いいたい放題

 右でも左でもない風来坊が、社会・経済・政治などの問題について、
好き勝手に、支離滅裂に、傍若無人に書き込むブログ

県知事と談合事件

2006-09-28 | Weblog
 東北のことは行ったことがないからよく知らないが、福島県の汚職と談合疑惑、大変なものらしいな。地方じゃ、公務員になりたければ数百万円は用意しなくちゃならないという話を耳にしたことがあるが、今回の談合事件はそんなものじゃなさそうだ。
 知事の弟が経営する会社の株の40%を兄の知事が持っていて、その会社に準大手ゼネコンから金が流れたらしいが、どうもそれだけじゃ済まなさそうだ。何しろ、建設・土木関連の公共事業のほとんどが談合によって決められてたということが、ネット上に書かれていた。これが本当だとしたら、大変なことだ。東北には、民主主義とか、自由主義という言葉はないのかもしれない。江戸時代が残っているんだろうか。何しろ、江戸時代は、賄賂ありの、色仕掛けありの、脅迫なんて日常茶飯事だったみたいだからな。
 県知事は県の殿様で、その実弟となれば絶大な権力を行使できたんだろう。
 あの県知事は、確かプルサーマルに反対していたり、地方分権の推進者であり、地方行政の質と内容を高めようとしていたんだろうが、とんだところで襤褸が出てしまったんだろうな。選挙にも金が掛かったんだろう?福島県もかなり広いらしいからな。それぞれの地域に選挙事務所を作らなきゃならんだろうし、そこを選挙カーで走り回るだけじゃなく、地元の「名士」たちをそれなりにもてなさなきゃならんかったんだろうな。当然、億単位の選挙資金が必要なんだろうが、こうした金権選挙というか金権政治は、その恩恵に与る県民の意識が変わらなきゃどうにもならんだろう。
 次の県知事選挙の候補者も既に決まっているとか。
 甘いな。県知事の下で、しっかり甘い汁を吸っていたのがいるというのに、頭だけすげ替えてもどうにもならん。そういえば、あの伊東正義という元外務大臣も福島県人だったんだよな。あの総理の椅子を蹴った有名人だ。「頭だけすげ替えても、中身が変わらなきゃ何の意味もない」とあっさり総理の椅子をけっ飛ばしたんだよな。亡くなってもう久しいが、あの根性を持っている福島県人はいないのか?県の上層部の首をすべて切っても、県政に大した影響はないだろう?それよりも、いま福島県を健全にしなければ、福島県は世界の笑いものだ。
 それと、県知事辞任で検察は黙ってしまうのか?
 テレビで辞任の記者会見を見たが、かなり悲壮な顔をしていたよな。
 裏で何かあったんだろうな。検察も、最近は徹底的にやるようになってきたからな。上から圧力をかけられたら、それだけ頭をもたげようとする正義漢がいるそうだ。国民は、そういう正義漢をきちんと支持していかないと、勝ち組だけが膨大な利益を享受するんだろうな。県知事なんてのは、ある意味では勝ち組の頂点だからな。国元じゃぁ、殿様じゃなくて、県の将軍だろ?だとすると、実弟は田沼意次か?
 これが中央に飛び火したら、大問題になるな。あの「黄門様」と呼ばれている御仁も確か福島県だったよな。「葵の紋所」を振りかざして官庁を練り歩いてないだろうな。