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コーチのエカポンさんにタイ国籍の取得を!

2018年07月12日 | タイの出来ごと、あれこれ
 
 FIFA会長が、15日に行なわれるW杯ロシア大会決勝に 無事生還した少年たちを招待するという話。
実現は不可能ですが、もし 健康状態に問題が無くとも、コーチと3人の少年は行けないことが判明。

実は コーチのエカポンさんとチームに所属する少年3人は国籍を有しておらず、彼らを市民として
認めていないことが、マスコミの取材で分かりました。今回のことで国籍が取得できたら最高ですネ。

 
 <山岳民族が住むタイ北部>

タイには48万人前後の無国籍者がいるそうですが、その多くが移動生活を送る山岳民族で、タイ・
ミャンマー・ラオスをまたぐ無法地帯「黄金の三角地帯(Golden Triangle)」の中心地メーサイの
周辺に数世紀にわたって暮らしてきました。 エカポンさんと3人の少年もその出身だそうです。

サッカーチームの名称は「イノシシ(タイ語でムーパ)」ですが、今までもイノシシ チームは
4人が、身分を証明できないことによって、チェンライ県以外への遠征では 移動制限がある為、

 

苦労していたよう。国籍を取得することは、コーチと少年たちにとって大きな希望だといいます。
4人は国籍が無く身分証明ができず、就職も難しく プロのサッカー選手になることもできません。

W杯ロシア大会は行けませんでしたが、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・
ユナイテッドは来シーズン、少年たちを英国での試合へ招待する意向を表しています。が、
パスポートがない場合、コーチと3人の少年は招待を受けることができない可能性があります。

 
 <国際人権団体のタイ支部のスタッフ>

国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)のタイ支部の
関係者は、“洞窟に閉じ込められた少年たちへの関心が、タイにおいて無国籍者に国籍を
付与するきっかけとなれば” と思っているようです。

タイの一般市民も私たちも無国籍の人達が、タイにはこんなに居ることなど、関心を
持ってくれる大きなきっかけになると良いですネ。 国籍を与える動きが強まって、
今回の少年たちの奇跡の生還が、政策の変更につながるという希望も出てきました。

 
 <エカポンさん(右2人目)と少年たち>

特にコーチであり、かつて僧侶としての修行を積んだ経験もあるエカポンさん(25)について、
“暗闇に包まれ飢えが迫る中、断食の経験を活かし、自分は食料を摂らずサッカー少年らに与え、
また落ち着きを保たせ頑張った、よくやった” ”タイの英雄だ” として称賛を集めています。 

洞窟からの危険な脱出作戦の際、エカポンさんが救出の順番を待つ間、洞窟の外で待つ家族たちは、
エカポンさんのことを少年を想う優しい心の持ち主で、責任感のあるメーサイ(Mae Sai)住民だと
称賛していました。 それだけに、タイ政府の国籍に関する動向に関心が向けられているわけです。

 
 <公開された手紙のやり取り>

エカポンさんと少年たちの親族との手紙が公開され、タイの人達に新たな感動を生んでいます。
“全ての親より、子供たちの世話をどうぞよろしくお願いします。自分を責めないで” との

メッセージに対し、エカポンさんは、親たちに対する謝罪の意と ”子供たちを全力で保護する
ことを約束します” という返事が来て、タイの人々の心をつかんだと、報道されていました。
 きっと、エーカポンさんがメーサイの住民からタイ人になれる運動も起こるでしょう。  



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