1985年2月2日付ビルボード All American Top40、この1985年になって初めての1位の交代です、2位から上がっての1位はForeignerの"I Want To Know What Love Is"。Foreignerですが、皆様ご存知ですよね、イギリスとアメリカのロックスターが集まってできたグループ、"Waiting For A Girl Like You"が歴史に残る10週連続の2位を記録しましたが、ついにこの曲で初のNo.1を獲得しました。この曲で6曲目のTop5ヒット、4曲目のTop3ヒットです。
2位は4位からアップ、Philip Bailey & Phil Collinsの"Easy Lover"。この組み合わせは驚きの異色の組み合わせでした。まずはPhilip Baileyですが、もちろん Earth, Wind & Fireのメンバー、ソロでは初めてのヒットですが、Earth, Wind & Fireではこれまで"Shining Star"のNo.1ヒットを含め4曲のTop5ヒットを持っています。Phil Collinsですが、こちらはGenesisのドラマー兼ボーカル、ソロでは"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"のNo.1ヒットに続くTop3ヒットです。
3位は5位からアップ、Wham!の"Careless Whisper"。Wham!ですが、初めてのTop40ヒット"Wake Me Up Before You Go-Go"が3週間連続の1位を獲得、2曲連続のTop3ヒットになりました。
4位は3位からダウン、Chicagoの"You're The Inspiration"。Chicagoですが、こちらも皆様ご存知60年代から活躍するアメリカンロックのスーパーグループ、3位を記録した"Hard habit to break"に続くシングルで同じく最高位3位、この曲で2曲の1位を含む9曲目のTop5ヒット、5曲目のTop3ヒットです。
5位は9位からジャンプアップ、Billy Oceanの"Loverboy"。Billy Oceanですが、初めてのヒットがファーストアルバムからのシングル曲"Love Really Hurts Without You"。1976年に最高位22位を記録。次のヒットがこの曲の前のシングル"Caribbean Queen (No More Love on the Run)"が突然の大ヒットでNo.1を記録、この曲が3曲目のTop40ヒットで2曲目のTop5ヒットです。
この週6位は6週間の1位からダウンしてしまいましたが特大のヒット、Madonnaの"Like a Virgin"。年間チャートは惜しくも2位、年度を代表する大ヒットになりました。
さてMadonnaですが、もちろん皆さんご存知のスーパースター。
デビューアルバムは1983年にリリースした『Madonna』で、このアルバムからの3曲目のシングル"Holiday"が初めてHot100にエントリー、最高位16位の彼女の初めてのヒット曲になります。その後このアルバムからは3曲のTop40ヒットがでて、5曲目のシングル"Lucky Star"が最高のヒットとなり4位を記録します。このアルバムは最高位8位ながら年間チャート17位の大ヒットアルバムとなりました。詳しいことはこちらをご覧ください→→→。
そのアルバムに続く2枚目のアルバムが『Like a Virgin』。
そのアルバムからのファーストシングルでタイトル曲がこの"Like a Virgin"です。
曲の作者はTom KellyとBilly Steinbergのソングライターコンビ。そしてプロデューサーはNile Rodgersと、すごいメンバーがバックについています。
2作目にしてこの豪華な布陣、Madonnaのカリスマ性は、デビュー時から注目されていました。
もちろんNile Rodgersはシックのメンバーとして、名プロデューサーとして私のブログにも何度も出てきていますのでご存知だと思いますが、ソングライターコンビのTom KellyとBilly Steinberg、この二人がまた凄いのです。
手掛けた曲がCyndi Lauperの"True Colors"、 Heart、さらにはCeline Dionもカバーした"Alone"、The Banglesの"Eternal Flame"、などなど、数々の名曲、大ヒットを生み出した驚異のソングライターコンビなのです。
Tom Kellyですが、1976年に小ヒットしたウエストコーストロックグループFools Goldのメンバーでした。シングルヒットは最高位76位の"Rain,Oh, Rain"1曲のみでしたが、この曲がまた最高に良い曲でした。いつもコメントをいただく音時さんのブログに詳しい記事がありましたのでご覧ください→→→
Madonnaは現在までに12曲のNo.1シングルを持っていますが、この"Like a Virgin"が最初のNo.1ヒットでした。
マドンナ時代の開幕を告げるキュートで妖艶、魅力的な曲でした。
今週 先週 song / artist
1 2 I WANT TO KNOW WHAT LOVE IS / FOREIGNER
2 4 EASY LOVER / PHILIP BAILEY & PHIL COLLINS
3 5 CARELESS WHISPER / WHAM!
4 3 YOU'RE THE INSPIRATION / CHICAGO
5 9 LOVERBOY / BILLY OCEAN
6 8 THE BOYS OF SUMMER / DON HENLEY
7 1 LIKE A VIRGIN / MADONNA
8 10 I WOULD DIE 4 U / PRINCE & THE REVOLUTION
9 12 METHOD OF MODERN LOVE / DARYL HALL & JOHN OATES
10 13 NEUTRON DANCE / POINTER SISTERS
11 6 ALL I NEED / JACK WAGNER
12 7 RUN TO YOU / BRYAN ADAMS
13 29 THE HEAT IS ON / GLENN FREY
14 21 SOLID / ASHFORD & SIMPSON
15 22 CALL TO THE HEART / GUIFFRIA
16 14 JAMIE / RAY PARKER JR.
17 20 LOVE LIGHT IN FLIGHT / STEVIE WONDER
18 23 OPERATOR / MIDNIGHT STAR
19 31 SUGAR WALLS / SHEENA EASTON
20 25 FOOLISH HEART / STEVE PERRY
21 27 MISLED / KOOL & THE GANG
22 30 THE OLD MAN DOWN THE ROAD / JOHN FOGERTY
23 33 CALIFORNIA GIRLS / DAVID LEE ROTH
24 26 JUNGLE LOVE / THE TIME
25 35 MR. TELEPHONE MAN / NEW EDITION
26 34 CAN'T FIGHT THIS FEELING / REO SPEEDWAGON
27 11 BORN IN THE U.S.A. / BRUCE SPRINGSTEEN
28 32 MONEY CHANGES EVERYTHING / CYNDI LAUPER
29 15 THE WILD BOYS / DURAN DURAN
30 37 TENDERNESS / GENERAL PUBLIC
31 16 WE BELONG / PAT BENATAR
32 19 DO WHAT YOU DO / JERMAINE JACKSON
33 36 MISTAKE #3 / CULTURE CLUB
34 39 ROCKIN' AT MIDNIGHT / HONEYDRIPPERS
35 40 PRIVATE DANCER / TINA TURNER
36 43 ONLY THE YOUNG / JOURNEY
37 52 TOO LATE FOR GOODBYES / JULIAN LENNON
38 45 RELAX / FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD
39 50 LOVERGIRL / TEENA MARIE
40 44 NAUGHTY NAUGHTY / JOHN PARR
2位は4位からアップ、Philip Bailey & Phil Collinsの"Easy Lover"。この組み合わせは驚きの異色の組み合わせでした。まずはPhilip Baileyですが、もちろん Earth, Wind & Fireのメンバー、ソロでは初めてのヒットですが、Earth, Wind & Fireではこれまで"Shining Star"のNo.1ヒットを含め4曲のTop5ヒットを持っています。Phil Collinsですが、こちらはGenesisのドラマー兼ボーカル、ソロでは"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"のNo.1ヒットに続くTop3ヒットです。
3位は5位からアップ、Wham!の"Careless Whisper"。Wham!ですが、初めてのTop40ヒット"Wake Me Up Before You Go-Go"が3週間連続の1位を獲得、2曲連続のTop3ヒットになりました。
4位は3位からダウン、Chicagoの"You're The Inspiration"。Chicagoですが、こちらも皆様ご存知60年代から活躍するアメリカンロックのスーパーグループ、3位を記録した"Hard habit to break"に続くシングルで同じく最高位3位、この曲で2曲の1位を含む9曲目のTop5ヒット、5曲目のTop3ヒットです。
5位は9位からジャンプアップ、Billy Oceanの"Loverboy"。Billy Oceanですが、初めてのヒットがファーストアルバムからのシングル曲"Love Really Hurts Without You"。1976年に最高位22位を記録。次のヒットがこの曲の前のシングル"Caribbean Queen (No More Love on the Run)"が突然の大ヒットでNo.1を記録、この曲が3曲目のTop40ヒットで2曲目のTop5ヒットです。
この週6位は6週間の1位からダウンしてしまいましたが特大のヒット、Madonnaの"Like a Virgin"。年間チャートは惜しくも2位、年度を代表する大ヒットになりました。
さてMadonnaですが、もちろん皆さんご存知のスーパースター。
デビューアルバムは1983年にリリースした『Madonna』で、このアルバムからの3曲目のシングル"Holiday"が初めてHot100にエントリー、最高位16位の彼女の初めてのヒット曲になります。その後このアルバムからは3曲のTop40ヒットがでて、5曲目のシングル"Lucky Star"が最高のヒットとなり4位を記録します。このアルバムは最高位8位ながら年間チャート17位の大ヒットアルバムとなりました。詳しいことはこちらをご覧ください→→→。
そのアルバムに続く2枚目のアルバムが『Like a Virgin』。
そのアルバムからのファーストシングルでタイトル曲がこの"Like a Virgin"です。
曲の作者はTom KellyとBilly Steinbergのソングライターコンビ。そしてプロデューサーはNile Rodgersと、すごいメンバーがバックについています。
2作目にしてこの豪華な布陣、Madonnaのカリスマ性は、デビュー時から注目されていました。
もちろんNile Rodgersはシックのメンバーとして、名プロデューサーとして私のブログにも何度も出てきていますのでご存知だと思いますが、ソングライターコンビのTom KellyとBilly Steinberg、この二人がまた凄いのです。
手掛けた曲がCyndi Lauperの"True Colors"、 Heart、さらにはCeline Dionもカバーした"Alone"、The Banglesの"Eternal Flame"、などなど、数々の名曲、大ヒットを生み出した驚異のソングライターコンビなのです。
Tom Kellyですが、1976年に小ヒットしたウエストコーストロックグループFools Goldのメンバーでした。シングルヒットは最高位76位の"Rain,Oh, Rain"1曲のみでしたが、この曲がまた最高に良い曲でした。いつもコメントをいただく音時さんのブログに詳しい記事がありましたのでご覧ください→→→
Madonnaは現在までに12曲のNo.1シングルを持っていますが、この"Like a Virgin"が最初のNo.1ヒットでした。
マドンナ時代の開幕を告げるキュートで妖艶、魅力的な曲でした。
今週 先週 song / artist
1 2 I WANT TO KNOW WHAT LOVE IS / FOREIGNER
2 4 EASY LOVER / PHILIP BAILEY & PHIL COLLINS
3 5 CARELESS WHISPER / WHAM!
4 3 YOU'RE THE INSPIRATION / CHICAGO
5 9 LOVERBOY / BILLY OCEAN
6 8 THE BOYS OF SUMMER / DON HENLEY
7 1 LIKE A VIRGIN / MADONNA
8 10 I WOULD DIE 4 U / PRINCE & THE REVOLUTION
9 12 METHOD OF MODERN LOVE / DARYL HALL & JOHN OATES
10 13 NEUTRON DANCE / POINTER SISTERS
11 6 ALL I NEED / JACK WAGNER
12 7 RUN TO YOU / BRYAN ADAMS
13 29 THE HEAT IS ON / GLENN FREY
14 21 SOLID / ASHFORD & SIMPSON
15 22 CALL TO THE HEART / GUIFFRIA
16 14 JAMIE / RAY PARKER JR.
17 20 LOVE LIGHT IN FLIGHT / STEVIE WONDER
18 23 OPERATOR / MIDNIGHT STAR
19 31 SUGAR WALLS / SHEENA EASTON
20 25 FOOLISH HEART / STEVE PERRY
21 27 MISLED / KOOL & THE GANG
22 30 THE OLD MAN DOWN THE ROAD / JOHN FOGERTY
23 33 CALIFORNIA GIRLS / DAVID LEE ROTH
24 26 JUNGLE LOVE / THE TIME
25 35 MR. TELEPHONE MAN / NEW EDITION
26 34 CAN'T FIGHT THIS FEELING / REO SPEEDWAGON
27 11 BORN IN THE U.S.A. / BRUCE SPRINGSTEEN
28 32 MONEY CHANGES EVERYTHING / CYNDI LAUPER
29 15 THE WILD BOYS / DURAN DURAN
30 37 TENDERNESS / GENERAL PUBLIC
31 16 WE BELONG / PAT BENATAR
32 19 DO WHAT YOU DO / JERMAINE JACKSON
33 36 MISTAKE #3 / CULTURE CLUB
34 39 ROCKIN' AT MIDNIGHT / HONEYDRIPPERS
35 40 PRIVATE DANCER / TINA TURNER
36 43 ONLY THE YOUNG / JOURNEY
37 52 TOO LATE FOR GOODBYES / JULIAN LENNON
38 45 RELAX / FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD
39 50 LOVERGIRL / TEENA MARIE
40 44 NAUGHTY NAUGHTY / JOHN PARR
Madonna初の№1ソングがいきなり6週1位のビッグヒットです。
6週1位後いきなり7位とはウルトラダウンですね。
この曲を上回る年間チャート1位は、ちょっと忘れてしまったので、1年かけて思い出すことにします(笑)
新進気鋭のDiva、ソングライターは黄金コンビ、売れっ子プロデューサーとくれば、大ヒット間違いなしでした。
いきなりの6週連続、驚きの大ヒットでした。
年間1位になれなかったのは、急激に上昇した後、落ちるのも結構早かったからでしょう。残念ながらの年間2位でした。
曲も良かったですね。
デビューアルバムではさほど"セクシー路線"はなく、元気なダンサブルアルバムという雰囲気でしたので、"Like a virgin"はインパクトがあって、ちょうどマドンナにピッタリな曲だったんでしょう。ヴェニスの運河で歌い踊る小悪魔風?なマドンナのウェディング・ドレス、なかなかインパクトのあるPVでしたよね。
トム・ケリーとビリー・スタインバーグはマドンナのために作った訳ではないと言っておりますが本当ですかね(^▽^;)。彼らに言わせるとこの曲は再生の歌であり、主人公がヴァージンであるかないかなどはどうでもよくて、これまで荒野のような人生(the wilderness)を歩んできて心もすさんでいた自分が、その人と出会って、まるで初めてのような感動を覚えたことを言っているんですね。
アルバム「Like a virgin」はマドンナの魅力がいっぱい詰まった楽しいアルバムでした。アルバムB面の"Dress You Up"と"Shoo-bee-doo"のカッコよさとチャーミングなところが伝わって決ました。友だちと麻雀をするときのBGMでよくカセットをかけていて、なんかA面ラストの"Love Don't Live Here
Anymore"と、B面ラストの"Stay"を聴くと、必ず麻雀の場面が思い出されるのです…(苦笑)
全米で1000万、日本でも93万枚売れたマドンナの出世作でしたね。
シック好きからナイルが選ばれたとか?色々と諸説があるようですがどうなのでしょう?個人的にはイメージも含めデボラハリーから色々影響を受けている気がします。1stソロはナイルですし。
またこのアルバム1985年の年間アルバムチャートを見ると3位なんですね。2位はブライアンアダムス、1位はボス!息の長さでは男臭い?ロックが勝っていた年だったかもです。
1 BRUCE SPRINGSTEEN BORN IN THE USA
2 BRYAN ADAMS RECKLESS
3 MADONNA LIKE A VIRGIN
4 WHAM! MAKE IT BIG
5 TINA TURNER PRIVATE DANCER
6 PHIL COLLINS NO JACKET REQUIRED
7 SOUNDTRACK BEVERLY HILLS COP
8 BILLY OCEAN SUDDENLY
9 PRINCE & THE REVOLUTION PURPLE RAIN
10 TEARS FOR FEARS SONGS FROM THE BIG CHAIR
因みにビバリーヒルズとビリーオーシャン以外は当時すべて買った記憶があります(笑)まさに洋楽天国でした!
"Like a virgin"ですが、可愛くかつセクシー、まさにマドンナだけのためにある曲でした。音時さんのブログで「再生の詞」と教えていただいて意外でした。
ファーストアルバムはまだまだ、というか、皆さん「意外にかっこいい」くらいだったとも思います。それがこのセカンドで、一気にスーパースターとしてのマドンナになりました。記念すべきアルバムでした。
当時私も徹夜麻雀をやりましたよ。BGMがマドンナですか!楽しそうなお仲間でしたね。
ファーストの時には「ダンスのうまい可愛らしい女性ボーカル」というマドンナだったですが、このセカンド『Like a virgin』で、キュートでチャーミング、でも妖艶なスーパースターとしての初めてのマドンナでした。
マドンナ、2作目にして大物プロデューサーナイル・ロジャースの起用でしたが、音時さんブログからの受け売りですが、ナイルロジャースの起用は「納得のいくプロデューサーを招いての自分主導のアルバム作り」とこことでした。
大成功でしたね。
それにしてもこの年のアルバムチャート、納得の良いアルバムが並んでします。
多くのヒット曲(5曲?)が生まれたアルバムですが、シングルになっていない曲にもいい曲がありました。
音時さんが書かれている♪Love Don't Live Here Anymore♪はアルバムの締めくくりに相応しい、スケールのある曲ですし、♪Shoo-bee-doo♪もシングル向きではなくても、アルバムには欠かせないスパイスのような曲です。
まだMadonnaが初々しかった頃の名アルバムでした。