いいたい放題

 右でも左でもない風来坊が、社会・経済・政治などの問題について、
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アメリカの無知

2006-09-15 | Weblog
産経新聞のサイトから

米下院委、「慰安婦」で対日決議採択 責任認知など要求

 米下院国際関係委員会(ハイド委員長)は13日、第2次世界大戦中の
いわゆる慰安婦問題に関する対日決議を採択した。法的な拘束力を伴わな
い決議形式だが、この問題について日本政府に対し、
(1)歴史責任の認知
(2)学校教育での指導
(3)慰安婦問題はなかったとする議論への公式反論
-などを求めている。

 決議は民主党のエバンス下院議員らが提出し、表現を一部修正のうえ採
択された。慰安婦については「若い女性を性的苦役に就かせる目的で誘拐
した」などと認定している。(ワシントン=山本秀也)

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 アメリカの下院議員は、日韓基本条約や日韓基本協定を知らないのだろう。
 たぶん、英訳がないのかもしれない。日韓基本条約や日韓基本協定を知っていたら、このような暴挙をするはずがない。まったくの事実無根であることを根拠に、委員会決議をしている。日本の政府は、はっきりと「否!」を宣言すべきだ。
 慰安婦の「強制連行」はなかったというのが日本政府の公式見解なのだ。
 この問題には、被害者の証言しかない。それを近代民主主義国家であるアメリカの下院議員が、委員会で決議してしまうという暴挙。おそらく、韓国人か日本人の入れ知恵によるものだろうと思われるが、余りにもお粗末な決議だと言わざるを得ない。日韓基本条約や日韓基本条約には英文はないだろうが、日本語のわかるアメリカ人から、その内容を聞くべきであるし、日本と韓国の間で取り交わされた条約を調べるべきだった。
 これは、議員としても資質の問題だけでなく、委員会としての重大な過ちだろう。
 
 「慰安婦=強制」という発想があるのかもしれない。しかし、慰安婦たちは軍票でその収入を得ていたし、その収入はかなり高額なものであったことがはっきりしている。そして、軍票が「ただの紙屑」になったのは終戦以降であって、それ以前には軍票を換金することは出来ていた。
 小生は一度も行ったことはないが、「風俗店」の女性たちはすべて強制的に働かされているのだろうか。彼女たちは、低賃金で過酷な労働を強制されているのだろうか。
 韓国の独立記念館に「日本軍の従軍慰安婦」として流されている映像は、明らかに朝鮮戦争の時のものだ。女性たちを左ハンドルのジープで移送しているのは、アメリカ軍の軍服を着た白人である。日本陸軍に左ハンドルのジープがあったのか。アメリカ軍の軍服を着た白人の兵士がいたのだろうか。
 こうしたデタラメさが問われることなく、また他国間で結ばれた条約を調べることもせずにこうした決議をしたアメリカの下院国際関係委員会の資質を問いたいと思う。