goo blog サービス終了のお知らせ 

いとうな日々

MLB、プロ野球他野球全般、ニュースなどについて、勝手にコメントさせて頂いてます!

薬害肝炎訴訟で和解勧告 大阪高裁

2007-11-07 | ニュース
偽装国家?
今日はあの「耐震偽装」:姉歯秀次被告の控訴審判決があった。2審も実刑であった。そんな折、新たな偽装が発覚した。大手ゼネコンの清水建設が施工する、千葉県市川市のJR市川駅前再開発地区の「ザ・タワーズ・ウエスト プレミアレジデンス」で鉄筋128本が不足しているというのだ。

日本人の劣化に歯止めがきかない。耐震偽装、食品偽装、工業製品の偽装、領収書偽装・・・ひょっとしたら日本という国家そのものが偽装なのかも知れない。



汚染された血液製剤でC型肝炎になったとして、患者が国と製薬会社に損害賠償を求めた薬害肝炎大阪訴訟の控訴審で、大阪高裁(横田勝年裁判長)は7日、和解を勧告した。

 横田裁判長は「現段階では調整が必要な事項はかなりあるが、和解成立の可能性があるとの判断に達した」とした上で、12月7日ごろまでに和解の骨子案を提示することを明らかにした。

既に全当事者が和解協議に応じる意向を表明していた。1万人以上が発症したとされる大規模薬害をめぐる訴訟は、2002年の第1次提訴から5年を経て大きなヤマ場を迎えた。

薬害肝炎訴訟は仙台、東京、名古屋、大阪、福岡の5地裁に提訴され、仙台を除く4地裁が判決で製薬会社とともに国の責任を認定。患者らは9月、大阪高裁に和解勧告を求める上申書を提出し、高裁は「和解による解決を望む」として調整を進める意向を示した。

患者側が国の謝罪や原告全員の救済を求める中、福田康夫首相が国の責任を認めたのに続いて、舛添要一厚生労働相は今月2日、謝罪と補償に応じる意向を明らかにしていた。

➠ 全国ガソリン小売価格は149.9円、過去最高更新
➠ 李会昌氏が出馬表明=保守分裂、混戦に-韓国大統領選
【李会昌氏は会見で「今回の大統領選で必ず左派政権を代えないといけない」と述べ、10年ぶりの保守政権実現に強い意欲を示した】
➠ 「むげにお断りできず」
【私は政治家同士で内々で話したことについてこれまで一切外部にもらしたことはないが、2カ月前だったか、さる人からお呼び出しをいただき、食事を共にしながらお話をした】
➠ 「政治生命を総選挙に」 小沢氏の辞意撤回理由全文
【私は14年前、自民党を離党し、日本に議会制民主主義を定着させ、国民のための政策を実現する仕組み作りを目指した。これが14年間の私の唯一の行動原理で将来も変わることはない。次の総選挙で民主党政権を実現しなければ死んでも死にきれないと必死だった】

巨人、藤田を獲得=ロッテ戦力外の左腕 - goo ニュース
【「注目される球団で不安もあるが、新しい自分を見せたい。ロッテファンには『何でこいつを出したんや』と思わせたい」と抱負を述べた】

小沢氏、辞意撤回へ 「ぜひ、もう一度がんばりたい」

2007-11-06 | ニュース


辞職願を提出していた民主党の小沢代表は6日夜、鳩山由紀夫幹事長らに「もう一度がんばりたい」と語り、辞意を撤回する意向を伝えた。7日に両院議員懇談会に出席して経過を説明したうえで、記者会見して正式に表明する。党執行部は、福田首相との党首会談など一連の経緯に対する不満を封印し、分裂回避を最優先した。

小沢氏としては「再信任」を受けた形だが、党首会談で連立協議をめざしたことへの不信感は容易には解消されそうもない。次の総選挙に向け、小沢氏がどこまで党内の求心力を回復できるかが当面の焦点となる。

鳩山氏と菅直人代表代行、輿石東参院議員会長が6日、小沢氏と東京都内の個人事務所で会談。この日の国会議員の期別懇談会で出た意見の概要を伝え、「党の総意」として続投を促した。鳩山氏によると、小沢氏は「大変ご苦労かけた。感謝している。本当に恥をさらすようだが、皆さんの意向を受けてぜひ、もう一度がんばりたい」と応じたという。撤回にあたり双方とも条件はつけず、辞職願はその場で小沢氏に返却した。

➠ 福岡の飲酒事故に最高刑の懲役25年求刑
【検察側は両罪を併合した最高刑の懲役25年を求刑した】
➠ 滝野川信金、サブプライム損失で11億円赤字の中間決算
【滝野川信用金庫(本店・東京都北区)は積極的な資金運用で知られており、今年3月末でサブプライム関連を含む債券を117億円保有していた。】
➠ トーリ新監督が就任会見 節目の年迎えるドジャース
【トーリ監督は、昨年ニューヨーク・ヤンキースで一緒に戦ったドン・マッティングリー前ベンチコーチとラリー・ボーワ前三塁ベースコーチを招へいする意向を示した。さらに去就が注目されるフリーエージェントのアレックス・ロドリゲス三塁手の獲得については、明言こそ避けたものの「われわれは、よい関係にある」と話している。】

衆院特別委、新テロ法案めぐり有識者4人の参考人質疑

2007-11-05 | ニュース


衆院テロ防止特別委員会は5日、海上自衛隊のインド洋での給油活動を再開するための新テロ対策特別措置法案に関し、有識者4人の参考人質疑を行った。

森本敏・拓殖大教授(与党推薦)は、「国際テロ対策、日米同盟への協力のほかに、シーレーン防衛など極めて日本の国益に直結する」と指摘した。軍事アナリストの小川和久氏(同)は、「テロとの戦いは対米支援ではない。暴力の連鎖を止めるために、軍事組織を投入することが必要だ」と述べ、新法案の早期成立を求めた。

一方、アフガニスタン出身で医療・教育の復興を支援するNGO理事長レシャード・カレッド氏(野党推薦)は、「武器、麻薬、テロは周辺国から出ている。海上はごく一部だ」と述べ、海上阻止活動の効果に疑問を呈した。

元アフガン武装解除日本政府特別代表の伊勢崎賢治・東京外国語大教授(同)は、「自衛隊の活動を継続したり、地域復興支援活動(PRT)に(自衛隊を)出すことは、武力を背景にごり押しをしないという日本に対する『美しい誤解』を崩すことになり、国益にならない」と新法案に反対する考えを強調した。
面目躍如?
民主党・小沢氏の辞任騒動から一夜明け、民主党は小沢氏慰留に幹部が動いているようだ。

昨日、小沢氏は記者会見で「連立は自分のほうから言い出したことではない」と明確に否定している。それに引き換え福田首相の記者会見での発言は「阿吽の呼吸」などと歯切れが悪い。2回目の会談で、福田首相の前に置いてあった茶封筒の中身は『大政奉還』と書かれた書類だったのでは?との憶測が飛んでいる。

いずれにしても「嘘」はついている本人がよくわかっていることだ。果たして、昨日の小沢氏の辞任会見が民主党の内部体制引締めの「演技」だったとすれば、策士・小沢の面目躍如たるところではあるのであるが。民主党には参院選で国民が賭けた期待を裏切らないでほしいものだ。

どこか似ているこの三人 朝青龍、亀田史郎、小沢一郎

 ➠福留に中日が残留条件提示 FA権行使含め態度保留
【福留は「即答はできない。期間ぎりぎりまでゆっくり考えて答えを出したい」とFA宣言期限の12日まで熟考する構えを見せた。他球団の評価を「聞いてみたい気持ちはあると球団には伝えた。】
➠広島の黒田がFA宣言 米大リーグ移籍を視野
【国内他球団に移籍する意思はなく、今後の大リーグ球団との交渉は代理人に一任する。代理人は石井一、高津らの交渉役を務めたこともあるジョー・アーボン氏が有力とみられる。】

民主党の小沢代表、辞職願提出「党内混乱の責任取る」

2007-11-04 | ニュース
民主党の小沢代表は4日夕、党本部で緊急記者会見を行い、自民党との連立政権構想をめぐり、党内を混乱させた責任を取り、鳩山幹事長に辞職願を提出したことを明らかにした。

小沢氏は記者会見で、「民主党代表としてけじめをつける。党首会談で要請のあった連立政権の樹立をめぐり、政治的混乱が生じたことを受け、代表を辞することを決意し、辞職願を提出し、執行部に進退をゆだねた」と述べた。

さらに、党首会談で首相が「自衛隊の海外の活動は国連の活動に参加することに限る。連立ができるなら、新テロ特措法案成立にこだわらない」と約束したとしたうえで、「役員会で反対されたのは不信任を受けたのに等しいので、けじめをつける必要があると判断した」と語った。

民主党内では、「小沢氏が政府・与党との対決姿勢を転換し、与党との連立協議に動いたのはおかしい」との疑念の声が出るなど、動揺が広がっていた。他の野党からも、「自民、民主両党だけの党首会談は密室協議だ」といった批判の声が上がり、野党共闘に影響が出始めていた。

小沢氏は、2003年9月に自由党党首として民主党との合併に踏み切り、民主党に合流した。06年4月の民主党代表選では、菅直人氏を破って代表に就任。今年7月の参院選では、民主党を大勝に導き、参院で与党を過半数割れに追い込んだ。


➠ 小沢氏「混乱にけじめ」 「報道に憤り」とも 会見全文
【(略)私が民主党代表として選任した役員から不信任を受けたに等しい。よって、多くの民主党議員、党員を指導する民主党代表として、党首会談で誠実に対応してもらった福田総理に対しても、けじめをつける必要があると判断した。(略)私の方から党首会談を呼びかけたとか、私が自民、民主両党の連立を持ちかけたとか、今回の連立構想について、小沢首謀説なるものが社会の公器を自称する新聞、テレビで公然と報道されている。いずれもまったくの事実無根。】
●「大連立」翻弄される政界 「渡辺恒雄氏仲介」

連立政権協議…。2日、突如として、この言葉が日本政治のキーワードとして浮上した。福田康夫(ふくだやすお)首相が、自民党と民主党の連立政権協議を民主党の小沢一郎代表に打診したのだ。民主党は2日夜、連立を拒否する方針を決めたが、このキーワードが今後、永田町を徘徊(はいかい)する気配だ。2回目の党首会談。その舞台となった国会議事堂3階の常任委員長室。2日午前から、扉の前には衛視が立ち、物々しい雰囲気に包まれた。【➠ MORE

●小沢氏、党代表辞任の意向

民主党の小沢一郎代表が党代表を辞任する意向を固めたことが4日、分かった。小沢氏は同日夕、都内の党本部で会見する。小沢氏は10月30日と今月2日の2回にわたって福田康夫首相と会談。2日の会談では、首相から連立政権に向けた協議の打診を受けた。小沢氏は民主党役員会に諮ったが、「政権交代が目的であり、政権に入ることが目的ではない」などと反対を受けて、首相の提案を拒否。民主党内からは首相と2人だけの会談に応じた小沢氏への批判が出ていた。


君子は豹変す
人格者は、過(あやま)ちを改めてから善に移るその移り方が極めてはっきりしている。君子は過ちを直(ただ)ちに改める。君子は時代に応じて自己を変革する。

概ねこのようなことらしい。過去の小沢氏の行動から今回の事態は用意に想像できた。この人、物事が自分の思い通りにならないと、すぐムクれる性格のようだ。

この人なぁーんと「慶應ボーイ」なのだ。同じ慶應ボーイでも前首相の小泉氏とはかなり違う。小泉氏が「実行型」で小沢氏は「不実行型」、慶應ボーイの両極端ということか。

自民党→新生党→新進党→自由党そして民主党。いったい今度は何党なのか?「お山の大将」「壊し屋」の本領発揮だ! 一気に政界再編に繋がるかもしれない。彼の評価は後世の歴史に委ねるとして。

➠ 福田首相が打診した連立、小沢代表は電話で受諾できないと連絡
【ただ、いわゆる大連立を民主党が拒否したため、給油新法の成立のメドは全く立たなくなったとみられる。また、その他の法案審議も難航することが予想され、福田政権は極めて困難な政治状況に直面したといえる。
政権運営が難航を極めれば、解散・総選挙の時期が前倒しになることも予想され、政局は一気に緊迫の度を増してきた。】
➠ 小沢氏に党反発の誤算 首相、クリンチ作戦奏功?
【・・・党内で孤立した格好の小沢氏。ただ、民主党内では「批判を強めると小沢氏が『壊し屋』の顔を出しかねない」(中堅議員)との懸念もある。鳩山氏は3日、京都府京田辺市で記者団に「小沢代表を中心に結束を固め、無用の不平不満が党内から出ることを極力避けなければならない」と自らに言い聞かせるように語った。】
➠ ヒルマン監督:「穏やかな気持ちで一杯」…札幌で退任会見
【来季からは米大リーグ・ロイヤルズの指揮を執る。「中日の福留孝介選手などFAで興味のある選手がいると球団には伝えてある」と新天地のチーム強化へ既に気合十分だった。】

福田首相、民主に連立政権を打診

2007-11-02 | ニュース
福田首相は2日、民主党の小沢代表と国会内で会談し、自民、公明両党と民主党による連立政権樹立に向けた政策協議を始めることを提案した。首相はまた、小沢氏の主張でもある、自衛隊の海外派遣の枠組みを定める恒久法(一般法)の検討を条件に、インド洋での海上自衛隊の給油活動を再開するための補給支援特措法案への賛成を求めた。小沢氏は党内で検討したうえで回答する意向を伝えた。民主党内では、あくまで総選挙を通じて政権交代を実現すべきだとの意見が大勢で、連立協議を受け入れる見通しは乏しい。「逆転国会」のもとで政策を実現するため首相が持ちかけたトップ協議は決裂する可能性が高まっている。

民主は応じぬ方針
民主党は同日夜の役員会で、連立政権協議には応じない方針を決め、小沢氏が首相に伝えた。同党内では、あくまで総選挙を通じて政権交代を実現すべきだとの意見が大勢を占めているためだ。補給支援特措法案の行方は、再び、見通しが立たない状態に陥っている。


疑心暗鬼
自民党の権力へのしがみつき。見苦しくもある。過去の社会党を巻き込んで政権の座に返り咲いた経験からか? なりふり構わず! しかし、今回の相手は手の内を知られた民主党・小沢氏だ。まして自民党・守旧派の理解が得られまい。これは話し合いというレベルではなく、野合だ。福田さんの勇み足の感が強い!!!

➠ ベスト電器株 売買一時停止 東証と福証
➠ 亀田興、メキシコへ出発
➠ 対決主導型に回帰 早期の衆院解散・総選挙も
【今回の混乱劇を生んだ底流には、自民、民主双方とも「ねじれ国会」に対応しきれていない現実がある。政治の迷走は続きそうだ。】

金、23年ぶり高値水準 米住宅ローン問題が発端

2007-10-27 | ニュース
東京市場で、金の価格が約23年ぶりの高値水準で推移している。米住宅ローン問題の影響で経済の混乱に強いとされる金が世界的に脚光を浴びているためだ。米国が利下げに転じ、ほかの先進国も金融引き締めを停止するなど「カネ余り」が復活していることも背景にある。

東京工業品取引所の先物取引では10月中旬、指標銘柄が1984年10月以来となる1グラム=2900円台に上昇し、年初来の上昇率も約19%になった。その後も2800円台と高値圏が続いている。

大手地金会社、田中貴金属グループ(東京)の店頭での平均販売価格(税抜き)も10月中旬に1グラム=2877円を付け、84年7月以来の水準になった。

上昇が勢いづいたのは9月下旬。米連邦準備制度理事会の利下げで「金市場の雰囲気が変わった」(大手商社)。


天網恢恢
「天網恢恢疎にして失わず」「天網恢恢疎にして漏らさず」の略。天の網は大きすぎて目があらいようだが、物をすくい漏らすことはない。悪事をすれば必ず天罰を受ける意。(老子)

天誅も骨が折れるな。これで天網恢恢疎にして洩らしちまったり、何かしちゃ、つまらないぜ。(夏目漱石「坊ちゃん」)

 ⇒山田洋行元専務、立件へ 東京地検特捜部

情報機関の主導関与を認定-金大中事件

2007-10-25 | ニュース
1973年に韓国の民主化運動指導者だった金大中氏(前大統領)が東京で拉致された「金大中事件」の再調査を進めてきた情報機関・国家情報院の過去事件真実究明委員会は24日、事件が当時の中央情報部(KCIA、国情院の前身)主導による組織ぐるみの犯行だったと認定する報告書を公表した。韓国政府が同事件への政府機関の関与を公式に認めたのは初めて。

金大中事件は発生直後からKCIAの関与が疑われたが、73年と75年の2度にわたり、日韓両国政府間で政治決着が図られ、捜査を事実上終結した。報告書では、同委員会の意見として、韓国政府が金氏に公式謝罪する必要性を提起するとともに、韓国の公権力が日本国内で拉致を実行したことに遺憾の意を表明した。


譲って損はなく、奪って得はない。 (二宮尊徳)

日本の主権が侵害された事件だった。1973年8月8日に、韓国の政治家で、のちに大統領となる金大中が韓国中央情報部(KCIA)により東京都千代田区のホテルグランドパレス2212号室から拉致されて、ソウルで軟禁状態に置かれ、5日後ソウル市内の自宅前で発見された事件である。同事件について、日本政府は主権侵害に対する韓国政府の謝罪と、日本捜査当局による調査を要求していたが、同年11月の金鍾泌(キムチョンピル)首相(当時)の訪日と1975年7月の宮沢喜一外相(同)の訪韓で政治決着を図り、韓国側の捜査打ち切りを確認したが、韓国政府はKCIA職員かどうかも認めず不起訴処分とし、国家機関関与を全面否定していた。

しかし、今回韓国政府が同事件への政府機関の関与を公式に認めたのだから、日本政府は当局が持っている捜査資料を公開し韓国に対し正式謝罪を要求すべきだ。逆の立場であれば、韓国は必要に謝罪と賠償金を要求するであろう。

⇒世界最大ファンド・ブラックストーン日本上陸

<C型肝炎>感染者リスト放置 「命」軽視、国に怒り

2007-10-22 | ニュース
◇早い告知望む

肝炎感染を巡る国の不作為が明確になった。製薬会社から提出された血液製剤「フィブリノゲン」を巡る418人分のC型肝炎感染者リストについて、厚生労働省が22日発表した調査内容からは、患者の命を軽視した実態が浮かび上がる。原告からは「早く公表していればどれだけの人の病気の進行が食い止められたか」との怒りの声が上がった。薬害エイズの被害者からも「公表の遅れで感染を拡大させたHIV事件の教訓が何も生かされていない」との批判が出ている。

薬害C型肝炎訴訟の全国原告団代表、山口美智子さん(51)は厚労省の調査結果公表を受け、この日朝、急きょ福岡市の自宅から上京した。国が肝炎感染の疑いが強い患者の個人情報を知りながら放置していたことが明確になったことについて、「やっぱりわかっていたんだという思い。ほんとうに失望した。公表されていればどれだけの命が救われ、病気の進行が防げたか。怒りは収まりません」と憤った。

山口さんは小学校教諭だった87年、次男の出産時に血液製剤フィブリノゲンを投与され感染した。半年入院し、その後も慢性肝炎に苦しみ、高熱や脱毛などの副作用に襲われた。血液製剤が野放し状態だったことを知り03年4月に提訴、原告として初めて実名を公表、先頭に立って闘ってきた。

山口さんは「今回の調査をきっかけに、国の不正がすべて暴かれることを期待している。そして、何よりも厚労省に言いたいのは、全容解明を待たずに、投与の分かった人から今すぐに告知すべきだということ」と力を込めて語った。

また、九州訴訟弁護団の八尋光秀代表は、418人分のリストについて「もともと患者名や担当医療機関が書かれており、国に報告した時点で黒塗りされたとしても、製薬会社は個別の症例を把握していたはず。200万人に上るといわれるC型肝炎患者への救済を恐れた結果、国と製薬会社が薬害肝炎患者を見殺しにしたと言える」と批判した。

一方、大阪HIV訴訟原告団代表、花井十伍さん(45)は「肝炎は一刻を争う病気で自覚症状のないうちに治療をすることが求められている。いち早い感染情報が必要」と言う。そのうえで「厚労省には患者一人一人を守る意識がなく、患者の命を軽視している。薬害エイズの教訓が生かされていない」と厳しく批判する。

418人がリストアップされた02年の2年前(00年)には肝炎の有識者会議が設置され、フィブリノゲンの危険性が指摘されていた。花井さんは「リストまで所持し、全体状況を把握していた国は、病院に対し患者への対応を指示すべきだった。放置しておいたのは行政の怠慢だ」と語った。

血液製剤のリスクに対する認識が低く、メーカー側に副作用報告をしておきながら、感染者本人には事実を伝えていなかった医師もいる。花井さんは「あまりにずさんな医療だ」と話した。



薬害エイズの教訓は何も活かされなかった。厚生労働省だけではない防衛省の問題、厚労省では年金の問題。役人の無能振りが連日報道される。日本の役人には「国民の生命を守る」という公僕としての責任意識が欠如している。国を支えているという誇りもない。また、戦後62年一貫して政権を担当してきた自由民主党の無能ぶりにもあきれる。同期の役人達よりも在学中の成績が芳しくなかった連中が役人としての出世に絶望して、議員に天下りしているのだからやむを得ない面もあるが。

全て国会対策という談合しか知らない政治屋に任せられない。民主党にその能力があるかどうかは別にして、政権を委ねてみるしか方法はないのか? それも不安だ。何せ党首は元自民党だ。われわれ国民は、総選挙を繰り返すことしか真の政治家を選び出すことができない。中央政府は「教育」「国防」「財政」のみに関与すればいいのだ。早く手を打たないと、わが小国は崩壊の道を辿るしかない。

悲観は慎みたいのだが・・・神風は吹かないのだ

小泉氏「来年中に総選挙」

2007-10-13 | ニュース
自民党の小泉純一郎元首相は12日夜、武部勤元幹事長が主催する勉強会「新しい風」メンバーの若手議員や、二階俊博総務会長らと都内で会食し「来年中に衆院解散・総選挙はある。任期満了ということはほとんどない」と述べ、来年中の総選挙を予告した。

出席者によると、小泉氏は「今の政局は自民党にとって波も荒いし逆風だ。政治の世界には『まさか』ということはしょっちゅうある」と持論を展開。衆院当選1回の「小泉チルドレン」らには「選挙区の情勢が厳しいと言われている人もどうなるか全く分からない。みんな頑張ってほしい」とエールを送った。

また、民主党の小沢一郎代表の名前を挙げ「もともと自民党の人だ。政治の世界では離合集散は当たり前」と政界再編の可能性にも言及した。


あとを絶たない「政治と金」の問題。自民党は叩けば全ての議員が怪しい。追及を弛めない民主党だが、ここに来て最高幹部に疑惑が持ち上がった。渡部恒三氏小沢一郎党首である。もっとも小泉純一郎元首相に言わせれば、「もともと自民党の人だ。」

近々想定される政界再編成。そのボーダーラインは、改憲か護憲か? 老人擁護か若者擁護か? 政治資金の集め方・使い方が透明か曖昧か? といった要素となるのではないか。

王者・内藤の実力 亀田大を寄せ付けず

2007-10-11 | ニュース
因縁の対決は、内藤が実力の違いを見せつけた。亀田大とその父史郎トレーナーから「ゴキブリ」呼ばわりされるなど、試合前の舌戦では防戦を強いられたが、リングでは15歳年下の挑戦者を寄せ付けなかった。

序盤は突進してくる亀田大をさばきながら、右フック、左ボディーフックがヒット。ガードを固めた相手に左右連打を浴びせ、ポイントを積み重ねた。互いに反則で減点を受けるなど、頭をぶつけ合うラフファイトだったが、内藤の勝利は明白だった。試合後は「(前王者の)ポンサクレックに比べて、亀田は全然弱かった」と振り返った。

亀田を倒すことが国民の期待と思う」。この試合が決まった後、内藤はこう語り、試合ポスターにも「国民の期待に応えます!」と記した。「外国人相手に圧勝続きの亀田の実力が、僕と戦って初めて分かる」と、“アンチ亀田”ファンの期待を一身に背負った。いや、ファンだけではない。スパーリングパートナーをWBAスーパーフライ級前王者の名城信男(六島)ら国内有力選手が務めてくれた。亀田一家の傍若無人な言動などに対する国内選手の反感と、自身への応援を肌で感じていた。

「自分のキャリアの中で一番注目される試合」という重圧もあったが、7月に17連続防衛中だったポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)を降して奪った王座を、「温室育ち」の挑戦者に奪われるわけにはいかなかった。タイトルだけでなく、「ボクサーの尊厳」も守り抜いた。

一方、初黒星を喫した亀田大。「負けたら切腹する。おれのパンチは宇宙一や」と言い放った自信は、砕かれた。ボクシングの才能は兄興毅や弟和毅より劣り、アマチュア時代は「亀田家の劣等生」と評されながら、1日約7時間の猛練習と巧みなマッチメークにより、プロデビューから1年余りで世界ランカーに成長。だが、世界戦の舞台は甘くなかった。

ガードを固めて前進するだけの単調な攻撃は、技術不足が明白だった



世界戦の舞台は甘くなかった!!