頻繁に利用するタイのATM (現金自動預払機)、色々と心がけておく必要がありますヨ。
一昨日、タイの国営銀行である政府貯蓄銀行 (GSB) というバンクで、一部のATMが
ウィルスに感染し、資金が行方不明になったことを受けて、一部のATMを停止しました。
同行が設置している3機種のATMのうち、問題が発覚した1機種を全て停止しましたが、問題の
機種のATM 21台から計1,229万バーツ、日本円で約3,687万円が喪失していたそうです。
<政府貯蓄銀行 (GSB)>
同行は持っている預金には影響しないことと、ATMが使えない場合は地域にある他行の
ATMを使用するよう、その場合 手数料は無料であること、などを呼び掛けていました。
政府貯蓄銀行を利用している外国人は少ないですが、その他の銀行数はこんな感じです。
昨年の11月末時点でのタイ国内銀行の店舗数は、前年比1.4%増の7,022店舗となりました。
銀行別では、クルンタイ・バンク (KTB) がトップで1,213店舗。 以下 サイアム・コマーシャル
<クルンタイ銀行>
バンク (SCB) が1,209店舗。 バンコク・バンク (BBL) が1,133店舗。
カシコーン・バンク (KBANK) が1,120店舗と続いています ・・・
現在、これらに食らいつこうとしているのが、2013年12月に三菱UFJ銀行がタイ商業銀行・アユタヤを
子会社化したアユタヤ銀行です。 現在の支店数は644店で業界第5位ですが、同行は大手行に比較して
支店が少ないため、ネットワーク拡大のため、支店を増設する計画を打ち出しています。
現在の支店数を800店以上に増やす方針で、昨年は20店を新設しており、今年は30店、来年は
20店から30店を増設する予定だといいますから、日本人には便利になるやも知れません。
<アユタヤ銀行>
しかし、支店数が全体的に14年から1.4%とほぼ横ばいとなった理由は、ATM設置数の
増加とインターネットバンキングなどの普及などが理由と見られています。 ネット展開する
方法を拡大したり、施策を考えた方が得策かもしれませんけどねぇ~ どうなんでしょう?
タイの銀行で驚くのは、“こんな所にATMが” と思うほどATMの設置数が多いことです。 治安の
心配が少ない日本でさえ、ATMのある場所は駅・ビル・スーパー・コンビニなど室内に限られます。
皆さんも日タイのキャッシュカードやクレジットカードを利用する場合もあると思いますが、
さらに、タイのATMでは こんなことも起こりえますので、頭に入れておいて下さいな。
<各銀行のATM>
タイのATMで現金を引き出す時にATMに現金がない場合、殆どのケースで画面にその趣旨が表示され、
利用できなくなっていますが、稀にエラーが発生し、現金がなくても使える状態になっていることがあります。
このとき、現金が出てこないにも関わらず、支払いが完了したことにされることがあるんですネ。
このケースでは月末の集計時に誤差が判明するので、その後、通帳などを持って交渉しないと
支払われません。 これも私は実体験をしました。 これはツーリストにとって大問題ですよネ。
もう一つのケースは、長くなりますので明日に続きます ・・・
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