もうひとつの部屋

昔の記憶に、もう一度会える場所にしようと思っています。

アメリカじゃなくて台湾でした~(楓の話)(^^;

2021-12-07 07:59:09 | ひとりごと

前回書いた「アメリカ楓」話の続きです。


同じような紅葉を見せる木は
今のうちの近所にも何カ所かあって…

私はどれも「アメリカフウ」だと思い
年によって、とても綺麗だったり
それほどじゃなかったり…はあっても
いつも楽しみにしてきました。


ところが最近、「楓(フウ)」の仲間は
他にもあるということを(漸く)知って…

葉っぱの形(切れ目の数)が一番簡単な
見分け方ということなので、興味が湧いて
近所の3カ所ほどを見て回りました(ヒマ人や~)


別名「モミジバフウ」というアメリカ楓は
5つに分かれた、いかにも
大きなモミジの葉のような形とのこと。

何の疑問も持たず、落ち葉を見ると…

近所の木はどれも、葉が3つにしか
分かれてなかった! 何枚見ても同じで…


「えっ?」 どーして??


そう言われても、木の方が困るでしょうね。

昔から「3つに分かれた」葉っぱをつけて
秋は紅葉して、やがてハラハラと地面に落ちる…

それをくりかえしてきたのに
突然このヒト、何言ってるの?って(^^;


葉が3つに分かれているのは
何も付かない「フウ」なのだとか。

別名「タイワンフウ」といって
これもよく公園や道路脇の植樹に
使われているのだそうです。

幹の木肌の感じや
ボンボリみたいな実の感じも
それぞれ少し違ってますが…

遠目に紅葉を眺める分には
それほど違わないような気が(私は)します。


「そうか… アメリカ楓じゃあなかったんだ」

昔、金沢の公園で見た記憶と
勝手に結びつけて、シミジミしてた自分が
ハズカシクなりました(^^;


最近は、散歩で見かける草や木の名前も
できれば知りたい、覚えたい。

ネットの写真でしか確かめようがなくても
「名前が判ると、ほんのちょっと
親しくなったような気が(勝手に)する」自分。

でも、勝手に命名したらダメですよね。


考えてみると「アメリカ」フウというからには
アメリカのつかない仲間がある筈。

少なくとも「フウ」に近い名前のものが
あっていい…(これまで考えたことなかった)

今回はその別名が「タイワンフウ」だった訳です(^^)


その後調べてみてわかったのは…

アメリカフウがヨーロッパ(特にドイツとか)で
街路樹、公園樹としてよく利用されるのとは違い
タイワンフウは寒さに多少弱く
日本でも適地は関東以南とのこと。


50年前の金沢のあの寒さには
アメリカフウの方が向いていたのでしょう。

暖かい当地ではタイワンフウの方が
多くて当然…と納得しました。


思い込みの強い自分に呆れて
ひとりで顔を赤く?しましたが…


遠い時間、遠くの地に想いを馳せて
久方ぶりに母の声を思い出しました。

 

 

 

コメント (2)
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