MrHARAKIRIのホビーと雑記の日々

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児童ポルノ禁止法改正が成立してしまう・・・

2009-07-02 22:03:17 | ニュース

こんばんは。ショッキングなニュースが出ましたね。児童ポルノ禁止法改正が自民、民主共に協議を行なった上で、今国会で成立する可能性が高くなってしまいました(解散総選挙の日程がどうなるかわからないので、微妙なところではあるのですが)。

具体的なデータはなく、定義も曖昧、議論も、うすっぺらなところばかりで、肝心なところは何一つされていない(そもそも、規制賛成派しか参考人として呼ばれていないとは、どういう事なのか?それは、自民、民主共、”規制ありき”で審議しているから)というのに、こんな、児童ポルノ禁止を名目とした、第二の治安維持法(なぜなのかといえば、定義が曖昧すぎて、いくらでも拡大解釈が可能なため)のごときトンデモ法案が通ってしまう可能性が高くなったとは・・・。自民の「単純所持」にしても、民主の「取得罪」にしても、肝心のところが曖昧すぎて、数々の冤罪を産む原因になる事は明白(海外では、自分の娘の水着姿が写った写真を持っていただけで有罪だったというのもあるらしい)。
「普通に暮らす一般人の自分には関係ない」と思っている人たちは、もし、成立したら、これが、あらゆる表現への規制の始まりだったと記憶しておいて欲しいですね。対岸の火事とみていると、ドンドン規制がきつくなり、いずれ、自分たちの生活をおびやかすようになりますから。拡大解釈もあるでしょうし、未成年者への性犯罪や類似事件が起こるたびに規制を強め(規制賛成派は、規制自体に効果がないと知っても、責任回避や権限拡大のために、決して非を認めず、逆に「規制が足りない」といって、どんどん強める事は目に見えている)、いつの間にか、児童ポルノに限らず、あらゆるものが規制されている世の中の出来上がりですよ。無論、数年単位では変わらないかもしれない、しかし、十年単位でみたら、必ず変わっているはずです。
もう一度言います。これはきっかけに過ぎず、ここをとっかかりに、今後、表現に対して、どんどん規制する幅が広がるでしょう。そして、自分達に影響が出ていることの気がついた時、何の裏づけ(データや、それに基づく議論)も見ず、考えず、ただただ「気持ち悪い」とか、児童ポルノ輸出大国だとか、国際的批判が強くなって~みたいな虚偽に踊らされた挙句、よく考えない”無責任な”正義感で、賛成した人達は、死ぬほど後悔して下さい。法律は、一度成立すると、簡単には変えられないし、そのときになって後悔しても遅いのです。

とりあえず私自身は、こんな無責任かつ、トンデモな法案を成立させようとする自民、民主には、次回の選挙以降、一切、投票しません。