今朝の6時過ぎ、東の空が明るくなってました。
昨夜遅くに降り始めた雨は、一時強く降ってましたけど、夜明け前にあがってくれました。
台風21号は、北海道の沖を通過しているところだそうです。テレビのニュースは、四国から近畿地方を直撃したこの台風による被害状況を伝えています。強風と高潮の被害が大きいみたい、調査が進むと、被害はもっと大きくなるのではと案じています。
前橋は、大雨警報が発令されていましたけれど、とりあえずあんじゃあなく朝を迎えることができました。
今月は、吉駒伯母さんの一周忌を迎えます。早いものです。伯母さんが暮らしていた居室へ続く内玄関には、満月を描いた暖簾がかけられました。穏やかな秋になってほしいものです。
そんな月初め、台風21号に対する警戒を呼びかけるニュースで埋め尽くされました。猛暑の後は、台風の襲来です。困ったものです。
前橋は、時折雨がぱらつく程度でしたが、勢いよく北へ向かって流れる黒い雲は、なんか不吉な思いを抱かせます。広瀬川も、流水の量を減らして、50㎝ほど水位を下げていました。
＜こういう日はさ、お家にいた方がいいんだよね。
ユキ子さんはさ、お母さんのご用で車で出かけたり、お弟子さんがお稽古に来たりで、忙しだったけど、オヒゲは、家でテレビとネットで台風状況を確認しながら、料理で時間つぶしだったんです＞
キキの言う通りなんです。最初はポークシチューづくり、いただきもののタマネギをしっかり炒めて赤ワインで煮て、豚の肩ロースを焼いて加えて、トマトの水煮も入れて、2時間ほど、テレビやネットの台風情報を見ながら煮ていました。
それから、いったん肉を取りだして、煮汁を漉して、タマネギやトマトの漉しの残しの繊維を除いてから、肉を戻してまた煮ます。
味付けと、野菜の投入は、今日の仕事、昨日は煮込んだだけです。
午前中はここまで、煮込みながら昼食づくり、サラダとフランスパンです。
サラダは、からし菜の生ハム巻、キュウリのチーズサンド、それとレタスのたまご載せです。
雨は降っていませんでした。外に出ると、咲き始めた萩が強い風に揺すられてました。その下、アスファルトの隙間で暮らすスミレにつぼみのような閉鎖花が付いてました。スミレって、きれいな花には種ができないんです。きれいな花が終わった後に出てくるつぼみみたいな、決して開くことのない「閉鎖花」で自家受粉して種をつくります。
スミレの秋は静かな実りの季節です。ほんとうに、静かで穏やかなんです。
＜午後のおヒゲはさ、しばらく本なんか読みながら、テレビの台風情報見てたんだけど、やっぱ、始めたんです。ゴボウとか、ニンジンとか、水煮の大豆とか、刻み昆布とか引っ張り出して、せっせせっせと遊び始めたんです＞
そうなんです、今度は惣菜づくりで遊ぶことにしたんです。そろえた食材は上の通りです。
五目豆でしょ、ゴボウと牛肉の有馬煮でしょ、それから胡桃ちりめんです。買い物しないですから、在庫品でできるもの三種だけでした。
昨日は出かけないことにしたので、配達は今日します。パッケージしておしまいです。
雨に打たれ、風に揺れてた萩です。
今日からは、きれいな姿を見せてくれると思います。わが家の秋のシンボルですから。
夕食は野菜中心の日本の家庭料理にしました。
左はキュウリとミョウガのポン酢和えです。右はゴボウの先っちょの煮物です。夏取りの群馬のゴボウです。
お椀は冬瓜の葛溶きです。それと、とうふとミョウガの卵とじです。
それから、到来物の冷凍のホタテ貝柱を使った、貝柱のシソ巻き焼きです。それと、ナスのかば焼きです。いろんなものを少しずつ作ってみました。
ゴボウと冬瓜がおいしかったかな、ミョウガもいいですね…
穏やかな秋になってほしいです。
15日には、糸駒は国立劇場で開かれる東京新聞主催の舞踊会に出演します。
そして、吉駒伯母さんの一周忌も予定しています。
あれこれ忙しな9月です。穏やかで、あんじゃあない秋であってほしいと念じています。
直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。
祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継がせていただきました。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。
４月８日の第７５回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれますす。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください。
9月15日(土)に国立劇場大劇場で東京新聞が主催する「推薦名流舞踊大会」に出演いたします。二代目が得意とした「広重八景」を舞います。