猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

『敗者の歴史』を感じることのできる8月15日は、静かに過ごしました…

2017-08-16 05:22:05 | あんじゃあない毎日

昨日の昼、お盆回りを終えて戻ってきたユキ子さんと昼食を食べに前橋のはずれまで出向いたのですが、訪ねた店が閉まっていて、残念でした。戻ってくるとき通りかかった吉岡町大久保の午王頭川の風景です。
なんとなく、心惹かれます。

それにしても今朝は早くに目が覚めました。夜見ていたNHKスペシャル『戦慄の記録 インパール』のせいかもしれません。あらためて「組織の責任」について考え込んでしまってました。
今日、丹羽宇一郎の『戦争の大問題』を読もうかなとも思っています。丹羽氏は元伊藤忠商事社長、元中国大使、思想家でも歴史学者でもありません、実務の人、組織を率いた人です。彼は今、「敗者の歴史」に学ぶことを求めています。

 で、昼食は総社町のラ・ピッツェリアになりました。旧山賀酒造の煉瓦造りの酒蔵を改装したピザ屋です。

72年前の8月15日に日本は戦争に負けたっていうのは間違っていると思うんです。もっと前に負けてたんです。1944年6月のマリアナ沖海戦で敗北した日本軍はその時点で敗戦を認めるべきであったんです。そこからあとは、ただただ意味のない犠牲の山を築きつづけただけの気がします。1年2ヶ月の間に、200万人の日本人が無駄死したんです。更に、アジア諸国の民衆や、アメリカ軍の将兵に取り返しのつかない大きな犠牲を強いてしまったんです。誰の『責任』なのでしょうか…
8月15日はあまりに遅い、遅すぎた『終戦』だったんですよね。

 店の前にホワイトセージが一群暮らしてました。強い香りを周囲に散らしながら。

毎年のことです。私は敗戦の中で生まれたんだなって思うんです。
私もこのまちも、敗けたことを起点とする歴史の中を生きてきたんだなと感じています。
この国が、「戦争をしない国」であってほしい、「戦争のできない国」であってほしいと願います。
まど・みちおさんに教えられた「逃げの一手」が一番だよね、と思うんです。

 

キキも昨日の朝は食欲がなかったみたいです。出した食餌を食べてくれません。通用「ちゅぱちゅぱ」と呼んでいるペースト状のおやつをユキ子さんにもらってなめてました。

 そうそう、猫ってばさ、この猫がバスタブにつかっているみたいな愉快な紅茶の猫バック、リバティーさんがちゃんと仕入れて販売してました。

 こんな商品なんです。中身はアールグレイ、三匹の猫なんですよ。

 紅茶の煎れ方は包装裏面にこんな具合に書いてあります。でも、ここに書かれていない隠された事実があります。紅茶が出来上がると猫がどうなるかなんです。それは、煎れた人だけが知る事実なんです。

 

 裏庭のミョウガ畑で採れたミョウガがあまりに立派なので、梅酢を加えた甘酢に漬けることにしました。おいしく漬かるとうれしいです。

8月15日、やっぱ、静かに考えていることしかできない一日でした。

 

 三人三様に過ごした日の夕食です。前菜代わりは、豆腐とナスの田楽です。

  それから、北海道の常呂から送られてきたホッカイシマエビの酢の物、そうめんカボチャ、金時草、庭の菜園で採れたトマトがお付き合いです。
それから、同じく常呂から送られてきた貝柱、軽く焼いて焦し醤油でいただきました。お付き合いしてくれたのはズッキーニとパプリカ、それと庭で採れたピーマンです。

 そいで、お椀は、庭の菜園で採れたキュウリと裏庭のミョウガの冷や汁です。
いただき物と、自分ちで採れた野菜をおいしくいただきました。

キキも食欲が戻って、夕食はしっかり食べてくれました。

 

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。
師匠は祖母の初代若柳吉駒、今は伯母の二代目吉駒の下で修業しております。来春の美登利会は75回目の節目を迎えます。4月8日に開催いたしますので、引き続きよろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

今春の第74回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれますす
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 

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