16日に亡くなった加藤和彦さんとザ・フォーク・クルセダーズのメンバーだった北山修さん。加藤和彦さんの追悼記事を新聞で読んで、本当に久しぶりに彼の名前を目にした。「戦争を知らない子供たち」「素晴らしい愛をもう一度」「花嫁」など数々の名曲の作詞を手がけている。現在は九州大学大学院人間環境学研究院教授。彼の研究の概略を拝見した。大変興味深い研究をなさっている。 http://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K000586/
何を隠そう、わたしは北山修さんの大ファンだった。彼の著作はほとんど読んだし、わたしが京都にいた頃は自切俳人としてオールナイトニッポンやFM京都のパーソナリティーを務めていらした。また「自切俳人とヒューマンズー」というバンドを率いて京都・円山公園で宵々山コンサートを開催していた。その頃のゲストに松山千春やなんと「おすぎとピーコ」がいた。今では考えられないことだが「わたしたちのような者が、このような昼日中のコンサートに呼んでいただいて、本当にうれしいです。」と言っていたのをよく覚えている。
北山修さんのご実家は北山医院といい京都タワーの近くにあった(今もある?)。わたしが京都で勤めていた会社の食堂のおばちゃんが北山医院の隣に住んでいて、北山修さんを小さいときからご存知で、よくお話を聞いたものだ。その頃には北山さんはもうご結婚されていて、結婚式はふたりで神社に行き「結婚します」とお参りしただけの簡単なものだった、と本に書いてあって「へぇ~こんな結婚式もいいわね」と思った。
わたしが結婚したばかりの頃、新潟市の日本歯科大学・浜浦祭で講演会があった。ご自分がなさっているお仕事や研究に関してのお話だった。「あちらの世界にいる人をこちらの世界に戻す仕事」って言っていたのが印象的。だから今回の加藤和彦さんの自殺は相当にショックだっただろうなぁ、と思う。
昨日、アルフィーの坂崎幸之助さんをメンバーに加えたフォークルのコンサートをBS2で放送していたのでビデオに撮っておいた。夜、茶会の疲れも忘れて見入ってしまった。すっかりロマンスグレーどころか白髪頭にはなっていたが、やっぱりす・て・き。
年代は違いますが、結婚するまで私も京都でお勤めしていました。その会社で知り合ったのが今の夫です。
激しい恋もしないでお互いに身近で調達??してしまいました。
あらぁ、そうでしたか!
>激しい恋もしないで
わたしもそうですよ。
今思えば、激しい恋のひとつもしておけば良かった[E:bleah]
年齢を重ねられても若かった頃の明るさ、聡明さが変わらず、高潔な人生を歩かれたんだなと感じさせる。あらためて自分の目に間違いがなかったことを誇りに思うこのごろです。
終活を考える今、唐突にコメント差し上げてしまいました。
青春時代の1ページでした。とても懐かしいです。しばらくブログから離れていましたので、コメントいただき、またその頃を思い出しています。