世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

アーヴィン・ハットンの描き方

2012-10-23 07:14:49 | デッサン・下描き
アーヴィン・ハットン、30歳。ドラゴンと始めた小さな会社で、自分の力を確認し、自信を持ち始めた頃のアーヴィン。男前が上がっています。

今日は、このアーヴィンの絵で、私の切り絵の切り方など、紹介いたします。冒頭は完成作品。



これは一番最初にスケッチブックに描いたラフ。指さしポーズは彼の癖のようです。というより、最近わたしがレオナルドの影響を受けているせい。
なんとなく、ささっと描けるときは、調子がいいのです。所要時間5分。



ラフをもとに、鉛筆と消しゴムで線を整理し、下絵をこしらえてゆきます。これも所要時間5分。調子がよいときは速いのです。



下絵を、トレーシングペーパーで包みます。テープなども使わず、簡単。シャープペンシルで、下絵を写してゆきます。



アップでみると、こんな風。



全部写しました。絵の回りの枠線もひいておくことを忘れずに。



下絵を写したトレーシングペーパーに、うすく糊をふきつけて、黒い色画用紙に貼ります。私が使っているのは、3Mのデザインボンド。裏表に注意。



はい、そしてトレーシングペーパーの線に沿って、紙を切って行きます。私が使っているのは、NTカッターのデザインカッター。これ一本ですべて切ります。刃の角度は45度のものを使ってます。普通は30度のものを使うのだそうですが、45度の方が、微妙に線がしっかりして、強くなるような気がするので、ずっと45度の方を使ってます。オルファのアートナイフとか、ほかにもいろいろカッターを持ってるんだけど、ていうか、珍しいのを見るたび買ってしまうのですけど、結局使うのはこれ一本。



はい、全部切れました。所要時間は30分ほどかな。



表にするとこんな風。



裏にして、紙に貼ったトレーシングペーパーをはいでゆきます。ときどき糊が強くなってしまったところなんかは、注意して、ゆっくりとはぎます。

これで、また裏からボンドをスプレーして、白い台紙に貼ってできあがり。冒頭の絵に戻ります。

所要時間、全部で、うーんと、まあ、三時間はかからなかったな。調子がいいときは速いのです。

でもまあ、このやり方は、初心者の方には、あまりおすすめしません。すごく簡単にできますけど、トレーシングペーパーは、切るのにちょっと微妙な技術がいるのです。

今日はアーヴィンで、切り絵の切り方を紹介してみました。あ、これ、自己流です。









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