釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】定宿でマダコの仕入れを完了する (2020/08/11 マダコ 野毛屋)

2020-08-19 05:46:00 | 釣り
かれこれ6年前、初めての野毛屋さんで乗ったのは勇治船長のアオリイカだった。
ここ数年、秋には俊船長のスミイカに必ず乗ってる。

そこにマダコという新たな軟体系の釣りものが野毛屋さんに加わるのは嬉しい限りだ。
20年前くらいにマダコをやってた、と勇治船長が言ってたから「復活」なんだね。

夏休みの8月11日(火)に予約を入れて、いつもよりちょっと早く出た4:45着で9番目。


(毎度。)

釣り座は日陰になる左舷狙いのところ、前から埋まっていたんで艫2番目をチョイス。

マダコは予約で満員だそうだけど、フグ船はお客が少なくて左舷だけに寄せるそうだ。


(久し振りの第三忠丸。)

予報では気温35℃で強烈な陽射しだろうけど、風が吹くのがありがたい。

釣り座で準備しながらお隣り大艫の20年野毛屋さんに通う常連さんとお話ししてると、久し振りにお会いした花王迷人劇場さんが水汲みバケツを2つ持って来てくれた。

左舷の後ろ2席は循環海水が出ないとのこと。
教えていただいて助かりました。


(潮はこんな感じ。)

この日の操船は勇治船長。
フグ船はユキちゃんが担当し、健船長はマダコ釣りをやるそうで竿を手に右舷胴の間に乗った。

反対側で残念。
近くで健船長の釣りを見てみたかったな。


(いざ出船。)

出船して、30分ほど走るとアナウンスがある。
横浜や川崎方面じゃなさそうだな、と見ていると着いたのは第2海堡のすぐ近く。


(釣りスタート。)

仕掛けはタコベイトとヒラヒラのフラッシャーが着いた飾り糸に専用スナップでタコエギ2つを装着、オモリは30号指定だ。

仕掛けを落とすと海堡の基礎石だろうゴツゴツしたゴロタ場。

釣り方は、竿先を下げてオモリを着底させたまま小刻みに叩きに叩く、とにかく叩いてアクションで寄せる作戦だ。

すると一投目でガッツリ根掛かり。

いきなりスターティングラインナップのエギ2つを失ってテンション降下。
参ったね。

前回の一之瀬丸さんでも一投目からやらかしたし、進歩がありませんな。

根掛かりを怖がると叩きが中途半端になるから、積極的に叩く中で危険を察知したら即、底を切るようにする。

叩いて叩いての中で聞きを混ぜると重みを感じ、更に叩いて頃は良しと大きくアワセると、グニ~ンと来た。


(1杯目。)

開始15分で小型なものの1杯目をゲット。

慌ててバケツで海水を汲んで洗濯ネットへイン。
早い時間で型を見れて一安心だ。


(風があるけど涼しいから良し。)

海堡周りを暫し流して2杯目を追加したものの、やっぱり小型。


(見えないけど2杯入ってます。)

前回の一之瀬丸さんでは最大が550gだったから、それを超える型が欲しいな。
大型を狙える釣り方ってあるのだろうか。


(タコエギの残りはこれだけ。)

海堡周りで更にタコエギを1つ消失。

買い足した先から失ってくのが金銭的に痛いし、何より海底にゴミを残しちゃうのが心苦しい。

花王迷人さんがDAISOエギをタコ用に改造したそうだから、今度見習ってみようかな。


(富士山を見ながら。)

海堡の次は中ノ瀬に移動。

ここはあっても粒根程度だから根掛かりの確率は低い。
積極的にキャストして探りますよ。

船中ポツと揚がり、ここでも小型を追加。

頻繁に反応が出ない中、同じように叩き続けるには体力もだが集中力と忍耐力が必要だ。

どっちも野毛屋さんの湾フグ釣りで鍛えられたから、愚直な釣りものは合ってるような気がするな。


(風で波が立ってきた。)

次は根岸湾をあちこち探る。

ここでもポツと追釣するもバラシも増える。
小型が多いからかアワセが上手く決まってないようだ。

度々タコエギのカンナをチェックして、先が甘くなったらヤスリで研ぎますよ。

タコエギはローテーションしているもののアタリ色は分からない。
周りを見てると白に乗ってるのが多い気がするけど、白系のエギは1投目で消失してるのですよ。

なあに、色に頼らずアクションで獲ればよし。
叩け!叩け!叩けー!


(先週乗った一之瀬丸さんもいた。)

積極的に叩く中で重みを感じ、オリャ!とアワセをくれるとグーンと竿先が突っ込んだ。
根掛かりか?と思ったらギリギリと何とか巻き揚がる。

こりゃデカダコだー。
重みから2kgは超えるぞ。

気付いた勇治船長が伝えた健船長が右舷から飛んで来てタモを手に待ち構える。

バレるな、バレるなよ、と願いながらギリギリと巻き続けると、薄茶の個体が上がってきた。
来たかー!大型!

でも、見ると足が見えない。

「岩かー!」

健船長とハモったね。
何と、薄茶色の漬物石くらいの岩でした。

「色がタコそっくりだったなー」

と言い残して健船長は右舷に戻って行った。


(波も立ってきたぞ。)

次の流し変えでの1投目。

根の窪みに落ちるような感触で急ぎ底を切るとズンと重みが加わった。
アワセを入れて巻き揚げると、さっきの岩ほどでないもののタコなら今日イチサイズの重みだ。

ゆっくりしっかり巻き、水面に上がって来る姿を確認すると今度は足が見える。

タコだ、と視認してそのままブチ抜いた。


(出たぞ良型750g。)

揚がったのは今日イチの良型。
このサイズが獲れると嬉しいぞ。

更に次の投入で連チャンで掛けてそれなりの重さ。
揚がったのは、


(サルベージ。)

タコエギ2つ。

本日3つを消失してるから2個回収は嬉しいぞ。

最後は終了間際に小型を揚げて終了。
沖あがり。


(沖あがり。)

結果は6杯。

巻きバレと掛け損じが4つあったから打率は6割。
上手くすればもう少し数を伸ばせたかな。

操舵室の勇治船長から「幾つ釣った?」と聞かれたから良い線行ってたのか、と思ってたら3番手の釣果だった。
及第点の成績かな。

冷凍保存用のマダコが確保出来たし、満足の夏休み釣行でした。

叩き疲れたけど。


・マダコ : 6
・タコエギ : 2
船中:1~10
小潮


🐙

【釣】釣行前記 (2020/08/11 野毛屋)

2020-08-17 05:36:00 | 釣り
自粛開けの6月に野毛屋さんで午前アジ・午後フグでリレーした時、船上でSトシくんとの会話の中で勇治船長がマダコをやろうかと検討してる旨の話を聞いた。

「マダコやるの?もし、やるなら絶対乗るよ。」

と宣言してたところ、このお盆にスポットでマダコをやるアナウンスがされた。

勇治船長決意したのですね。

これは宣言通りに行かねばなるまい。
前回一之瀬丸さんでマダコに乗ったばかりだけど、約束を果たしに行きますよ。

野毛屋さんでは毎年お盆時期には健船長がスポットのLTオニカサゴを出してたのだけど、今年はオニの代わりのタコらしい。
毎年挑むオニのリベンジを果たせないのは残念だけど、オニの敵をタコで討つか。

前回持ち帰った5杯のマダコは残り500g台の1杯のみ。

型の良いのとストック用のを追加で仕入れてやりますぜ。


🐙

【食】東京湾産マダコのタコ焼き

2020-08-14 04:12:00 | 釣魚料理
マダコ釣りに行く目的の一つは、間違いなくこのため。

それはタコ焼き。

一度食べると忘れられない、お店じゃ食べられないだろうタコの柔らかさ、旨味の濃さ、これは感動ものですぜ。

自宅で焼き立てを、ハフハフしながらビールをキューッと。
堪りませんよ。


(茹で揚がりに整列。)

タコ焼きに丁度良いサイズの300g台2杯で贅沢に驕ります。


(タコ焼きサイズに刻んで、)

(準備完了。)

長男は前日にタコ焼きを食べたという間の悪さ。
でも、外出して不在なんで、3人分都合60個くらい焼きましょうか。


(紅しょうがは多目で。)

家タコ焼きは4度目だっけな。
既に手慣れたもんですよ。

油引きを買ったから無駄なく満遍なく油を引けるぞ。
専用道具があると違うね。


(良い感じでしょう。)

竹串でクルクル返すのもお手のものですよ。

焼き揚がりに20分くらい掛かるのが珠にキズ。
その間ビールはおあずけ。


(上出来。)

焼き立て熱々を口内火傷に注意しながらいく。
トロッと来た中に紅しょうがの酸味が良いね。
ハフハフして贅沢サイズのタコを噛み締めると旨味がお口に広がります。

そこでビールをキューッといくと、アーッ!と思わず声が出る幸せ。


(第2陣。)

タコ料理はいろいろあれど、タコと粉モノの出会いは最高だね。

直径3cm程の球体がくれるこの満足感は他に類がなく、同質量くらいの料理の中では最強ではあるまいか。
しかも、手軽に家でいただけちゃうし。

タコ焼き最高っす。


🐙

【食】マダコの刺身・唐揚げ・タコ飯

2020-08-12 06:00:00 | 釣魚料理
一年振りのマダコ釣りは及第点の6杯。
釣行当日はそのままビニール袋に小分けして冷凍庫へ直行。
食は翌日から楽しみますよ。

まずは、400g台の1杯を解凍して塩揉みして滑りを取る。
冷凍1日だからなのか案外滑りが出たのよ。

湧いてくる滑りを、これでもか!これでもか!と落としてたら、タコの皮が剥げちゃったぞ。


(斑な茹であがりになったよ。)

中が半生程度が好みなんで茹で時間は1分程。
茹で揚がったら氷水で冷やす。

太い足2本を切り離し、刺身に下ろす。


(旨し!)

弾力と歯切れを合わせ持つ、絶妙な歯触り。
噛みしめると濃厚な旨味が炸裂。
さすが東京湾産マダコだ。

こんなタコは釣らねば食べれませんぜ。


(タコ唐。)

タコの唐揚げ。

衣がサク、身がモチッっと噛めば噛むほど旨味湧く。

ビールが進んじゃうよ。


(うなぎと共に。)

この日は土用丑の日だったんで、鰻丼と共にいただきましたよ。

なんとも贅沢な共演でした。

別日には400g台の1杯で外せないお楽しみを仕込む。


(これよ、これ。)

タコ飯。

具はタコ、生姜、油揚げと至ってシンプル。

今回はブツ切りにした生タコで仕立てたからか風味が増してる気がするな。
毎度旨すぎっス。


(刺身も添えての集合写真。)

東京湾産のマダコは柔らかいし、旨味が濃いし、言うことなし。

冷凍しておけば数ヶ月は持つから好きな時にいただけちゃうのも使い勝手良し。

シーズン中に沢山仕入れて長く楽しみたいね。


🐙

【釣】叩きまくってエギとマダコを交換する (2020/08/01 マダコ 一之瀬丸)

2020-08-10 07:26:00 | 釣り
1年振りのマダコ釣行は5年振りの一之瀬丸さんへ。

予報は曇りだったものの、家の方は夜中に本降りの雨、出る時刻には小雨になったものの移動中にまた強雨に見舞われる。

一之瀬丸さんは金沢八景の平潟湾からの出船なんで毎度のルートを走り、5:30頃に現着。
こちらでもポツポツ降ってますよ。

一之瀬丸さんではまず荷物を下ろして、席札を取ってから係りの人に従って宿斜め前の立体駐車場に駐車。


(お久しぶりです。)

釣り座は左舷がほぼ埋まってたんで、右舷艫4番目をチョイス。
ソーシャルディスタンスで一つ置きの席だからほぼ胴の間だね。

一之瀬丸さんでは受付でホームページから印刷した割引券を提出すると、1,000円引きになる。
この割引きはデカイね。


(雲が厚いよ。)

船着き場には何隻も船が並んでいて、スタッフの出船準備で活気がある。

準備が一段落したところでお客が乗り込む。
旬で数が揚がってるイサキ船が盛況だったね。
マダコ船は片舷9名だったかな。


(潮はこんな感じ。)

7:15に出船。
平潟湾奥から出ていく。

マダコ釣りは8:00からの協定のはずだから、それまでは川崎方面を目指してクルージング。


(いつもの景色だ。)

移動中も小雨がポツポツ振り続いてる。
気温が上がらないからレインウェアを着てて丁度良いくらいだ。
風はそよそよなものの波っ気がちょっとある。

30分ほど掛けて扇島あたりかな、に到着。


(釣り開始。)

8:00丁度に釣り開始。

仕掛けは、タコベイトやスカート付きの飾り糸にタコ用スナップにタコエギ2つ付け、オモリは25~30号の指定。

仕掛けを落とすと、ゴツゴツとゴロタの感触がある。
根掛かりが怖いなー、と思いつつ誘い始める。

オモリを底に着けたまま小刻みに上下に揺する。
去年悟ったのは、竿先を下げて叩くように揺すり、アクションの数で目立たせること。
とにかく、叩け、叩け、叩けー。

すると、一投目からガッツリ根掛かり。

船を流してる最中だから斜めに仕掛けが引っ張られて外せない。

諦めて、頼む!オモリだけ逝ってくれー、と引っ張ると飾り糸以下エギ2個が消失。
スタートから参ったね。


(晴れ間も見えて来たよ。)

お飾りはもうないからエギと誘いのみで勝負だ。

右隣の3人組はエギに集魚剤をスプレーをしてるし、左隣の釣りガールは豚の脂身や鮭の腹身をエギにくくり着けてる。

アミノ酸添加に素のエギのみで対抗するにはアクションしかない。
叩け、叩け、叩けー!

叩きの上下動に重みが加わった感触を得て、来たぞ、来たぞ、とほくそ笑んでも叩き続け、頃は良し、と見計らって大きく煽るとグニ~ンの手応えで竿が曲がる。
乗ったぞー。

重いだけの手応えを一定のペースで巻き、水面から引っこ抜く。


(8:09に1杯目ゲット。)

小振りなものの型を見た。

すかさず洗濯ネットにイン。
開始10分も経たずにゲットして一安心。

ここから乗り乗りになるかー、と思うが右舷で満遍なく獲れるくらいで連チャンはない。
平等にいき渡って程良い釣れ加減だね。


(マゴチのだてまき丸さんがいた。)

マダコは釣り方の工夫はそうはなく、エギをローテーションするくらい。
とにかく叩いて、叩いて、叩くのみ。

たまに乗せ損ないもあるものの、ガッツリ根掛かりでエギを消失するのが痛い。

3回の根掛かりで6つのエギを失い、エギのローテーションすらままならなくなる。


(残りはこれだけ。)

これ以上の根掛かりは避けねばならないから、少しでもラインが斜めになったら巻き落として真っ直ぐをキープする。

お飾りなし、エギも少ない、添加物もなし、周りより不利な状況で稼ぐにはやはりアクションで差をつけるしかない。

叩け、叩け、叩けー!

脳内では「あしたのジョー」がリフレインしてますよ。


(追加してますが墨を吐かれたの。)

乗りが遠退いて場所を変えると、ポツポツ追加。
後半は拾い釣りになってくる。

反応が遠い中で叩き続けてると筋トレのようで、腕の疲労が激しい。
乳酸が溜まった右腕を騙し騙し叩き続ける。


(つばさ橋の真下も狙います。)

時に入れ掛かりの連チャンあり、巻きバレありなものの、ひたすら叩くは変わりない。



(あちこち探ります。)

腕がパンパンになった頃に沖あがり。

結果はおチビのリリースを含めて6杯。
エギの消失が6つだから等価交換になっちゃった。

500g台を頭に400g台、300g台と小型が多いものの、食は約束されたぞ。


(こちらが釣果。)

一之瀬丸さんでは船長が数を聞いて回った後で希望者にビニール袋をくれる。

袋に納める前に、洗濯ネットから1杯ずつ引っ張り出してハサミで眉間をグリグリ刺して絞める。
タコは神経節が複数あるから絞めるのがなかなか難しいのよ。

お持ち帰り5杯はまあまあの釣果だけど、型が欲しいな。
昨年暮れにアカメフグ釣りで揚げた3kgモノまではいかなくても、キロクラスは欲しいところ。

これは再び乗らねばならんね。
エギを補充して、叩きに磨きをかけてリトライしますぜ。


・マダコ : 6(リリース1)
船中2~9
中潮


🐙