有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

137 訓練士はクリエーター。初授業 in 大阪コミュニケーション・アート専門学校

2006-04-28 14:19:57 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑4月頭で初講義をさせていただいた大阪コミュニケーション・アート専門学校さんで、来年の1月まで続く「補助犬」訓練のための初授業をさせていただきました。
 受講されるのは、2学年を卒業された「補助犬の選択コース」の3年目の学生さんたち7名と、2学年の福祉犬について選択された学生さんたち24名の方に、各々2時間ずつ授業を持たせていただいております。
 介助犬訓練では方法をお教えせず、自分たちで考えて方法を考案します。
 うまくいかない方が、勉強になります。
「どうしてだろう?」「何が原因だろう?」「どうすればいいのだろう?」と、考えることが必要です。実は、訓練士はクリエーターでなければなりません。

 本来は「何かをさせたい」と考えたときに、ゼロから訓練のプロセスを考えなくてはなりません。なので、授業では作業動作の目標(たとえば、ドアを開ける)を決め、そのためのプロセスを考えていき、訓練犬が行えるかどうかが、授業の目的になります。試行錯誤の繰り返しが、訓練士またはインストラクターへの養成に最も必要なことになります。
 学生さんたちの一所懸命努力している姿は、とても新鮮で、楽しいものでした。
 みなさんがんばりましょう!


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