本日、議長宛にフク(福)の町・前橋研究会より、第6回研究会のご案内があったため、出席してきました。
以前より、時々新聞報道で本研究会における取り組みは存じ上げており、大変関心を寄せておりました。
本取り組みは、(財)電力中央研究所赤城試験センターにおける、ヒラメやトラフグの陸上養殖研究です。海なし県における大変夢のある話であり、群馬県の特色でもある温泉を利用した研究も行われ、地域資源を生かした前橋活性化の起爆剤としても話題性があります。
しかし、誠に残念ながら、今後同試験センターにおける研究は打ち切られる見通しとのことでありました。
一方、幸い、これまで連携を図ってきた同研究会の前橋工科大学梅津剛准教授が、民間企業と共同して、近々2,000匹のトラフグ養殖に取り組むことが報告されました。ちなみに、採算ベースに乗るためには、最低10,000匹以上の養殖が必要とのことでありましたが、そのためには施設整備に1億円程の投資が必要となり、現状ではそこまでの企業が現れていないとのことでありました。
また、これまで実質的に同研究を引っ張ってこられた同試験センター上席研究員広瀬学氏は、最近、栃木県の那珂川町で「里山温泉トラフグ研究会」が商業化に向けた取り組みをスタートしたことを、先を越された感があると大変憂えておりました。
しかし、本日の研究報告を聞いた私の率直な感想としては、想像以上に研究が深められ、あとは事業として取り組む企業が現れるかどうかといった印象を受けました。
いつの日か、“フク(福)のまち前橋”を実現したいものです。