有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

645  OCAさんでの歩行訓練&社会化「じゃむちゃん」成長してます

2009-10-26 17:37:23 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 毎月、うかがっているOCA(大阪 コミュニケーションアート専門学校)さんでの授業に「社会化」について、学んでいただきました。
 OCAの補助犬クラスの学生さん11名に、じゃむちゃん(ラブ&何かミックス:生後6ヶ月)とじん(フレンチハウンド又はスカンジナビアンハウンド:生後11ヶ月)、ぐらんちゃん(ポメラニアン:5歳)、しろ(コギー&キャバリアミックス:生後6歳)、さくらちゃん(パグ:4,5歳・・櫛ママの愛犬)5頭の社会化をしていただきました。

 社会化は、どの補助犬にとっても大事な基礎学習になります。
 100点満点の犬はいなく、どの子も何かしらの欠点や弱点があります。
 それを見つけて、治していくプロセスと治療が、社会化。人間社会と犬社会の両方に馴れ、親しむための過程です。

 初めは、大阪に馴れているしろ君、さくらちゃん以外はちょっと落ち着かないかなぁと予測していたのですが、意外とすんなり歩き、車にも人ごみも大丈夫でした。特に、まだまだ赤ちゃんのじゃむちゃんが奮闘。これは、これまでに育てていただいたソーシャライザーさんのお力の賜物でしょう。

 じゃむちゃん、初顔合わせのOCAのみなさまにも、平気でご褒美をもらい、人ごみも、わかっているのか、視線がおやつに集中しているせいか、道頓堀のカニの所でじっと座って、周囲を見渡す余裕を持たせて20分間ほど過ごして、帰ってくることができました。じん君も、がんばりました。グランちゃんも2時間弱を小さな身体で良く歩き、座り。良いマナーでしたね。

 犬の社会化では、動き回りより、周囲を見渡せるような余裕を犬に与えることのほうが大事なのです。 いつも馴れている日本聴導犬・介助犬訓練士学院の学院生ではなく、OCAのみなさまの協力で、協会犬が独自に持っている個性がもっと良く観察できました。
 最後は、四ツ橋のおしゃれなカフェに入って、人心地ついて、芦屋の事務所へ。
 
 OCAのみなさま、社会化授業、お疲れ様でした。