脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

ロック・ギターリストたち。

2012年02月18日 14時47分05秒 | 音楽
最近、主に70~80年代以降のロックを聴き直している。
今聴いているのは、スティーヴ・ヴァイ。
『Flex-able』、『Passion and Warfare』、『Sex & Religion』、
『Alien love secrets』、『Fire Garden』、『The Ultra Zone』
と図書館で借りて、年代順に聴いてみた。

スティーヴ・ヴァイは、現在50代。バークレー音楽院出身でフラン
ク・ザッパに見出され、ジョー・サトリアーニのギター弟子ともさ
れている。サトリアーニ、マルムスティーンと並んで、「G3」と
称される、ギター・インストルメンタルだけでアルバムが出せる
ミュージシャンの一人である。

彼らのギター・プレイは、音の魔術師という感じで、ロック音楽史
的にはジェフ・ベックの仕事の流れになろうが、デジタル音楽技術
の発達も絡んで、ギターを闊達自在に操る技術は最高度だと思う。
私は、サトリアーニとヴァイは好きだが、マルムスティーンのヘヴ
ィ・メタはあまり好きではない。

80年代以降、音楽シーンはフュージョンに突入した。私はロックを
あまり聴かなくなり、ジャズに傾斜していた時期である。その頃に
ロック史に出現していたギターリストがG3だった。私は長い間、
彼らの素晴らしいギターに気付かずにいた。

80年代ロックをバンドとして代表していた存在は、多分、U2だっ
たと思う。U2のメンバーも既に50代になる。他にはドッケンとい
うハードロック・バンドが今好きだが、特にギターのジョージ・リ
ンチが好きである。
(私の愛するギターリスト№1は、やはりジミヘンである。それと、
 アラン・ホールズワースを同順位に置きたい。)


私は、70~80年代の音楽を回顧している訳ではない。自分が聴き逃
していた好い音楽を探しているだけである。が、どうして今の時代
の、若い世代の音楽の中に、好みの音楽を探さないのか、とも思う。

これは、どうしてだろうか?

ヒトは自分の感性とか、受容する文化型を、若年期に形成してしま
うものであり、自分と同年代のミュージシャンが作る、あるいは過
去に作った音楽の方が、好みに合い易いからなのだろう。

「歴史とは思い出である」とも言われるが、歴史が記憶よりも記録
であり、それを自分本位に検索し、各自が自己完結させてしまう時
代なのであろう。




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