むじな@金沢よろず批評ブログ

台湾、国際情勢、アニメなどについて批評

馬英九訪日で、台湾のテレビ局は抗議運動にクローズアップ

2007-11-25 22:41:49 | 台湾政治
感情的な「反日」で知られる馬英九・中国国民党公認総統候補が11月21日から23日まで日本を訪問した。日本の報道や随行記者の話では、「反日」に対する印象が少しは和らぐことに成功したようだが、台湾の報道や世論の雰囲気では依然「反日」に対する疑念は解けていない。しかもどういうわけか、「統一派」と見られ馬英九に好意的なはずのTVBSや中天も含めた台湾各テレビ局の報道もかなり冷淡。逆に「日本の右翼団体による抗議活動」に焦点を当てていたのが笑えた。民進党寄りの三立や民視も含めて各局は、抗議運動を「右翼団体によるもの」と紹介していたが、特に批判的な調子ではなかった。
特にテレビが興味を持ったのは、抗議活動でのぼりに「支那の男妾」とあったこと、頭にすっぽり「馬」の着ぐるみを被った「馬頭人」が北京語でインタビューに答えている模様だったりした。
(参照:馬英九訪日遭嗆,走到哪嗆到哪!!!
23日夜の民視や三立の討論でも、多くの論者が「支那の男妾」を大々的に取り上げ、「これは日本人の潜在意識として、中国に対する反感と、中国に追随する馬英九への批判を示すもの」と論評していた。

結局、台湾のテレビ局は「面白ければ良い」ということなのか?

逆に言えば、馬英九がそれだけ「つまらない人間」だということだろう。確かに馬英九の日本での発言は、事前の20日に台北市で発表した外交政策綱領とまったく同じで、それを機械のように繰り返していただけだからだ。


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