も、タイなら ではの話です。  



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
日本のNGOの贅沢三昧 (タイにはまったおじさん)
2014-06-29 12:02:45
東日本大震災で復興事業に潤沢な補助金がでている。これをいいことにいい加減なNGOが摘発された。詐欺 横領まがいの使い方だった。行政も自分の金ではないのと予算の消化のため審査もゆるくなり その後の検査もいい加減だったようだ。こんな金があるなら比国の台風大波被害でいまもろくな住居もない生活をしているところにすこしまわしてもらいたいものです。
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Unknown (バンコク住まい)
2014-06-29 15:50:47
オタライさんの話は随分前にある雑誌で読んで感銘を受けました。
ただ残念な事に現実は単純なハッピーストーリーとはいかないみたいで、その雑誌の記者に
今も経済的には苦しいと言うことを嘆いていたと言うでした。
こう言う人が報われる社会であれば良いのですが、現実には狡い事をした人が経済的には良い目を見る
事が多い国になんですよね(タイの税金面などを見ても)
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