9月17日。「ウメ子死す」ニュース
小田原城址公園の最高齢ゾウ「ウメ子」死んだ。
人間だと100歳だったそうだ。
ところで最近読んだ本で江戸時代に象が最初に来た話があった。
川添裕著「見せ物探偵が行く」(晶文社)。
享保14年(1729年)にベトナムから来たオスの象が
長崎から江戸に出発して70日かけて江戸に入った。
当時の将軍吉宗の要望だった。
諸国を旅する象の一行は、各地でさぞ珍しがられただろう。
江戸では浜御殿で飼育した。今の浜離宮。
200両のえさ代に窮して将軍はすぐに飽きたそうで
翌年には貰い手を探したがいなかったらしい。
面白いのが2年後中野村の百姓3名が象の糞を貰いに来て
疱瘡の薬にして「象洞」という名で売り出した。
当然成功しなかったそうだ。
そして寛保元年(1741年)中野村へ移って翌年の12月に
喉を詰まらせて亡くなった。
享年21才だった。
まだ若かった。このベトナムから来た象の眼には、
当時の日本はどう映ったのだろうか。
小田原城址公園の最高齢ゾウ「ウメ子」死んだ。
人間だと100歳だったそうだ。
ところで最近読んだ本で江戸時代に象が最初に来た話があった。
川添裕著「見せ物探偵が行く」(晶文社)。
享保14年(1729年)にベトナムから来たオスの象が
長崎から江戸に出発して70日かけて江戸に入った。
当時の将軍吉宗の要望だった。
諸国を旅する象の一行は、各地でさぞ珍しがられただろう。
江戸では浜御殿で飼育した。今の浜離宮。
200両のえさ代に窮して将軍はすぐに飽きたそうで
翌年には貰い手を探したがいなかったらしい。
面白いのが2年後中野村の百姓3名が象の糞を貰いに来て
疱瘡の薬にして「象洞」という名で売り出した。
当然成功しなかったそうだ。
そして寛保元年(1741年)中野村へ移って翌年の12月に
喉を詰まらせて亡くなった。
享年21才だった。
まだ若かった。このベトナムから来た象の眼には、
当時の日本はどう映ったのだろうか。