プラユット首相も参加した水かけ祭りが無形文化遺産に承認？

　「三年ぶりの本格的なソンクラーンの水かけ祭り」と言ってきましたが、四年ぶりでした。

バンコク都はじめ、タイ正月は 基本的には４月13日～15日までと定められています。

 

国を挙げてのソンクラーンは終了しますが、パタヤやシラチャが位置するチョンブリ県

などでは、今週もエリアによって違いますが、水かけ合戦のイベントなど継続されます。

　

四年ぶりとあって、また総選挙（５月14日）も近いからかな？　14日にはプラユット首相も

カオサン通りのソンクラーン水かけ祭りに繰り出しました。以前は 若者の水かけ合戦に対し、

苦虫を嚙み潰したような顔をしていましたが、カオサンへ自ら姿を現したことに驚きました。

 

総選挙日が決まってから、ちょっと影が薄くなっていましたからネ。 当日、ソンクラーン用の

シャツを着て水かけの水鉄砲を持って参加していました。これも選挙アピールになるんでしょう。

　

プラユット首相は、“軍に入隊してから50年ぶりに水をかけ合いながらソンクラーンを

祝った。なかなか楽しいものだ。次回も参加したい” と述べたと、報道されていましたネ。

　

アーピルも忘れていませんでした。 観光客らに混ざり、ずぶ濡れになっても満面の笑顔で、

“これほど多くの観光客に会えて嬉しい。これはタイ政府が行なっている観光業復活の取り

　

組みが功を奏した成果だ” とご満悦でした。カオサン通りを移動する間、タイ人初め 多くの

外国人観光客が自撮りやサインを求めてプラユット首相に近づいて来ていました ・・・

　

日本では昨日、選挙応援で和歌山市を訪れた岸田首相が演説を始めようとした時、銀色の

筒で襲撃されました。またかと、緊張が走りましたが、首相にケガはありませんでした。

銃社会のタイ国で 首相がこんなにも無防備な格好で、群衆に交わって心配してしまいます。

そう言えば、プラユット首相も参加した「ソンクラーンの水かけ祭り」をユネスコに申請、

今年の１月からユネスコの無形文化遺産として、本格的に検討されていると聞いています。

　

現在、タイではユネスコの無形文化遺産として、タイマッサージ、コーン（仮面劇）、南部の

「ノラ舞踊（マノラ舞踊）」が承認されています。もしユネスコから承認されれば、「タイの

 

伝統的な新年祭りソンクラーン」が、タイ国の四番目の無形文化遺産となって、世界的な

イベントとして認められるかも知れません。　ソンクラーンに合わせて外国人観光客は増える

んでしょうが、水を掛けてお清めをするという伝統的な風習なども伝えてほしいですよネ。