
キャプテン・クロの片手のかぎ爪をへし折ったルフィは、「あと5本だな、その変な剣」と笑った。起き上がってきたC・クロは、本気で怒っていた。
キャプテン・クロの応援に湧く部下達に「てめェらは黙ってろ。後でちゃんと全員消してやるからよ・・・ジャンゴの奴もな・・。そもそも、おれの生存を知るお前達を生きてこの村から出すつもりはなかったよ、これが3年前からの"計画"だ。」と部下たちを冷酷な目で見下した。

これを聞いていてルフィは「ばかかお前ら。カッコ悪い海賊団だな。お前がキャプテンで、たとえ何百人部下を従えようと、ウソップには勝てねェ!!」と言った。

腰抜けのウソップと比べられたキャプテン・クロは「何が勝てねェのか言ってみろっ!!!」と憤り、高速移動の【抜き足】でルフィの背後に回りながら言った。
ルフィは平然と「器だよ。お前は本物の海賊を知らないんだ!!!」と言って、クロのスピードを見切って、クロを殴り倒した。

侮辱されたC・クロは「教えてやるとも、本物の海賊の恐さを」と言って取った構えは【杓死・しゃくし】だった。
これには部下達がおののいた。この技はその驚異的な速さゆえ、周りを巻き込む無差別攻撃なのだ。
次々と無差別にC・クロの手にかかって血を吹いて倒れていく部下達の無残な姿にルフィは怒りを抑えきれなかった。
「お前は仲間を何だと思ってるんだァ!!!!!」

その声は、ナミの耳にも届いていた。
一方、林の中ではジャンゴに捕まったカヤが力ずくでで遺書を書かされようとしていたが、小さなウソップ海賊団の3人はカヤを守るために、命がけで戦った。


だが3人の子供たちは、海賊ジャンゴに投げ飛ばされて、蹴散らされた。
その声が、かすかにウソップとゾロの耳に届いた。
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