去年暮れの東急文化村であった「アンドリュー・ワイエス展」
を見に行ったばかりだったので、昨日の死の報せに
驚きました。
91才。1917年生まれだから立派な長生きでした。
画家は、中川一政さんみたいに長生きする人が多い。
手先を使うのがいいのでしょうか。
さて、展覧会で実物のワイエスを見た感想としては
タッチが固く細かい。
だから寒風の荒野や麦畑だとその冷たさが伝わってくる。
写実を極めると、最後は骨になる、
という印象を受けた。
これを逆に言うと骨からものの形を創造していく過程が
ワイエスの画業だったのかなと思う。
クリスチーナとヘルガの有名な連作も
実物の対象とは別にワイエスがドラマをつくっていた
ように見えるのです。
つまり足の不自由な彼女をデッサンで骨まで解体して
再構築するときには、彼女の強い意志というテーマとは
別に丘の上の家へのせつない郷愁というドラマを
感じてしまう。
これはやはりワイエスの作劇だったような気がします。
ここにあるアーリー・アメリカンの風景も絶品でまた
画集を本屋でも図書館でも見られるといいと思います。
を見に行ったばかりだったので、昨日の死の報せに
驚きました。
91才。1917年生まれだから立派な長生きでした。
画家は、中川一政さんみたいに長生きする人が多い。
手先を使うのがいいのでしょうか。
さて、展覧会で実物のワイエスを見た感想としては
タッチが固く細かい。
だから寒風の荒野や麦畑だとその冷たさが伝わってくる。
写実を極めると、最後は骨になる、
という印象を受けた。
これを逆に言うと骨からものの形を創造していく過程が
ワイエスの画業だったのかなと思う。
クリスチーナとヘルガの有名な連作も
実物の対象とは別にワイエスがドラマをつくっていた
ように見えるのです。
つまり足の不自由な彼女をデッサンで骨まで解体して
再構築するときには、彼女の強い意志というテーマとは
別に丘の上の家へのせつない郷愁というドラマを
感じてしまう。
これはやはりワイエスの作劇だったような気がします。
ここにあるアーリー・アメリカンの風景も絶品でまた
画集を本屋でも図書館でも見られるといいと思います。
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