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釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】2021ガツン・ザ・ラスト (2021/12/25 アカメフグ 野毛屋)

2021-12-29 06:12:00 | 釣り
2021年竿納めのラスト釣行は野毛屋さんでアカメフグが毎年の恒例。

1週間以上寝かせて熟成させるアカメフグは、大晦日と正月にいただくのにピッタリなんですよ。


(今年もお世話になりました。)

ちょっと出遅れて、野毛屋さん5:10着で18番目。
フグ船は2艘出しのところ、健船左舷舳2番目をチョイス。
このところ定位置の釣り座だな。


(潮はこんな感じ。)

艫側有利だろうけど流し釣りなんで気にしませんよ。

このところの良い手応えを信じて、自分の釣りに専念しましょう。


(6時過ぎても暗いよ。)

暗いうちから船着き場に移動、シーサイドラインの軒先で暫し雨宿りをして、止んだところで船に乗り込む。

十号船は左舷7名、右舷も同じくらいかな。
2艘出しなんで、土曜日にしてはゆったりな釣り座だ。


(自作のチラシ仕掛け。)

仕掛けはチラシカットウのみ。
感度重視で勝負しますよ。

前回のフグ釣行で爆釣してから1ヶ月、この間に野毛屋さんでは大きなレギュレーションの変更があった。

まず、釣果にコモンフグが加わったこと。
これまでショウサイ、アカメ、トラの3種のフグを釣果にカウントしていたところに、コモンを加えるようになった。

もう1つが横須賀沖堤周りや猿島付近でカットウが使用禁止になり、胴突きのみの釣りになること。
漁師さんとの協定だそうだから仕方がないけど、大型が出るアカメを胴突きで狙うのは厳しくないかな。


(出船。)

出船して「場所が近いからエサを付けといてよ」の船長アナウンスから、目指すは八景沖のようだ。

チラシカットウ仕掛けにエサを付けて準備万端。
これからの真冬シーズンは指先が凍えてエサ付けが辛くなるよ。


(雨は止んだ。)

八景沖で釣り開始。

潮は緩いから、誘いは5秒間隔。
優しくシャクってゆっくり誘い下げる。

暫く誘って、竿先を揺らすアタリにアワセるとガツン!と来た。

なかなかの手応えは良型を思わせる。
早速のヒットはありがたいな、と巻き揚げると、


(キミかね。)

ムシガレイ。

刺身でもイケちゃう良型だ。
去年のラスト釣行でも良型が掛かったから、年末にムシガレイは恒例になりつつあるのか?
ありがたいゲストだね。

その後、暫し誘い続けてると、竿先に触りが出る。
来たね、来たね、と集中。
次に出たアタリでサクッと掛けた。


(8:18に1匹目。)

おチビのコモンフグ。

今回からカウント対象だけど、コモンが揚がっても健船長の「型見たよ」アナウンスはない。
アナウンス対象はアカメとショウサイのみだ。

船中ポツポツと揚がるのはコモンが多い。
しかもおチビが多いのは、それだけこの近辺で産卵数が多いのだろうな。


(寒いっス。)

コモンを追加する中で、竿先に一際繊細な触りが出る。
反射的にアワセるとガツン❗と来た!

竿先が突っ込んでゴンゴン来る手応えは大アカメだぞ。

浮かせて、掛かり所を確かめてそのままブチ抜いた。


(35cm級をゲット。)

早々に良型アカメが獲れれば年末の刺身と年始の雑煮は確定だ。

あとはアカメが釣れた数でメニューが追加されるぞ。


(11:22に5匹目。)

おチビコモンはアタリが小さいものの、分かりやすい。

ポツポツとおチビコモンを追加して、11時過ぎにツ抜け折り返しの5匹目を揚げる。

コモンは都度血抜きしてクーラーに仕舞うから、桶にはまだアカメが1匹のみ。


(桶には良型1匹。)

拾い釣りのような状況から船長が大きく場所を変えて、大型船が係留されてる脇のポイントを攻める。


(近いね。)

潮が流れ出してるから、誘いは3秒で数回誘うと直ぐさまアタリが出て掛ける。
揚がったのは、


(エビでタイを釣る。)

チャリコサイズのマダイ。

今年はテンヤマダイ船に乗れなかったから最後に顔が拝めて良かったよ。
将来釣り直すためにリリース。

すると、この場所でアカメがポンポンと揚がって船中が活気づく。
ここで中型のアカメをゲット。

更に、繊細なアタリを見逃さず、流し変えの「揚げてください」船長アナウンスと同時にアワセをくれて、ガツン

ゴンゴン引きの手応えは今日イチの大アカメだ。
お隣さんにタモ入れいただいてガマガエル級をゲット。


(良型を追加。)

大アカメ2匹あれば鍋も出来るぞ。

アカメは大物ほどアタリが繊細になる。
集中してないと見過ごしそうな竿先の微妙な揺れを捉えて、ガツンと掛ける。
ゴンゴン引きの大物の釣り味も堪らん。

湾フグ釣り楽しいぞー。


(晴れました。)

釣り味に関しては、続けて1m級のサメを水面まで揚げてお腹いっぱい。
やっとリーダーとカットウの結び目で破断してPEのラインブレイクを避けられた。

カットウを付け替えて、落として数回誘うと、またもや繊細なアタリだ。
アワセるもスカし、次のアタリを待つ。

このアタリ、こりゃまた大アカメだぞ。

集中して見つめる竿先が揺れるにアワセてガツン

腕を揚げて追いアワセをくれると竿が弧を描く。
ゴンゴンの手応えはまたも今日イチだ。

横を見ると隣とダブルヒット。
健船長がタモを持って駆けつけ、隣との間で待ち受ける。

浮かせたデップリ太った大アカメに抜き揚げは無理と見て、健船長に掬って貰った。


(14:23にツ抜けの大アカメ。)

これでツ抜け。

その後は場所を変えて追釣ないまま終了、沖あがりになった。

結果はアカメ4匹、コモン6匹で10匹。


(沖あがり。前にはユキちゃん船。)

旧レギュレーションだと4匹でイマイチの釣果だろうけど、ガツン❗と大アカメが3匹獲れたんで満足度が高い。

微妙なアタリを逃さず捉えてフグと楽しく勝負が出来た。
今年最後に良い釣りが出来たな。


(本日のアカメフグ。)

船着き場で捌いて貰う際に、健船長にコモンフグを釣果に入れた理由を聞いてみた。

実は前から考えていて、悩み抜いて決断したそうだ。

他の船宿ではコモンフグ込みで釣果を表示してる。
事情を知らない釣り人は、単純な釣果数を見て、釣れてる船宿に行こうとするだろうから、コモンが幅を利かせてショウサイやアカメの数が伸びない状況では商売に響く。

「決めた以降に数が出なくなったから、早めに決めて良かったよ」

と、健船長。
確かに決断前なら今日も1桁釣果だものな。
年々確実にコモンフグが増えてるから仕方がない苦渋の決断だったんだろうな。


2021年のラスト釣行で大アカメを揚げて、終わり良ければ全て良し。

納得の竿納めでした。

・アカメフグ : 4
・コモンフグ : 6
・ムシガレイ : 2
・マダイ   : 1 (リリース)
・トラギス  : 2 (リリース)
・サメ    : 1 (リリース)
船中:0~18
中潮


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