桜とか、イチョウの葉っぱがぜ~んぶ落ちて
風がますます冷たくなって
もう「秋」じゃない・・・って
はっきりわかるようになった頃。
朝目が覚めると、きのうまでとは
「空気が違う!」
顔とか、鼻先とかの「冷たさ」の感じも
もう、全然違ってる。
台所のおばあちゃんか
モリシタさんとかオダさんとかが
「おはよう」って言うまえに教えてくれる。
「雪が降ったよ」
わ、わ、わ~~~きゃ~~
おねえちゃんと競争で着替えて
玄関に飛んでいく。
ふんわりした粉を
うす~く撒いたみたいに
道が白い。
「ほんとだ!!」
おねえちゃんの口からも
アタシの口からも
機関車の白い煙みたいに
「息」が見える。
大急ぎで長靴はいて
雪の上、歩いてみる。
古い小さくなった長靴だと
すべって転んだりするから
気をつけてそぉ~っと歩く。
人がまだ踏んでないとこ探して
足跡つける競争。
あっという間に
道路は足跡だらけになっちゃって・・・
「はよ、ご飯食べてしまい~」
で、シブシブ
おねえちゃんもアタシも家に入る。
ちょっと苦いカブラのおつゆも
湯気がなんだか、いつもより一杯。
早く外に出たくって
タマゴかけごはんも一生懸命食べる。
でも・・・
アタシたちが学校行くときはもう
道路の雪は消えちゃってる。
どうしてなんだろ。
早すぎるよね。
でもでも、屋根とかゴミ箱とかの
蔭になってるとこにだけ
くっきり白く残ってたりするから・・・
おねえちゃんと「雪」探ししながら
走って学校行く。
会う子みんなに
「雪ふったね~」って言うんだよ。
なんだかみんなも嬉しそう。
風がますます冷たくなって
もう「秋」じゃない・・・って
はっきりわかるようになった頃。
朝目が覚めると、きのうまでとは
「空気が違う!」
顔とか、鼻先とかの「冷たさ」の感じも
もう、全然違ってる。
台所のおばあちゃんか
モリシタさんとかオダさんとかが
「おはよう」って言うまえに教えてくれる。
「雪が降ったよ」
わ、わ、わ~~~きゃ~~
おねえちゃんと競争で着替えて
玄関に飛んでいく。
ふんわりした粉を
うす~く撒いたみたいに
道が白い。
「ほんとだ!!」
おねえちゃんの口からも
アタシの口からも
機関車の白い煙みたいに
「息」が見える。
大急ぎで長靴はいて
雪の上、歩いてみる。
古い小さくなった長靴だと
すべって転んだりするから
気をつけてそぉ~っと歩く。
人がまだ踏んでないとこ探して
足跡つける競争。
あっという間に
道路は足跡だらけになっちゃって・・・
「はよ、ご飯食べてしまい~」
で、シブシブ
おねえちゃんもアタシも家に入る。
ちょっと苦いカブラのおつゆも
湯気がなんだか、いつもより一杯。
早く外に出たくって
タマゴかけごはんも一生懸命食べる。
でも・・・
アタシたちが学校行くときはもう
道路の雪は消えちゃってる。
どうしてなんだろ。
早すぎるよね。
でもでも、屋根とかゴミ箱とかの
蔭になってるとこにだけ
くっきり白く残ってたりするから・・・
おねえちゃんと「雪」探ししながら
走って学校行く。
会う子みんなに
「雪ふったね~」って言うんだよ。
なんだかみんなも嬉しそう。