6日昼総統府付近ではじまった「囲城」行動と時を同じくして、警察による過剰な取締に抗議して、人権と平和を訴える学生たちが、行政院前に集結してすわり込みを始めた。
要求は3点。馬英九と劉兆玄の謝罪、警政署長と国家安全局長の辞任、集会遊行(デモ)法改正。
しかし、抗議をひとつも許容しない反動政権は、7日午後4時47分から6時10分までの間に、警察が「柔性駆離」という、いわゆる「ごぼう抜き」を行う暴挙に出た。ただし、警察は学生たちを台湾大学正門まで送って解放した。この時点の学生は200人あまり。(なぜ、台湾大学正門?よくわからん行動だが、まあ警察としても、相手が学生だし、申請していない以外に違法行動もないので、処置に困って、なるべく穏便に済ませたのだろうか)
その後学生たちは、事前に申し合わせ、公告していたように、場所を自由広場に移して7日夜から座りこみをおこなっている。途中8日昼前からは寒気も入り、大雨も降っているが、学生たちの行動は続いている。入れ替わりもあるから総計では800人くらいはいるだろうが、常時いるのは100人強だ。
新竹市、台中市、彰化、台南市、高雄市でも、これに呼応した大学生らが数十人規模で座り込みを始めている。
ブログ http://action1106.blogspot.com/ ; http://1106protestcast.com
ライブ http://live.yahoo.com/wenli
台南のライブ http://live.yahoo.com/tainandirect
報道 苦勞網(左派系社会運動を網羅) http://www.coolloud.org.tw/ ; http://blackbeartw.pixnet.net/blog/post/21963907
人数的にはちょっとさびしい。しかし、これは時期的な問題もある。
というのも、週明けは多くの大学で中間テストの時期である。1990年3月にあった「野百合運動」は2週間前後にわたって、常時数千人の学生が座り込みを行ったが、それは春休みかあるいは学期初めで比較的に時間に余裕がある時期だったので、比較にならない。
だから、この運動も週明けて金曜までが山場である。これを乗りきれば、さらに多くの参加者が見込まれるだろう。
そもそも、1996年以降、抗議行動が最大限に許容されてきた台湾社会において、しかも純粋な学生という階層が行っている平和的抗議行動に対して、警察が排除行動に出たのは、市民社会の反発を呼び起こすにあまりあるものがあるのだ。
また、学生たちが指摘している現行集会デモ法の悪法性をいみじくも証明してしまった。
台湾の現行集会デモ法は、韓国の同類の法律と同じく、権威主義時代に作られたものが、そのまま残っており、警察による許可制となっていたり、主要政府機関や外国公館付近での集会デモを禁ずるなど、きわめて権威主義的な色彩の法律である。
学生の抗議に対して、明らかに中国人特権層という顔をしている国民党支持者の間には心無い罵倒を投げつけるものがいる。「合法的なものか」「通行の邪魔だ」など。自らが2006年に赤シャツ隊で道路を不法占拠してきたことを棚に上げて。法そのものがおかしいという運動で、しかもそもそも警察が許容しようとしなかったことに対する抗議に合法も何もないだろう。
しかも学生を支持する民衆に反論されると「われわれも言論の自由がある」と開き直る始末だ。他人の言論の自由を攻撃、妨害しようとして自らを自由だというのも、自由の意味を知らない反動分子の特徴だ。
自分と意見の異なる人間の行動にいちいち食ってかかるのは自由ではなく、単なる頑迷なだけである。
台湾が本当の意味での民主主義社会になるのは、いつの日であろうか。
6日午後11時30分過ぎ、行政院前、座り込み
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7日午後3時20分過ぎ、行政院前、笠をかぶって座り込み
7日午後3日20分過ぎ、行政院前、警察側が「行為違法」の警告
7日午後3時20分過ぎ、行政院前、学生側が「警察違法」の指摘
7日午後10時50分過ぎ、自由広場に移って
8日午後4時40分過ぎ、自由広場、雨の中、「戒厳令の雰囲気をを再び感じる」
要求は3点。馬英九と劉兆玄の謝罪、警政署長と国家安全局長の辞任、集会遊行(デモ)法改正。
しかし、抗議をひとつも許容しない反動政権は、7日午後4時47分から6時10分までの間に、警察が「柔性駆離」という、いわゆる「ごぼう抜き」を行う暴挙に出た。ただし、警察は学生たちを台湾大学正門まで送って解放した。この時点の学生は200人あまり。(なぜ、台湾大学正門?よくわからん行動だが、まあ警察としても、相手が学生だし、申請していない以外に違法行動もないので、処置に困って、なるべく穏便に済ませたのだろうか)
その後学生たちは、事前に申し合わせ、公告していたように、場所を自由広場に移して7日夜から座りこみをおこなっている。途中8日昼前からは寒気も入り、大雨も降っているが、学生たちの行動は続いている。入れ替わりもあるから総計では800人くらいはいるだろうが、常時いるのは100人強だ。
新竹市、台中市、彰化、台南市、高雄市でも、これに呼応した大学生らが数十人規模で座り込みを始めている。
ブログ http://action1106.blogspot.com/ ; http://1106protestcast.com
ライブ http://live.yahoo.com/wenli
台南のライブ http://live.yahoo.com/tainandirect
報道 苦勞網(左派系社会運動を網羅) http://www.coolloud.org.tw/ ; http://blackbeartw.pixnet.net/blog/post/21963907
人数的にはちょっとさびしい。しかし、これは時期的な問題もある。
というのも、週明けは多くの大学で中間テストの時期である。1990年3月にあった「野百合運動」は2週間前後にわたって、常時数千人の学生が座り込みを行ったが、それは春休みかあるいは学期初めで比較的に時間に余裕がある時期だったので、比較にならない。
だから、この運動も週明けて金曜までが山場である。これを乗りきれば、さらに多くの参加者が見込まれるだろう。
そもそも、1996年以降、抗議行動が最大限に許容されてきた台湾社会において、しかも純粋な学生という階層が行っている平和的抗議行動に対して、警察が排除行動に出たのは、市民社会の反発を呼び起こすにあまりあるものがあるのだ。
また、学生たちが指摘している現行集会デモ法の悪法性をいみじくも証明してしまった。
台湾の現行集会デモ法は、韓国の同類の法律と同じく、権威主義時代に作られたものが、そのまま残っており、警察による許可制となっていたり、主要政府機関や外国公館付近での集会デモを禁ずるなど、きわめて権威主義的な色彩の法律である。
学生の抗議に対して、明らかに中国人特権層という顔をしている国民党支持者の間には心無い罵倒を投げつけるものがいる。「合法的なものか」「通行の邪魔だ」など。自らが2006年に赤シャツ隊で道路を不法占拠してきたことを棚に上げて。法そのものがおかしいという運動で、しかもそもそも警察が許容しようとしなかったことに対する抗議に合法も何もないだろう。
しかも学生を支持する民衆に反論されると「われわれも言論の自由がある」と開き直る始末だ。他人の言論の自由を攻撃、妨害しようとして自らを自由だというのも、自由の意味を知らない反動分子の特徴だ。
自分と意見の異なる人間の行動にいちいち食ってかかるのは自由ではなく、単なる頑迷なだけである。
台湾が本当の意味での民主主義社会になるのは、いつの日であろうか。
6日午後11時30分過ぎ、行政院前、座り込み
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7日午後3時20分過ぎ、行政院前、笠をかぶって座り込み
7日午後3日20分過ぎ、行政院前、警察側が「行為違法」の警告
7日午後3時20分過ぎ、行政院前、学生側が「警察違法」の指摘
7日午後10時50分過ぎ、自由広場に移って
8日午後4時40分過ぎ、自由広場、雨の中、「戒厳令の雰囲気をを再び感じる」