タイ政府は、2014年度を 起点に10年~15年間で、高所得国入りを 目指す 「国家経済社会開発
計画」 を 承認しました。 要は、15年でタイを 高所得国へ発展させる目標を 明らかにしたんですネ。
なんでも 世界銀行の定義で 高所得国とは、一定期間に国民によって新しく生産された商品やサービス
などの付加価値の総額のことで、2011年 一人当たり国民総所得が、約12,500ドル (約1,025,000円)
以上としています。 昨年のタイの一人当たり国民総所得は4,420ドル (約362,400円) だそうです。
これを上げるには容易なことではありません。 為替レートで変わってきますが、約3倍近く増やす
計算です。 低所得国から中所得国は、それほど難しくないでしょうが、それからの後、中所得国
から高所得国への発展は難しいと言われます。 タイは 本当に この目標を 達成できるのかなぁ~
来年以降も年平均5~6%の経済成長率を 維持しながら、成長の維持と所得向上実現のため、
「研究開発の促進」や「中小企業の充実」などの数値目標を 個別に設定したようですヨ。
また タイ政府は、こうした経済発展・所得向上を 通じて所得格差の縮小も目指すと … 現在、同国の
ジニ係数 (所得格差の代表的指標。0~1で0に近づくほど小格差) は、0.47ですが、所得向上と共に
貧困の解消を 進め、高所得国入りまでに 0.4 まで引き下げるとしています。 いけるかなぁ~
参考までに、昨年 タイ統計局が 昨年の全国の約2万6千世帯で実施した家計調査で、世帯当たりの
平均所得は月2万3,544バーツ (約61,214円) で、2009年から6.1%増加しているとのことです。
所得が多いように感じますが、これは世帯調査で タイは 殆んどの家庭が共稼ぎですからねぇ~
平均支出は、2009年比5%増の月1万7,861バーツ (約46,400円) でしたが、詳細は下記の通り。
飲食費が全体の32.8% (このうちアルコール飲料は全体の0.6%) を 占めたようです。 以下、
住居費20.8%、乗り物・交通費19.1%、衣料など個人用品費6・5.%、通信費3.1%、娯楽・行事費2%
教育費1.6%、医療費1.6%、宗教関連費0.9%、その他 (税金、保険料、宝くじ購入など) 11.6%。
借金がある世帯は、全体の56.9%でした。 借金の額は平均13万6,562バーツ (約35万5,060円) で、
用途は住居・土地の購入・賃借36.4%、消費36.1%、教育2.1%、事業9.5%、農業14% ・・・
だから 何だんって、言うんだ! と突っ込まれそうですが、中所得国から高所得国へ発展するには
難しい、という現実を 世帯の出収入を 数字で見た次第です。 お粗末でした ・・・
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます