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プリアンプは不必要? vol.10

2021-10-28 | オーディオ部品のうんちく

『プリアンプは不必要? vol.9』の続きです。

それでは、

どういった方がプリアンプ向けなのか?

どういった方がパッシブアッテネーター向けなのかをまとめてみたいと思います。

オーディオシステムの種類でいうと、

小型スピーカーはプリアンプ向け、

大型スピーカーパッシブアッテネーターの方が向いているかもしれません。

小型スピーカーは能率が低いため

利得のないパッシブアッテネーターと低利得のパワーアンプでは音量不足になる可能性があります。

また、低域が限られているため

繊細な音のパッシブアッテネーターでは

低音が十分に出ていても『迫力』がイマイチかもしてません。

ただし、サブウーハー等をご使用で低音の量をコントロールすることができれば解決できるでしょう。

次に、パワーアンプとコントロール部の距離が離れているシステムには

パッシブアッテネーターは不向きです。

右のスピーカーと左のスピーカーの間にオーディオラックが組んであって

ケーブルが短くまとまっているようなシステムは

ケーブルによる高域の減衰を考えなくて済みますので

パッシブアッテネーター向きです。

最後に音楽のジャンルですが、

クラシックでは

バロックや弦楽四重奏のようなひとつひとつの楽器の音色の違いを楽しむのは

パッシブアッテネーターでしょう。

近現代の大編成の曲の迫力を楽しみたいのであればプリアンプが良いと思います。

ポップスでは

女性ボーカールをしっとりと聴くならパッシブアッテネーターですが

バスドラやベースの利いた激しい曲にはプリアンプの方が合うかもしれません。

JAZZでは

クラはパッシブアッテネーターが美しいのですが、

ペットやボーンはプリアンプかも。

ビブラホンはパッシブアッテネーターで聴きたいのですが

ピアノはプリのような気が・・・

この辺りまで来ると個人的な好みがはいっていますが・・・。

オーディオシステムを2系統お持ちの方は

片方をパッシブアッテネーターにしてみると

音の聴こえ方が今までと大きく変わってくるので楽しいかもしれません。

プリアンプもパッシブアッテネーターも適材適所です。

楽しんでみてください!

 


≪11月のイベント『ムジカ&クアドラル新製品発表会』≫

ムジカの新製品Airone(アイローネ)と

クアドラルの新製品はスピーカー2種をご紹介します。

(近日中に映像や仕様を公開します)

日時:11月27日(土)10:30~12:00、13:30~15:00

     28日(日)、10:30~12:00、13:30~15:00

(密を避けるための措置で4回同じ内容です)

場所:ムジカ試聴室(ログハウス)です。

入場無料で事前申込の必要もありません。

お気軽にお越しください。

 


≪11月の勉強会『オーディオファンのためのフィルター講座その3』≫

いよいよ11月の勉強会では低域増強アダプターの製作を行います。

日時:11月6日(土)13:30~15:30

   11月7日(日)10:30~12:30

(密を避けるための措置で2回とも同じ内容です)

場所:ムジカ試聴室(ログハウス)

事前申込制です。各回3名で合計6名の皆様で低域増強アダプターの製作体験。

申込は先着順です。

材料費として500円(税込)が必要です。

製作した低域増強アダプターはお持ち帰りいただけます。

ご予約フォーム に『11月の勉強会参加希望』とお書きいただき、お申込みください。

 


≪試聴とログハウス見学予約状況≫

リアルタイムで更新される予約状況カレンダーを公開しています。

こちらのページから予約状況をご確認ください。

こちらのページから予約ができます。

 


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