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アンプとスピカーの周波数特性はこう見る vol.6

2021-10-08 | オーディオ部品のうんちく

『アンプとスピーカーの周波数特性はこう見る vol.5』の続きです。

オーディオ機器の『周波数特性』という項目の本音と建前?について書いています。

前回も登場したフォステクスのフルレンジスピーカーユニットFE87Eですが、

周波数特性は 140Hz~30KHzとなっています。

ところで、周波数特性のグラフの2KHzから上の周波数では

グラフが3本に分かれています。

これはどういうことでしょう?

このグラフはスピーカーユニットの角度に対する出力を表しています。

一番上にある実線で描かれているグラフはスピーカーユニットの正面(軸上)で1m離れて測定したものです。

2番目の線は正面から30度ずれたところで測定したものです。

3番目の線は正面から60度ずれたところで測定したものです。

正面での周波数特性は 140Hz~30KHzですが、

30度ずれたところでは 140Hz~14KHz、

60度ずれたところでは 140Hz~6KHzとなってしまいます。

これはスピーカーユニットが悪いのではなく

音は周波数は高くなると直線性が強くなり

軸から外れると音圧が低下してしまうのです。

この現象はどんなスピーカーでも発生します。

もし、あなたが下図のようにスピーカーを壁と平行に設置しているならば

スピーカーの軸からは90-60=30で30度ずれていることになり

その周波数特性は 140Hz~30KHzではなく140Hz~14KHzです。

ハイレゾ対応のスピーカーでハイレゾを楽しんでいる方もあるかと思いますが

このセッティングではハイレゾのご利益は全くありません。

ハイレゾを再生する場合は内側に30度向けて設置するのは必須です。

次回に続きます。

 


≪10月の勉強会『オーディオファンのためのフィルター講座その2』≫

チャンデバや低域増強フィルターに使用されているフィルターの仕組みを勉強します。
日時:10月17日(日)10:30~12:30、13:30~15:30
(密を避けるための措置で2回とも同じ内容です)

(1時間目)試聴と現在のオーディオ事情 10:30~、13:30~

(2時間目)オーディオファンのためのフィルター講座 2 11:20~、14:20~

(3時間目)応用問題と個別質問タイム 11:55~、14:55~

場所:ムジカ試聴室(ログハウス)18日以降に一部を配信します。

 


≪10月のイベント『お月見コンサート(配信)』≫
イベント

今年度のお月見コンサートはコロナ禍のため配信となりました。

テーマは『CITYPOP 2』。YouTubeでの無料リモートライブ配信です。

  配信開始:10月16日(土)18:00(その後、いつでも試聴可能です)
  配信アドレス:https://www.musika.jp/otsukimi/
  チラシ:https://www.musika.jp/nws/otukimi2021.pdf
無料で登録等も必要ありません。ぜひご覧ください

 


≪ドイツ・クアドラルのスピーカーARGENTUM 570限定セット≫

ドイツ・クアドラルのスピーカーARGENTUM 570限定セット

残り1セットとなりました。

 


 

≪試聴とログハウス見学予約状況≫

リアルタイムで更新される予約状況カレンダーを公開しています。

こちらのページから予約状況をご確認ください。

こちらのページから予約ができます。

 


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An English page is here.
https://www.musika.jp/en/index.html

And, factory outlet store is here.(on-line, Japanese page)
https://www.musika.jp/nws/outlet

 

 

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