福岡市の博多港に入った貨物船のコンテナから毒をもつアカカミアリが見つかっていたことが、環境省の調べで分かった。日本では、沖縄や硫黄島以外でこのアリが確認されたのは初めて。同省野生生物課によると、アカカミアリは中米原産で欧州に広く分布し、体長３－８㍉。赤褐色で攻撃性が強く、腹部の針で刺されると激しく痛み水腫れをおこすこともあるという。今年六月に外来生物法の特定外来生物に指定され、飼育や輸入が禁じられた。
門司植物検疫所福岡支所が九月三十日、米タコマから博多港に到着した貨物船の大豆入りコンテナを調査。扉のすき間近くにいたアリ二匹を見つけて捕まえ、環境省に送った。専門家が頭の形やあごの特徴からアカカミアリと断定した。 （東京新聞）
あらゆる面で国際化が進み、日本になかったこと、いなったものが存在するようになった。しかし、これらは全て、意図的にしろ、無意識にしろ人間の介在により起こっているのも事実である。そんな中、最も懸念されているのがH５N１型鳥インフルエンザである。島国・日本、水際で進入を阻止することが最も大切である。
