日本でも外国人観光客に対し医療保険を義務付けられる？

　近年、外国人が海外でコロナ感染して、治療費を払えない、払わないという話を よく

耳にしました。　コロナ禍になった今、多くの国で入国の際には医療保険が義務付けられ、

 

今年から日本でも、入国する際に外国人観光客に対して、医療保険の加入を義務付ける方向で

準備をしているようです。　各国では当たり前になり、まぁ～ 当然のことでしょうねぇ～　　

　　

現在、添乗員が同行するパッケージツアーに限定して外国人観光客の受入のための

ガイドライン作成などの準備をしています。観光庁は、そのガイドラインの感染

防止対策の中に、医療保険の加入を参加要件として義務付けるということです。

 

このガイドラインの中に、旅行会社など「受入責任者」が、「外国人観光客から民間

医療保険の加入について同意を取り、加入の確認をすること」を盛り込むようです。

　

そう言えば、日本でもタイ国でも 新型コロナ感染症が流行する前に、外国人観光客から

生じた医療費を払わないまま出国するケースが問題になっていたことがありましたねぇ～

 

日本ではコロナ禍になる2019年の初めのことでした。厚労省によると、日本を訪れている

外国人患者を受け入れた病院の約２割が、医療費の未払いを経験しており、未払い総額は

　

約9,300万円となり、最大で約1,422万円に上る病院もあったといいます。18年10月の

一カ月間に2,000近くの病院が外国人患者を受け入れており、問題提起したのは、東京

五輪を20年に控え、訪日外国人客はさらに増えるとみられ、整備を進める最中でした。

 

同じ頃、タイ国でも問題視されており、当ブログでも触れていましたネ。コロナ前は世界の

若者たちが旅行保険などに入らず気軽にタイへやって来ていました。事故や急病で病院へ

　

行かざるを得ないケースになっても、治療費の支払いができず、未払いの治療費が問題に。

当時、何年かで公立病院の未回収の治療費が、３億バーツにも及んでいましたからねぇ～

　

日本でも外国人が日本を出国してしまうと徴収は困難となり、未払い金を病院側が

負担せざるを得ない状況になり、医療費の未払いは、病院の経営を圧迫しかねません。

 

19年に外国人観光客に対し医療保険の加入を義務付ける話は、うやむやになっていましたが、

今回の入国再開を進める中で、ガイドラインに盛り込まれることは、良い機会になりましたよネ。