ここまで、わたしの書いた拙いお話におつきあいくださった皆様、本当にありがとうございます。少しは、お楽しみいただけたでしょうか?
カテゴリ「星屑ポケット」の名は、元々、昔同人誌で発表したことのある、小さな幻想小品集の題名でした。ですからこのたびも、最初はその続きをブログでやるつもりで、書き始めました。ですが、書き進めていくうちに、作中に登場する人物たちや舞台の魅力に、わたし自身が引き込まれてゆき、どんどんとお話が膨らみ、お話は思わぬ方向へと進み始め、最終的にこういう形で終わることになりました。
書いているうちは、毎日が苦しくも、楽しくてたまらず、頭の中を、明日書く言葉が渦巻いて、一晩中眠れなかった日もあったほどでした。(ほんとうです)。
すべてを無事書きあげることができて、わたしは今、本当にほっとしています。最後の一章を書き終えた日、犬を散歩させつつ外を歩いていると、冬だというのに、一匹の雄のツマグロヒョウモンが、わたしのそばの日向にひらりと舞い降りてきて、びっくりしました。まるで、誰かが、一仕事終えたわたしに、小さなプレゼントをくれたような気がしました。
尚、「星屑ポケット」というカテゴリ名は、お話の内容に比してとても可愛らしすぎるので、今ここで改めて、このカテゴリ内の四十二編のお話を全てまとめて、「月の世の物語」と題したいと思います。
これからも、当ブログでは、わたしの考えられる限りの、楽しいことをやっていきたいと思いますので、よろしければ、おつきあいください。
ありがとうございました。