朝鮮中央通信によると、北朝鮮の治安機関、国家安全保衛部は5日、平壌で記者会見し、外国情報機関の要員と彼らの指揮を受けた北朝鮮住民のスパイを逮捕し、使用していた機材を押収したと発表した。情報機関要員の国籍や氏名、逮捕日時など詳細は明らかにしていない。朝鮮通信(東京)などが伝えた。
保衛部がスパイ事件を対外的に公表するのは異例だ。会見によると、スパイの任務は、北朝鮮内にある主要軍事施設の写真撮影と施設の場所などに関する資料収集のほか、国家・軍事機密を含む内部資料に関する調査や人民の思想動向の把握。「自由世界」についての幻想を要人に抱かせ、第3国に脱出させることも任務の一つだったとしている。
外国情報機関要員は「貿易関係者」を装い、北朝鮮に入国、スパイに指令を与えていたという。保衛部は、要員とスパイが全地球測位システム(GPS)を用いた偵察機材と収集資料を受け渡していたところを現場で逮捕したと主張している。スパイが使用していた機材は「最新高性能GPSプロセッサー」「制御ソフトウエア記憶装置」「基盤接触式平面アンテナ」で構成されたもので、「SONY」の商標が付いた日本製だったことを強調している。
【時事通信】
今日からモンゴル・ウランバートルで「日朝国交正常化作業部会」が2日間の予定で始まった。日本側の美根慶樹担当大使は初日の印象として「じっくり議論ができた。理解を深める上で有意義だった」とコメントした。
そんな折、日本人が関係するスパイ事件を摘発したかの如き北朝鮮の発表。「ならず者国家」の本質は相変わらずの感。
保衛部がスパイ事件を対外的に公表するのは異例だ。会見によると、スパイの任務は、北朝鮮内にある主要軍事施設の写真撮影と施設の場所などに関する資料収集のほか、国家・軍事機密を含む内部資料に関する調査や人民の思想動向の把握。「自由世界」についての幻想を要人に抱かせ、第3国に脱出させることも任務の一つだったとしている。
外国情報機関要員は「貿易関係者」を装い、北朝鮮に入国、スパイに指令を与えていたという。保衛部は、要員とスパイが全地球測位システム(GPS)を用いた偵察機材と収集資料を受け渡していたところを現場で逮捕したと主張している。スパイが使用していた機材は「最新高性能GPSプロセッサー」「制御ソフトウエア記憶装置」「基盤接触式平面アンテナ」で構成されたもので、「SONY」の商標が付いた日本製だったことを強調している。
【時事通信】
今日からモンゴル・ウランバートルで「日朝国交正常化作業部会」が2日間の予定で始まった。日本側の美根慶樹担当大使は初日の印象として「じっくり議論ができた。理解を深める上で有意義だった」とコメントした。
そんな折、日本人が関係するスパイ事件を摘発したかの如き北朝鮮の発表。「ならず者国家」の本質は相変わらずの感。