有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

489 小諸観光協会様で、補助犬受入れのための講演会をさせていただきました

2007-11-19 20:05:50 | 身体障害者福祉
 長野県の委託事業として、補助犬受入れのための研修会をさせていただいております。今日は、小諸の観光協会様主催での研修会でした。聴導犬もりちゃんのパートナーさんとスタッフの矢澤さん、有馬。デモ犬のタカとしろ君。タカちゃんは、11歳。まだ体は若いですが、軽い認知症が出てきているようですが、覚えた仕事は筋金入りで、完璧なデモンストレーションでした。しろ君も聴導犬と介助犬のデモンストレーションを見事でしたよ。協会犬たちの、がんばりにうれしい。
 パートナーさんは、ご自身の経験と聴導犬が、どのように役立っているか、そして、血圧までも安定したといったお話と共に、
「補助犬を拒否されるのは、障害をもつ者を拒否されるのと同じです。みなさまどうぞ、快く受け入れてください」
 と、熱意をもってお話されました。その後、聴導犬なのに、もりちゃんは、デモンストレーションをしたがるので、1つだけ音を教えて、パートナーさんと一緒に退場。パートナーのお嬢さんのデモンストレーションのお手伝いも、上手で、日々、お母さんの手助けをしていることが、十分に想像できました。
 
 使わせていただいた資料は、郵政互助会信越地区からのご助成をいただいた、お客様マニュアル((福)日本聴導犬協会作成、無料です。送料(300円)のみ)を参考資料に、観光にかかわる宿やお店などの義務だけでなく、補助犬パートナーの権利と義務についてもご説明をさせていただきました。
 快く、やさしく受け入れていただくためには、受入れ先だけでなく、パートナー自身も、補助犬を清潔に保つとか、飛びついたりしない。吠えたりしないなど、当たり前のマナーができるようにパートナーの管理が必要です。

 研修会の後、みなさまから「本当に、すばらしい子たちだ」と、お褒めの言葉をいただきました。行楽シーズンのお忙しい時期に、お出ましいただけましたこと、本当にありがとうございます。