ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1986年12月13日付 ブルース・ホーンズビー・アンド・ザ・レインジ Bruce Hornsby and The Range - The Way It Is

2022-12-11 20:16:24 | 1986年ビルボードTop40
1986年12月13日付ビルボード All American Top40、この週も1位の交代がありました、4位から上がっての1位はBruce Hornsby & The Rangeの"The Way It Is"。Bruce Hornsby and the Rangeですが、デビューアルバムからのファーストシングルは、Top40ヒットにはならず、セカンドシングルのこの曲が初のTop40ヒットで、もちろん初めてのNo.1です。

2位は5位からアップ、The Banglesの"Walk Like an Egyptian"。The Banglesの初のヒット"Manic Monday"が最高位2位を記録、続く"If She Knew What She Wants"は29位止まりでしたが、この曲が3曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop3ヒットとなりました。

3位は前週と変わらず、Huey Lewis & The Newsの"Hip To Be Square"。Huey Lewis & The Newsですが、最高位7位の初のTop40ヒット"Do You Believe in Love"以来、この曲で通算10曲目のTop40ヒット、そのうち8曲がTop10入り、1985年の"The Power of Love"、この曲の前のシングル"Stuck with You"の2曲のNo.1ヒットを含め、この曲で3曲目のTop3ヒットです。

4位は1週のみの1位からダウン、Peter Cetera with Amy Grantの"The Next Time I Fall"。Peter Ceteraですが、もちろんChicagoのオリジナルメンバーで、メインボーカリスト。この前年の85年にバンドを抜けてソロ活動を開始、ソロ初めてのヒット"Glory of Love"がNo.1を獲得、この曲がなんと2曲連続のNo.1となりました。そしてAmy Grantですが、デビューは70年代後半ですが、初めてのTop40ヒットが85年の最高位29位の"Find a Way"。この曲が2曲目のTop40ヒットでもちろん初めてのNo.1です。

5位は7位からアップ、Wang Chungの"Everybody Have Fun Tonight"。Wang Chungですが、デビューアルバムはヒットしませんでしたが、セカンドアルバムから、"Dance Hall Days"が1984年に最高位16位を記録するなど2曲のTop40ヒット、この曲が3枚目のアルバムからのシングルカットで、3曲目のTop40ヒット、初めてのTop5ヒットです。

この週初めての1位はBruce Hornsby & The Rangeの"The Way It Is"。1位はこの週の1週のみ。年間チャートは1987年の第8位。1位は1週のみでしたが、Hot100には22週、Top40には15週間滞在するロングヒット、年間チャートもTop10以内に入る大ヒットでした。

Bruce Hornsby & The Rangeですが、Bruce Hornsbyをリーダーとするバンド、Bruce Hornsbyですが、アメリカバージニア州出身のシンガーソングライターで、ピアニスト。ロックはもちろん、ジャズやクラシック、ブルース、カントリーなど、様々な音楽分野で、スタジオミュージシャンとして音楽活動を開始します。

1984年に、元Ambrosia メンバーのJoe Puertaなどと、Bruce Hornsby & The Rangeを結成、当時大人気で、この週も"Hip To Be Square"が3位に入っていますが、ヒューイ・ルイスに見いだされ、レコード会社と契約、ファーストアルバムのレコーディングが始まった、ということのようです。

そのファーストアルバム『The Way It Is』を1986年にリリース。このアルバムのプロデューサーは、Bruce Hornsby、Elliot Scheinerに、Huey Lewisも何曲か、プロデューサーとして参加しています。Huey Lewisは、1曲だけですが、バックボーカルとハーモニカで、このアルバムに参加しています。

このアルバムからは、まずは"Every Little Kiss"がファーストシングルとして発売されますが、この曲はたいしたヒットにはならず、最高位72位で終わります。
そしてセカンドシングルがこの曲"The Way It Is"、初の大ヒット、No.1を記録しました。

"The Way It Is"の作者は、もちろんBruce Hornsby自身。優しい穏やかな曲ですが、イントロからBruce Hornsbyのピアノで始まり、曲全体でBruce Hornsbyのピアノが流れ、さらに、2回のピアノソロも入ります。ピアノロックの名曲といっていいでしょう。

Bruce Hornsbyですが、「The Range」で3枚のアルバムを出した後、Grateful Deadとの活動や、ソロでのレコーディング、さらには、他のアーチストのレコーディングに参加するなど、今でも活動を続けています。


今週 先週 song / artist
1 4 THE WAY IT IS / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
2 5 WALK LIKE AN EGYPTIAN / BANGLES
3 3 HIP TO BE SQUARE / HUEY LEWIS & THE NEWS
4 1 THE NEXT TIME I FALL / PETER CETERA WITH AMY GRANT
5 7 EVERYBODY HAVE FUN TONIGHT / WANG CHUNG
6 2 YOU GIVE LOVE A BAD NAME / BON JOVI
7 10 TO BE A LOVER / BILLY IDOL
8 11 NOTORIOUS / DURAN DURAN
9 15 SHAKE YOU DOWN / GREGORY ABBOTT
10 13 STAND BY ME / BEN E. KING
11 9 LOVE WILL CONQUER ALL / LIONEL RICHIE
12 6 WORD UP / CAMEO
13 16 DON'T GET ME WRONG / PRETENDERS
14 17 C'EST LA VIE / ROBBIE NEVIL
15 20 WAR / BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND
16 8 HUMAN / HUMAN LEAGUE
17 21 CONTROL / JANET JACKSON
18 23 IS THIS LOVE / SURVIVOR
19 22 YOU KNOW I LOVE YOU DON'T YOU? / HOWARD JONES
20 26 LAND OF CONFUSION / GENESIS
21 28 VICTORY / KOOL & THE GANG
22 12 TRUE BLUE / MADONNA
23 27 LOVE IS FOREVER / BILLY OCEAN
24 14 AMANDA / BOSTON
25 19 LIVE AND DIE / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
26 30 THE FUTURE'S SO BRIGHT / TIMBUK 3
27 25 WILD WILD LIFE / TALKING HEADS
28 31 SOMEDAY / GLASS TIGER
29 18 TAKE ME HOME TONIGHT / EDDIE MONEY
30 34 ALL I WANTED / KANSAS
31 35 YOU BE ILLIN' / RUN-D.M.C.
32 38 AT THIS MOMENT / BILLY VERA & THE BEATERS
33 24 I'LL BE OVER YOU / TOTO
34 37 COMING AROUND AGAIN / CARLY SIMON
35 33 FOOLISH PRIDE / DARYL HALL
36 40 GOLDMINE / POINTER SISTERS
37 39 FOR TONIGHT / NANCY MARTINEZ
38 51 OPEN YOUR HEART / MADONNA
39 42 FALLING IN LOVE / MIAMI SOUND MACHINE
40 52 CHANGE OF HEART / CYNDI LAUPER
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TOTO Toto - I'll Be Over You(1986年の洋楽 Part48)

2022-12-08 20:26:35 | '86年洋楽
1986年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart48は、TOTOの”I'll Be Over You”。最高位は11月22日付の第11位。年間チャートは99位、1986年のギリギリTop100に滑り込みました。

TOTOですが、1977年にロサンゼルスで結成されたアメリカンロックバンド。
ボズ・スキャッグスのバックバンドで有名になりましたが、デヴィッド・ペイチ、ジェフ・ポーカロ、スティーヴ・ルカサー、ボビー・キンボール、スティーヴ・ポーカロ、デヴィッド・ハンゲイトと、バンド活動だけでなく、様々なミュージシャンのレコーディングに参加する、凄腕セッションミュージシャンが集結して結成されたバンドです。

バンド名のTOTOですが、日本のトイレメーカーTOTOが由来、との情報も一時流れましたが、結局それは間違い、確かな名前の由来ははっきりされていないようです。

そのTOTOですが、ファーストアルバム『TOTO』からのファーストシングルが"Hold the Line"、この曲は今聞いても新鮮ないい曲でしたが、いきなり最高位5位を記録する大ヒット。ファーストアルバムも最高位9位を記録する大ヒットアルバムとなります。

1981年のサードアルバムの『Turn Back』が、シングル・アルバムともヒットせず、心配しましたが、1982年にリリースした4枚目のアルバム『TOTO IV〜聖なる剣〜』が、バンドで最もヒットしたアルバムとなり、アルバムチャートでは最高位4位、年間チャートでも2年にわたってチャートインするロングヒットアルバムとなります。
シングルでも、"Rosanna"が最高位2位、そしてこのアルバムからの3枚目のシングル"Africa"で、ついにシングルNo.1を記録しました。

この曲"I'll Be Over You"ですが、バンド6枚目のアルバム『Fahrenheit』からのファーストシングル。この曲のリードボーカルはSteve Lukather。実はこのアルバムから、ボーカルがJoseph Williams、このひとつ前のアルバムからは、ベースがMike Porcaroに代わっていますが、この曲のボーカルはギターのSteve Lukatherが務めています。Steve Lukatherは最高位2位の"Rosanna"、10位の"I Won't Hold You Back"も、リードボーカルをとっています。抑え気味のボーカルが、この曲のような穏やかな曲にぴったりです。

曲の作者はSteve LukatherとRandy Goodrum。Randy Goodrumは、私のブログにも登場済みの人気ソングライターです。Steve Perryの"Oh Sherrie"や、Anne MurrayのNo.1ヒット"You Needed Me"、Michael Johnsonの名曲"Bluer Than Blue"など、AOR系の素晴らしい曲を書いた人です。

この"I'll Be Over You"ですが、皆さん気が付きましたか。バックボーカルにMichael McDonaldが参加しています。MVにもちゃんと出演していますね。


この曲ですが、Steve Lukatherが書いた曲だけあって、特にライブでは、ギター演奏が実にかっこいい曲でした。ライブ動画もありましたので、是非聞いてみてください。
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ビルボード 全米 Top40 1986年12月6日付 ピーター・セテラ エイミー・グラント Peter Cetera with Amy Grant - The Next Time I Fall

2022-12-04 22:36:40 | 1986年ビルボードTop40
1986年12月6日付ビルボード All American Top40、この週も1位の交代がありました、4位から上がっての1位はPeter Cetera with Amy Grantの"The Next Time I Fall"。Peter Ceteraですが、もちろんChicagoのオリジナルメンバーで、メインボーカリスト。この前年の85年にバンドを抜けてソロ活動を開始、ソロ初めてのヒット"Glory of Love"がNo.1を獲得、この曲がなんと2曲連続のNo.1となりました。そしてAmy Grantですが、デビューは70年代後半ですが、初めてのTop40ヒットが85年の最高位29位の"Find a Way"。この曲が2曲目のTop40ヒットでもちろん初めてのNo.1です。

2位は1週のみの1位からダウン、Bon Joviの"You Give Love A Bad Name "。Bon Joviですが、ファーストアルバムからの初めてのシングル"Runaway"が、1984年に最高位39位となんとかTop40入りしましたが、その後のシングルはTop40には入りませんでした。この曲が2曲目のTop40ヒットで、もちろん初めてのNo.1獲得です。

3位は5位からアップ、Huey Lewis & The Newsの"Hip To Be Square"。Huey Lewis & The Newsですが、最高位7位の初のTop40ヒット"Do You Believe in Love"以来、この曲で通算10曲目のTop40ヒット、そのうち8曲がTop10入り、1985年の"The Power of Love"、この曲の前のシングル"Stuck with You"の2曲のNo.1ヒットを含め、この曲で3曲目のTop3ヒットです。

4位は8位からアップ、Bruce Hornsby & The Rangeの"The Way It Is"。Bruce Hornsby and the Rangeですが、デビューアルバムからのファーストシングルは、Top40ヒットにはならず、セカンドシングルのこの曲が初のTop40ヒットで、4位まで上がってきました。

5位は10位からジャンプアップ、The Banglesの"Walk Like an Egyptian"。The Banglesの初のヒット"Manic Monday"が最高位2位を記録、続く"If She Knew What She Wants"は29位止まりでしたが、この曲で3曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop5ヒットとなりました。

この週1位はPeter Cetera with Amy Grantの"The Next Time I Fall"。1位はこの1週のみ。1987年の年間チャートで28位。2週間の1位、1986年の年間14位の"Glory of Love"に続く大ヒットになりました。

Peter Ceteraですが、もちろん皆さんご存知、偉大なアメリカンロックバンドChicagoのオリジナルメンバーで、ボーカリスト&ベーシストです。
バンド初期の頃から、Robert LammやTerry Kathとともにリードボーカルをとっていましたが、Peter Ceteraが作詞作曲、もちろんメインボーカルもとっている"If You Leave Me Now"が、1976年にバンド初めてのNo.1ヒットとなり、さらには、80年代に入り、シカゴがAOR路線を進んでいくにつれ、Peter Ceteraのバンドの中での存在感が増してきます。1982年の次のNo.1ヒット"Hard to Say I'm Sorry"も、Peter Ceteraが作者、もちろんリードボーカルも、彼が務めています。

そのPeter Ceteraですが、Chicagoでの活動はやりつくしたのでしょうか、1985年にバンドを脱退、ソロ第一弾として、まずは映画『The Karate Kid Part II』の主題歌"Glory of Love"が大ヒット、前述のとおり、2週間の1位、年間チャートでは14位の大ヒットとなります。こちらをご覧ください→→→

そしてAmy Grant、アメリカ出身のクリスチャン・ポップ・シンガーで、デビューは1977年、デビュー以来、Christianチャートでヒットを続け、6枚目のアルバム『Unguarded』からのファーストシングルの"Find a way"が、初めてレギュラーチャートのTop40に入り、最高位29位を記録するヒット曲になりました。こちらをご覧ください→→→

このPeter Ceteraとのデュエット"The Next Time I Fall"で全米No.1を記録、一躍トップ歌手となり、90年代に入り、"Baby Baby"でソロでもNo.1を記録、レギュラーチャートでも大人気歌手になります。その後もヒットを続け、今でも活躍しています。

"The Next Time I Fall"ですが、Peter Ceteraのセカンドソロアルバム『Solitude/Solitaire』には"Glory of Love"も収録されていましたので、このアルバムからの2曲目のシングルで、なんと2曲連続のNo.1を記録しました。

曲の作者はBobby CaldwellとPaul Gordonの共作。Paul Gordonは映画音楽などを手掛ける作曲家であり、プロデューサー。この1986年に最高位2位を記録したCarl Anderson And Gloria Loringの"Friends & Lovers"をJay Gruskaとともに作った方ですね。

そして懐かしい名前を聞きましたBobby Caldwell、Top40ヒットは1曲だけですが、1979年に"What You Won't Do for Love"が最高位9位を記録するヒットとなります。AORの名曲でした。このヒットの後もソロアルバムを出しながら、様々なアーチストに曲を提供しています。

その"The Next Time I Fall"、綺麗なメロディのポップスバラード。Peter Ceteraの伸びやかなボーカルに、後にクリスチャンポップスの女王と言われるAmy Grantの柔らかなボーカルの二人の掛け合いが、聞きごたえのある曲に仕上がっています。大ヒット間違い無しの曲でしたね。


こちらが1979年、最高位9位、年間チャートで59位を記録したBobby CaldwellのAORの名曲"What You Won't Do for Love"です。


今週 先週 song / artist
1 4 THE NEXT TIME I FALL / PETER CETERA WITH AMY GRANT
2 1 YOU GIVE LOVE A BAD NAME / BON JOVI
3 5 HIP TO BE SQUARE / HUEY LEWIS & THE NEWS
4 8 THE WAY IT IS / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
5 10 WALK LIKE AN EGYPTIAN / BANGLES
6 6 WORD UP / CAMEO
7 11 EVERYBODY HAVE FUN TONIGHT / WANG CHUNG
8 2 HUMAN / HUMAN LEAGUE
9 9 LOVE WILL CONQUER ALL / LIONEL RICHIE
10 12 TO BE A LOVER / BILLY IDOL
11 16 NOTORIOUS / DURAN DURAN
12 3 TRUE BLUE / MADONNA
13 15 STAND BY ME / BEN E. KING
14 7 AMANDA / BOSTON
15 17 SHAKE YOU DOWN / GREGORY ABBOTT
16 19 DON'T GET ME WRONG / PRETENDERS
17 21 C'EST LA VIE / ROBBIE NEVIL
18 13 TAKE ME HOME TONIGHT / EDDIE MONEY
19 22 LIVE AND DIE / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
20 33 WAR / BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND
21 27 CONTROL / JANET JACKSON
22 24 YOU KNOW I LOVE YOU DON'T YOU? / HOWARD JONES
23 25 IS THIS LOVE / SURVIVOR
24 14 I'LL BE OVER YOU / TOTO
25 26 WILD WILD LIFE / TALKING HEADS
26 28 LAND OF CONFUSION / GENESIS
27 30 LOVE IS FOREVER / BILLY OCEAN
28 31 VICTORY / KOOL & THE GANG
29 18 THE RAIN / ORAN "JUICE" JONES
30 35 THE FUTURE'S SO BRIGHT / TIMBUK 3
31 38 SOMEDAY / GLASS TIGER
32 20 FREEDOM OVERSPILL / STEVE WINWOOD
33 36 FOOLISH PRIDE / DARYL HALL
34 40 ALL I WANTED / KANSAS
35 39 YOU BE ILLIN' / RUN-D.M.C.
36 23 I DIDN'T MEAN TO TURN YOU ON / ROBERT PALMER
37 45 COMING AROUND AGAIN / CARLY SIMON
38 50 AT THIS MOMENT / BILLY VERA & THE BEATERS
39 44 FOR TONIGHT / NANCY MARTINEZ
40 42 GOLDMINE / POINTER SISTERS
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デビッド・アンド・デビッド David & David - Welcome To The Boomtown(1986年の洋楽 Part47)

2022-12-01 20:33:58 | '86年洋楽
1986年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart47は、David & Davidの"Welcome To The Boomtown"。最高位は11月29日付の第37位。Top40には3週間のみのエントリーでした。

David & Davidの"Welcome To The Boomtown"ですが、正直言ってこの曲は覚えていなかったです。日本では発売されていないのではないでしょうか。謎のグループのレアな曲ですが、コメントでもいただきまして、聞いてみたら、イントロからちょっと怪しげな雰囲気の、引き込まれるような曲でした。

David & Davidについてはあまり情報がないのですが、ロサンゼルス出身のロックデュオ。 メンバーはDavid Baerwald と David Rickettsの二人。そのまんまの名前のデュオです。
ロックデュオと言っても、両者ともスタジオミュージシャンで、ソングライター。デュオというよりも、ソングライター・チ−ムといった方がぴったりくるようです。

その"Welcome to the Boomtown"ですが、曲の作者はもちろんメンバーのDavid Baerwald と David Rickettsの共作。「Boomtown」ですが、「ブームタウン・ラッツ」というグループがありました。そう、ボブ・ゲルドフのバンドですね。「新しく繁栄する都市、新興都市」のことでしょうか。アルバム『Boomtown』からのシングルカット曲で、このアルバムからは3曲がシングルとなったようですが、Top40ヒットはこの曲のみでした。

David & Davidですが、アルバムはこの『Boomtown』の1枚で解散してしまいました。解散というよりも、このアルバムを作るために結成されたデュオ、と言った方が良いかもしれません。
解散後は、個々に、様々なアーチストに曲を提供するとともに、スタジオミュージシャンとして、今でも活躍しているようです。
Sheryl Crowの、1993年にリリースされたファーストアルバム『Tuesday Night Music Club』、このアルバムは大ヒットしましたが、このアルバムに二人でバックミュージシャンとして参加、曲も提供しています。


こちらがSheryl Crowのファーストアルバム『Tuesday Night Music Club』からシングルカットされ、最高位5位を記録した"Strong Enough"です。David & Davidの二人が曲づくりに参加しています。この曲はいい曲です。大好きでした。
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