チョロ松さん、大往生。

　（昨日熊本で２９才で亡くなった初代チョロ
　　松のお別れ会）
ぼくは、この有名猿は知らないけど、ちらっと
テレビで見たよ。
にんげんなら１００才。ワンちゃんなら20才。
（ウォークマンのメイソウから２０年静かに
消えていく）
「ソニーの今を象徴するようだね」
とカメラおじさん。
「第二、第三のチョロ松が出ないのは、企業病
だね・・チョロ松のメイソウとソニーのウォー
クマンと画期的で輝いてたよね。」
メイソウってそんなにピカイチのいい売り物を
出すんだ。
どうか次に本当にビッグな売り物が出たら、
メイソウめんちゃんを使ってください。
うううう・・・ん

ぼくの妹

　カッパ姉ちゃんが仕事が忙しくなって、
なかなか昼間長いお散歩に連れて行ってもらえず、
少し寂しいなあと思っていたところに、
カッパさんからのプレゼント。
「今度は、似てるでしょ。」
確かにぼくは、すぐに気に入ったよ。
やっとぼくに似たぼくの妹が出来た。
お兄ちゃんがいろいろ遊び教えてやるからね。
部屋中を連れ回していたら、
カッパさんが腰に手をやって、
「妹の耳かじるもんじゃないっ! 」
ぼく、思いっきり怒られたよ。

二子玉園跡/犬たま猫たま、無くなる。

　ひとつの街には、ひとつやふたつの動物園や
遊園地があったものです。
そういう場所にはよく遠足や社会見学などで誰
でも一度は訪れたことがあると想う。
初めて乗ったゴーカード。初めて乗った観覧者。
初めて見たライオン・・・
　先日二子玉川に行ったら、高島屋が新しく
なっていて成城コンティ風に洒落たショッピン
グモールに変身していた。
ところがその駅の反対側に行くと、東急ハンズ
は無くなり、何よりも二子玉川園あとのペット
ランドの門が堅く閉じられていたのには驚いた。　
　東京の多摩川辺りに昔二子玉川園という
遊園地があった。
東京ディズニーランドが浦安に出来て、みる
みる斜陽になってついになくなってしまった。
そして細々とその跡地が犬たま猫たまという
ペットランドになった。
二子玉川の駅からすぐで結構大掛かりで賑わ
っていたけど、去年の年末についに閉園。
ここに何もなくなってしまった。
メリーゴーランドもスケート場も映画館も
動物ランドも園の入り口にあった
大衆食堂もみんな今は消えてしまった。
今の子供は、いきなりミッキーやドナルド
ダックがその代わりをしている
のだろうか。

遅いお年玉

新しい鞄。
　ぼくの散歩かばんが新しくなったよ。
これだったら、底がしっかりしているからバスに
乗せられても、階段をのぼるときでも中で揺れて
ぐちゃぐちゃにならなくていい。
　今日は、外に出てもなかなかかばんから出たく
なかったよ。
??? 寒いからじゃないんだよ。
もう少し新品のかばんの余韻にひたりたかった
だけなんだ。
「ほらほら、新しい靴を買ってもらった小学生じゃ
ないんだから早く出なよ。嬉しくて家の中から靴履
いて登校する子供と一緒だな。」
ぼくは、しぶしぶ出たよ。

おもいで特急

通り過ぎる風景。
急ぐひと。
座り込むひと。
何かをのぞみ、生きいている。
沈黙と叫びー、
あの頃は、あれで精一杯だった。
できることとできないこと。
一緒にいられたのは、後で考えるとホンのわずか。
でも精一杯だったから、涙の跡も想い出になる。
列車が駆け抜けるように、
子供時代は、走り去っていく。

ドジは、どっち?

　カメラおじさんとぼくは、毛布を洗いに近くのコイン
ランドリーに初めて行ったよ。
洗濯して30分。その間お散歩。
「なんだか学生時代に返ったみたいだな」
なんておじさん、上機嫌。
「『Wの悲劇』って映画でT シャツの袖に折り曲げて
入れていたタバコを取り出して世良公則が、コインラン
ドリーで一服して待ってると薬師丸が恥ずかしそう
にやってくる・・・・」
ひとりでしゃべったってぼくは、そんな映画のこと
知らないんだから。
で、いざ今度は乾燥機の下の方に毛布を入れて、200円
おじさんが入れたよ。
そして乾燥開始のボタンを押したら、急に叫んだんだ。
「そんな、バカな。ウソ!」
回り出したのは、上のドラムで空のままぐるぐる・・・
毛布の入った下のドラムは、
じっとぼくらを見つめているだけ。
おじさん、ボタンを押し間違えんだよ。
「コイン投入口がひとつでこのボタンわかりにくいよ。」
「なんで?こんな変な矢印じゃわかんないよ・・・」
扉も開かないしどこを押しても、もう止まらない。
ガランガラン・・コン
ドジは、どっちだ。

結局カメラおじさんもう200円入れて下のドラムを
回したよ。
又20分の散歩。今度はおじさん、無口。
並んで歩きながら、おじさんの頭の上で空のドラムの
中で透明な200円玉がくるくる音もなく廻っているのが
見えたよ。
　

アンジェラ・アキ

Ｈｏｍｅというアルバムを買いました。
去年シングルのＨｏｍｅがヒットしてからずっと気に
なってたんです。
アルバム聴いたら他の曲も良かった、これは当たり！
ピアノの弾き語りでメロディーが圧倒的にきれい！
本人がハーフのせいか洋楽っぽい、スケールの大きさ
を感じます。(^_-)☆
Ｈｏｍｅのサビ部分♪寂しさが染み付いた夢の無い夜
には ふるさとを呼んでいる…♪
というフレーズを聴くと何故か私は涙が出ます。

獅子舞

　もうぼくが気が小さくて、オクビョウだあ、
ということはこんなささやかな日記に何度も書いて
いるので今さら言うまでもないけれど本当にそれは、
もう情けないくらい。
　昨日駅の近くのお菓子屋さんの前を通っていて、
赤い顔の変な奴が急に伸びたり、ちぢんだり動いたんだ。
ワンワンワン、ワンワン、ワンワンワンワン・・・
店の人も、歩く人も電線に止まっていたカラスも
びっくりしてぼくのことを見たよ。
よくみんなあの獅子舞とかいう奴をかわいいとか言って
触って行くよ。
しかもおじさんの話だとあいつの本物がいて大きくて
街を自由に歩き回るんだって言うじゃない。
そんな怖いことってあるの・・・・・
　それからようやく夕方家に帰ったら、玄関の正月飾り
がとれていたよ。
おじさんは、ぼくを抱き上げて、
「正月が終わったから、明日は獅子舞くんもういないよ」
とぼくの頭をせつなく撫でてくれた。

新しい夜明け

　正月休みは、今年は飛び石で長い。
オセチに年賀状とあっという間に過ぎて
むかしのものを引っぱり出してきて
感慨にふけるのもあり。
　カッパさんの父から手渡された古い8ミリフィルム
は、シングル8のもう一つ古い規格の映写機でないと
映せないものだったが、なぜか我が家にそんなものが
あり、カッパさんの生まれる前の母の生きて動いてい
る姿を見ることができた。
若い男女が恋愛に落ちて結婚に至るまで記録ー
フィルムは、カタカタ回って・・・
時間というモーターは今もそれからぼくたちのあとも
想い出の光と影を放ちながら回り続けていく。
想い出すひとがいる限りあなたは光の中で生きている。
☆　　　　☆　　　　☆
そして今日から新しい一日が始まる。

冬支度

　どういう訳か昨日の夜は、紅茶をのんで興奮がとまら
なかった時みたいに夜中眠れず、部屋から部屋へ走り回り、
新聞やさんがゴトンと朝刊を入れる音を聞いて眠りに
ついたよ。
　すると今日は、朝から嵐のような雨。
これかア。寝付きのわるかったのは・・・・
おかげで朝も午後もウトウトと、
誰もいない部屋で寝づくろい。
置いてあった毛布を掘り掘りしてうまく穴を開け寝床
をつくって、まーるくなって冬眠したよ。
神戸の山の中で冬眠して助かったにんげんのように。
ぐっすり!

チワワの偽物と本物

　カッパ姉ちゃんがコンビニで売っていたというチワワの
縫ぐるみを買って来たよ。
ぼくは、どう見てもクマの縫ぐるみしか見えないんたぶけど
うん、うん、とカッパさんも頷いている。
「これはないよねえ!」
なんて自分で買ったくせに言ってるんだもの。
「ただこれをどこかの国でクマのおもちゃとして大量に
つくって大量に余っちゃったとしたら、次の年はワンちゃん
ブームとに乗っかって流行りのプードルだとバレるので
チワワにしとこうと安くさばいた。おまけにヨン様風に
マフラーでもしとけば女の子が買うんじゃないか・・
なんていう安易な商魂じやないか」
　とカメラおじさんの推理。
ぼくは、どっちにしてもチワワの身としてそんな露骨な
偽物を売られるといい気はしないよ。
「でもこれで口なおし」とカッバさんが袋から出して
ペロリとなめたものは本物みたいでぼくもなめたかったよ。
お菓子やさんのつくったチョコチワワ。

世田谷区民写真展

　　　　　　　　　　　　　　　　　あ、春

　　世田谷区民写真展、開催。
　期間：１／４～１／１４（日）ただし９日は休み。
　時間：１０：００～１８：００（最終日１６：００まで）　
　場所：世田谷美術館・１階ギャラリー　　こちらがセタビのホームページ

カメラおじさんの写真が今年は、入選のみですが、
展示していますので砧公園に近い方は、広々として
気持ちいいので散歩のついでどうぞ。
又、世田谷美術館では、田園交響楽というタイトル
で山口薫、熊谷守一などの絵の展示をやっている
のでそちらだけでも楽しめると思います。
　　　
　　

いやいや温泉

　ぼくは、ひとりになりたいときは風呂場に行って
冷たい床で顎つけて寝ちゃうんだけど、お風呂に入る
のは別。好きじゃないよ。
　びしょびしょにされ、目には泡が入るし、ゴシゴシ
体をこすられ、おまけに肛門せんまでキュイイイって
しぼられ男子のめんもく丸つぶれ。
そして何よりも濡れた毛を乾かすまでこすりつけたり
してすっかり疲れていつも寝ちゃうよ。
　それでも目がさめると、結構気持ちがいいもんだよ。
さっぱりして新しい自分になったようで・・・・
目をこすりながら窓の外をみると、
もうにんげんの正月とかいう空気が薄らいで新しい年
が流れる雲といっしょに動いていたよ。

植田正治への憧憬

　植田正治への憧憬←クリックすると動画見られます。
いま1月14日まで六本木ヒルズの森タワー52Fの
ギャラリーで「福山雅治PHOTOSTAGE-記憶の箱庭」
という写真展をやっています。
この中に植田正治という鳥取に住みつづけた
写真家へのオマージュがあり、特に晩年は
福山雅治との交流が有名だった。
　彼ほどひとに想像力をかき立てる写真家はいない。
戦前から鳥取県で写真屋をやりながら、砂丘で
創作写真を撮り続け戦後は広告などプロの仕事を
しながらも鳥取を離れず、アマチュア写真家だと
言い続けた。
フランスで文化勲章を貰った世界的な写真家になっても。
六本木に寄ることがあったら是非覗いてみてください。
　場所:森アーツセンターギャラリー
(ヒルズ展望台の下の階です)

元旦ゆきちゃんと初対面

　 カッパ姉ちゃんのパパ家でオセチを食べてたら、
ぶるるんと車が停まる音がして、カメラおじさんの弟のヒゲおじさんが
1才のワンちやんのゆきちゃんをつれてやって来たよ。
　初めて会ったら、11キロの柴Mixであまりに野性的な女の子でびっくり。
ぼくの2倍以上あるし、ついつい怖くてワンワン吠えちゃったよ。
せっかく丹沢近くから車に弱いゆきちゃんが無理してやって来たというのに。
面目ないっス。
　ゆきちゃんは、車に乗ると酔って吐くのでヒゲおじさんの車の荷台では
樽に入れられていたよ。
絵を描いたり彫刻を作ったりするヒゲおじさんはゴウカイだとカメラおじさんは
笑ってたよ。
純朴娘のゆきちゃん、ごめんな。今度は少し長く遊んで仲良くなるけんっ。
ゆきちゃんはうれしょん!