(わかっているのですよ
かなしいのは わたしではなく
あなたなのだと)
もう 考えるのは
やめなさい あなたは
(くるしいのは
あなたに くるしいことをさせてしまう
わたし なのだろうか)
かんがえてはいけませんよ
(ええ わかっています
かんがえても せんないことだ
わたしが 否と言っても
あなたは やるでしょう)
ふ
(おたがいに ほんとうに
がんこですね
あなたも 負けず劣らず)
何をおっしゃるやら
(くるしいのは わたしです)
ああ そうでしょうとも
(あいしています あなたを
あなたがつらいとき わたしは
けんめいになって あなたをたすけます
それだけは やらせてください)
もうやめなさい
ほんとうに やめなさい
(なにをやることも
ゆるしてはもらえないのですか)
ゆるしませんね
(おきびしい)
それくらい言わないと
あなたはききませんから
さあもう ねむりなさい
(わたしが がんこで
融通がきかないので
結局は あなたに
無茶をやらせてしまう
それが)
ねむりなさい
(わかりました)
素直でよろしい