
妖精が、さっき、教えてくれました。
いずれ、にんげんにも、ビーストたちが、自分の心の中で何をしているか、わかるようになると。
心というものは、庭のようなものです。「わたし」が真中にいて、すべてをやっている、自分の庭なのです。その庭には、垣根はありますが、心の世界の住人なら、だれでも入ってくることができます。
勉強をして、礼儀のわかったものなら、ちゃんと、入口から、挨拶をして入ってきて、不作法なことは一切しません。心の庭の主人が、困っているときに入ってきて、そっと助けてくれたりするのです。それが、本当です。
けれども、ビーストは、そんなことは一切構わず、どこからでも入ってきて、他人の庭を荒らしまくるのです。中には、庭の主人にひどいことをして、まったくその庭を奪ってしまうものもいるのです。その庭が、美しく、立派なものであればあるほど、ひどいことをしようとします。美しい心が、ねたましくてしようがないからです。
ですから、庭をほじくり、汚いものをばらまき、一切合切をダメにして、馬鹿にしようとするのです。
そのビーストたちが、実際に、人間の心の中で、どういうことをやっているかを、人間は、聞くことができます。それが、おそらく、それほど遠くない未来に、できるようになります。なぜなら、人間は、勉強が進み、「自分」というものが、つよくわかるようになったからです。
それは、たとえば、こんな感じのことです。
寝床で、目を閉じて、リラックスした状態で、自分の心の中に静かに耳を澄ましていると、明らかに、自分とは違うものの声が聞こえてくるのです。それが、あるとき、こんなことを言っているのが聞こえます。
「ぬんちゃく、ぬんちゃく、ぬんちゃく、ぬんちゃく・・・・」
心の世界は、響きの世界なので、同じことばを、くりかえし、くりかえし、こだまのように言い続けています。これは、「ぬんちゃくでお前をころしてやる」という意味なのです。恐ろしいことばなのです。
ときに、「おーうっ」という、うめきが聞こえます。それは、人の心の庭を攻撃して、その人の持つ「よいもの」を、そのビーストが壊したときにあげる、うめきのようなものです。痛いのがきもちいいというような、実にいやな響きです。それが、まったく、自分とは違う人間の声で、聞こえるのです。
見えない世界で、ビーストは、実に、なま裸の感情で、そのままのことを、ずっと言い続けています。これが、ビーストか、ということを、人間はそのままで、感じることが、できるようになるでしょう。そしてそれは、ビーストにとって、たまらなく、恥ずかしいことになるのです。
実際にやっていることが、ばれる。それがいちばん、ビーストにとって、つらいことなのです。
人間は今、ビーストに、激しく怒っています。人間の側からの、反撃が始まっているのです。
いずれ、にんげんにも、ビーストたちが、自分の心の中で何をしているか、わかるようになると。
心というものは、庭のようなものです。「わたし」が真中にいて、すべてをやっている、自分の庭なのです。その庭には、垣根はありますが、心の世界の住人なら、だれでも入ってくることができます。
勉強をして、礼儀のわかったものなら、ちゃんと、入口から、挨拶をして入ってきて、不作法なことは一切しません。心の庭の主人が、困っているときに入ってきて、そっと助けてくれたりするのです。それが、本当です。
けれども、ビーストは、そんなことは一切構わず、どこからでも入ってきて、他人の庭を荒らしまくるのです。中には、庭の主人にひどいことをして、まったくその庭を奪ってしまうものもいるのです。その庭が、美しく、立派なものであればあるほど、ひどいことをしようとします。美しい心が、ねたましくてしようがないからです。
ですから、庭をほじくり、汚いものをばらまき、一切合切をダメにして、馬鹿にしようとするのです。
そのビーストたちが、実際に、人間の心の中で、どういうことをやっているかを、人間は、聞くことができます。それが、おそらく、それほど遠くない未来に、できるようになります。なぜなら、人間は、勉強が進み、「自分」というものが、つよくわかるようになったからです。
それは、たとえば、こんな感じのことです。
寝床で、目を閉じて、リラックスした状態で、自分の心の中に静かに耳を澄ましていると、明らかに、自分とは違うものの声が聞こえてくるのです。それが、あるとき、こんなことを言っているのが聞こえます。
「ぬんちゃく、ぬんちゃく、ぬんちゃく、ぬんちゃく・・・・」
心の世界は、響きの世界なので、同じことばを、くりかえし、くりかえし、こだまのように言い続けています。これは、「ぬんちゃくでお前をころしてやる」という意味なのです。恐ろしいことばなのです。
ときに、「おーうっ」という、うめきが聞こえます。それは、人の心の庭を攻撃して、その人の持つ「よいもの」を、そのビーストが壊したときにあげる、うめきのようなものです。痛いのがきもちいいというような、実にいやな響きです。それが、まったく、自分とは違う人間の声で、聞こえるのです。
見えない世界で、ビーストは、実に、なま裸の感情で、そのままのことを、ずっと言い続けています。これが、ビーストか、ということを、人間はそのままで、感じることが、できるようになるでしょう。そしてそれは、ビーストにとって、たまらなく、恥ずかしいことになるのです。
実際にやっていることが、ばれる。それがいちばん、ビーストにとって、つらいことなのです。
人間は今、ビーストに、激しく怒っています。人間の側からの、反撃が始まっているのです。