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プリアンプは不必要? vol.7

2021-10-25 | オーディオ部品のうんちく

『プリアンプは不必要? vol.6』の続きです。

パッシブアッテネーターとプリアンプをフェアな状態で戦わせるための

パッシブアッテネーターの正しい使用法を説明してきましたが

プリアンプの正しい使用法はあるのでしょうか?

・・・。とくにありません。

特別な技術がなくて使用しても問題ないように作られたのが

プリアンプなのです。

と、いうことで

いよいよ、プリアンプとパッシブアッテネーターをを戦わせてみましょう。

聴感上音質の他、周波数特性、歪率、耐ノイズ性、

アクセサリーの必要性、コストパフォーマンス等を

〇△✕で評価します。

(1)周波数特性 

パッシブアッテネーター 〇  

プリアンプ  △

パッシブは周波数特性が劣化する要素が少なく

信号回路がシンプルなので〇です。

プリアンプはバッファアンプによって帯域が制限されますが

最近の半導体を用いたバッファアンプはとても帯域が広く

ハイレゾ音源でも十分に使用できるため△としました。

(2)歪率

パッシブアッテネーター 〇  

プリアンプ  △

周波数特性同様、パッシブアッテネーターは歪率を悪化させる半導体回路がないため

〇です。

プリアンプはバッファ回路に使用されている半導体によって歪が発生します。

そのため△としました。

全ての物質は導体、半導体、絶縁体に分けることができます。

導体は金属のように電気をよく通す物質です。

絶縁体は電気を通さない物質です。

半導体はある条件の下で電気を通すことができる物質と考えることができます。

その条件が変化すると電気の通しやすさも変化します。

この変化が歪の原因となるのです。

ここまではパッシブアッテネーターが有利です。

次回に続きます。

 


≪11月のイベント『ムジカ&クアドラル新製品発表会』≫

ムジカの新製品Airone(アイローネ)と

クアドラルの新製品はスピーカー2種をご紹介します。

(近日中に映像や仕様を公開します)

日時:11月27日(土)10:30~12:00、13:30~15:00

     28日(日)、10:30~12:00、13:30~15:00

(密を避けるための措置で4回同じ内容です)

場所:ムジカ試聴室(ログハウス)です。

入場無料で事前申込の必要もありません。

お気軽にお越しください。

 


≪11月の勉強会『オーディオファンのためのフィルター講座その3』≫

いよいよ11月の勉強会では低域増強アダプターの製作を行います。

日時:11月6日(土)13:30~15:30

   11月7日(日)10:30~12:30

(密を避けるための措置で2回とも同じ内容です)

場所:ムジカ試聴室(ログハウス)

事前申込制です。各回3名で合計6名の皆様で低域増強アダプターの製作体験。

申込は先着順です。

材料費として500円(税込)が必要です。

製作した低域増強アダプターはお持ち帰りいただけます。

ご予約フォーム に『11月の勉強会参加希望』とお書きいただき、お申込みください。

 


≪試聴とログハウス見学予約状況≫

リアルタイムで更新される予約状況カレンダーを公開しています。

こちらのページから予約状況をご確認ください。

こちらのページから予約ができます。

 


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