眺めのいい部屋

人、映画、本・・・記憶の小箱の中身を文字に直す作業をしています。

「時」からこぼれ落ちると 

2016-01-01 12:59:45 | 自分のこと

「時」という名の流体を満たした水槽の中を泳ぐ魚。

じっとしてるヤツ、反対向きに泳ぐヤツ。

ふと自分がその中にいないのに気づく。

泳げなくなったんじゃない。気がついたらそんな「流体」の中に自分がいなかっただけだ。

じゃあ、気づいた私はどこにいるんだろう。水槽の中でも外でもなくて・・・


私の生きている「時間」というのは、この世の「時」の流れとは別のものだと思う。

なぜかというと、すぐズレてしまうから。

合っているような気がしているのは、ほんの束の間。

すぐに違う方向に離れていく。





なんだか気恥ずかしいような文章ですが、5年ほど前の不調の時、苦しまぎれに書いた?ようです。自分では覚えていませんでしたが、昔からずっと感じてきたことだったので、その後も消す気にならなかったのかもしれません。

今朝、下書きファイルから偶然発見して・・・5年経っても状況はあんまり変わりないなあと。

昨年末も、丁度こんな感じで家にこもって暮らしました。(現実の「時」の流れから外れてしまったときは、ほとんど本能的に?「世の中」から極力離れようとするのです)

元旦早々、自分のあまりの変わりばえのしなさ加減に呆れてしまって・・・もうそのまま載せることにしました。60代になってもこうなんだから、この先変わるとは思えない。

 でも、昨日の夜(大晦日) あたりから、やっと日常(の時間)に復帰できそうな感じがしています。このままどうぞ、うまく「流れ」にまぎれこめますように。

 

新年早々、つまらないことを書きました。

どうぞ今年が、少しでも平和に近づける年になりますように。苦しんでおられる方々に、何かいいことがありますように。祈ることしか出来なくても、祈らずにはいられない・・・ほんのちょっと正気?に近づいた元旦、そんなことを思っています。

 

 

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